関美和のレビュー一覧

  • 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。―――1万年前から現代まですべてを紐解く「資本主義」全からくり

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    経済学の諸概念を難しいデータなどを使わずに説明した1冊。
    「誰もが経済についてしっかり意見を言える」という「経済の民主化」を筆者が大切にしていることに首肯した。
    所々、「根拠は?」と疑ってしまう部分があるので、この本をきっかけにさらに経済学を勉強したくなった。

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    2025年01月19日
  • ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

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    ペイパル創業者のピーターティール著のビジネス書。
    優秀な企業とは競走に勝つ企業ではなく、新たな市場を生み出すか10倍優れたものを作り出すことで市場を独占する企業であるという趣旨。
    確かにその通りで、現在の世界のトップを走るGAFAMなどは市場を独占し他社を寄せ付けない強さを持っている。
    既得権益の塊の大企業はもはやその位置に登ることは出来ず、新たな史上を開拓しイノベーションを起こすのはスタートアップ企業であろう。羨ましい。

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    2025年12月12日
  • 誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち

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    Spotifyを使い始めて、ストリーミングが無料になった経緯を知りたくなったが、Spotifyは最後にちょっとだけ出てきただけ。vevoが誕生した経緯はわかった。

    音楽データは、音響心理学を使って簡素化している。人間の聴覚は、人間の声に近い周波数帯を良く聞き分け、その範囲を超えると、だんだん聞こえなくなる。ピッチが近い音はお互いを打ち消し合い、特に低い音が高い音を消す。大きな音の前後の音はかき消される。

    動画専門家グループで標準規格を決める委員会のMPEGは、フィリップスの方式をMP2、ブランデンブルクの方式をMP3と名付けた。その後、MP2とは異なるフィルターバンクを用いたAACを開発したが、Windows 95用に開発したMP3再生ソフトウェアとともにMP3が普及していった。

    1999年にアンダーグラウンドのMP3ファイルをP2Pで共有することができるナップスターが開発された。 2011年に裁判が決着して、ナップスターは閉鎖された。

    ミュージックビデオのライブラリーvevoは、2009年にサービスを開始した。

    Spotifyは、オープンソースのoggを使った。

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    2024年07月12日
  • ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

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    局面の構築にだけに注力し、集約する、べき乗則。

    そのために大切なのが、ラストムーバーアドバンテージ。終盤を制する事。日本人にほんと、不向き。秀吉、家康は、上手かったかな。

    デカルト座標、四象限の行列的転用って、感じでいいのか。インテリジェンスデザインもその一つになるのか。

    市場の基本原則、「ランダムさ」に対する万能法則「べき乗則」。金の流れを掴むためにも。

    べき乗則からではなく、べき乗則そのものの線形化を、逆もありだろうけど、やればいいのだろうな。

    追記、071018
    再考、読み直すかな  マイキーの動画を見て、聖書ね。
    プロテスタント、カウンターだよね。でも、以前、どっかで、影響を与えた人の話、聞いた気がするけどな。



     

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    2024年05月28日
  • モダンエルダー 40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方

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    Airbnbの成長と繁栄の裏には若きCEOを支えてきたベテラン賢者の支えがあった。
    Airbnbの話を基に別業種で「年寄り」扱いされかねない彼らがこれから必要とされる「モダンエルダー(新しい年長者)」としてやっていくための秘訣を書いている。
    今まで培ってきた経験と知恵をおしみなく与え、導く「メンター」と新人としての吸収力と新鮮さを持った「インターン」とを掛け合わせた「メンターン」として仕事に臨むといいとのこと。
    結構流し読み。
    実績を残している賢者と評判だったとしても、実際にやっているときは自分のやっていることが良いか悪いのかわからない。常に周りの評価を受けつつ試して行くしかない。
    本著では成功例だが、誰もができることではなく、内容も紙一重のような気がして難しさを感じた。

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    2023年10月14日
  • 13歳からの億万長者入門―――1万円を1億円にする「お金の教科書」

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    日本ではお金の話はタブーみたいなところがあるが、これ一冊読んでおくといざという時に相談しやすいかもしれないなと思った。

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    2023年10月08日
  • Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる

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    ざっと読んだだけだけど、会長が課題図書を「who you are」→「多様性の科学」→「だから僕たちは組織を変えていける」の順にとりあげた理由が分かった。
    一貫して言いたかったことは〝企業文化〟についてで、個人か法人かという違いで、どちらも人格や歴史を持つものということだ。

