関美和のレビュー一覧
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子どもの年齢を6つに分けて、それぞれに必要なお金について書かれている。
それぞれの時期に、もう一度読み返したい。
(就学前以外はざっと流し読み)
・ちいさなあかいめんどりを読んでみる、
・現金を使っているところを見せる、
(買い物はカードでするものではない)
・子どもの年齢に共通することだが、お手伝いしたら
お金を渡すということはしない、
以前、何かの本で、お手伝いでお金を得るようにしたほうがお金の感覚が身に付くという内容のものを読んだが、それがしっくりこなかったので、この本にあるように、お手伝いとお小遣いは分けて考えるというほうが腑に落ちた。 -
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よくある起業ストーリー本だが、9年で3兆円企業に至る圧倒的な疾走感が軽快に描かれており、面白い。
中盤以降は行政等々との闘争や折衝がメインに記されるが、この辺が若干たるい。
個人的には、僅かな間に大企業のCEOとして必要な素養を獲得していくチェスキーという人物について非常に興味を持った。
"チェスキーは常にノートを取っている。「新しいアイデアを初めて聞いたときにはなにも言わないかもしれないが、ブライアンはかならずエバーノートを取り出して、興味を持ったことを書き留めるんだ。次に会うときまでに、かならず前回のノートを見直し、考え、そのトピックについていろんな人と話して彼なりの意見をまと -
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アイデアの「発想法」ではなく、
アイデアを何か思いついたとき、それをどう実現するか? に重点をおいて書かれた本なので、
クリエイティブ系の職業以外の人にも十分役立つ本だと思います。
何か新しいことを始めよう、というときに、それを 「今すぐできる次の行動」 に落とし込めなければ、一生実現できない。
だからアイデアを思いついたら、まずは、 「次の行動」 をリストアップすること。
あと、人を巻き込むこと。
人を巻き込んで、 「次の行動」 をどんどん書き出して共有して、実行して・・・ というプロセスの中で、アイデアは実現されていくのだー!
・・・ということを、もっと詳細な具体例を交えて論じた -
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プリンストン大学教授の哲学者、倫理学者による「寄付」についての本。端的に言えば「同じ寄付をするなら、そのお金が一番人や動物の苦痛を減らし、幸福を増やす施策に寄付すべき」ということでしょうか。
読み終わって思ったことは3点。
1. 寄付というマーケットのアメリカでの大きさと、寄付って何なんだろうということ
2. ベジタリアニズムを選ぶ理由は「動物の苦痛を減らすため」ってどうなの?ということ
3. 何でも定量化して、比較できるようにしようというチャレンジは大事だなぁということ
1.については、「寄付のやりかた」が議論されるくらい、アメリカでは寄付というものが一般的だということ。訳者あとがきでは -
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効果的な利他主義は間接的に自分に恩恵がある。
収入の1割を貯蓄、1割を寄付。
ビーガンになることも世界のためにできること。
貧しい人がなくなることが大事、貧富の差が開くことが悪いわけではない。
他者への臓器提供。
費用対効果の高い方法でチャリティに寄付する。
情に訴えるチャリティではない。
共感的関心は低いほうが効果的な利他主義になりやすい
トロッコのジレンマでも冷静に判断できる人。
数字を重要なものと認識する=共感ではなく理性で寄付する。
特定の人を助けるのではなく、多くの人数を助けることに興味がある。
小口の寄付者は、心のぬくもりを求める、だけ。
消費における快楽の踏み車。寄付は失 -
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iMacやiPod、iPhoneなどのデザインを担当し、スティーブ・ジョブズ復帰後から右腕として手腕を発揮したジョナサン・アイブ氏の生い立ちとアップルでの功績を書いた一冊。
本書を読んでアイブ氏がジョブズから絶大な信頼を得ていたことと学生時代から類い稀なるデザインの才能を持っていたことを知りました。
ジョブズなきアップルで埋もれていた才能がジョブズの復帰とともにいかんなく発揮され、そこからiPodやiPhoneなどの製品に活かされ、私たちの生活の一部になっていることがわかりました。
ただ、各商品の開発にはストイックに顧客から見えない細部に至るまでこだわって開発されていることやチームのメンバー -
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被災地に募金したり、恵まれない子供たちへのチャリティー活動に参加した事がある人は多いと思うが、自分が行った寄付が実際どのように使われているのか、調べる人少ないはずだ。本作はチャリティーの定量的効果を、哲学的な視点を用いて考察した一冊である。
アメリカには、同じ額の募金をするならどの団体に寄付すれば効果的なのか、そのような事が気になるあまり、慈善団体を評価する会社を立ち上げてしまった人がいる。また、より多額の寄付を行いたいために、高額な報酬が得られるウォール街の金融企業に勤める人もいるらしい。
そもそもアメリカ人と日本人の間には、寄付に対する考え方の違いのようなものがあるのではないかと感じた -
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営業という体系的な研究が進んでおらず、門外漢からはある種ブラックボックス化された分野について、それがどういった活動であるのか、様々なトップセールスマン/ウーマンのストーリーをベースに描き出した本です。
よく聞く話として、「一番良いのは、営業なんかしなくても商品が売れることだ。Appleを見てみろ、営業なんかしていなくても、差別化された製品群で高い売り上げを達成しているじゃないか」という話を聞きますが、Appleは営業に対して独自のアプローチを取っているだけで決して営業をしていない訳ではないとこの本を読んでよく分かりました。もしかすると本当に全く営業なしで売上を上げている企業もあるのかもしれませ -