関美和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアイデアを実現させるための道しるべを示してくれる本。
次々に入ってくる情報・忙しさにかまけて、何が重要で優先度が高いのかぐしゃぐしゃになっていた自分にはもってこいの1冊だった。
特に印象的な章が「整理力」について。
日々の行動を
・アクションステップ、、、具体的な個別作業
・レファレンス、、、後に参考となるかもしれない情報
・バックナンバー、、、今すぐは実現できないが将来行動する可能性があるもの
の3つに分類することで視覚的に一目でわかるようになる。
さらにプロジェクトごとに分類させることでさらに整理されていく。
また日々の情報(メール・ポストイット・ノート・手帳・・・etc)が驚くほど分類でき、ふと思い浮かぶアイデアもバックナンバーで保存。
アイデアを殺さず活かすための手助けとなる。
早速友人に頼み込みアクションメソッドを導入。
デイリーワークとしてを朝行い、業務に入る習慣をつけるのが今後の課題。
よくあるような、こうしろ!というようなものではないため受け入れやすい内容だった。
ただご注意頂きたいのは、発想法のハウツー本ではないということ。 -
Posted by ブクログ
自分に正直になる-かぶる帽子を一つにする
自分を知り、自分に正直であることが成功への第一歩だ。自分が誰なのか、誰でないのか、どこへ行きたいのか、どうやって到達するつもりなのかを知り、それに正直に生きること。
顔を合わせる。人間どうしのふれあいは何事にもかえがたい。
テクノロジーのおかげでコミュニケーションの量は増えたが、その質が上がったわけではない。それどころか、一番大切な無言のコミュニケーションが失われ、良質の対話を妨げることになる。
・沈黙に身をまかせよう
・訊けば答えてくれる
・安心を与える
・願いに応える
・フィードバックを与える
・時間をかけて賛同を得る
一日一分、自分の目標をチェックしろ。成果をチェックしろ。
そして自分の行動が目標に合致しているかチェックしろ。
状況がストレスを生むのではなく、それに対する反応がストレスを生む。
私たちは人間だ。悲しいくらい、どうしようもなく、不完全な人間なのである。なによりも人間だ。オフィスに閉じこもって世界中の痛みや暴力から目をそむけるわけにはいかない。ビジネスはただのビジネスだよと簡単に割り切れるようなものではない。。心と身体を切り離すことはできない。
小さな成功を積み重ねよう
真実を自分のものにしよう
期待値を設定し、それに添って生きよう
成功体験にとらわれるな
人を第一に考えよう
もしこの世界に賞賛も批判もないとしたら、あなたはどういう人になりたいですか?この質問に答えられれば、あなたはすべてがわかっている。 -
Posted by ブクログ
■シェア
A.人々はハイパー消費主義から目覚めつつある。その変化の根底には、次の2つの現象がある。経済成長が頭打ちなのに、資源が無限であるかのように消費していては駄目だという意識が広がった。モノを追い求めることで、友人や家族、そして地球との関係を犠牲にしていることに人々が気付き始めた。
B.コラボ消費
a.プロダクトを所有するのではなく、製品を利用した分だけお金を払う。
b.ソーシャルネットワークを通して、不要となった中古品を必要とする人に配り直す。
c.自動車や中古品といった具体的なモノではなく、時間や空間、技術やお金といった、目に見えにくい資産を共有する。お金に余裕のある人が、お金が必要な人に直接貸し出す「ソーシャルレンディング」などのサービスがる。 -
Posted by ブクログ
人は思っている以上に思い込みによって判断していることを学んだ。本書は、データに基づいて世界を見ることの重要性を分かりやすく説明している。
特に印象に残ったのは、物事の変化は必ずしも直線的ではないという考え方である。私は仕事や実験データを見る機会があるが、実際のデータもきれいな直線になるとは限らない。そのため、一部分だけを見て判断するのではなく、適切な範囲でデータを確認し、全体の傾向を把握することが大切だと感じた。
また、本書ではさまざまな思い込みを取り上げながら、その背景にある考え方を丁寧に説明している。一方で、私自身は内容を理解するまでに少し時間がかかり、同じ主張を繰り返しているように感じる部分もあった。そのため、自分が誰かに説明するときは、重要な内容を簡潔で分かりやすく伝えることを意識したいと思った。
さらに、何か都合の悪いことが起きたときに、他人や環境のせいにするのではなく、次に同じことが起きないようにどう改善するかを考えることの重要性も感じた。感情的に原因を探すのではなく、事実を確認し、再発防止につなげる姿勢は日常生活や仕事でも役立つ考え方だと思う。
本書を読んで、情報は常に変化するため、一度得た知識に固執せず新しい情報で更新していくことの大切さも学んだ。また、幅広い知識を取り入れることで、思い込みにとらわれず、より正しい判断ができる可能性が高まると感じた。
