新井素子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最後まで読んでも結局思い出せなかった。完全忘却(笑)。でも、面白かったー。二十歳そこそこの“新進気鋭作家”が書いたと思えないほど骨格がしっかりしている。そりゃね、一人称で始まった小説が途中から三人称になったり、また戻ったり、三人称の筈なのに「俺」とか出てきたり、構成がとっちらかった感があるのは「若書き」故とは思いますが、この物語が一直線に「チグリスとユーフラテス」まで揺るがなく繋がってると実感しましたよ。地球の生命体は、矛盾やら理不尽やらに満ち満ちていて「上の階層」から見ればしょうがない星に見えると思うけれど、それを全部ひっくるめて「私は地球が好きなんだ!」と言い切ってしまう地球賛歌だ。
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Posted by ブクログ
再読です。27年ぶりの……。私が絶句。自分のことを棚にあげて(素子さんと同い年です)素子さんが50歳になるなんて信じられない。(因みに宮部みゆきさんも同い年。宮部さんと素子さんと(私が)同い年ってどうしても信じられない)いや、素子さんについえは20代の頃から「同世代の代表作家」と思ってましたから、いいんですけれど。で、内容ですが、見事に覚えてません(笑)。第13あかねマンションが登場することすら忘れてる。主人公が「新井素子」さんで、小説中で「登場人物全員会議」があって、作者の素子さんとキャラクターの素子さんが色々話しあうのはうっすらと思い出した。過剰な「自然主義」はじめ素子さんの全部が詰まって
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Posted by ブクログ
『滅びの前のシャングリラ』『終末のフール』から本作へと読み繋いできました。これらは、地球への隕石衝突によって、人類滅亡へのカウントダウンが始まる、荒廃した世界を生きる人々を題材にした三作品といえます。
こちらは、滅亡の日までの猶予の日数が1週間と、前掲の作品の中で一番短いということで、登場する人々は皆切羽詰まった状況にあり、尋常ではない心理状態に陥っています。主人公の"圭子”は、彼らと関わりを持ちながら、「生と死」「生きる喜び」について何かを掴んでいくというストーリー。
本作者の新井さんは自分と同世代の方で、彼女が二十代になったばかりの1981年に書いた小説とのこと。だからでしょ -
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Posted by ブクログ
正直、他人事じゃありませんでした。
みつこは、私だったかもしれないし、心理描写にはすごく身に覚えがある。
だから怖いものみたさというか、恐ろしい気持ちになりながら、読み進めてしまいました。
わたしをみてほしい。
さみしい。
こういう気持ち、すごくわかります。
いっぽう、旦那さんが、仕事人間で、
妻に向き合う時間がない。
お互いに、自分を守ることに精一杯で
相手のことなんか、本当は考えられないんですよね。
さみしい、人間。
でも、意外とリアルでもあるんじゃないかな、と思います。
みんな、どこを向いているのか。
自分は、どこを向いているのか。
命を、大切な人の心を、きちんと、向いているの -
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ネタバレ序盤はすごく面白かったなー。
人形ホラーってすごい苦手(怖い)で。苦手(怖い)だからこそ好きなんだけど、思っていたのと全然違った。
10歳の精神的な虐待を受けてきた成美が、母親の親友である裕子さんに引き取られ、だんだん心を許していくと共に、くますけとの関係性も変わっていくお話なんだけど、てっきりくますけと対峙したり、くますけに疑念を抱いていく話だと思っていたけど(疑念は抱いていたけど)、共通の敵が別にいるとは思ってなかった。
くますけ自体も意思がある→成美の妄想→実際に意思があった、って2転3転して、普段はそれが面白く感じるんだけど、えどっち???みたいな困惑で終わってしまい。しかも、ホラ -
Posted by ブクログ
私の中で新井素子さんといえば、SF作家であったり、口語体を使ったガーリーな文体が特徴的であったりというイメージだったのが、こういう作品も書くんだなということを本書を読んで実感させられたけれども・・・そういえば最近、「くますけと一緒に」が本書と同じく2025年に新装版となり、しかもそちらは話題になっていることを考えれば、ジャンル的にはサイコホラーとなりそうな本書が、新装版によって復刻したのにも納得できるものがある・・・のかもしれない。
たとえ休日出勤が頻繁にある程に仕事で忙しく、その帰りがほぼ毎日遅くなろうとも、夫への変わらぬ愛を捧げ続ける主婦の物語は、彼女自身が書いている日記と、その中か