キャッチ・アンド・キル

キャッチ・アンド・キル

2,400円 (税込)

12pt

アメリカが抱える巨悪を暴き、♯MeToo運動に火をつけた歴史的な一冊。

著者ローナン・ファローは本報道にて弱冠30歳でピューリッツァー賞受賞!

「爆発的で強力なジャーナリズム」(ピューリッツァー賞評)
「歴史に残る1冊になることだろう」(エッセイスト・洋書レビュアー 渡辺由佳里氏)

ハリウッドの大御所プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性虐待疑惑を調査するよう上司から命じられた、テレビ局20代記者のローナン・ファロー。女優たちの勇気ある証言を得られたことで、取材にのめり込んでゆく。
が、やがて身の周りにおかしなことが起こり始める。調査の先に浮かび上がってきたのは、メディア界・政界・司法界による”悪の三位一体”だった。暗躍するスパイたち、大統領をも巻き込む国家的スキャンダルへ。

事実は小説よりも奇なりを地で行くようなサスペンス・ドキュメンタリー。

タイム誌、ワシントンポスト、フォーチュン誌、シカゴトリビューン紙
NPR(全米ラジオ)ほか「今年のベスト本」選出。

21世紀を代表する全米ベストセラーが遂に日本上陸!

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キャッチ・アンド・キル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月16日

    #me tooのきっかけになったといわれる本。さまざまな角度から見て、学びになるポイントがいくつもあった。
    まず、ずっと続いてきた悪事を暴きたいというジャーナリストの視点。妨害というのはこのような形で起こるのか。また、それを打ち砕くのに、慎重に慎重に合法的な方法を探っていく著者の姿勢。
    そして、性犯...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月11日

    最低最悪の権力者の色欲と、それを利権と引き換えに覆って隠し通す最低最悪の関係各位。
    もみ消しは持ちつ持たれつの関係を築くためだけでなく自分自身のため、という関係各位もいたりして。
    日本の伊藤さんの件、森友問題(分野は違えど)と構造が同じかと。

    ピューリッツァー賞を3回あげてもよいくらいの、世界的な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月01日

    ワインスタインの犯行が明るみに出たのは2017年10月のこと。日本でも同年5月に権力者に近い人物の性加害を告発する報道が有り、10月には被害女性本人が記者会見をした事もあってこの事件は力関係を用いた性犯罪である類似性と共にいつもセットで思い出される。
    ヒーローが活躍するハリウッド映画とは違って、現実...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月15日

    いやーすごい!凄い本に出会った,そして凄いジャーナリストを知った.#MeeToo が,ここから始まった,という帯の言葉通り,運動へのうねり,巨悪を暴く正義,行動力,それを阻もうとする巨大な権力や,慣習という暴力…息詰まる展開は最初から最後まで,まるでサスペンス映画を見る様だった.
    そして…現実の権力...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月08日

    一気に読んだ。日本でもハーヴェイ・ワインスタインのニュースは報道されていたし、そこのに続く#MeTooも日本国内にも広がりを見せた。そのワインスタイン事件が世に出るまでの戦いの詳細が記されている。ワインスタインはもちろんの事こと腐れ切っているNBC上層部の動きには読んでいてはらわた煮えくりかえる。こ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月25日

     全ての女性に読んで欲しいと思う。卑劣な罠と暴力を許してはならない。
     身の危険に怯えながら告発した女性たち、自身のキャリアを危険に晒しながら報道した、ジャーナリスト達の姿に胸を打たれる。
     性暴力、正義と保身等難しいテーマについて考えさせられる本だが、アメリカのエンターメント業界についての興味もそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月12日

    圧倒的な権力の元で男性から女性に与えられる性暴力を告発し、世界的なムーブメントとなった”Me Too運動”、その発端はハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性暴力を告発する女性たちであった。その告発は、大手メディアNBCの記者であった著者が発表した記事から始まっており、著者はそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月13日

    自分は絶体誓うと言えるだろうか?
    仮に絶大なる権力を持っていたとしたら…
    権力者の暴走を止める為に声をあげられるか…
    妨害工作に屈せずに戦い続けられるだろうか…

    そういった意味でもとても価値がある1冊であり
    迷った時に心を鼓舞してくれる忘れてはいけない本。

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    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    ハーヴェイ・ワインスタインの事件を詳細に描いたノンフィクションである。既に『その名を暴け』があるが、こちらも負けず劣らずの良い出来である。
    権力とは、そこの座に座った者とは。何をしても許されるように世界を作り替え、専属のチームまでいてさらに出版社まで協力させていたのは心底ゾッとしたし胸糞が悪くなった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月20日

    #MeToo運動のきっかけとなったと言ってもいい本である。
    権力者が金や商売上の力や、非合法な工作まで行って、性的暴行を受けた女性を抑え込み、更には貶めるなどやりたい放題であった事が分かる。
    大昔の、こう言ったことに寛容であった時代の話かと思ったが、つい最近まで行われていたと知り驚いた。
    マスコミま...続きを読む

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