関美和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
プロローグ 経済学の解説書とは正反対の経済の本
第1章 なぜ、こんなに「格差」があるのか?――答えは1万年以上前にさかのぼる
第2章 市場社会の誕生――いくらで売れるか、それがすべて
第3章 「利益」と「借金」のウエディングマーチ――すべての富が借金から生まれる世界
第4章 「金融」の黒魔術――こうしてお金は生まれては消える
第5章 世にも奇妙な「労働力」と「マネー」の世界――悪魔が潜むふたつの市場
第6章 恐るべき「機械」の呪い――自動化するほど苦しくなる矛盾
第7章 誰にも管理されない「新しいお金」――収容所のタバコとビットコインのファンタジー
第8章 人は地球の「ウイルス」か?――宿主を破壊する市場のシステム
エピローグ 進む方向を見つける「思考実験」
元ギリシャの財務大臣が10代の娘に向けて書いた経済学の話。
内容からいろいろな理論から拝借した話が多いですが、もともとは効率を高めるために必要だった資本=お金がその増殖を目的として動き出してしまっていることの本末転倒が分かり易く書かれています。
そして社会主義からの競争に一度は勝利したように見える資本主義が内包する身の丈を超えた成長の行きつく先を想い、若い人がこれからのお金のことを自分で考え行動するきっかけを与えてくれる良書だと思います。
ある程度の豊かさを手に入れた人にとって、お金・時間・繋がりのバランスをどのように取るのかというある種の哲学を培っていくのが良いのかなと考える竹蔵でした。
それと同時に今後AIによって飛躍的に効率が高くなることによって得られる十分な富をどのように分配するのか?ということもそろそろ考え始めなくてはいけない時期かと思います。
この本を読んでみればと渡した竹蔵の娘がどんな感想を持つか?聞いてみたいと思います。
竹蔵 -
Posted by ブクログ
イラストレーターが名門カレッジ2年間の講義をまとめた The Visual MBA 経営学の要点を学べるスケッチノート
著:ジェイソン・バロン
監訳: 星野 佳路
ビジネス理論の探求とは、企業が競争力を高めるための法則を見つけることである。研究者たちは、環境変化の影響を加味しながら一定の法則ー「こういう条件がそろった場合に、競争力が高まり、収益力が上がる」という理論を打ち出し、論文として世に問う。
本書で言えば、リーダーシップ、財務、マーケティング・・・といった個々の章ごとに研究者が常に多くの理論を構築しており、それらを体系的に学ぶのがMBAである。
本書は、MBAの各科目の古典から最新理論に至る世界観を、イラストを中心にコンパクトにまとめ、今までになかったアプローチで以下の20章によりまとめあげている。
①リーダーシップ
②財務諸表
③起業家的経営
④管理会計
⑤お金の時間的価値
⑥マーケティング
⑦オペレーション・マネジメント
⑧戦略的人材管理
⑨交渉
⑩戦略
⑪ビジネス倫理
⑫起業家的財務
⑬判断と意思決定
⑭ゼネラルマネージャーの役割
⑮戦略的思考
⑯創造性とイノベーション
⑰よいアイデアを出す方法
⑱成果と報酬
⑲グローバル経営
⑳すべてを組み合わせる
MBAを学ばれた方からすれば、本書でのテーマは数も少なく、深さももちろん足りていない。しかし、MBAを捉える中では、全体図の把握することから始めることも大切である。
本書によりMBAの概念のひとつひとつの引き出しを増やすことで多くの学びのだいたいの収納場所を見つけ出すことができる。引き出しの中身を増やし、それぞれの引き出しの関連性を感じながら点を線へ、そして面として捉える中で学びは広がる。
本質を捉えた言葉と直結するイラストで学びも深まる。
アイデアも知識も組み合わせることで効果は何倍にも膨れ上がる。組み合わせる素材を学べる導入本である。 -
Posted by ブクログ
データ、事実を正しく見るために必要なことを教えてくれた。
世界にはまだまだ問題がたくさんあるけれど、良くなってることもある。
良いと悪いは共存する。
データをどう見るかは自分次第。
