関美和のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
リーダーの行動が大事
海外の翻訳は、ニュアンスが伝わらず、残念な内容になることも多いですが、この本は、興味深く読めました。リーダーの行動が文化を作るということに共感できました。
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Posted by ブクログ
デザインのお勉強。
…デザイナーは必要なものだけをデザインすべきだというミニマリスト的な哲学は、ドイツの伝統教育の流れをくむものです。ジョニー・アイブのデザイン哲学もまた、そのことを強く意識しているようです。このドイツの伝統は、アイブにも、電気器具のブラウンにも、またドイツのキッチンメーカーや家電メーカーにも受け継がれています。ドイツの家電デザインでは、この哲学が確立しているのです。高品質、高機能、ミニマリズムの伝統がそこに脈々と息づいています。おそらく教育を通して、アイブにこの哲学が染み込んだのでしょう
…「ジョニーも僕らも、デザインの目的を優先させた」とグリナ―は説明する。「ジョニーは、あるべきものを正しく作ること、それが目的にかなっていることをいつも気にかけていた。彼の関心は、テクノロジーに人間味を持たせることだった。『それがどうあるべきか』が常に彼のデザインの出発点だったんだ。どんな既存製品があるかや、エンジニアがなにを望んでいるかを排除する能力、あるいは無視する能力が、ジョニーにはあった。彼はプロダクトデザインやユーザーインターフェースデザインの根本に立ち戻ることができたんだ。」
それよりもおそらく重要なのは、ブルーナーがこのスタジオを設立し、偉大な才能を採用して文化を創ったことだ。「ボブ(ブルーナー)はジョニーのデザインチームの基礎を創っただけではない。城を建てたんだ。企業内のデザインチームがクールと言われるようになったのは、ボブの功績だ」と言うのはクライブ・グリナ―だ。
「革新を宿命とする企業では、革新しないことがリスクなんだ」とジョニーは言う。「本当のリスクは、安全策を安全だと思い込んでしまうことだ。スティーブにはアップルのルーツに立ち戻るにはなにが必要か、アップルの魂を表現するにはどうすればいいか、新しいものをデザインし、作り出すにはどんな組織構造にしなければならないかが、はっきりと見えていた」 -
Posted by ブクログ
ハーバード・ビジネス・スクールで営業を教えない理由を解説するものではありません。
人気が出ない「セールス」に光を当てる本です。海外では「Life's a Pitch(人生は売込である)」「The Art of Sales(営業は芸術)」というタイトルで売られている。なぜ日本ではこんなタイトルに...
営業のテクニックではなく、マインドが焦点。
営業の原点に立ち返ったり、セールスの良さを伝えたいときに見たい1冊です。
・ビジネスにおいて最も営業が重要
・出来る営業の共通点。打たれ強さと楽観主義。前向きで明るくないとダメ。暗い人からは買わない
・営業とは「自分の思いを相手に伝えて相手の心を動かして行動を起こしてもらうこと
・拒絶されるまで提案することが大事。営業先と調整し最大限良い提案をし続ける
・回数が多ければ、成功する回数も増える。失敗すれば、教訓を得られて成功率があがる
エリート営業ほど、多く挫折しているし、失敗をしている。
逆に言うと、拒絶や失敗するまで売り込みを継続できている。
マインドセットを心得れば、向き不向き関係なく、だれでも売れる営業になれるよ。というお話。 -
Posted by ブクログ
私もあがり症だから一生トークなんてしたくないけれど。でも、文章を書いたり、友達とおしゃべりをする時にも応用できるものばかり。これを読んだ直後から、私も友達とのおしゃべりがTEDトーク式の考えに変わっているのを実感する。本を読んだあとに行動が変わる、アイデアを植え付けられるという意味では、この本も素晴らしいトークだった。とにかく、人を飽きさせないためにどうするか。一貫性と意外性。ユーモアを挟むこと。本の中にも素晴らしいユーモアがたくさん含まれていて良かった。
全部が全部、使えるアイデアではないけど。例えば、二文示されて、「こちらの方が良いでしょう?」って言われても、前の文の方が良かったなあってなる事もあった。日本には合わないのかも……?