今後は、自分の直感や経験だけで判断するのではなく、客観的なデータや事実を確認する習慣を身につけたい。特に仕事では、一部の情報だけで結論を出さず、十分な情報を集めた上で判断することで、より質の高い意思決定につなげていきたい。
本書は、世界を正しく理解するためには感情や先入観ではなく、データと事実を基に考える習慣が必要であることを教えてくれる一冊だった。 -
Posted by ブクログ
本書を読みながらも、「みんながみんな、この生き方をできるだろうか?」と思ってしまった。
最初から否定的な意見となってしまったが、著者の主張を全否定しているつもりはない。
私自身は参考になったし、絶対に老害になりたくないと思っているため、「年長の賢者」として若い人にも認められるように、研鑽を重ねたいと思っている。
そういう発想に全員がなれれば理想であるが、現実は難しいとも感じてしまう。
能力差は確実にあるし、みんながみんな性格が良い訳ではない。
歳を取ると我儘になるものだし、頑固さも際立っていく。
理想は本書記載の通りだが、現実は厳しいな、という意味での私の意見であるので、そこは汲んでいただければと思っている。
最近は、自分自身が「老害」という言葉に敏感になってしまっている。
もうそういう年齢だし、自分が老害にならないように、意識をしているつもりだ。
しかしながら、周囲が私をどう見ているのかは、本当のところは分からない。
より注意していく必要があると感じている。
老害になりそうな人は、その対象年齢から相当に若い時点でも、何となく醸し出ていると思う。
少なくとも謙虚さがないと話にならないし、好奇心を持ち続けることも重要だろう。
好奇心がなければ、知恵を得ようとも思わないし、努力もしない。
そういう生き方をしていれば、歳を取ってどうなるかは大体想像がつく。
良い年齢の重ね方をしていれば、それだけで若者にアドバイスできるはずだが、老害のアドバイスほど耳障りなものはない。
「あなたの言う事はピントが外れていて、何の役にも立たない」
人間力に優れている今どきの若者は、そんな直接的なことを面と向かって言わないだろう。
しかし、心の底で何を思っているのか。
これからのエルダー(日本的には「中年」でよいか)の生き方を考え直さないといけない。
ここで大切なのは、若い時の過ごし方こそ重要であるということ。
若い時こそ最大限の努力をして、好奇心を持ち、夢を持ち、謙虚な姿勢でいること。
そうすれば、それが習慣化されて、歳を取っても老害化されることはないと思う。
それでは若い時にサボってしまって、特に好奇心もなく、無駄に日々を過ごしてしまったていたら、もう手遅れなのだろうか?
それでは、すでに中年になってしまった人たちは救われない。
例え何歳だって、これからの長い人生を考えると、その瞬間が一番若いというのは間違いない。
思い立った時に行動することが、今後の人生を少しでもより良くするための、賢者の知恵である。
しかしながら、結果が出るのには相当に時間がかかるだろう。
これは避けて通れないことなので、継続して努力できるかどうかが、その後の人生の分かれ道とも言える。
だからこそ、習慣化することに意味がある。
我慢しながら続けるのには無理があるから、淡々と日々の生活の一部に行動を組み込んでいくのが、正しいやり方なのだろうと思う。
中年というのは、本当に生きづらい年代だと思う。
人の幸福度について、スマイルカーブで表現されることが多い。
幸福な度合いを縦軸に取り、横軸は左端が0歳で、右端を人生の終わり(例えば100歳)と取る。
幸福度は生まれた時が最も高く、それが年齢を経るごとに下がっていく。
中年が最も低くて、そこを脱すると高齢に向かって幸福度は上がっていく。
グラフがU字になるために、スマイルカーブと言われているが、これは実感としても非常に納得できる。
私はすでに50代後半だが、確かに40代くらいが最も悩んで、精神的に辛かった思い出がある。
何となくその「底」を抜けて、幸福度は上がっている実感があるのだ。
人にもよると思うのだが、自分自身がこれからももっと幸福度が上がっていくと思うと、「そうなるといいな」と心から思う。
実際に幸せになるかどうかじゃない点がポイントである。
そう感じられるかどうか。
歳を取ると、朝起きて健康でいられるだけで、幸せを感じる度合いが若い時とは異なるだろう。
ある意味で諦めるというか、人生を受け入れることができるから、日常の出来事が平穏でありさえすれば、それで万事好しとなる。
最近は特に、感覚的にものすごく理解できる。
これから世界的に見れば、寿命は益々延びていくだろう。
労働人口の年齢構成で見れば、50代が更に増えていくのは必須。
60代70代でも引退しない人が増えていくのであれば、働く概念も大きく変わっていくはずだ。
メンターであり、インターンの気持ちになる。
