森博嗣のレビュー一覧

  • 自由をつくる 自在に生きる

    Posted by ブクログ

    『すべてがFにる』を読んで森博嗣さんのファンになった。なので、彼の作品を可能な限り読んでみたいと思った。その一冊が本書である。だれもが、自由でありたいと思う。支配されていたいという自由もある。意識しているかいないかもあるが、自由とはどんな状態で、どんな心情なのか?森さんの思考の断片を垣間見れる本だ。私にはない発送、思想があり、興味深く読ませていただいた。偉大な作家のほんの一房の髪の毛に触れた程度だが、より深みを知りたいので、他の作品も読み続けたい。

    0
    2022年08月30日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

    Posted by ブクログ

    2つの連続密室殺人事件。被害者はどちらも下着姿で腹部に文字のようなキズが付けられていた。そして、どちらも同じロック歌手のファン。そして殺人はさらに連続する。犯人は誰か、よりも、なぜ犯人は密室を作ったのか、が最大の謎。犀川が中国に出張している間に奮闘した萌絵。そして、大ピンチに何とか間に合った犀川。意外な犯人。動機がわからないなかで、明かされる4つの連続殺人事件の真相とは…。理詰めで語る犀川の推理ショーは圧巻。一杯のコーヒーから万物は流転する。詩的は素敵だ。夢と希望の違いは明日答えることにしよう。

    0
    2026年01月12日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世の中は、なにもかもすべてが相対であって、絶対的自己だけで生きていけるわけではない。面白かった。「すべてがFになる」に登場した島田文子が主人公の物語だが、あの頃はここまで魅力的なキャラクターだとは思わなかった。殺人事件が起こるが、それは物語の中心にない。真相も主人公に馬鹿馬鹿しいと言われる内容だが、不満には感じない。物語自体が素晴らしいからだ。第2章後半。ハッキングがこんなにスリリングに書かれたことがあっただろうか。そして第4章終盤以降の展開には本当に驚いた。森博嗣のミステリで人の死に涙したのは初めて。

    0
    2022年08月28日
  • 諦めの価値

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さまざまなことを諦めることについて。
    最終章の、人に期待することを諦める、というのが大変勉強になった。
    身内はもちろん、他人にも期待することを諦める。期待するから腹が立つし、欲が出る。

    0
    2022年08月24日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

    Posted by ブクログ

    資質が限りなく歩み寄って境界線が曖昧になった人工生命体と人間の差異が、天然モノと養殖モノほどだとの説明が、端的で明確で分かりやすくて納得する。両者の違いとは生命とは人間性とはと考え詰めたら、哲学的か宗教的な答えしか成立しないのではないかと思える。
    「電気羊」の影が見え隠れする中でハギリ先生の飄々とした語り口で展開考察される物語、科学的で文学的なバランスが絶妙でワクワクした。シリーズ小説の掴みはOK!続きが気になる。

    0
    2022年08月20日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

    Posted by ブクログ

    やっぱりそうだったじゃん!と思ったけどやっぱりそうだったじゃん!なんてそりゃあ最後まで読んじゃえばいくらでも言えるもんね…そうですよね、模範読者のごとくあっちこっち振り回されました…
    保呂草め……

    0
    2022年08月19日
  • ψの悲劇 The Tragedy of ψ

    Posted by ブクログ

    海外ミステリーの傑作「Yの悲劇」のオマージュ作。
    途中から森博嗣らしい展開になっていく。
    シリーズで追いかけているから、やっぱり楽しいのは間違いないので星4つ。
    単独で読んだら星2つかな。

    0
    2022年08月17日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

    Posted by ブクログ

    まずは夢中になれるようなものを見つけるところからだなと、改めて思った。
    森さんはいつ明快ですきだな。

    0
    2022年08月17日
  • ツベルクリンムーチョ The cream of the notes 9

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p192「ただ、依頼される仕事は、もっと急である。雑誌も新聞も、原稿依頼は「来月までに」と締切が早い。再来月には印刷して発行する、といったスケジュールなのだ。そういうぎりぎりのルーチンで、この業界は回っている。ライブ感覚を楽しんでいる人たちなんだな、としか思えない。」

    この"ライブ感覚"のくだり、声出して笑った。
    20年12月初版発行ということで、コロナ禍について触れられていて臨場感があるのだけど、相変わらずことごとく冷静で、鋭く、客観的な意見が述べられる。こういう特異な状況下においても価値観が本当にいつでもブレていなくて感心する("上から目線"かしら

    0
    2022年08月17日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

    Posted by ブクログ

    水柿君にニヤニヤさせられながら読んでると、まんまと知らぬ間に深く考えさせられてしまった。

    やっぱり森先生は凄いなぁ。

    0
    2022年08月09日
  • アンチ整理術 Anti-Organizing Life

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    森先生は周囲はたくさんのものに囲まれているが、考え方や生き方は素直でシンプル。とても憧れる。

    とにかく考えることが肝要だと説いていた。
    僕はどれだけ真剣に物事を考えられているだろうか?

