関美和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
営業という仕事は生きていれば必ず避けられ避けられない。
ビジネスで売り込むことに限らず、生きていれば何かしらのアピールは必要になってくる。
営業が上手い人とそうでない人の分析が幾つも載っているが、この本で大きく納得できたことが一つある。営業という行為への苦手意識や躊躇いについてだ。食べる為には収入を得なければならず、その過程には営業が欠かせない。にもかかわらず、躊躇いがある。本書はそれを理論的には解決してくれたと思う。今後は、これまで生きてきた中で偏ってしまった考え方をほぐしていかなければと思う。
僕が大いに納得できたのは、営業が比較的得意な人とそうでない人がいるのはなぜかということ。僕は後者だが、なんでそうなってしまったのかという疑問の答えがあったのだ。
生きてきた環境の影響が大きい、そういってしまうと単なる逃げの口実になってしまうのだが、僕が納得できたのはそこではない。
営業が得意な人は、親が商売を営んでいたりして、生活の中で身近に営業が存在していることが多い。親が会社を経営していたり、自営をしていると売り買いによって自分の生活が賄われていることが実感しやすい。努力や苦労しながら売ることで利益を得て、それによって日々の食料や学費が払えるという実感がある。
一方、僕の父親は雇われサラリーマン技術者で母は専業主婦だった。父親は、同僚に営業職の人がいて、その人が会社にもたらした利益から給料を得て、僕はそのおかげで生活できた。会社の中での分業として父は技術者をしながら、父の分の営業は誰かがやっていてくれたわけだ。
そんな環境の僕にとって営業に触れるのは、客として売られる場合が多い。買い物やら勧誘やらで買いたくないものを勧められたりするようなイメージが多い。また日本には儲けることはよくないだとか、お金についての道徳や忌み嫌う空気が漂っている。父のように間接部門の仕事で、その家庭で生活していると、こういった営業ということの負の部分ばかりの意識ばかりが育ってしまって、生きていく上で必ず必要な売るという行為に偏見を持ってしまうのだ。
この本を読んだ後、自営をしている過程で育った人と話した。自営や経営者の家庭だと、営業して売ることのポジティブな面をよく理解していた、というかそれが染み込んでいた。
このことを実感し、僕の中の偏りを無くさねばと思った。 -
Posted by ブクログ
別にハーバード式ではないがハーバードの教授による、かなり属人的な仕事術。当たり前、でも若い時には見て見ぬふりをしてしまうことが多いなあと思うことが記されている点で読んだ意義の高い本だと感じた。著者にとって、大切なことは①目標設定と優先順位②結果が全て、そこからぶれない③雑事を捨てるの3つが柱だ。「何かをしていること」に満足している人が多いけれど、「何をしたいのか」という結果から、終点から物事を捉えることの大事さは、はたと気がついた時には遅い。雑事に追われて、仕事をしている気になるなとは、以前の上司から言われた言葉だが、例えば終点であるプロフィットに結び付いているのかどうか、そうでなければやめるか効率化してしまうということ。
後半は個人の話。ワークライフバランスや、書く力、話す力について。事前準備すること以外にはあまり参考にならないが、要約と結論は違うというところはハッとするものがある。結論は様々な点で要約を超えた教訓や行動を進めるものでなくてはならない。なるほどね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人生とは、営業の繰り返しではないのか。
そう考えはじめた矢先に、ちょうどこの本の記事を見かけ、手にとってみた。
他人に何かを売り込み、納得してもらい、行動に移してもらう。
社会でうまくやっていくとは、これの繰り返しだ。
例えば、遊びの誘いでも、相手にその遊びが楽しいと思ってもらい、実際に誘いに載ってもらう必要がある。
恋愛もそうだし、就職活動もそう。
社会に出て働けば、上司や人事に認めてもらわないと昇給や昇進はあり得ないし、顧客に認めてもらわなければモノは売れない。
これは、つまり、広義の営業である。
この本では、国や立場を超えた様々な人の営業のスタイル・考え方が描かれている。
