新井素子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「わにわに物語」の続編で、新井素子さん家のぬいぐるみさんたちが色々と活躍します。
新井素子さん家のぬい(ぬいぐるみの略)は総勢400を超える大所帯。しろわに一族のわにわにが、前作に続き、新井家のぬいたちを紹介します。
新井さん家には不思議なぬいが多いというか、ぬい好きを公言し、SF大会などの集まりではぬいを連れて歩いたり、ファンから手作りのとても特殊なぬいをもらったり、いやはやすごいです。ミトコンドリアとか、赤血球とか、はたまた本来は不定形の白血球だとか、想像の斜め上をいくぬいたちになんだか笑わされました。
まるで人間関係の縮図みたいというか、わにわにの性格が、礼儀を重んじ、長幼 -
Posted by ブクログ
これ、ジャンルの先入観なしに読んだ方が絶対面白い。
久々の新井素子。素子さんの独特文体は好き嫌い別れるところだろうし、中学生の頃から馴染んでるあたしも、最初どうかなぁと思ったのだけど、読んでるうちに慣れて感覚を思い出しました(笑)
ひとえに、これに慣れられるか、陽湖(澪湖の母)の愚痴ばかりの部分に引きずられすぎないか、で、好き嫌いが分かれそう。
あたしは、陽湖の愚痴にも後半は共感できるところがあったので、全体評価も面白く感じたけれど。
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澪湖の叔母・和が娘を亡くした翌日、自分の知っている和とは何か違うと気づく。澪湖の父親で和の兄の大介も、和が昔から何かおかしい部分があることを知っ