    0
    2022年08月08日
  • リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side?

    Posted by ブクログ

    WWシリーズ6作目、2022年4月発行。
    (森博嗣のシリーズ作品は全て、どこから読んでも構わないように出来ているので、シリーズ何番目とかはそこまで気にしなくて良いと思う)

    物語は主人公がバーチャル上で受けた相談から始まる。仮想空間からログオフができなくなった、リアルな肉体が見つからない、と。
    それを探すことで物語は進むけど、それは話のダシで、本骨頂はいつも通りの主人公の思考と会話。
    リアルの自分の記憶と思考を全てコンピュータに移したら、それは自分なのか?バーチャル上の人格は人だと言える?
    科学技術が進歩した近未来の世界観はこうなっているんだろうなと納得させられるのも楽しい。
    物語はちゃんと終

    0
    2022年08月06日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

    Posted by ブクログ

    今回はケーキ食べながらみんなが事件の推察をしたり仮定を出し合ったりするいつものターンみたいなのはほとんど無かったけれど、トリックの内容自体も文章の書かれ方もシンプルに巧妙で物語自体の疾走感がよかった。

    0
    2022年07月31日
  • 自分探しと楽しさについて

    Posted by ブクログ

    ・楽しさとは与えられものでなく、自分の内にあるもの
    ・楽しさを求めれば金は入ってくる。真剣に楽しみを実現したいと思う人は。自然に金持ちになっている。
    ・楽しみが金を生むという原理。
    ・人間の願望、思考力がいかに強力かということが、この原理から証明される。

    0
    2022年07月30日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

    Posted by ブクログ

    SFをほとんど読んだことがなかったが、最近興味が出てきたので、おすすめSFと検索したら紹介されていたこの本を読んでみた。
    専門用語は少なく、難しい表現もないため淡々と読み進められたが、その一方で内容は重く、人間と見た目も中身も変わらない人造人間ウォーカロンという存在が人間とどこが異なるのかは作中の人物と一緒に考える問題であった。ウォーカロンと人間の共存がどういった形で行われるのかは、すごく興味のある話であったが、本作で結論が出ることはなかった。
    読んでいる時は知らなかったが本作はWシリーズというシリーズの一作目にあたり、僕が気になっている話は10作品にわたって続くらしい。というか10作でも終わ

    0
    2022年07月26日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

    Posted by ブクログ

    スカイ・クロラシリーズ読んだりトップガン観たりしたおかげで画もちゃんとイメージしながら読めてよかった。
    練無くん、切無し……うう

    0
    2022年07月25日
  • リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side?

    Posted by ブクログ

    リアル世界で肉体が行方不明になりヴァーチャルから戻れない女性。彼女の依頼を受けてグアトたちは捜索を開始する。捜索を続けるうちに、ヴァーチャル国家の独立騒動に関わることになっていく。WWシリーズ6作目。

    リアルとヴァーチャルの境界線があいまいになる世界。現実もいずれはこうなるのでしょうか。

    0
    2022年07月23日
  • 四季 春 Green Spring

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    兄の真賀田其志雄の存在がちょっと解せない。
    四季と同じ別人格を持っている、その人格が自称透明人間。しかも兄も特別で天才だったのは分かるけど、殺人や死に対する考え方も四季と同じなのかと。
    本人が死んだ時にも四季の反応も冷ややかだったし疑問だらけでした。

    0
    2022年07月18日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

    Posted by ブクログ

    悲惨、不穏と相反する美しさの共存。
    そして想像圏外の結末。
    最後まで予想ができない衝撃展開に、読後も余韻が残りました。

    0
    2022年07月17日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

    Posted by ブクログ

    森ミステリはどの作品を読んでも、こう来たかと驚かされるが、この作品は特に驚かされた。普段ミステリを読んでいる人ほどこの術中にはまってしまうのではないか。何を隠そう、私もその一人。ミステリを愛するが故、そのミステリによって翻弄されるのである。

    0
    2022年07月17日