一つのテーマとして、営業は先天的な才能か後天的なものによるかというものがある。
どちらかのみと言い切ることは出来ない。
ただ、言えるのは先天的なものだとして割り切って諦めてしまってもいいことはない、ということである。
私たちは常に営業をしている。
その中では、友達に断られることもあるし、女の子にふられることもあるし、上司に怒られることもある。
それでも再び、友達を誘わないとつまんないし、女の子にアタックしないと結婚は出来ないし、上司に報告しないと昇進も出来ない。
じゃあどうすべきか。楽観的に前向きに次のチャレンジに向けて気持ちを切り替えると同時に、反省して自分に磨きをかけるだけである。
営業に成功の普遍的なノウハウはないと思う。
ただあるとすれば、この本にもあるように、自分という人間としての魅力を伸ばすこと。そこには人間の数だけ様々なスタイルがある。自分という人間の魅力を磨き、それを理解し実践することが大事だ。
【追記】
自分の売りたいモノを売るのではなく、相手を理解し、相手の欲しいストーリーを売ることが重要。 -
Posted by ブクログ
「個人の生産性」
=「あなた自身が立てた目標を、量と質の両面でどれだけ達成できたか」
いちばん大切な三つの考え方
・目標を明確に表わし、優先順位をつける。これが、優先順位に従って時間を配分する助けになる。
・最終的な結果に目を向ける。優先順位の高いプロジェクトに取り組むときは、早い段階でたたき台となる仮説を立て、それを指針にする。
・雑事に手間をかけない。優先順位の低いことは、できるだけ時間を使わずに片付ける。
OHIO=「その場で処理する(オンリー・ハンド・イット・ワンス)」
スケジュール帳活用法
(左側に記載)時間に沿ったアポイント、時間外には、その日のうちに片付けたいその他の短期目標
(右側に記載)アポイントについての注意書き(達成したいこと、短期目標の重要性)
「時間管理のコツは、受け身の対応に終始することをやめて、考える時間を捻出することだ。」(リンクトインCEO ジェフ・ウィーナー)
いい文章を書くには
・簡潔な文を書く
・関係をはっきりと表わす(福祉的な接続詞を使うと関係が分かりやすい)
・能動態を使う
・正確に言葉を選ぶ(ビジネス文では多様性より分かりやすさ)
・先行詞を特定する
・スペルミスをなくす
・正しい文法を使う
自分と自分の部下が目に見える成果をあげられるようなシステムを作ればいい。そのシステムの核になるのは「仕事を任せること」
上司の経営スタイル→発明家タイプ、共感者タイプ、慎重派タイプ、執着者タイプ
次の仕事を選ぶ際、広い範囲で応用できる専門性
・リーダーシップ・スキルを身につける
・外国文化を学ぶ
・人脈を広げる
<この本から得られた気づきとアクション>
・ハーバードビジネススクールで教えながら会社経営などを行う超多忙のかたでも、大切にしている原理原則は、大きく変わるものではない。最初に書いた大切な三つの考え方は常に心得ていたい。
<目次>
1 いちばん大切な三つの考え方(目標を設定し、優先順位をつける
結果に目を向ける
雑事に手間をかけない)
2 日々の生産性向上法(日課を守る
身軽に出張する
効率よく会議を行なう)
3 個人のスキル向上法(要領よく読む
読みやすく書く
伝わるように話す)
4 上司と部下をマネジメントする(部下をマネジメントする
上司をマネジメントする)
5 実りある人生を送る(一生を通してキャリアの選択肢を広げ続ける
変化を受け入れ、基本を守る
家庭と仕事を両立させる) -
Posted by ブクログ
アイデアの発想方法ではなく実現方法をテーマに掲げ、整理力、仲間力、統率力という3つのスキルを活用して、いかにアイデアを実現させるか、という内容のノウハウ本
全体的な印象としては、経営ノウハウに近いような内容になっていて、クリエイティブだろうが、経営だろうが、サラリーマンだろうが、本質に迫って行けば、必要となるスキル、考え方、アクションは自ずと1カ所に収斂していくような気がした
個人的には仲間力が特に不足しているので、2章を読み返して仲間力の向上に繋げたい
2章で印象的だった箇所として、「押し売りと感性豊かなマーケティングの違いは、相手を知り、相手を学ぶ過程で、自身の能力を知ってもらうことであり、つまり相互理解の姿勢があるか否か」という文章があり、マーケティングの神髄を少し学べた気がした