関美和のレビュー一覧

  • あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ

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    「効率的な利他主義」の紹介本。
    「効率的な利他主義」は、「私たちは自分にできる<いちばんたくさんのいいこと>をしなけれはならない」というシンプルな考え方から生まれてきている。
    世界を良い方向に進めるためのムーブメントとして紹介されている。

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    2018年02月24日
  • 「おカネの天才」の育て方  一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」

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    子どもの年齢を6つに分けて、それぞれに必要なお金について書かれている。

    それぞれの時期に、もう一度読み返したい。
    (就学前以外はざっと流し読み)
    ・ちいさなあかいめんどりを読んでみる、
    ・現金を使っているところを見せる、
    (買い物はカードでするものではない)
    ・子どもの年齢に共通することだが、お手伝いしたら
    お金を渡すということはしない、

    以前、何かの本で、お手伝いでお金を得るようにしたほうがお金の感覚が身に付くという内容のものを読んだが、それがしっくりこなかったので、この本にあるように、お手伝いとお小遣いは分けて考えるというほうが腑に落ちた。

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    2018年02月17日
  • 誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち

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    音楽コンテンツにまつわる三つの話がクロスする。
    ◯MP3という規格を誰がどんな経緯で作ったか。
    ◯MP3が登場して高音質なまま圧縮できるようになったことで、組織的に音楽を盗んでアップロードする集団が登場。彼らの手口と組織の最後。
    ◯同時期に活躍した大物プロデューサーの視点からみた業界の移り変わり。
    特に音楽コンテンツ窃盗団の話が興味深かった。これじゃ作る側はやってられない。

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    2018年02月15日
  • Airbnb Story

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    よくある起業ストーリー本だが、9年で3兆円企業に至る圧倒的な疾走感が軽快に描かれており、面白い。
    中盤以降は行政等々との闘争や折衝がメインに記されるが、この辺が若干たるい。

    個人的には、僅かな間に大企業のCEOとして必要な素養を獲得していくチェスキーという人物について非常に興味を持った。
    "チェスキーは常にノートを取っている。「新しいアイデアを初めて聞いたときにはなにも言わないかもしれないが、ブライアンはかならずエバーノートを取り出して、興味を持ったことを書き留めるんだ。次に会うときまでに、かならず前回のノートを見直し、考え、そのトピックについていろんな人と話して彼なりの意見をまと

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    2018年02月12日
  • アイデアの99%――「1%のひらめき」を形にする3つの力

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    アイデアの「発想法」ではなく、
    アイデアを何か思いついたとき、それをどう実現するか? に重点をおいて書かれた本なので、

    クリエイティブ系の職業以外の人にも十分役立つ本だと思います。

    何か新しいことを始めよう、というときに、それを 「今すぐできる次の行動」 に落とし込めなければ、一生実現できない。
    だからアイデアを思いついたら、まずは、 「次の行動」 をリストアップすること。

    あと、人を巻き込むこと。

    人を巻き込んで、 「次の行動」 をどんどん書き出して共有して、実行して・・・ というプロセスの中で、アイデアは実現されていくのだー!

    ・・・ということを、もっと詳細な具体例を交えて論じた

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    2017年06月27日
  • あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ

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    プリンストン大学教授の哲学者、倫理学者による「寄付」についての本。端的に言えば「同じ寄付をするなら、そのお金が一番人や動物の苦痛を減らし、幸福を増やす施策に寄付すべき」ということでしょうか。

    読み終わって思ったことは3点。
    1. 寄付というマーケットのアメリカでの大きさと、寄付って何なんだろうということ
    2. ベジタリアニズムを選ぶ理由は「動物の苦痛を減らすため」ってどうなの?ということ
    3. 何でも定量化して、比較できるようにしようというチャレンジは大事だなぁということ

    1.については、「寄付のやりかた」が議論されるくらい、アメリカでは寄付というものが一般的だということ。訳者あとがきでは

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    2017年05月20日
  • なぜ僕たちは金融街の人びとを嫌うのか?

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    同じ書き手として、問題の核心に迫る姿勢に、尊敬の念を抱きました。空っぽのコックピットという例えが分かりやすくよかったです。
    頭が良い人ほど、論理的に考えることができ、自分自身をも論理的に欺くことができる。一度自分の心に嘘を付くと、正当化の人生が始まる。わたしは数字を根拠に生きていきたくない。

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    2017年04月29日
  • シナリオ・プランニング ― 未来を描き、創造する

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    はじめてシナリオ・プランニングに触れる方向け。
    シナリオ・プランニングを経験し、自ら実践したり教える方は物足りない。
    シナリオプランニングの事例が豊富なので参考にはなりますが。

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    2017年02月04日
  • あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ

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    効果的な利他主義は間接的に自分に恩恵がある。
    収入の1割を貯蓄、1割を寄付。

    ビーガンになることも世界のためにできること。

    貧しい人がなくなることが大事、貧富の差が開くことが悪いわけではない。

    他者への臓器提供。
    費用対効果の高い方法でチャリティに寄付する。
    情に訴えるチャリティではない。
    共感的関心は低いほうが効果的な利他主義になりやすい
    トロッコのジレンマでも冷静に判断できる人。
    数字を重要なものと認識する=共感ではなく理性で寄付する。
    特定の人を助けるのではなく、多くの人数を助けることに興味がある。
    小口の寄付者は、心のぬくもりを求める、だけ。

