関美和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
非常におもしろい。Yesマンばかりを囲うのではなく、敢えてRoleとして反論させる人(悪魔の代弁者)ってのを組織の内外に配置するとは。
しかし、僕らのチームでやろうとした際に障壁になるのは、そのレッドチームに如何に権威をつけるかだなぁ。あと、レッドチームへのモチベーションも何に求めさせるか。
『宿題は自分で採点できない』:宿題でずるしていい点とっても、本チャンの試験ではボロボロになるよ、というのは非常に納得。やはりお手盛りの評価では何の意味もない。
レッドチームのアドバイスは『明確で、理にかなっていて、実行可能でなければならない』のはそのとおりだけど、加えて、組織全体を俯瞰しないといけない -
Posted by ブクログ
「効果的な利他主義」とは寄付者の情けに訴えるチャリティではなく、費用対効果の高い方法で命を救い苦痛を減らすことを証明できるチャリティに寄付を行うことを指している。本書の中で紹介されている事例として、収入の大半を寄付する人、より多くの寄付を行うために高収入を得られる職業に就くもの、腎臓等身体の一部を赤の他人に提供するもの等々があった。これらは極端な例だとは思うが、少なくとも自己満足ではなく、命を救うために最も効果的なチャリティを選んで寄付をすべしという提言は納得。私は本書でいうところの「寄付することで気分が良くなり、その効果は問わない」寄付者で、さらに「こうした寄付はたいてい10ドル以下の少額で
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Posted by ブクログ
私たちは自分にできるいちばんたくさんのいいことをしなければならない。盗まず、騙さず、傷つけず、殺さないと言う当たり前のルールに従うだけでは不十分で、世界をよりよいものにするために尽力すべしと言う 「効果的な利他主義」の話
与えるために稼ぐ、腎臓提供をする等 他者を気にかけ、そのために自分の人生を大きく変えることをいとわない人達。 度が外れていると感じるケースの紹介もあり、感心する。
慈善団体が効果的にチャリティーを使っているかを評価する組織、ギブウェルを調べてみたが、英語しかなく、チャリティー先としてもあまり私に合うなと言うものでは無かった。
【今後私が頑張ること】
私に出来ることを考 -
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Posted by ブクログ
アップルの製品デザイン責任者のサクセスストーリー。
ジョブスの片腕として描かれている。
感じるのはアップルの製品のもつ「かっこよさ」は単にデザインを優先したのではないということ。あたりまえのことですが、カッコ良く作ることの難しさ、それは、技術的なハードルだったり、使い勝手の部分の心地よさだったり、質感だったり、コストだったり、生産性だったりいろんな部分で折り合いをつけなければならない。そこでデザインが犠牲になることもあるのだが、そこで、相当な無茶と熱意で内外部との軋轢を乗り越えて製品化されている。あたりまえのことですが、あたりまえでないのです、難しいのです。
本書では、ジョニーの性格面での -
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FRB
農業主体の南部の政治家は中央銀行が大都市を擁する商業主体の北部に利益をもたらすと考えた。
1907年大パニック。サンフランシスコ大地震がきっかけ。なんとか金融制度をしなければならない。
政治力で何とか連邦準備銀行設置。ミズーリが決め手の一票を入れたため、ミズーリだけ唯一連銀がある。セントルイスとカンザスシティ。
1920年代は理事会と地区連銀の分担あいまいだった。
独のハーフェンシュタインは歴史上最悪のセントラルバンカーと言われている。1日でマネーサプライを70%増やす。
1971年、金交換窓口を閉めるとした。インフレーションの始まり。バーンズ「自分の意思を押し殺し、大統領に完全に服従 -
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Posted by ブクログ
営業という仕事は生きていれば必ず避けられ避けられない。
ビジネスで売り込むことに限らず、生きていれば何かしらのアピールは必要になってくる。
営業が上手い人とそうでない人の分析が幾つも載っているが、この本で大きく納得できたことが一つある。営業という行為への苦手意識や躊躇いについてだ。食べる為には収入を得なければならず、その過程には営業が欠かせない。にもかかわらず、躊躇いがある。本書はそれを理論的には解決してくれたと思う。今後は、これまで生きてきた中で偏ってしまった考え方をほぐしていかなければと思う。
僕が大いに納得できたのは、営業が比較的得意な人とそうでない人がいるのはなぜかということ。僕は