    チンギスハン(1800年間続いた多くの騎馬遊牧民族による戦争を終結させ、騎馬遊牧諸民族を統一し、モンゴル帝国を建国)が築いた文化は会長の言わんとすることに近いと思う。特に忠誠心と多様性。階級制度を廃止し個人の能力と勇気、知性をもって評価する実力主義とし、忠誠心は兵士側だけでなく統治側も持つべきものと考えたらしい。この統治側の忠誠心ってなかなか持てない(もしくは伝わらない)と思う。やっぱり対等ではないというか。
    多様性の面では、負けた敵兵を自軍に引き入れるだけでなく厚遇することで確固たる忠誠心を得たらしく、講座ではプロパーばかりの当社は〜という話をしてたなあと。

    ※途中

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    2023年08月07日
  • スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則

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    ハワード・シュルツと本書の著者であるハワード・ビーハーはタイプが全然異なる。
    シュルツが根っからの起業家であるのに対して、ビーハーの方は先陣を切って人を導いたり道を切り開いたりというタイプではない。
    ビーハーは、特別な才能や、起業家がよく持っているサイコパス的要素を持ち合わせているわけでないが、余りある熱意を持ち、優しく、思いやりがある。
    それだけに、日本社会の多くのビジネスパーソンにとって、より再現性があり、共感を得やすいように思う。
    起業家タイプはごく少数だ。
    それに対して、凡人ながら、マインドの改革と努力によってその責務を果たすだけの人と成るためのとても良い模範となる。
    自分も全くリーダータイプではない。
    それでも、バンドにおけるリーダーであったり、なんらかのイベントやプロジェクトにおけるリーダー役を任せられることがある。
    カリスマ性を持っていない自分に、人は勝手にはついてこない。憧れられもしない。
    だからこそ、リーダー役を担う以上、飾らず、無理に背伸びせず、自分の弱さもさらけ出し、一緒に並んで、または仲間にサポートしてもらってともに成長していける、ビーハーの言葉が刺さる。
    『スターバックス成功物語』などがヒーロー譚のようなカッコよさを醸し、ドキドキさせてくれるのに対し、こちらはより現実的で、目の前のソリューションに役立つ印象。

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    2023年06月08日
  • ミッション・エコノミー 国×企業で「新しい資本主義」をつくる時代がやってきた

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    新しい資本主義、新しい社会づくりの参考にすべく、購読。世界的なイノベーションを起こすために必要なこととして、国や行政の役割を重視し評価しようという考え方。確かに、行き詰まりを見せた企業を救済する「最後の貸し手」というより、まだ将来性が見通せない会社に対する「最初の出し手」の方が、うまく行った時のリターンは大きいし、そのリターンを次の投資に回せる。テスラや製薬会社へのワクチン開発など、事例は少なくない。民業圧迫とか、その能力はないなどという偏見を捨て、積極的に行動していただくことで、社会が変わるかも。

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    2023年05月31日
  • スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

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    1点に注意を向けることで、頭の中の雑念を取るのはぜひ行ってみたいと思います。
    映画のストーリーのように展開していくので読みやすく感じました。

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    2023年05月30日
  • 「おカネの天才」の育て方  一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」

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    ネタバレ

    自分も30歳手前でそろそろ子供について考えないとなと思い、手に取った。
    派手なタイトルと異なり、中身はかなり現実的なことが書かれている。

    「早いうちから貯蓄・投資する」
    「大学には入っておく」
    「無駄な保険には入らない」

    読み終えた時に頭の中に残っていたワードは上記の3つ。
    アメリカ経済や家庭事情をもとに作られた内容のため、ローンや借金等あまり実感が湧かなかったというのが正直な感想だった。

    とはいえ、お金について身内、ましては子供と話すことなんてほぼ経験したことのない自分にとっては、将来のことを考える良い機会になった。

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    2023年03月04日
  • モダンエルダー 40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方

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    「変化を恐れず、飽くなき知的好奇心を持ち続け、大きなことに関心を持ち、小さなことに幸福を見出す」

    「年は心の持ち方の問題だ。気にしなければ、大きな問題ではない」

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    2023年02月17日
  • Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる

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    武士の行動規範を尊敬していることはわかった。
    シャカ・サンゴールの章が、もっとも読み応えがあり、あとでTEDを見てしまったよ。注目に値する人だと思った。
    HipHopの文化には馴染みがないのだけれど、ホロヴィッツの傾倒もあるので、これから聞いてみようかとも考えた。

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    2023年02月01日
  • お父さんが教える 13歳からの金融入門

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    13歳には良いとは思うが、やはりアメリカの著者なのでアメリカのことが基本。日本と若干違うので13歳であれば少し混同してしまうのかと。

