新井素子のレビュー一覧

  • くますけと一緒に 新装版

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    賢いけれど不器用で、傷つくことを恐れてなんでも自分で考えて先回りして、鎧を着て虚勢を張ったりしている成美ちゃん、もう、ギューーーーっとしてあげたくなる。それが少しずつほどけていき、次第に心が開放されていく様子に安堵でいっぱいになった。父母を嫌いだったんでしょう、と裕子さんは言ったが、私はそれでも父母に愛してほしかったのではないかと思う。自分も育児を経験して、周りの環境、大人の声かけ、接し方ひとつで子どもは驚くほど柔軟に変わることを知っているので、育児に悩んでいる人にも読んでほしい1冊だ。子どもからくますけを奪うのではなく、自分のくますけを見せてあげよう!文体が独特で、新井素子さんが彗星の如く登

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    2026年08月03日
  • おしまいの日 新装版

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    どんな怖さなんだろうと少し高い期待値を持って読んでしまったせいで、少し拍子抜けしてしまった。

    たしかにずっと不穏だったけれど、終盤まで引っ張り続けてこれかという感じがしたので、帯等であそこまで色々なことを書かないほうがよいのでは、と思った。

    でも、彼女には共感できるところが多かったし、同じ側の人間という感じがした。

    ただそれを見越しておしまいの日に自分から去ることを選んだところが、かっこよかった。

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    2026年08月01日
  • くますけと一緒に 新装版

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    愛情の大切さがよくわかる
    ホラーだけじゃなくて心温かくなるストーリー
    最後はちょっと背筋がぞくっとした

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    2026年07月19日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    角川ホラーにあるようなホラー小説のつもりで読んでしまうと少々肩透かしな印象。でもそこは作者もホラーなのか曖昧そうにしているので、ある種正しい感想なのかも。

    成美が亡き両親に対する負の感情を持つことの罪悪感が諸々の根源として描かれている。そこを受け入れさせる裕子とのやり取りのところは純粋に良いし、何なら子供に読ませても良いかもしれない。

    新井さんのぬいぐるみ愛の強さゆえ生まれたぬいぐるみホラーであった。

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    2026年07月14日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    小学四年生の成美はくまのぬいぐるみのくますけといつも一緒。両親が事故で亡くなり、母親の親友である裕子さんに引き取られることになる。いじめっ子の同級生や両親が事故に遭ったのはくますけのせいかもしれないと考えはじめ…。

    ホラーなのかなと思って読み始めたけど、ホラー?なのかこれ。私は怖さを感じるところはなく、ファンタジーっぽい印象を持った。シリーズをまとめて見たばかりだったせいか、終わり方とかトイストーリーっぽく感じた。

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    2026年07月14日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    ホラー?ではないかな…?
    自分の望んでいたような親の姿をくますけに投影しているような感じは最初からずっと持っていて、
    結末にあまり衝撃は受けなかったかな。
    ずっと心を閉ざしていた女の子が立ち直れるようになった結末はよかった。

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    2026年07月10日
  • ひとめあなたに…

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    『滅びの前のシャングリラ』『終末のフール』から本作へと読み繋いできました。これらは、地球への隕石衝突によって、人類滅亡へのカウントダウンが始まる、荒廃した世界を生きる人々を題材にした三作品といえます。

    こちらは、滅亡の日までの猶予の日数が1週間と、前掲の作品の中で一番短いということで、登場する人々は皆切羽詰まった状況にあり、尋常ではない心理状態に陥っています。主人公の"圭子”は、彼らと関わりを持ちながら、「生と死」「生きる喜び」について何かを掴んでいくというストーリー。

    本作者の新井さんは自分と同世代の方で、彼女が二十代になったばかりの1981年に書いた小説とのこと。だからでしょ

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    2026年07月03日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    「食」がテーマのSFアンソロジーです。SFを読み慣れない私でも、「食」という身近なテーマで、さらに短編なので、読みやすかったです。

    どれが好きというのはあまりなかったのですが、作家さんごとに描く世界観の違いを楽しめました。近未来な世界観では、どうしても「食」を楽しむという概念が薄れていくものなんですかね。。

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    2026年06月22日
  • おしまいの日 新装版

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    正直、他人事じゃありませんでした。
    みつこは、私だったかもしれないし、心理描写にはすごく身に覚えがある。
    だから怖いものみたさというか、恐ろしい気持ちになりながら、読み進めてしまいました。

    わたしをみてほしい。
    さみしい。
    こういう気持ち、すごくわかります。

    いっぽう、旦那さんが、仕事人間で、
    妻に向き合う時間がない。

    お互いに、自分を守ることに精一杯で
    相手のことなんか、本当は考えられないんですよね。

    さみしい、人間。
    でも、意外とリアルでもあるんじゃないかな、と思います。

    みんな、どこを向いているのか。
    自分は、どこを向いているのか。
    命を、大切な人の心を、きちんと、向いているの

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    2026年06月01日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    序盤はすごく面白かったなー。
    人形ホラーってすごい苦手(怖い)で。苦手(怖い)だからこそ好きなんだけど、思っていたのと全然違った。

