関美和のレビュー一覧

  • 世界を変えた14の密約

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    損得勘定に基づき冷徹に下された事業判断、問題を作り出して解決策を売ること。それが世界を変えた。貧富の格差が種の格差になり、ロボットが人間の奴隷を使う未来。中間層が消え、再分配は政府ではなく企業が決める。

    現代の様々な最新、賞賛するような本ばかり読んできたこと、異なる見方もあるということを知った。特定個人の密約じゃなくても、世の流れがなるべくしてなってきたのじゃないかな、と思った。

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    2023年05月04日
  • シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略

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    本書は現在シェアリングエコノミーと呼ばれている仕組みについて早い時期(日本語版は2010年)に解説を加えた本になります。私は2017年になりようやくペーパーバック版で本書を手に取りました。本書の中ではシェアリングエコノミーではなく「協働型消費」という用語で解説がされており、それを「プロダクト=サービス・システム」「再分配市場」「協働型ライフスタイル」という3つのカテゴリーに分けて解説をされています。

    本書を読んだ全体的な感想ですが、正直この3つのカテゴリー分けはあまり良い分け方ではないとは思ったのですが、全体的に思ったよりも深い本だと思い感銘を受けました。この手の本ですと、事例中心の紹介本に

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    2023年04月28日
  • スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

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    表紙のデザイン的に自己啓発本かと思いきや、実話の小説、ドキュメンタリー。しっかりその世界に引き込まれる小説だった。マインドフルネス?とカタカナに抵抗がある人に、実話はとても伝わりやすいのでは。とてもワクワクしたし未来が明るくなった。主人公のように継続力のある人間でないと魔法を使うのは難しそうだが、実践あるのみ。

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    2023年03月12日
  • お父さんが教える 13歳からの金融入門

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    子どもに…と言いつつ自分自身も読み、大変勉強になった。特にオプションや企業分析については、他の人に上手く説明できず、分かったつもりになっていた部分だったので良かった。
    これの完全日本版もあったらいいなぁ。

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    2023年03月04日
  • ミッション・エコノミー 国×企業で「新しい資本主義」をつくる時代がやってきた

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    この手のビジネス書は苦手なのだけれど、薦められて読んだ。

    何かあった時に修正する小さな政府から、ミッションベースで市場を先導する行動する政府へ、という壮大な計画を情熱を持って説いていた。

    まぁすごいなこの人は。覚悟が違う。

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    2023年02月23日
  • お父さんが教える 13歳からの金融入門

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    平均よりも金融リテラシーが高いと思っている自分にも少し難しかった。
    アメリカ中心に書かれているので日本バージョンに修正されていたら勉強になったなあと。
    株のあたりは分かっているようで理解できていなかった内容を確認することができた。
    可愛いイラスト付きであっという間に読破しました。

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    2023年02月07日
  • キャッチ・アンド・キル

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    #MeToo運動のきっかけとなったと言ってもいい本である。
    権力者が金や商売上の力や、非合法な工作まで行って、性的暴行を受けた女性を抑え込み、更には貶めるなどやりたい放題であった事が分かる。
    大昔の、こう言ったことに寛容であった時代の話かと思ったが、つい最近まで行われていたと知り驚いた。
    マスコミまで、この隠蔽に加担していたとは、驚くばかりだ。資本の論理で、資本家に乗っ取られたり、利益至上主義になっていることの影響が出ている。
    日本でもおそらく同じような話があるんだろうなと、感じるが、何故かあまり報道されていない。

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    2023年01月20日
  • なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?