    消費における快楽の踏み車。寄付は失

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    2017年02月01日
  • 誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち

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    mp3の誕生とそれが音楽業界へいかなる影響(音楽をタダにした)を及ぼしたかが語られる一冊。
    本書は主にmp3の開発者、最高の音楽エグゼクティブ、田舎の最強違法アップローダーの3人を主人公に物語のようにいかにして音楽が無料への道を進んでいったのかが語られます。
    著者の5年もの調査執筆期間は本書を中身ある面白く飽きさせないものになっており、ノンフィクションということさえ忘れさせてくれます。
    CDで音楽を聴いたことのない世代(そんな世代がいるのか私は未だに疑問ですが)でも楽しく読めると思います。

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    2017年01月21日
  • TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド

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    色々なプレゼンテーションの技術が紹介されているが、著者はとにかく聞き手の立場に立って、熱い主張をしたいるところがよかった。

    参考になる点が多くあったので、手元に置いておきたい。

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    2016年12月21日
  • ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

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    iMacやiPod、iPhoneなどのデザインを担当し、スティーブ・ジョブズ復帰後から右腕として手腕を発揮したジョナサン・アイブ氏の生い立ちとアップルでの功績を書いた一冊。

    本書を読んでアイブ氏がジョブズから絶大な信頼を得ていたことと学生時代から類い稀なるデザインの才能を持っていたことを知りました。
    ジョブズなきアップルで埋もれていた才能がジョブズの復帰とともにいかんなく発揮され、そこからiPodやiPhoneなどの製品に活かされ、私たちの生活の一部になっていることがわかりました。
    ただ、各商品の開発にはストイックに顧客から見えない細部に至るまでこだわって開発されていることやチームのメンバー

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    2016年10月14日
  • TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド

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    スーパープレゼンとして大人気のTED。アイデアやスルーラインを絞ること、ツール、準備、本番など、よりよいプレゼンのための経験に基づいたアドバイス満載。

    TEDはすごい、素晴らしい、とばかり聞くけれど、その内情、裏方ががんばっているのが少しわかった。Before/afterがたくさんあって、なるほどと思います。

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    2016年10月09日
  • あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ

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    被災地に募金したり、恵まれない子供たちへのチャリティー活動に参加した事がある人は多いと思うが、自分が行った寄付が実際どのように使われているのか、調べる人少ないはずだ。本作はチャリティーの定量的効果を、哲学的な視点を用いて考察した一冊である。

    アメリカには、同じ額の募金をするならどの団体に寄付すれば効果的なのか、そのような事が気になるあまり、慈善団体を評価する会社を立ち上げてしまった人がいる。また、より多額の寄付を行いたいために、高額な報酬が得られるウォール街の金融企業に勤める人もいるらしい。

    そもそもアメリカ人と日本人の間には、寄付に対する考え方の違いのようなものがあるのではないかと感じた

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    2016年04月09日
  • なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?

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    営業という体系的な研究が進んでおらず、門外漢からはある種ブラックボックス化された分野について、それがどういった活動であるのか、様々なトップセールスマン/ウーマンのストーリーをベースに描き出した本です。
    よく聞く話として、「一番良いのは、営業なんかしなくても商品が売れることだ。Appleを見てみろ、営業なんかしていなくても、差別化された製品群で高い売り上げを達成しているじゃないか」という話を聞きますが、Appleは営業に対して独自のアプローチを取っているだけで決して営業をしていない訳ではないとこの本を読んでよく分かりました。もしかすると本当に全く営業なしで売上を上げている企業もあるのかもしれませ

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    2016年03月07日
  • あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ

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    無欲で質素な暮らし=効果的な利他主義と感じた。新しい価値観の一つではあるのだろうけれど、個人的にはあまりピンとこなかった…

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    2016年02月11日
  • スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則

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    スターバックスだけでなく、あらゆる啓蒙書に共通する内容だ。
    行動的に考え、思慮深く行動する、という言葉が印象的。

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    2015年12月30日
  • ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

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    米アップルのデザイナーを務め、iMacやiPod、iPhoneといった製品を世に送り出したジョナサン・アイブの半生を描く。

    学生時代から有名デザイン事務所に声をかけられたり、最終的に独立したりと、その才能を発揮したわけだが、単にひらめきがすごいというわけではない。陰では、洗練されたデザインを追求するために徹底的に取組む努力を惜しまなかったのである。

    我々は素晴らしいデザインを見れば、その才能ばかりに目を向けてしまうが、熱意を持って実直に仕事に取り組む彼の姿勢に学ぶところは多いだろう。

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    2015年11月25日
  • ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

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    アップル製品のデザインを支えるジョナサン・アイブを取り上げた一冊。アップルとデザインの関係、iMac、iPod、iPhone、iPad誕生秘話も垣間見えて、興味深い。

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    2015年09月29日
  • バリュー・プロポジション・デザイン  顧客がほしがる製品やサービスを創る

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    BMCの「顧客」と「価値」の部分が詳細に説明されていてより理解が深まったのは良かった。ただ、イノベ−ションを起こそうとか、見たこともないアイディアを出そうとか、そういうものってあまりにプロセス化してしまうと、かえってダメなんじゃないかという気もする。

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    2015年07月17日