    10歳の精神的な虐待を受けてきた成美が、母親の親友である裕子さんに引き取られ、だんだん心を許していくと共に、くますけとの関係性も変わっていくお話なんだけど、てっきりくますけと対峙したり、くますけに疑念を抱いていく話だと思っていたけど(疑念は抱いていたけど)、共通の敵が別にいるとは思ってなかった。

    くますけ自体も意思がある→成美の妄想→実際に意思があった、って2転3転して、普段はそれが面白く感じるんだけど、えどっち???みたいな困惑で終わってしまい。しかも、ホラ

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    2026年05月30日
  • くますけと一緒に 新装版

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    もっとホラー感があるお話なのかな?と思っていたけれど(ガチホラーはあんまり好みません)、そんなことなく、親子関係のドロっとしたものだったり精神面の怖さが描かれていて読みやすかった。
    読後感もいい。ぬいぐるみ大切にしなきゃな〜、娘にも大切にさせなきゃな〜とちょっと思わされるお話だった笑

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    2026年05月10日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ずっとじっとりしている湿度のある作品でした。
    作中に「・・・・・・・・・」が多くこれを沈黙、呼吸、言葉にならない言葉、視線、など読者がどう捉えるかで感じ方が変わる部分も多いのではないかと思います。

    それと文体も独特でした。登場人物、登場物どれにも属さない語り手が存在しているようにも感じかなり不思議。

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    2026年05月09日
  • くますけと一緒に 新装版

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    くますけまじ怖いやつかと思ったら、そういう話じゃなかった!
    表紙と帯は変えた方がいい…ストーリーと全然違うので…

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    2026年05月08日
  • グリーン・レクイエム 新装版

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    10代の頃に読んだグリーン・レクイエム、やはり秀悦です。緑の髪、、、そうでしたわ〜。この続きの緑幻想、読んだ事あったかなぁ。懐かしき復刻小説、もっと読みたいです。

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    2026年04月18日
  • おしまいの日 新装版

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     私の中で新井素子さんといえば、SF作家であったり、口語体を使ったガーリーな文体が特徴的であったりというイメージだったのが、こういう作品も書くんだなということを本書を読んで実感させられたけれども・・・そういえば最近、「くますけと一緒に」が本書と同じく2025年に新装版となり、しかもそちらは話題になっていることを考えれば、ジャンル的にはサイコホラーとなりそうな本書が、新装版によって復刻したのにも納得できるものがある・・・のかもしれない。

     たとえ休日出勤が頻繁にある程に仕事で忙しく、その帰りがほぼ毎日遅くなろうとも、夫への変わらぬ愛を捧げ続ける主婦の物語は、彼女自身が書いている日記と、その中か

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    2026年04月10日
  • くますけと一緒に 新装版

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    新井素子先生の作品を読むのは何年ぶりだろう?
    最近ツィッターで話題になっていて気になっていました。
    正直あまり怖さは感じないし終盤のある人物の意外な秘密に驚きはあったけれど少し期待外れな作品でした。
    それよりはあとがきの作者自身のとんでもないぬいぐるみ愛の方が面白かった。

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    2026年04月06日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    ちょい思った内容とは違ったな。もう少しドキドキが欲しかった。この作者はスティーヴン・キングの後書きで出会ったが、今回も触れてあり感慨深い。

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    2026年03月29日
  • くますけと一緒に 新装版

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    あたしは悪いことなどいていないのに、いつも嫌われていた。同級生、そして両親にも。
    そんなあたしを気にかけてくれるのはママの親友・裕子さんと、くますけだけ。
    悪い人は死んでしまえばいい……願うと、同級生は事故に遭い、両親は死んだ。
    裕子さんに引き取られたあたしは、くますけが邪悪なぬいぐるみではないかと思い始め……。


    ぬいぐるみを心のよりどころにする少女のホラー小説。あるいはヒューマンドラマ。
    ホラージャンルで売っているようですが、どちらかというとぬいぐるみを手放せず「普通になれない」少女の葛藤と、家族とは何かを描いた作品と言ったほうがいいかもしれません。ホラー要素は弱め。
    ちょっと心温まるか

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    2026年03月28日
  • おしまいの日 新装版

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    小説は絵がないから狂っていく主人公の様子がわからない。これが映画などになると演じるのは難しいだろう。小説という媒体ならではの強みを感じた。

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    2026年03月28日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ホラー小説ではない、ゼッタイ
    表紙のくますけがちょっと怖いからそれに引っ張られてるだけじゃないかな

    私もぬいぐるみにベッタリだったし、
    人と仲良くなれずぬいぐるみが友だちだったこともあるけど、
    ぬい活?なるものが流行り始めた現代、ぬいぐるみと共に過ごすことがこの本で書かれているほど否定されなくなかったことはすごくいいことだと感じた。

    夫婦仲が悪いとぬいぐるみに依存しがちなのかな、とは思う。

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    2026年03月26日