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    2023年01月21日
  • 13歳からの億万長者入門―――1万円を1億円にする「お金の教科書」

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    1億円の資産を持つ、と言い切ってしまうことの重要性。しかも中期で。長期(10年以上〜)はもっと多く、と書かれているワーク。枠を大きく。目標を大きく。行動が変わる。

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    2023年01月10日
  • ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

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    ソフトの時代だからこそデザインが重要になる

    イギリスにはT字型デザイナーという概念がある。ひとつの専門領域を深く極めながら、同時に他の幅広い領域にも造形を持つ人材のことだ

    大学で賞を総なめ

    世界を驚かせたipad革命

    替えのきかない男

    ジョニーはあるべきものを正しくつくること、それが目的にかなっていることをいつも気にかけていた。テクノロジーに人間味を持たせることにこだわっていた

    イギリス屈指のデザイン事務所に入社

    アップルのデザイン責任者ブルーなーの訪問

    退屈な仕切り机の中ではデザインなんてできない。そんなところじゃだれも働きたがらない。天井が高くて気持ちの高揚するようなオープンスタジオが絶対に必要だ。それがものすごく大切なんだ。それが仕事の質を左右する。やる気を生むんだ。

    製品名を巡るバトル

    4分野の製品群に集中する

    アップルはハードウェアとソフトウェアが共存する芸術作品を生み出した

    仕事も遊びもとことんやる

    プラスチックからガラスへの思いきった転換

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    2022年12月16日
  • スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則

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    自分にできると思えばできるし、できないと思えばできない。粘り強さが必要。
    物事がうまくいかない時、原因は人にあることが多い。①自主性を尊重する②思いやりを持つ③アンテナを立てる(隠れた意味を読み取るを閉じる)
    最も尊敬するリーダーが愛情深い人間だ。

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    2022年12月04日
  • TRUST 世界最先端の企業はいかに〈信頼〉を攻略したか

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    信頼度がお金に変わり、ビジネスとして成り立つ奇妙な世界が何か解説されている。

    定性的なものを定量にする難しさをなり遂げる一方で、そこまで分析されてしまうのかという気持ち悪さが生まれる世界がやってきそう

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    2022年11月06日
  • アイデアの99%――「1%のひらめき」を形にする3つの力

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    「2つの段階があると思うんだ」とジョナサンは説明してくれました。「最初はひらめきを感じて受け止める段階。なに気なく蓄積されていたものが、あるひシャワーを浴びている最中に突然ひらめく瞬間があるんだ。次は『より、これを実際にやろう』と決める段階。一度決めたら、そこから気持ちをがらりと入れ替える。少なくとも決めたアイデアに関しては、合理的でロジカルに考えなくちゃいけないし、自制心が必要になる。受け身にならずに、足したり引いたりしながら、最終的に作品として形にするんだ。クリエイティブな人たちが苦労するのはそこだと思う。だってひらめいているだけの方が楽しいから。だけど、実際になにかをやろうと思ったら、2つ目の段階を乗り越えるしかない」

    ■緊急の用件を部下に任せる
     業務の責任をだれかに任せているときでさえ、緊急の用件が持ち上がると自分で対処しがちです。プロジェクトのことを心から気にかけていると、自分が解決したくなるのです。たとえば、日常的な問題のことでクライアントからメールが届いたとします。その責任はチーム別の人にあるのに、「ああ、これならすぐ手直しできるから、自分が片づけよう」と思ってしまうのです。すると次第に長期目標からエネルギーが移ります。
     緊急の用件を自分で片づけようとするのは、若くして成功したクリエイターにありがちな、もっとも危険な傾向です。もし自分がそうなら、緊急の用件をだれかに任せるよう努力しましょう。

     アイデア実現の大きな要素の一つは、粘り強さです。他者に頼って勢いを保つ場合には、そのプロジェクトは彼らの意思に左右されます。アイデアを前進させ続けるためには、他者を執拗に追いかけ続けることが必要です。