これは重要な考え方だと思う。
書籍「LIFE SHIFT」でも説いていたように、今後はキャリアを何度かチェンジして生きていくことになるはずだ。
一つのスキル、一つのキャリアだけで定年まで働くことが無理な状況では、何度もキャリアチェンジしながら、自分の人生を歩んでいくことが必須である。
昔の言葉で言えば「脱サラ」になるのかもしれないが、そんなことが社会的に普通のことになる。
50代で起業した方が、20代で起業するよりも、成功確率が高いというデータすらある。
50代の方が、経験や知恵があるのは間違いないが、単純に、慎重に進める部分なども影響していると思う。
今までの人脈も少なからず使えるだろうし、様々な面で有利であることは、傾向としてあるだろう。
新しいことにチャレンジする姿勢。
それを謙虚に行いながら、インターンのように学ぶ姿勢。
正直簡単ではない。
今会社で周囲を見回していても、それを体現出来ている人はあまりいない。
プライドが邪魔しているのか、今までのバイアスが邪魔しているのか。
発想を変えて、行動まで変えるのは本当に難しい。
すでに自分もそういう立場になっているが、体現できているかは自信がない。
しかし、やっていかなければ生き残ることは難しいだろう。
生き残りたければ、変化に対応するしかない。
好奇心を持ち続け、謙虚に学び続けることが、変化に対応する方法である。
モダンエルダーを目指すというのは、大事な考え方だと感じた。
(2025/10/15水) -
Posted by ブクログ
ネタバレトランプ氏の元政治顧問ということもあり、どのような考え方を持つ人物か知りたいと思い、読んだ。結論から言うと、著者の個別の考えについては同意できない部分も多いが(というよりも、著者の考えは一場面においては有効かもしれないが、その考えが有効ではない場合も多々あると感じた。)、著者の考え方、ひいては今のいわゆるテクノリバタリアン的な考え方、アメリカ政権の行動の背景にあると思われる考え方については一定の理解が得られたので、有益だった。
簡易な文章と、具体例な事例の紹介により、読み進めることは容易。しかし、元々は講義だったものを書籍化したためか、特定のテーマについて著者の考えが論理的に示されているというよりも、(起業・ビジネスという大きな枠組みは存在するものの)異なるテーマについて、散発的に著者の哲学・考え方が示されるため、全体として著者がこの本で何を言いたいのかという点はわかりづらい(中には、著者の政治的見解と思われるものも含まれる)。ただ、著者の考えが刺さる人にとっては、かなりバイブル的な存在になることは理解できる。
この本で最も著者が強調したい点は、競争を避け、独占可能な分野を発見し、そこで成功をつかめという点だろう。しかし、この考え方自体は、特に新規性があるものではない上、多様な側面を有するビジネスの一側面をとらえたものにすぎないだろう。著者は、競争にまみれた、著者から見ればいわば「劣った」事業として、航空事業やレストラン事業等を挙げるが、そのような事業も社会にとっては必要な事業である。あくまでこの書籍はエリート大学生に向けられた講義をベースにした、これから起業家や投資家を志す者に向けられたものであるから、このような内容になることも理解できなくはないが、やや一方的な見解であるように思えた。
おそらく著者がこのような見解に至ったのは、著者が実際に果たした社会的成功とその方法論によるものだと考えられるが、それだけでないように思われる。本書では、著者が、極めて優秀な米国ロースクールを卒業し、法曹として最高のキャリアを志したにもかかわらず、残念ながらそれには失敗し(とはいえ、それでもなお相当高いレベルのキャリアを築いていたものと思われるが)、今のビジネスの道に進んだことが語られている。つまり、著者の競争への強い嫌悪感は、競争社会での挫折による、おそらくはコンプレックスの感情がベースになっていることが推測される。また、著書では、著者が立ち上げた企業が、その後、同業のイーロンマスクの企業と競争状態になったものの、結局は熾烈な競争を避けあえて合併の道を選び、これが今のペイパルとなったことが語られる。競争の回避という考えは、当時の著者の判断の事後的な正当化ではないかとも考えられる(内情はわからないが)。
他にも、計画を立てることの重要性や、ベンチャー企業への投資における方法論、営業の重要性等が散発的に語られ、様々な文献の引用による著者の主張の補強を試みられるが、多くは、著者のこれまでの人生の正当化ないし著者のビジネスにおけるN=1の成功体験による記述ではないかと感じた。ただ、一部の記述はかなり具体性が高く、おそらく著者の実体験によるものなのだろう、興味深く読める部分も多かった。
