新井素子のレビュー一覧

  • くますけと一緒に 新装版

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    怖い話!?と思ったけどそれを超えて愛だわ。読んだ日ちょうどぬいと旅行中で、ぬいを見て…何考えてるのかなぁ?と心馳せる夜。
    くますけは邪悪なぬいぐるみなのか、10歳の成美はパパとママを…?そして成美を引き取った裕子さんの秘密。二人の(三人の)未来が最善でありますようにと願いながら読み進めました。

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    2025年12月06日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    人工知能学会の学会誌に掲載されたSFのショートショート集。

    各テーマの小説の後に研究者の解説、という本の構成が珍しく、面白い。
    人工知能の開発が進んでいった先の世界を垣間見れて、楽しくもあり、怖くもあった。

    人工知能の開発の際に、人間とは何か?という哲学的なものに返ってくるのは興味深い。
    人工知能の開発が進んでいくにつれ、社会の仕組みや倫理観、概念までもが大きく変わっていくのだろう。

    2017年発行のため、作品に出てくる人工知能でできることが、今すでにできるものもあり、人工知能の開発・実現のスピードの早さを感じた。

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    2025年12月01日
  • くますけと一緒に 新装版

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    さくさく読めて面白かったです。ホラー小説なのか、一家のヒューマンドラマなのかわからずにドキドキしながら読み進めました。唯一無二って感じです。

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    2025年11月30日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    SFアンソロジー。須賀しのぶ目当てで読む。私好みなのは竹岡葉月の『E.ルイスがいた頃』かなー青春って感じ。正直食欲をそそられる話は無かったw

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    2025年11月26日
  • おしまいの日 新装版

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    狂気の世界。狂っている思考を日記の文体で見せられる。日記部分のフォントが、すでに不穏な雰囲気。
    1992年に単行本の初版。1995年と 2012年に文庫版が出て、今年文庫の改版が発行されたので、もともとは今から30年以上も前の話!
    まだ携帯電話もそこまで普及してないし、24時間戦えますか?の風潮がまだあった時代。いろいろな価値観が変わったけど、人の怖さって、変わらないなぁと思う。
    依存し、執着し、自分だけの世界に閉じこもり、どんどん狂っていく主人公。でもたしかに、狂っているのはこの主人公だけだったのか……?
    絶対に自分の中にないとは言い切れない狂気の一端を、ここに見た。

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    2025年11月11日
  • くますけと一緒に 新装版

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    主人公は10歳の女の子、成美ちゃん。
    成美ちゃん目線でお話が進むので、文章は難しくなく一冊すぐに読み終えちゃいます。

    これは穴場のどんでん返し系かもしれません。まさかそんな本とは思ってなかったので、見事に裏切られた感!やられましたねー。
    最後まで読んでみて下さい!

    くますけ…!!!Σ(・ω・ )

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    2025年11月05日
  • くますけと一緒に 新装版

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    軽いファンタジーのつもりで読んでたら、そこそこ社会派だったでござる。

    親子問題で苦しむ子ども(と大人)達へ。

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    2025年11月03日
  • くますけと一緒に 新装版

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    1990年から91年にかけて、ネオファンタジーという雑誌で連載された小説。

    ネオファンタジーという雑誌は、ネット検索してもろくに情報が引っかからないけど、どうやら大陸書房という出版社から6号だけ出されたライトノベル系の雑誌らしく、そのあとは大陸書房自体が倒産してしまう。
    Wikiでは他の大手出版社がライトノベル系に手を伸ばし始めたことによる影響だと書かれているが、どうだろうか。倒産は92年とのことなので、バブル崩壊の影響などもあったかもしれない。その時点でも売れっ子であった新井素子に連載させているのだから、あまり会社が無能だったようにも思えないが。

    新井素子の小説は、文章で書いた漫画、と形

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    2025年11月02日
  • くますけと一緒に 新装版

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    新井素子さんの作品は、これと「おしまいの日」しか読んだことないのですが、クセのある文体ですね。でもわかりやすくて良い。
    本屋さんで見たポップにも、怖い物語だと書かれていたし、裏のあらすじを読んでみてもそう思えたけど実際全然ホラーじゃなかった。
    少なくとも自分が考えていたような怖さではない。
    自分は勝手に「ミーガン」のぬいぐるみバージョンみたいなのを想像していたもんで。
    少女の成長物語ですかね。
    ホラーと思って読まなければ面白い作品でした。
    ウチには人形もぬいぐるみも一つもないですが、今後も絶対いらん、と思った。

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    2025年10月22日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    話題のホラーとの事で手に取りましたが、かなり独特の言い回しや、句読点の多さ…

    この作品の中でのものだと思っていたら、あとがきでなるほど!
    元々こんな感じなんだと1番驚愕のホラー(笑)
    でもなんか素敵に思う

    この頃『ぬい活』なる物がブームになってるので、再燃した作品と言うことなのかな

    成美のひとり芝居だと思っていたけど、やっぱりくますけはしゃべってたのか…

    人は自分を認めてくれて、愛してくれる人といるのが1番幸せだし、精神衛生上良いよね

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    2025年10月21日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ホラーでもミステリーでもない、ファンタジーな感じ。
    お話はとても悲しいけど面白い。

