ローナン・ファローの作品一覧
「ローナン・ファロー」の「キャッチ・アンド・キル」「キャッチ・アンド・キル #MeToo を潰せ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ローナン・ファロー」の「キャッチ・アンド・キル」「キャッチ・アンド・キル #MeToo を潰せ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
#me tooのきっかけになったといわれる本。さまざまな角度から見て、学びになるポイントがいくつもあった。
まず、ずっと続いてきた悪事を暴きたいというジャーナリストの視点。妨害というのはこのような形で起こるのか。また、それを打ち砕くのに、慎重に慎重に合法的な方法を探っていく著者の姿勢。
そして、性犯罪(だけではないかもだけど)を告発するときのデリケートなあり方。被害者ほんにんがどこまで開示するのか、一つひとつ確認しながら進んでいく。そうだよね。
ときどき挟まれる謎のメールの話が、驚くべき事実につながっていくのは、本当に衝撃。
また、世界的なセレブカップルの2世で、美しいだけでなく頭脳的にも天才
Posted by ブクログ
最低最悪の権力者の色欲と、それを利権と引き換えに覆って隠し通す最低最悪の関係各位。
もみ消しは持ちつ持たれつの関係を築くためだけでなく自分自身のため、という関係各位もいたりして。
日本の伊藤さんの件、森友問題(分野は違えど)と構造が同じかと。
ピューリッツァー賞を3回あげてもよいくらいの、世界的なうねりを作り出した報道の顛末が、この本に詰まってる。
ほんとに爛れてるとしか言いようのない、メディア(の権力者たち)。しかし、綿密な調査報道が受け入れられ、それが社会を動かせる分、日本よりマシなのか。
日本のメディアにも、飼い殺しの記者クラブ問題のみならず、実はアメリカと同じ色欲の病巣があるんだ
Posted by ブクログ
ワインスタインの犯行が明るみに出たのは2017年10月のこと。日本でも同年5月に権力者に近い人物の性加害を告発する報道が有り、10月には被害女性本人が記者会見をした事もあってこの事件は力関係を用いた性犯罪である類似性と共にいつもセットで思い出される。
ヒーローが活躍するハリウッド映画とは違って、現実のアメリカ社会は“弱者”を大きな力で不可視化し、無かったことにする手段(catch&kill)が確立していたことに憧れ転じて幻滅さえ覚えるのだが…被害を告発した女性やジャーナリスト達とひとりひとりが勇気を持って連帯することで卑劣な犯罪を許さない社会を作ることができると信じたい。著者のパーソナ
Posted by ブクログ
いやーすごい!凄い本に出会った,そして凄いジャーナリストを知った.#MeToo が,ここから始まった,という帯の言葉通り,運動へのうねり,巨悪を暴く正義,行動力,それを阻もうとする巨大な権力や,慣習という暴力…息詰まる展開は最初から最後まで,まるでサスペンス映画を見る様だった.
そして…現実の権力構造の恐ろしさ.きっと問題はこれだけじゃないし,アメリカだけの問題でもなしい,きっと日本も相当闇深くて,もしかしたらもっと解決困難な状況なのかも…なんて滅入る気分も…
でも,数は多くなくとも正義のために,良心に従って取材活動を続けてくれるジャーナリストもいるし,それを是とする人もいる訳で,Libert
Posted by ブクログ
一気に読んだ。日本でもハーヴェイ・ワインスタインのニュースは報道されていたし、そこのに続く#MeTooも日本国内にも広がりを見せた。そのワインスタイン事件が世に出るまでの戦いの詳細が記されている。ワインスタインはもちろんの事こと腐れ切っているNBC上層部の動きには読んでいてはらわた煮えくりかえる。ここまで何度とない阻害に立ち向かったローナン・ファロー、ニューヨーカー、ニューヨークタイムズの記者が素晴らしい。ニューヨーカー、ニューヨークタイムズという老舗報道機関が汚染されていなかった事に安堵する。ローナン・ファローがここまで屈する事なく戦えたのは、父ウディ・アレンと姉の問題に対する彼の立ち位置も