新井素子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレネットで、彼女の自宅本棚やぬいぐるみの保管に関する記事を読み、チャーミングな人だなあ…と思い今更ながら、初期の有名作を選んで初めて新井作品を読んでみた。
3つの作品が入っていたが、どれも素晴らしいし面白い。18から20歳くらいの間に書いたものというのがよくわかる、いちいち大きな「全世界」を引き合いに出す世界観、一人称。
本人の後書き以外に編集の後書きがあったが、それによれば、新井素子のお友達もみな新井素子のような人なのだそうだ。素晴らしい。
年代、だいたい同じくらい、少し私より上。
これは今の若い子が読んだらどう思うのか。
とはいえ、
『なんだか死んだらとてつもなく淋しくなりそうで』死ぬのは -
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「書標」のおすすめ通りでした
「かつて少女小説ではじめて新井素子さんの衝撃に出会った方にはより楽しい再体験ができる一冊」は嘘じゃなかった。あとがきのいつものセリフさえ愛おしい。コバルト文庫の頃のファンに、「吾妻ひでお」のキャラだった新井素子をご存じの方に、おすすめです。
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懐かしい
今日(8月8日)、素子先生のお誕生日ということで、何か読みたいと思いました。
この漫画はシリーズ化しなかったのですね。
2巻以降、たしかにちょっとエグいですものね。
しかも、内容が洒落にならないほどリアルですし。
子供の頃、毎日毎日読んでいました。
自分に人に見えないものが見えたから、ラビリンスとか、第13あかねマンションの人々に救われていたように思います。大人になり、サイキックな能力を活かして仕事もしました。原点は新井素子先生にあったように思います。感謝しかありません。
この星へ行く船のシリーズは本当に素晴らしかったです。植物の意思はこの通り、存在しています。 -
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短編集というよりは
前書きがこの作品集の価値を大変高めている。
ショートショート集としては面白い作品ばかり ということではないが、AIの発達した世界の悲喜劇 このようなことはきっと起こりそうだな と考えさせるところにこの本の値打ちがあると思う。
SFと科学はお互いに刺激を受けあい手をたずさえて発展してきたのだから。 -
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愛の形、大きさを学んだ
読んだ時、なんて切ないんだろうと思ったけれど、この話を読んでいたから人の愛し方を学べたんだと思う。すごく感謝。
というのも私、病気で先が長くなくて…そんな折に出会った恋人に、健康で素敵な人と一緒に幸せに生きて欲しいと願うことが出来るから。
彼の愛する全ての植物たちになって、共に愛してゆけると思うから。
大きな愛になって、好きな人の幸せを祈りたい。
この作品を読んでいたからこその愛し方。
作者に、明日香に感謝。