新井素子のレビュー一覧

  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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     人工知能学会の学会誌「人工知能」に掲載された、人工知能をテーマにしたショートショートを1冊にまとめたもの。
     もちろん学会誌はまじめなものだが、そこにフィクションを載せていたというアイディアが面白い。また、人工知能の使われ方や技術で分類し、その専門家が解説しているのも面白い。
     そして当たり前だけれど、載せられている作家陣も豪華なら、作品も面白い。普段ショートショートを見ない作家さんがこんな作品を書くのかってにやにやする。面白い。

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    2018年03月13日
  • 猫ミス!

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    猫が絡んだミステリー集。小松エメルの「一心同体」が面白かったかな。秋吉理香子の「呪い」はオチが予想できるけど、それでもじわりと来るイヤミス。さすがですね。

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    2017年11月29日
  • 猫ミス!

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    猫とミステリーの相性がいいのはその内面が謎に満ちている(何考えてるかわからん)からではないでしょうか。
    アンソロジーなのでどれもミステリーとしては薄味ですが、ストーリーに猫である必然性が(ある程度は)あるので、猫小説としては全然ありでしょう。
    でも恒川氏の『猫どろぼう猫』はホラーです。すげー浮いてる。怖い。
    あと、表紙がダサい。

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    2017年10月21日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    ネタバレ

    若木先生のブログでショート・ショートを書かれたと知り手に取りました。
    どのショート・ショートも非常に面白かったです。

    このショート・ショートは人工知能学会の学会誌「人工知能」に掲載されたもので、日本SF作家クラブ協力の元ショートショートを依頼したのだそうです。
    そうした背景かつ掲載誌なので、人工知能に関するSFショート・ショートばかりでとても読み応えがあります。
    ショート・ショート部分のみでなく、テーマごとに分類されそのテーマのショート・ショートが終わると解説文が挟んであるのですが
    これがまた面白い。
    普段AIといってもなんとなくの理解しかしていない分野なので
    大変勉強になりました。

    人間は死にたいとか、泣きたいとか口にすることがありますが
    大抵本気ではなくて泣き言であったり、
    「この状況が変わらないなら」死にたい、
    「泣いて解決するものなら」泣きたい
    のような条件付きであったりします。
    言葉通りではないのが人間の複雑さで、確かに人工知能にとっては解釈が難しいところなのだと思います。
    こうした感情の部分だけでなく、部屋のお片付けなどにも同じことがいえますが
    一昔前に流行った『ファジー』が人間の求めるところであり
    難しいところでもあります。

    プログラミングには基本的には条件としてのデータが必要で、
    単純にそれだけでも膨大になるのに、曖昧さを鑑みてもらうためには
    更に膨大な量になるでしょう。
    しかも、それでも人工知能にとっては、判断基準として不十分なのではないでしょうか。

    対話システムは、こうした質問がきたらこう返事をする
    というプログラムを組むこと自体は
    かなり以前から技術的にできることでも、そのために必要な対話データを用意することが難しくなります。
    こうしたことを考えると、人の脳というのは本当に不思議です。

    人工脳の技術が進めば軍事転用の問題も出てきます。
    新しいツールが出てきたとき、使用者のモラルなどの問題によって発生するトラブルはつきものです。
    問題を考えるには脳科学・人工知能の研究者だけでなく、
    倫理学・法律・社会学などさまざまな専門家が
    人工脳の倫理について議論を進める必要があるという記述が印象に残りました。
    何かひとつの問題を解決するためにはその分野の専門家だけではひとつの側面しか見えてこず
    様々な分野のエキスパートが集まって議論することこそ
    正解に近づけるのだと思います。

    ツールは使う側の使い方によって、良い物にも悪い物にもなります。
    折角の良いものを、良いものとして使用できるよう尽くすのが
    ツールを生み出した人間の務めのように思います。


    些事ではありますが、本で調べたものは覚えるが
    ネットで検索しても覚えないというショート・ショートのエピソードには疑問を覚えました。
    これも使う者の心得次第だと思います。
    たとえ辞書で調べても、調べて「へぇー」で終わってしまえばそこまで。
    ネットで検索してもそれをきちんと書き留めて反芻すれば覚えるでしょう。
    苦労しなければ覚えないというのは違うのではないかと思っています。

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    2017年07月26日
  • 未来へ……下

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    上巻を読んでいた時はどこに着地するのかもやもやしながら読んでいたけれども、下巻では当日を迎えるまでのカウントダウンと当日の出来事をハラハラしながら読んだ。新井作品の愛情が良くも悪くも暴走していく心理状態の表現はいつもぞくっとする。そして巨人戦の結果を伝えていくくだりも面白かった。

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    2017年07月15日
  • 未来へ……下

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    201705/上下まとめて。新井素子にしか書けないSF、健在。登場人物達のしゃべりかたとか文体は読む人選ぶし、共感とかはなかったけど、泣けた泣けた…。長年変わらないところと変わったところ、どれをとっても素子さんならではの魅力だな~。

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    2017年05月21日
  • 未来へ……上

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    201705/上下まとめて。新井素子にしか書けないSF、健在。登場人物達のしゃべりかたとか文体は読む人選ぶし、共感とかはなかったけど、泣けた泣けた…。長年変わらないところと変わったところ、どれをとっても素子さんならではの魅力だな~。