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    ネタバレ

    営業の名著。

    新卒社員や営業のメンバークラスの人は読むと良いと思う。
    ただ、自分で言うのもなんだけど、そこそこ営業経験や、営業実績出せてる人からすると真新しさはあまりないとは思う。
    日常的なシーンを題材に、あるある〜という営業の重要なことについて書かれているので、営業に携わる人であれば一度読んでおくべきだろう。

    面白かった部分についていくつか以下で記載。


    振る舞いの悪い顧客に対してのアプローチ
    →好きの反対は無関心というように、悪態をついてくる人は全然顧客になりようがある例。
    何より重要なのは信頼の貯蓄。この人はすごいな、この人の言うことは聞いておいて損ないな、と思わせたら勝ち。

    &

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    2023年01月10日
  • Airbnb Story

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    ホテル業界や、旅行業界を根本的に変えそうなビジネスモデルだと思い、遅らせながら読んでみました。

    中々面白かったです。まず、ビジネスモデルが人が行き来する旅行のためグローバルが対象な上、旅行先のホストが提供するローカルながら1番旅行先で楽しめるプランが人との交流を深くするというビジネスは、単なる旅行業界が提供する付加価値とは異なると思いました。

    そりゃ、短期間で成長するはずだ…。この人間の根本的な感情や心情に訴えるビジネスモデルは最強な気がします。Airbnbが益々発展すると、恐らく旅行業界とホテル業界は今以上に衰退するとおもいました。

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    2023年01月08日
  • モダンエルダー 40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方

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    これから「エルダー」に足を踏み入れる自分にとっては、希望と絶望の隣り合わせをつきつけるような一冊だ。
    (いや、自分が属するソフトウェア業界ではとっくにエルダー側かもしれない)

    かつてブティックホテルチェーンを立ち上げた、血気盛んな若者だった筆者。そのホテル業界の破壊者であるAirbnbに50を過ぎて参画したという物語、そして知識ではなく知恵で若い組織に貢献していった道程はFOMOに怯えるエルダー候補生たちに一縷の希望を示してくれる。
    一方で、その知恵はどこからくるのか?人脈は?「エルダー」になるその前に、きたるべき日に備えた準備がなければ、ドロップアウトしてしまうのではないか?そんな絶望にも

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    2023年01月02日
  • キャッチ・アンド・キル

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    長い、長いけど、読み始めたら止まらない。思っていた内容とは全然違うコンゲーム、スパイ合戦。でも最後にそのスパイに好感を持ってしまう。NBCが報道を潰したことで結果的にこの本がベストセラーになっているから皮肉だ。本当にこんなことがあるんだな、事実は小説より奇なりだななどと感心している場合ではない。ボーイズクラブによって現実世界が捻じ曲げられているのは日本も同じ。むしろ、こうして証拠の握り潰しがちゃんとスキャンダルになったアメリカの方がまだ正常な方向に向かっていると思う。女性が声を上げ歪みをなくしていこうとするときに立ちはだかるバイアスやレッテルや抑圧を、これほどまでかと痛感させられる。アレンの息

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    2022年10月16日
  • Invent & Wander―――ジェフ・ベゾス Collected Writings

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    •お客様第一であること
    この気持ちは、どの企業よりも強いと思った。
    こんな商品があればいいや、もっと早く届いてほしいにしっかり応えている。
    アマプラでの、有料コンテンツ視聴中に起こった画面の乱れに対して、お客様から声があったのにも関わらず、返金対応しているところは、さすが!であった。
    これをすることで、信頼を勝ち取っている。また、この企業努力は今の時代簡単に世間に広まるということだ。
    •AWSのサービスが面白い
    私は、このサービスと結婚したいと思う。

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    2022年10月10日
  • モダンエルダー 40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方

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    これまでの経験をどう活かし、若い世代と協力し合いながら生きていけば良いかの指南書。とても参考になりました。

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    2022年09月25日
  • TRICK スティーブ・ジョブズを教えYouTube CEOを育てたシリコンバレーのゴッドマザーによる世界一の教育法

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    子供を信頼して、尊重し、他者への思いやりを教え、親が生き方の手本を見せること。それが子育てにおいて究極的に大事なのだと実感させられます。
    とにかく自分で選び、責任を負う経験を重ねることは、将来自分で考えられる人になるのに重要なプロセス。