重要なのは、彼ないし彼と思想を同じくする者の政治への影響だろう。この本を通じて各テーマに対する著者の考えに通底するものとして、強い目的・計画志向(本では、執筆当時のアメリカの現状を「あいまいな楽観主義」と批判する)、新しいテクノロジーないし思想による事態の打開(彼はこれを「隠れた真実」と呼ぶ)を感じた。すごくSF小説的だ(この本でも頻繁にSF小説が言及される)。今のアメリカ政権が、これまで予想もしなかった新しい試みを次々と打ち出していっているのも頷ける。アメリカのダイナミズムを感じるとともに、おそらくはこの強い目的・計画志向の下、破壊・毀損される従来の価値が今後多く現出するであろうことへの恐れも同時に感じる。彼らは、ここ数年ではなく、数百年・数千年の人類(若しくはアメリカ国民)の行く末を感じているのかもしれない。やはりSF小説だ。 -
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スタートアップの哲学本という理解で読みました。
下記ポイントでまとめました。
1. スタートアップは「独占」を目指すべきである
本に記載している「積極的に世界を変えるスタートアップであるべき」という点は、ティールが説く「0から1(垂直的進歩)」の概念そのものと感じた
「競争は負け犬がすることだ」というティールの過激な言葉にある通り、
世間一般では「競争が成長を促す」とされますが、本書は「競争のない独占市場を築いてこそ、真に世界を変える余裕と利益が生まれる」と説きます。
いかにして競争を回避し、圧倒的な存在になるかという戦略の裏付けがある点に共鳴しました。
2. 7つの成功指標を深掘りする
印象に残った「7つの指標(質問)」が書かれているが、印書に残った部分として
エンジニアリング: 「少し良い」ではなく「10倍優れている」必要がある。多くの感想で「自分のプロダクトは本当に10倍か?」と自問自答するきっかけを与えてくれたと感じます。
隠れた真実: これは本書で最も哲学的な部分です。「他人は賛成しないが、自分だけが知っている真実」は何か? ということは個人的に哲学が好きな部分があったため、すっと頭に入ってきた。
販売(セールス): エンジニアリングを重視する人ほど、この「販売」の重要性にハッとさせられます。「優れた製品を作れば勝手に売れる」という幻想を打ち砕く内容は、営業をやっている人間としてはとても灌漑深かったです。
3. 哲学的な部分があるため、もっと詳細を知りたい」部分の欲求が出てくる
個人的に「もう少し詳細を知りたい」と感じた部分はありましたが
「答え」を教える本ではなく、「どう考えるべきか」という思考の型を提示する本だと感じた。
4. 個人的な共鳴と社会的意義
日頃感じている「エンジニアリング、人材、永続性などの必要性」が本書と一致したというのは、「確定的楽観主義者(未来は計算して作り出せるものだと信じる人)」の視点を持っている部分があると感じました。いざその場所になったときに冷静に本書の要素を入れて整理できるかは怪しい部分であるが、そのタイミングで改めて見返すと本となると思っている
全体としてこの本は単なるビジネス書ではなく、「思考の解像度を上げるための筋トレ」のような本です。「7つの指標」のうち、自分や自分の組織がどこで欠けているのか、あるいはどこで「隠れた真実」を見落としているのか。読後感として、「明日から何を作るか」よりも「明日から世界をどう見るか」が変わる一冊だと感じました。
本書を深堀したい場合の本について
「リー・カシン(Li Ka-shing)やイーロン・マスクの事例」:本書の理論がどう体現されているか。
『リーン・スタートアップ』との比較:ティールは「少しずつ試す」リーン手法に対して批判的な立場を取ることがあり、その対比で読むと「独占」の意味がより明確になります。
「マフィアのネットワーク」:人材の項目に関連して、ペイパル・マフィアがなぜこれほど成功したのかという組織論。 -
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土地を媒介とした地主と小作人の関係=封建制をプラットフォーム上に商品やサービスを提供する供給者とそれらを購入することで手数料を支払う需要者の関係の類似性をテクノ封建制と呼ぶ分析評価は興味深い。
またそのテクノ封建制がポスト資本主義として産業革命以降、生産手段の独占所有と労働力の剰余価値の搾取から発達した資本主義とステージの変容が生じたことの指摘はその分析からも説得力はある。
リーマンショックに端を発する金融システムを維持するという大義名分から資本主義が金融中心の資本主義に変容していく過程から更にコロナ禍での生活者救済の大義名分から巨大な金融緩和が世界を覆っていることでインフレが進行した(国によって時差があるが)中で、テクノプラットフォームをより強靭に効率化するために資本が集中していることは多くの者が知っている。
その弊害をどう是正していくのかが重要な論点だが、それは他の著作(SF)で抜本的な提案をしているが、欧州左派の空想の範疇に過ぎないとか思った。