最低最悪の権力者の色欲と、それを利権と引き換えに覆って隠し通す最低最悪の関係各位。
もみ消しは持ちつ持たれつの関係を築くためだけでなく自分自身のため、という関係各位もいたりして。
日本の伊藤さんの件、森友問題(分野は違えど)と構造が同じかと。
ピューリッツァー賞を3回あげてもよいくらいの、世界的な
...続きを読むうねりを作り出した報道の顛末が、この本に詰まってる。
ほんとに爛れてるとしか言いようのない、メディア(の権力者たち)。しかし、綿密な調査報道が受け入れられ、それが社会を動かせる分、日本よりマシなのか。
日本のメディアにも、飼い殺しの記者クラブ問題のみならず、実はアメリカと同じ色欲の病巣があるんだろうな…。
犯罪のもみ消しに慣れてはいけない。
慣れてはいないし、その都度ザワッとするけど、諦めてる人が、私含め,ほとんどではないか。
日本で報道をきっかけに、政治家ほか権力者の悪事を白日のもとに晒して「国民の皆様」が立ち上がり、彼らを失脚に追いやることはあるのか。
男性はこの本を読んで、この気持ち悪さを感じられるのだろうか。
ウッディ・アレンの娘の件も、かつて報道された時、自分も含めなんとなく扱いに困ってた風だったけど、ホント娘は気の毒だった。
自分含め!もう、映画見ない!公開しない!とか、ならなかったし。
力があるから、弱い者に好き勝手なことをしても許される(当人にはひどいという感覚はない)、ということが、許されない時代になってくれないか。
せっかく「平和」な国にいるのだから。
などと、つらつら考えずにはいられない本。