    書いてある事やTRICKの教えは普遍的で、そこまで目から鱗!な内容ではないのですが、人が生きていくにあたり心に刻むべきエッセンスが散りばめられており、子育てだけでなく、職場やパートナーとの関係性においても活かすことが出来ます。
    早速日常生活に意識的に他人への優しさ、気持ちの理解、許しを取り入れる様、まずは夫に対してTRICKの教えを実践中。。。

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    2022年08月27日
  • モダンエルダー 40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方

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    人生100年時代。働き続ける期間も長くなり、様々な世代とうまくコミュニケーションをとりながら、それぞれの立ち位置を尊重しながらチームとしてやっていくことが求められるようになる。立ち位置に応じた役割を担い、存在意義を見出したい。そんな40代の私が読んで心に残ったのは以下のフレーズ。
    モダンエルダーであることは、互恵的であるということだ。与えることと受け取ること。教えることと学ぶこと。話すことと聞くこと。誰もが年を取るが、誰もが年長者になれるわけではない。巻末の、新たな始まりに向けてという詩が良かった!

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    2022年07月31日
  • キャッチ・アンド・キル

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    ハーヴェイワインスタインのセクハラレイプへの抗議の声をまとめるだけでも大変なのに、NBCからの裏切り工作にあって苦闘する様子が臨場感持って描かれている。
    途中からスパイ映画もどきの展開で誰も彼もが敵のようだった。

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    2022年07月27日
  • キャッチ・アンド・キル

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    権力者の男性による女性搾取の実像を書したドキュメンタリー本です。本来は、そのような暴力を暴く役割のはずの報道機関もそれを黙認していた事実も明らかにしています。
    自由の国といわれ、日本に比べればはるかに女性の社会的地位が高いと言われるアメリカでも、このようなことが行われていることは残念です。
    日本の映画界においても同様なことが行われていたことが、最近、明らかにされています。
    このような状況が、この本の作者のようなまっとうなジャーナリスト、われわれ第三者の目や発言で、すこしでも改善されていくことを望みます。

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    2022年07月08日
  • モダンエルダー 40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方

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    若者の思考を学んだ後は、中高年の思考をば。AirB&Bが大きく成長した時期に、経営者や社員のメンターとして大活躍したチップ・コンリー氏の経験をもとに、中高年に対して、知識や経験を活かして若者をサポートし、社会課題を解決しようという呼びかけ。氏はこれをモダン・エルダーと命名し、立派なモダン・エルダーになるための心掛け、失敗事例等を解説してくれている。重要な項目としてあげているのが、「変化を恐れない」「新人の気持ちになる」「仲間と知恵を交換する」「アドバイスの能力を磨く」の4つ。当たり前のようで、おじさんになるとできてないことばかり。肝に銘じます。

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    2022年07月07日
  • モダンエルダー 40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方

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    わたし自身はエルダーかと言われると若者の部類に入ってしまうと思いますが、すごく得るものはあった本でした。

    かなりボリューミーですが、名言や他人の言葉を引用している箇所を拾い読むだけでも気付きは得られるのではと思います。

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    2022年06月12日
  • キャッチ・アンド・キル

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    ハリウッドの大御所プロデューサーとして長年業界に君臨する一方、その強力な立場を利用して女性への性的暴行を繰り返してきたハーヴェイ・ワインスタインの告発とその後の「Me Too ムーブメント」に繋がる調査報道でピューリッツァー賞を受賞した著者が、報道に至る経緯を克明に記した一冊。

    長年にわたって多くの女性被害者が口を封じられ、業界関係者も見て見ぬふりをしてきたワインスタインの強大な権力に立ち向かう中で、著者は過去に報道を試みて失敗したジャーナリストや、告発を諦めざるを得なかった複数の被害者を味方につけ、慎重かつ執拗な調査で遂に決定的な証拠を掴むが、実際の報道に至るまでにはさらに想像を絶するよう

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    2022年06月05日