関美和のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ソフトの時代だからこそデザインが重要になる
イギリスにはT字型デザイナーという概念がある。ひとつの専門領域を深く極めながら、同時に他の幅広い領域にも造形を持つ人材のことだ
大学で賞を総なめ
世界を驚かせたipad革命
替えのきかない男
ジョニーはあるべきものを正しくつくること、それが目的にかなっていることをいつも気にかけていた。テクノロジーに人間味を持たせることにこだわっていた
イギリス屈指のデザイン事務所に入社
アップルのデザイン責任者ブルーなーの訪問
退屈な仕切り机の中ではデザインなんてできない。そんなところじゃだれも働きたがらない。天井が高くて気持ちの高揚するようなオープ -
Posted by ブクログ
♯Me Too運動はこの1冊のから始まったという。タイトルのキャッチ・アンド・キルとは、捕らえて殺すと直訳されるが、実際に殺されるという話では無いない。性的搾取、不正を揉み消す組織的な手段を説明するもの。本著は、ハリウッドを舞台とし、女優たちが如何に虐げられていたか、そのキャッチ・アンド・キルの構図を明らかにする。
イスラエルの会社であり事件の揉み消しに加担したブラックキューブ。諜報機関であり、イスラエルの国家諜報部と繋がりもあるスパイ組織。被害女優のスキャンダルや汚点を探し出し、逆に貶めて事件を封印する。メディアは、問題の中心人物の芸能界隈への権力により、思い切った行動が取れない。ーこんな -
Posted by ブクログ
「2つの段階があると思うんだ」とジョナサンは説明してくれました。「最初はひらめきを感じて受け止める段階。なに気なく蓄積されていたものが、あるひシャワーを浴びている最中に突然ひらめく瞬間があるんだ。次は『より、これを実際にやろう』と決める段階。一度決めたら、そこから気持ちをがらりと入れ替える。少なくとも決めたアイデアに関しては、合理的でロジカルに考えなくちゃいけないし、自制心が必要になる。受け身にならずに、足したり引いたりしながら、最終的に作品として形にするんだ。クリエイティブな人たちが苦労するのはそこだと思う。だってひらめいているだけの方が楽しいから。だけど、実際になにかをやろうと思ったら、2
-
Posted by ブクログ
たいていの本は成功した話を後から分析して紹介するものが多い。一方で本書が素晴らしいのは次々と深刻な困難に直面した著者が、うまくいかないときにどう考えたのか、切り抜けたのかを紹介しているところ。数ある偉人の話の中でも特にミシガン州の刑務所でギャングの集団を率いていたサンゴールさんの話が興味深い。例えば子分の歯ブラシが盗まれた話。なぜ盗まれたのか?あなたがボスならどうする?盗んだ犯人はボスを試している。それを放っておけば次はもっと大事なものを盗んだり、殺したり、商売を乗っ取ってもいいと思い込む。かといって犯人を殺したらいくらなんでも厳しすぎる。ならどうすればいいか。正しい答えなどない。その集団の今
-
-
-
Posted by ブクログ
訳者・関美和さんのあとがきより
ー 「スキャンダルを捕らえて抹殺する」手法は「キャッチ・アンド・キル」と呼ばれ、一部のメディアの常套手段となっていた ー
被害者が口を閉ざすように、あらゆる手法で脅してきた。
事件を追うジャーナリストたちも身の危険を感じる。
金と権力さえあれば、黙らせることができると
そう、思わせてきた者たちのなんと醜いことか。
事件は解決したといえるだろうか。
ハーヴェイ・ワインスタインは裁判の結果
第3級強姦罪と第1級性的暴行罪で有罪判決を受け、懲役23年を言い渡され収監。
多くの被害者(明らかにされていない人含め)に終わりなどない。
苦しみから少しでも解放されること -
Posted by ブクログ
ハリウッド大御所プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性的虐待疑惑を追求した記者がその全容を記した作品。多くの人が彼の悪行を知りこれまでにも調査した人はいたが、金と権力で、メディア、政界、司法も加担しスパイ活動、囮調査などで葬り去ることができていた。著者が脅しや妨害に屈せず事件を明るみにしたことで、世界中に#MeToo運動が広がった。フィクションでも書けないような驚きの内容だった。被害者は自分にも落ち度があると感じ自分を責めるような思考になる、加害者はそこにつけ込む、また相手の弱点を見つけるよう画策し、なければ偽情報を拡散させるなど、手口は巧妙で卑劣だ。この事件後、その余波はメディア大手
-
Posted by ブクログ
創業以来の「株主への手紙」やこれまでの発言やインタビューが纏まっているジェフ・ベゾス語録集。ベゾス氏自らの言葉で紡がれ、彼の思想や発想に直接触れることは有意義ながら、書籍内もしくはこれまでの刊行物と重複する部分が多い。
個人的にお気に入りのエピソードは、まだ創業間もない大赤字が続いていた時期にトム・ブロコウ氏のインタビュアーに応じた際のエピソードだ。氏が「ベゾスさん、あなた、利益(PROFIT)という言葉を正しく綴れますかね?」という皮肉に対して、ベゾス氏は「ええ、もちろん。P-R-O-P-H-E-T(預言者)ですよね」と答える。いまの状況をみると語彙力はベゾスのが(圧倒的)数段上だったよう -
-
Posted by ブクログ
「行き過ぎた資本主義」がもたらす弊害を克服し、機能不全に陥りつつある社会経済システムを建て直すために、公共の目的(パーパス)達成という「ミッション」を中心にした新たな経済の仕組みを提唱する一冊。
著者は、1980年代以降に定着した新自由主義の影響で政府の役割が矮小化されたことが、過度の民間依存や金融至上主義等を通じた外部不経済に繋がっており、これに対処するためには、政府は「市場の失敗」の救済だけでなく、解決すべき社会的課題を明確化し、その実現に向けた長期的な投資リスクを負うとともに、産業横断的なミッションプロジェクトを率いる強力なリーダーシップを担うべきであり、その実装ツールとして「ミッショ -
-