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    2017年05月21日
  • 未来へ……下

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    どうやったら助けられるのか、頭を絞る若葉。それを助けようとする菜苗。過去の理解者も現れて、あーでもないこーでもないと悩む人たち。思いもかけない出来事が彼らの望みをかなえる。時の流れが分岐した瞬間が輝いて見える。娘たちがどこかの世界で生きていることが母にはうれしのだ。きっと

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    2017年05月13日
  • 未来へ……上

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    とても悲しい過去の出来事を変えられる可能性に気付いた時、母親はどうにかして変えたいと思うみたい。たとえそれが思い込みに過ぎないかもしれなくても。
    無事に成人したもう一人の娘との共同になってしまった願いはどんな結果を見るのだろう。

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    2017年05月12日
  • イン・ザ・ヘブン

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    201606/バラエティにとんだ短編集。お馴染みの文体で長年このブレのなさ、だけど書かれるものがその時その時の素子さんが出てて。好み大きく別れる作家さんだけど、新井素子という独自ジャンルを築いた功績は大きいよなあ。願わくばもっと早いペースで新作が読めるといいのだが。

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    2016年06月10日
  • イン・ザ・ヘブン

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    何十年振りの、素子さま!
    高校から専門学校の頃にめっちゃはまりました。あの頃と変わらぬ文体に懐かしさが込み上げます!
    素子文体の星新一風ストーリー。
    楽しく読みました♪

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    2016年05月17日
  • SF JACK

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    11人の作家によるSF短編集。それぞれの世界が変わっていて面白い。未来の世界がどれかに近かったら‥‥

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    2016年03月27日
  • ……絶句(下)

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    うん、普通に楽しく読めるお話。でもちょっと考えさせられるところもあって…
    小学生か中学生の頃に読みたかったな~

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    2015年01月07日
  • 今はもういないあたしへ…

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    交通事故で瀕死の重傷を負った少女は、半年の昏睡から目覚めた。身体に傷は残っていないにもかかわらず、事故の後遺症か、彼女は外界に対する現実感を喪失したまま悪夢に悩まされつづける。そして次第に明らかになっていく恐るべき事実…表題作「今はもういないあたしへ…」。汚れきった海を裸で漂っていたひとりの少女。その少女をめぐり、彼女を見つけた三人の男女がまきこまれていく悲しい運命…23世紀の海上都市を舞台に生物の進化する意志、時を超えた想いを描いて1982年の星雲賞日本短篇部門を受賞した「ネプチューン」の二篇を収録。

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    2014年09月27日
  • ひとめあなたに…

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    女子大生の圭子は、恋人・朗から突然の別れを告げられた。自分は癌にかかって余命いくばくもない、と言うのだ。翌日、こんなニュースが届く。「一週間後、地球に隕石が激突する。人類に逃げ延びる道はない」圭子は決意した。最後にもう一度、朗に会いに行こう。練馬の家から、彼の住む鎌倉を目指し、彼女は徒歩で旅をはじめた。道中での4人の女性との出会いを経て鎌倉にたどり着いた圭子は、何を思うのだろうか

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    また読み返してみたい

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    2014年09月27日
  • 緑幻想 グリーン・レクイエム2

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    ネタバレ

    【再読】グリーン・レクイエムの続編。
    どうしようもない絶望と激しい復讐とそこはかとない愛のお話。
    その愛の大きさに圧倒されて読んだ後の「決して投函されない手紙2」。
    なんだか途方に暮れそうになる彼の話。
    とんでもないカラクリで物語は一気にSF的に引き締まった気がした。
    それでいて最後まで明日香の思い、愛を語るから、読後感はなんとはくふんわりしている。
    それでいて、切ないのは私が人間だからなのかな。

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    2014年08月18日
  • ひとめあなたに…

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    終始口語調で書かれた文体で、知らず知らずと自分が主人公になった気分に。
    圭子のストーリーをベースに、うごめきあう愛と、人間の歪んだ何か。。
    各登場人物が全て女性なのは、女性ならではの、得体の知れない想い、神秘的なこと、人を好きになるというシンプルなこと、を著者が日々感じていたからじゃないかなぁと思った。著者の中にある感情の縮図。

    私は地球最後の一週間、好きな食べ物食べて、好きな人に会ってありがとう大好きと伝えたいなぁとぼんやり思った。

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    2014年05月31日
  • ひとめあなたに…

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    1週間後、隕石衝突により地球が滅びる。圭子は病気を理由に別れを切り出した彼に会いに練馬から鎌倉へ向かう。
    出だしのエピソード「チャイニーズスープ」がショッキング。他のエピソードに出てくる人たちも狂気をはらんでいて怖い。
    狂気を目の当たりにし、狂気と正気の狭間で揺れながらも目的に向かって進んでいく圭子を応援。圭子の想いがにじみでるラストが素敵。

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    2014年04月28日
  • ……絶句(上)

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    新井素子作品20年ぶりに再読。20年ぶりでも、やっぱりおもしろかった! そういう作品はめったにない。新井作品のなかでもイチオシ。

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    2014年04月23日
  • ……絶句(下)

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    新井素子作品20年ぶりに再読。20年ぶりでも、やっぱりおもしろかった! そういう作品はめったにない。新井作品のなかでもイチオシ。 

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    2014年04月23日