     フランクは「夢追い人」なのです私たちの研究で、よく見かけるクリエイターの特徴を大きく分類した中の1つです。その3つとは、「夢追い人」「片づけ魔」そして「両刀使い」です。この世界には、上ばかりを見ている起業家や、書けない作家や、フランクのように限りない創作欲を持ちながら、それが障害になっている情熱的なアーティストが星の数ほどいます。フランクのような「夢追い人」は、常に新しいアイデアを考えています。これが起業家の場合、「夢追い人」は、新しい商売のアイデアにすぐに飛びつきます。既存の商売の範囲でも、彼らは常になにか新しいことを考えています。広告業界のクリエイティブディレクターの中には、整理と集中は他人まかせで、自分はアイデアを考えてさえいればいいつまり夢見るだけという人も少なくありません。非営利の世界で「夢追い人」と言えば、理想主義者です彼らは、現在進行中のプロジェクトを投げ出して新しいプロジェクトに取りかかる傾向があります。また、アーティストの夢追い人は、新しいプロジェクトをはじめるとき、壮大な長期的なビジョを掲げて、大規模な取り組みばかりを思い浮かべていることが少なくありません。夢追い人は、一緒にいて退屈しませんが、1つのことに関心を持ち続けることができません。アイデアはあちこちに飛び、電話を返さず、進行中のプロジェクトを完成できず、家賃の支払いさえも忘れます。夢追い人は、だれよりもすばらしいアイデアを思いつく半面、それを最後までやり遂げることはほとんどありません。私たちが出会ったもっとも成功している夢追い人は、「片づけ魔」と組んだことが成功につながったと言います。
    「片づけ魔」は、それほど夢想することはありません。実行の手順に常に集中しているからです。片づけ魔は、ブレインストーミングのとき、実現性が考慮されないとイライラします。新しいアイデアは好きですが、アイデアを実現するために必要なその次のステップに没頭する傾向があります。「夢追い人」は、簡単に新しいアイデアにほれ込みますが、「片づけ魔」は、まず疑いを持ち、けちをつけてみた後に、それを気に入るようになるのです(結局気に入らないことも少なくないのですが)。「片づけ魔」は、アイデアを分解し、行動する「整理人」兼大切な「お目付け役」になります。アイデアは行動可能な要素にきちんと落とし込まれてはじめて、現実のものになります。斬新で受けのいいアイデアでも、形がなく非現実的なら、「片づけ魔」はこれを疑い、受け入れないこともあるでしょう。

     他人があなたの長所を自然に受け入れると思い込んではいけません―特に上司や顧客はそうです。理想の世界では、上司はどうしたら部下を最大限に活用できるかを考え、顧客はあなたの可能性を引き出してくれるでしょう。しかし、現実には、上司や顧客は自分のキャリアを心配するのに精一杯です。自分の強みは、自分で売り込むしかないのです。

     ビジョナリーと言われる経営者は、たいてい最初に話したがります。その業界に長く身を置ビジョナリー・リーダーたちは、みんなに崇められ、すべてを経験しつくしたような気になります。だから、最初に口を開き、さっさと動き、他者を関わらせることができません。代理店や、スタートアップや、その他のクリエイティブチームの才能ある若いクリエイターたちが、キャリアの途中で辞めるのは、自分のアイデアを聞いてもらえないからだと言う人が少なくありません。
     だれしも自分の提案に情熱を持っていれば、それを話すときに熱が入ります。ですが、仲間の創造性を取り入れる責任がある立場なら、それを抑えなければなりません。クリエイティブチームの目的は、アイデアを考え、磨き、それを実行することです。メンバーそれぞれの知恵をくみ取ることができなければ、価値が失われてしまいます。
     ものづくりのプロセスは、参加のプロセスでもあります。若くて、あまり経験のないメンバーにアイデアを共有してもらうには、彼らの論理を育て、仲間に引き入れなければなりません。彼らのアイデアがあなたのすばらしいアイデアの陰に隠れてしまわないように、あなた自身は口を閉じて、新鮮で時には未熟なアイデアを歓迎しましょう。断言する前に質問するように心がけましょう。
     口を閉じている間は、周囲に耳を傾けることを忘れてはいけません。最後に話すことを心がけているリーダーでも、自分が話すまでの間に聞くことができない人もいます。

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    2022年10月22日
  • Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる

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    たいていの本は成功した話を後から分析して紹介するものが多い。一方で本書が素晴らしいのは次々と深刻な困難に直面した著者が、うまくいかないときにどう考えたのか、切り抜けたのかを紹介しているところ。数ある偉人の話の中でも特にミシガン州の刑務所でギャングの集団を率いていたサンゴールさんの話が興味深い。例えば子分の歯ブラシが盗まれた話。なぜ盗まれたのか?あなたがボスならどうする?盗んだ犯人はボスを試している。それを放っておけば次はもっと大事なものを盗んだり、殺したり、商売を乗っ取ってもいいと思い込む。かといって犯人を殺したらいくらなんでも厳しすぎる。ならどうすればいいか。正しい答えなどない。その集団の今の姿、その行動、これからなりたい姿によって答えは変わってくる。あなたの行動がその集団の文化になる。

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    2022年10月04日