あらすじ
お金の仕組みや投資の基本は、学校でも家庭でもほとんど教えられていません。大人になって金融業界に就職して初めて学ぶ、あるいは、一生知らずに過ごす、という人も少なくないのではないでしょうか。本書は、これを憂えた弁護士の著者が13歳の息子に書いた数ページが元になって生まれた1冊。お金の種類(ドル、ユーロ、円、ビットコイン……)やクレジットカードの仕組み、株式チャートの見方といった初歩から、債券、企業分析、ファンド、PE(プライベート・エクイティ)とは何かにいたるまで、おカネの稼ぎ方・増やし方・使い方の基本を、たくさんのイラストと一緒に楽しく解説します。
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Posted by ブクログ
大人にもとても分かりやすくて勉強になった。特にオプション取引など、調べても難しい用語でしか説明されていなかったことが初めて理解できた、と思った。
Posted by ブクログ
この本は学校の指定読書にして学ぶべき。関美和氏の翻訳もあって非常に読みやすい文章で、各章の短さもちょうど良い。これまでは金融についてなんとなく分かったつもりで大人ぶっていたが、本書を読んで自分がどれほど無知だったか思い知った。
以下、本書より抜粋。
<企業分析>
プロの運用者が銘柄選びの際に考えていることのほんの一部。
1.株価
たとえば過去1年間の株価にくらべて、今の値段は高いか安いか。
2.株価収益率(PER)
ダウ平均のPERと比較。10〜15倍ならかなり割安、50倍は割高すぎる。ちきんとした理由がないと買うべきではない。15倍より上なら、なぜみんなその株にこれほど高い値段を払っているのか考えたほうがいい。
3.過去の業績
何年間利益を出し続けているか、利益が毎年増え続けているか。
4.市場シェア
その会社の市場シェアは伸びているか?
5.その会社の商品の市場全体
その会社の商品やサービスの市場は大きくなっているか、小さくなっているか。
6.新しいテクノロジー
その会社の魅力を奪うような(商品に取って代わるような)新しいテクノロジーはあるか?
7.マクロ経済の影響
いま世界で起きていることはその会社に有利か不利か?戦争は始まるか、石油の供給はストップするか?その会社は気候変動の影響を受けるか?
8.清算価値
その会社に予期せぬ問題が起きて、資産を売却することになったら、どれぐらいの価値になるか?
9.経営陣
これが一番大切なポイント。CEOやその他の経営陣はどのくらい有能か?自分のやっていることをきちんとわかっているか?これまでいい業績を残しているか?業界で起きていることをいつも察知しているか?この会社のことを本当に気にかけているか?
10.買収の標的になるか?
別の会社がその会社に買収を仕掛けると、その会社の株価は急に上がる。
11.知的財産
その会社には重要な特許や商標があるか?
12.配当があるか
もし配当を目的の1つとするなら、その会社は長期間安定して配当を支払っているか?
Posted by ブクログ
株の仕組みとか文字通り知っておきたい知識が満遍なく知れる本。特に投資ファンドの違いとか仕組みはさすがアメリカという感じで、勉強になった。
内容がアメリカの仕組みについてなのだが、対象が13歳なだけに日本では〇〇だけどね、という日本の情報が申し訳程度についているのがちょっと中途半端だった。
Posted by ブクログ
原題にもあるように子どもだけでなくその親も読むべき内容だった。
金融に関する基本的なことがざっくりとまとめられているし、仮想の企業を用いての具体的な説明が書かれていて読みやすかった。
少なくとも投資を始める前には一読したほうがよさそう。
Posted by ブクログ
2022年4月より高校の家庭科の授業において「お金の勉強」という分野が追加されたが、それよりも前からお金の重要性についてわかりやすくかつ面白く纏めた本が出版されていた。それがこの本である。
内容はそもそもお金とは何なのか、お金の使い方、お金についての基礎知識が網羅され、そこからレバレッジや税金などの身の回りで起きているお金の用語は一体を意味するのかなどがわかりやすい語り口とポップなイラストで表現されていて読んでいても苦痛にならずに読むことが出来ました。
この本の中で書かれている、お金との付き合い方はたった一つ『収入の範囲内でやりくりすること』とである。具体的にどんな方法で、どんな稼ぎ方をすれば資金を増やすことが出来るのかは全く書いておらず、それよりも子供でもわかるような事をはっきりと書くことで伝わりやすく心に残るような言葉を書いていて本当に13歳からでもわかるような『教科書』のような本なのだと思いました。今社会人になったばかりの人やお金の勉強の話を通ってこなかった学生に是非この本を読んで欲しいです。
Posted by ブクログ
自分は大学生ですが、恥ずかしながら知らない事が多かったです。しかし、その分とても勉強になりました。この本を出発点にして、もっとお金について知っていきたいと思います。
Posted by ブクログ
1冊しっかり読めば、株や国債などざっと学べる。
引退に備える。長期的な投資。安定した利回り。
ただし投資に絶対はない。
支出が収入を越えないこと!