それと言葉が回りくどい。観客は専門用語を元々知ってるほど賢くないけど、基礎知識がないほど馬鹿じゃない。本当に文章を読んでて思った。他にも色々。彼が「これは駄目」って言った話し方を彼自身が文章で行っている……。
自分はトークする側ではないけど、今までつまらないなあって思っていたものが、どうしてつまらないのかをうまく説明してくれた感じが良かった。
話が自慢ばかりで、とんでもなくつまらない友達にそれとなくおすすめしてみようと思う。 -
Posted by ブクログ
妻の本棚から拝借。
MBAの本質を抜き出して図解したから2時間でわかるよ、という本。2時間足らずで読めたけど個人的には微妙かな、、
フレームワークだけ載っていて本質が理解できないし、概念的なのでイメージが湧きづらい。寝て起きたら忘れそう(妻、スマン)。
ただ、いくつかの分野には学びを得られたのと、随所に散りばめられた星野佳路氏の解説が秀逸で、ここにお金を払う価値はあると感じる。
【星野氏の金言を要約】
・自分の性格がマネジャーに向いているかどうかは問題でなく、自分の「効果的で正しいチームリーダー像」を演じ切る力「演技力」こそ、マネジャーの能力である。
・近代経営において社員にやる気を出してもらう責任は経営者にある。昔は財務やマーケに秀でて実績を積んだ人がリーダーになったが、昨今はメンバーのモチベを上げるためのLDシップ、ファシリ力、コーチング力も問われるようになっている
・戦略とは「戦う前の準備」を指す。どういう戦いになるかを予想していざ戦う時に有利になるために何をしておくかが重要。「低コスト戦略」は戦略じゃない(低コストがいいことは決まりきっているから。)。どうやって低コストで顧客満足度を得られる商品・サービスを提供できるかが問題となってくる。
・人間は変化に不安を感じる生き物なので、論理だけで正当性を訴えても効果は上がらない。人の気持ちを動かすには、反発する感情をマネージして変化を促し、ファシリするスキルが不可欠
・良いアイデアを生み出すには、考えながら仕事ができているかが問われている。情報が手に入り、自由な発言が容認され、マネジメントに参画できる環境でこそエンパワーされ、自然と考えながら仕事ができるようになる
・我々は学んだことを活用して居ないケースが多い。理論を理解して居ても結局直感や経験を信じて行動する。その時に教科書通りにやって見ることの意義を思い出すことが大事
【メモ】
・素晴らしいアイディアを見つけるために
①日常の不の解消(人は何に悩んでいる?)
②時流に乗る(今何が流行っている?)
③極端な方向に走る
④人気のサービスを発展させる(核にあるものを見つけ最高にしてみる)
⑤クールなものを持ち込む(外国から見つける)
・機能ではなくその人にとってのメリットを売り込む!
・現代人は消費するばかりで創造しない。何かを創り出す努力は私生活も仕事にも役立つ
・マネジャーは他者の「正しい問題認識」を助け「解決」へと導くのが仕事
状況理解→課題の真因を見つける(Why)→行動計画を作る(How)→解決まで計画を実行・調整する
・人の考えを変化させるには
解凍→変化→再冷凍が必要。解凍しないまま変化させるのは無駄
<解凍から変化のステップ>
①問題を感情的に認識させ、解決策は提示しない(知性には訴えない)
②誰が何を失うか見極め、共感してあげる
③当事者の喪失感を受け入れてあげる
④敬意を持って過去を扱う(変える前に敬意を持つ)
⑤過去と決別することで本当に大切なことを継続できることを示す
・説得の3要素
①力(準備、専門性、人間性)
②信頼(わかりませんと言える、正しい結果を求める)
③魅力(伝えたい内容、伝える人)
・解決策はシンプルで優雅だが、そこにいくまでが複雑でやめてしまいがち -
Posted by ブクログ
重要な意思決定にあたって、有効に活用すれば非常に効果が高いレッドチームに関する書。
レッドチームは以下のように活用される。
①組織の主流派による情報分析に基づく意思決定を行う際に、組織バイアスによる重大な過ちを回避する手段として、主流派とは独立した特別なチームを編成し、意思決定者に新たな気付きを与えるために、主流派と敢えて異なる視点からの情報分析(競争分析、代替分析)を行う。
②競合や敵が存在する環境下において戦略を検討する際に、敢えて敵の視点になりきって自組織の戦略に挑戦するチームを編成してシミュレーション(ウォーゲーム)することで、意思決定者の盲点がないかを確認させるもの。
③サイバー・物理的施設のいずれにおいても、セキュリティの欠陥や弱点を洗い出すために、ホワイトハットとしてハッキングや物理的侵入を試みるチームにより欠陥テストを行う。
これらが有効に活用されれば、当初の戦略や既存のセキュリティの弱点や盲点に気付き、重大な失敗や損害を回避できたり、あるいは場合によっては、主流派の分析の正しさにより深い自信を持つことができたりする。
しかし、本書では、レッドチームを活用したにも拘わらず重大な失敗を回避できなかった失敗例(欠陥を指摘されながら9.11を防げなかった航空当局、結論ありきのBチーム編成により意思決定を誘導したアメリカ軍の対ソ連戦略構想 等)を挙げて、レッドチームを有効ならしめるための条件を提示する。
その条件とは、リーダーがレッドチームの役割と意義を理解し支援すること、レッドチームに適切な活動範囲とリソースを与えること、レッドチームによって明るみになった欠陥を真摯に受け止めて対策を行うことである。
そして、レッドチームはあくまで多角的な視点からの分析やテストで気づきを得るためのものであって、レッドチームに意思決定を担わせるべきではないことや、適切な訓練を受けた多様性のあるチームによって行われることが重要であるとのこと。