    全く怖い話ではないですが、句読点の多さは恐怖を覚えます。
    最初は読みにくく気味が悪かったけど、だんだん慣れてきます。

    お話より句読点の多さが気味の悪い本でした。

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    2025年10月15日
  • くますけと一緒に 新装版

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    この本がホラーとして紹介されてて、その宣伝文句がやけに秀逸過ぎたため、結果として、かなりのアンマッチな読者を生んだように思います。
    新井素子さんの作品は、ティーンネイジャーの頃に沢山読んで、大好きな作家さんの1人です。
    個人的には、新井素子さんの読者のターゲットって、基本10代女子で、いわゆるライトノベルと言うジャンルなんじゃないかなぁと思います。
    それが何故かホラー小説と名を打って、大々的に?メディアで取りあげられたのを私も見て、ん??と思いながら読んで、あ、やっぱりこれはいつもの新井素子だって感じました。なんでホラーなんやねん、って謎の関西弁でちゃいました。

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    2025年10月15日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    ぬいぐるみ×ホラー小説。
    父と母から十分な愛情を与えられず、ぬいぐるみに逃避していた少女成美。両親や同級生を事故で亡くしたが、それはくますけというぬいぐるみの仕業なのか?
    個人的にはやっぱりホラーは映像の方が楽しめる。どうしても小説だと何か理屈や伏線、裏を考えてしまって純粋に恐怖を味わえない…

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    2025年09月29日
  • おしまいの日 新装版

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    おしまいの日は、三津子の日記から始まる。

    仕事人間である夫、忠春が帰ってこない。
    ご飯を作り、春さんが帰ってくるまで食事も取らず寝もしないで待っている三津子。

    そんな寂しい生活の中に、にゃおんという猫が三津子の元にやってくる。

    三津子の友人である久美、その夫の俊幸。
    二人の介入も虚しく、三津子はおしまいの日へと近づいていく。

    日記と手紙の黒塗りの部分。
    なんとかして読めないのかな…。
    それを公開したバージョンも発売してほしい。

    何がおかしいのか、誰がおかしいのか、最後の最後で疑問が生まれてしまったな。

    本当におかしい人は、自分がおかしいって気づけないはずだし、でもやっぱり三津子もお

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    2025年09月28日
  • おしまいの日 新装版

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    あらすじにサイコホラーと書いてあったけど、ホラー要素は微塵もない。と私は思う。
    旦那が好きすぎて、元の性格もあって病的なまでに旦那に尽くす三津子は、読者からするとイラッとくる時もある。
    でも最後に三津子の手紙を読むと、確かに精神を病んではいたけど、でも真っ当なことを言っているような気がしてくる。
    あんなに忙しい旦那じゃなければ、きっと幸せな生活だったのかもしれないと思うと、ちょっと哀れ。
    「おしまいの日」には一体何が起こるのだろうとドキドキしていましたが、その点はでは期待ハズレ。でも面白かったです。

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    2025年09月27日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    ホラー小説を読んでみたいけどビビって読めずにいたところで、ホラー要素が柔らかそうだったので読んでみました。ホラー的な怖い部分はあまり感じませんでしたが、主人公から見た両親の描写がメンタルに来たのでくますけたちはどちらかというと安心できる人物でした。

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    2025年09月21日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    リバイバルを再読。子どもの頃とはまったく異なる読後感で自分が歳をとったんだってことを痛感した。新井先生の登場人物はだいたいとにかく一生懸命だし読んでる自分もそう生きるべきだと昔は思いがちだった。

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    2025年09月20日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ファンタジーの設定でホラーを作るとこうなりました的な物語。初出は1991年の復刊。親子関係の感覚には時代を感じてしまう。子供は、実の親でも嫌っていいのだよ。

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    2025年09月19日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    8人のSF作家による、食をお題にした短編集。

    新井素子氏以外、全く知らない。
    人それぞれの発想で、普通に読める。くらい。

    一世風靡し、世の中の一角を一変させてしまった、素子構文健在。昔どハマりした。
    相変わらず、笑顔で人間を解体するような人。
    舞台がSFっぽいが、内容がSFでも何でもないところが何だか。ちょっと期待と違った。

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    2025年09月19日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    2025年は、このクマが怖い!!
    の帯につられて読んでみました。

    ある意味、こうであってよかった、というラストでした。
    裕子や成美ちゃんがサイコな人とかでなくて、くますけも(今のところ)裕子たちに無害だったし、成美ちゃんが幸せになってハッピーエンドでホッとしました。

    これからどうなるかはまだ分かりませんが…というところがホラーでしょうか。

    ただ、作者の雰囲気に慣れていないせいか、文体が私には読みにくかったなぁ。
    今まで読んだことのない句読点の打ち方、助動詞の省略。
    これも味なのでしょうが、間延びしているように感じてしまいました。

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    2025年09月06日