・株価収益率(PER)で銘柄判断
1ドルの利益にに何ドル投資家が支払うか
・時価総額=株価×株数
Posted by ブクログ
【おすすめする人】本当の基礎の基礎から
金融・マネーリテラシーをつけたい人
【感想】
改めて今まで避けてきたマネーのお話を
ちゃんと知ろうと思い手に取りました。
デビットカードとクレジットカード
為替など本当の初歩の初歩から
辞書を引くように読んでいました。
なんとなく知っているけれど
ちゃんと知らないことがたくさんありました。
原作がアメリカの本のため
ちょこちょこアメリカ特有のお話などもありますが
それも面白く読ませてもらいました。
この本に載っている情報の半分くらいは
基本のキとして知っておきたいと思いました。
Posted by ブクログ
13歳からというように非常に読みやすくできている。投資など金融関係の事を考え始める際の、最初の一冊として読むことがお勧めできる。売らないで家に置いておこうと思える一冊だった。
Posted by ブクログ
読みやすくてストレスなく学べた。
お金の知識の初歩の初歩かもしれないし、ネットで調べれば出てくる時代だけれど書籍からしか得られないものもある気がする。読んでよかった。
Posted by ブクログ
子どもに…と言いつつ自分自身も読み、大変勉強になった。特にオプションや企業分析については、他の人に上手く説明できず、分かったつもりになっていた部分だったので良かった。
これの完全日本版もあったらいいなぁ。
Posted by ブクログ
平均よりも金融リテラシーが高いと思っている自分にも少し難しかった。
アメリカ中心に書かれているので日本バージョンに修正されていたら勉強になったなあと。
株のあたりは分かっているようで理解できていなかった内容を確認することができた。
可愛いイラスト付きであっという間に読破しました。
Posted by ブクログ
13歳の息子にあてて書いたものなので、語り口が易しく金融に関する知識がなくても読めます。
株やクレジットカードなどに関する言葉とその概略の紹介といった感じ。
この本に出てきた言葉を調べていくと、より知識が深まると思います。
最近、お金に関する話題が流行ってきました。
日本でも、2022年から高校で金融に関する教育が始まります。
「子供たちが学校で習うことを、大人として知らない」ことがないように読んでおきたい一冊。
Posted by ブクログ
お金について勉強しようと思い、1冊目として選択しました。
文字数も少なく、わかりやすいため初心者本としては良本だと思います。
これを機会に他の本で更にステップアップしたいと思えると思います。
Posted by ブクログ
お金について勉強するための入門書としてはかなり読みやすかった。
お金に働いてもらう、余裕のある範囲で。
↑これが大原則。
1. スタンダード&プアーズ500(S&P500)
→これ聞いたことある。有名な企業500銘柄を集めた株式指標。他にもダウ平均とか、ラッセル2000とか。日本では日経平均やね。
2. インデックス・ファンド
→これも聞いたことある。たくさんの投資家から集めたお金で、特定の株式指標と同じ銘柄を買う。
3. バランス型ポートフォリオ
→株と債券の両方に投資すること。長い目で見ると、株の配当を再投資しつづけたほうが、債権を所有するよりも高いリターンを得られることが証明されている。
4. ウォーレン・バフェット
→オマハの賢人。バークシャー・ハサウェイ(投資会社。保険業なども)のCEO兼会長。彼も、債券よりも株式の方が長期的なリターンは高いと言っているらしい。
Posted by ブクログ
金融について学校では教えてもらえないので、興味を持ったらこの本を読むと良いと思います。翻訳本なのでアメリカを中心に書かれていますが、日本の視点も補足してあります。
Posted by ブクログ
大人の自分にとってもわかりやすい本でした。
専門用語の説明もしっかりされていたのでわかりやすかったのですが、ど素人の自分にとってはこれでも少し難しく感じました
これを機に何度も読み返しながら勉強していきたいです
Posted by ブクログ
子どもも大人も楽しく学ぶことができる本だと思いました。
収入の範囲内で身の丈にあった生活を送ることで、余裕と信用を生むと感じました。
自分の暮らしぶりで信用を得られるかどうかが決まり、生活する上で信用を得ていることの大切さがわかる本でした◎
Posted by ブクログ
すごく丁寧に説明してくれてます。子供向けだからかな?
ちょっと現実ではあり得ない金額での説明がわかりやすい。
あまりよくわからない世界だったので子供だけでなく、これから金融を学びたい大人も読むといいと思います。
本当に分かりやすい入門書
著者が13歳の息子のために、基本的な金融のことを知ってもらう為に書いた本だけあって、優しい口調で書かれていて癒されます。ただ、内容もしっかりと専門用語は出てきますが、全て分かりやすく解説されています。
これから何らかの投資を始める人や、子供にちょっと踏み込んだお金や経済を学ばせたい人におすすめです。
Posted by ブクログ
11歳の孫娘に読ませたいと思い読んだが、13歳では難解だと思う
結局、株の選ぶ方には、これが正しいとか、これが間違っているなんてない
Posted by ブクログ
昔では考えられなかったでしょうね。今は投資することが普通になってきた証でしょう、こんな本が出版されるのは。自分も訳もわからず投資をかじってる身なので、これは良い入門書でした。わかったふりしてた株と債券の違いとかよくわかりました。ただ、著者がアメリカの人なので、日本で言うところの…という記述がちょっと気になりました。
Posted by ブクログ
学生のときに勉強した知識を再確認したくて購入。
著者の実の息子に、おカネと投資の知識を教えてあげるために書いた本。
柔らかい文体で説明してくれて、サクサク読める。売る権利を買うとかどういうことやねんと、学生時代腹が立った覚えしかないオプション取引ですら、この本にかかればスッと理解できる。
おカネの知識がない人に説明するとき、この本を参考にしようと思う。