【メディアが嘘をついているとか(嘘をついているわけではない)、歪んだ世界観を植え付けようとしているとか(確かに歪んでいるかもしれないが、わざとではない)責めたくなっても、そんな衝動に負けてはいけない。専門家が自分の狭い分野や領域にとらわれすぎているとか、考え方が間違っているとか(間違うこともあるが、たいていは善意からだ)責めるのもやめよう。どんなことであっても、ひとりの人やひとつのグループだけを責めないようにしよう。なぜなら、犯人を見つけたとたん、考えるのをやめてしまうからだ。そして、ほとんどの場合、物事ははるかに複雑だ。だから、犯人よりもシステムに注目しよう。世界を本当に変えたければ、現実の仕組みを理解することが必要だ。誰かの顔に一発パンチを食らわすなんてことは忘れたほうがいい。】
【謙虚であるということは、本能を抑えて事実を正しく見ることがどれほど難しいかに気づくことだ。自分の知識が限られていることを認めることだ。堂々と「知りません」と言えることだ。新しい事実を発見したら、喜んで意見を変えられることだ。謙虚になると、心が楽になる。何もかも知っていなくちゃならないというプレッシャーがなくなるし、いつも自分の意見を弁護しなければと感じなくていい。
好奇心があるということは、新しい情報を積極的に探し、受け入れるということだ。自分の考えに合わな
い事実を大切にし、その裏にある意味を理解しようと努めることだ。答えを間違っても恥とは思わず、間違いをきっかけに興味を持つことだ。「どうしてそんな事実も知らなかったんだろう? この間違いから何を学べるだろう?あの人たちはバカじゃないのに、どうしてこんなことをしているんだろう」と考えてみることだ。好奇心を持つと心がワクワクする。好奇心があれば、いつも何か面白いことを発見し続けられる。】
【いくら良心的な報道機関であっても、中立性を保ってドラマチックでない世界の姿を伝えることは難しいだろう。そんな報道は、正しくても退屈すぎる。メディアが退屈な方向に行くとは思えない。ファクトフルネスの視点でニュースを受け止められるかどうかは、わたしたち消費者次第だ。世界を理解するのにニュースは役に立たないと気づくかどうかは、わたしたちにかかっている。】 -
Posted by ブクログ
人間がどれだけ「思い込み」や「印象」で世界を見ているかを、統計データを使って解説していく本だった。
ニュースやSNSを見ていると世界はどんどん悪化しているように感じるが、実際には改善している部分も多い、という視点はかなり印象に残った。「感情ではなくデータを見る」という姿勢の大切さを改めて感じる。
一方で、内容はかなり反復的でもある。序盤で本書の主張はほぼ提示されており、その後は様々な例を使った確認作業のようにも感じた。ただ、それも“認知のクセを矯正する訓練”として意図的なのだと思う。
世界を楽観視する本というより、「極端に捉えず、冷静に世界を見るための本」だった。 -
Posted by ブクログ
冒頭の数十ページは、ダレンシャンを読んでる気分だった。つまり、これから何か大変なことと素敵なことが起こりそうな、物語の予感がした。そこからもずっと、わくわくして読み進められた。雰囲気作りが上手い本って、あるよなぁ。
自己啓発的な本なのに、物語としてすごく惹きこまれた。
主人公は、ひょんなことからマジックを教えてくれるルースとニールに出会う。そのマジックとは…心の手なづけ方。生理学の面から。それから、マインドセットの仕方も。
『これが大事なことなのだけど、頭の中の声を信じちゃだめ。・・・・間違ってることの方が多いから。今回練習するのは、その音量を下げて、最後にスイッチを切るトリックよ。・・・・』
自意識過剰気味になって恥ずかしがり屋のりんごちゃんになってしまった中2の自分に知らせてあげたい!その声を聞くな、引っ込むな、挑戦しろ!って。
『・・・医者になってから、夜に痛みが増すと患者から何度も訴えられた。それは、夜になると症状が悪化するからではなくて、邪魔するものがいないからだ。・・・』
『不夜脳』では、脳には刺激が必要、刺激がない真っ暗闇にいると脳は幻覚を見せ人は狂う、とかかれていたが、同じことを言っているのだと思った。
『何かが壊れているからと言ってすべてが壊れているわけじゃないのよ』って言葉も好き。
ただ、本題に入ったらしい30ページ目。
また!
またミイラをつくるときの脳みその処理の仕方!!
昨日読んだ本もそれが書いてあったんだけどなんなんだい