新井素子のレビュー一覧

  • おしまいの日 新装版

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    わたし、新井素子さんの特徴的な文体を、モグモグ味わって、グングン読み進めた。←こんな感じの文体
    主人公は専業主婦、小説が書かれたのは平成2年頃。
    独身で社会人の自分にゃ遠い世界のはなしだけどそれもまたよし。と思って読み進めてたら、突如自分にとんがったナイフを突きつけられてこんなホラーある?てなった。
    胸のざわつきがとれない。

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    2025年11月07日
  • おしまいの日 新装版

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    くますけといい、これをホラーというのはものすごく無理があると思いました。
    ただ作者がホラーだと思って書いている節もあるのでそういう意味ではホラーなのかなと。

    「82年生まれ、キムジヨン」の次に読んだからかもしれませんがどちらかというとフェミニズムという感じのような気がします。

    男女がどうとかというより
    社会全体が役割を押し付けて生き方を強要することへの継承だと思いました。
    昔に比べて働き方改革など色々な面で改善されているのだと思いますが
    この本がいまにも通じるように感じるのは
    まだまだ改善の余地があるからだと信じたいです。

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    2025年11月06日
  • ひとめあなたに…

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    カニバリズム、殺人、パーソナリティー障害、、、いろんな女たちが狂う様子が詰め込まれてるけど、印象的すぎて何回も読み返しちゃうんだよなー。
    一個一個が際立ってて新井素子のいろんな女を描く才能がわかりすぎる。

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    2025年10月15日
  • おしまいの日 新装版

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    ネタバレ

    こちらもリバイバルで再読。初読時はこれほどSNSのようなインタラクティブなコミュニケーションツールが発達していなかった時代なので、三津子の孤独がリアルに伝わってきた。
    日記のスミ塗り部分の仕上がりは新潮版単行本のほうに軍配。どう表現するか苦心しただけある。あのページを開いたときはゾッとした。
    曖昧な自他境界と極端な白黒思考が状況(病状?)を悪化させたおもな要因だと思うけどそれが生来のものなのか生活環境によるものなのか。あるいは両方か。
    住民票の閲覧制度が改正されたのが2006年でこの作品の出版年度が1992年なので、そのへんはどう想定しいたのだろう。手紙は忠春に見せないことにしていたようだし、探したりはしなかったんだろうか。とはいえ(決意はどうあれ)諸々かんがみても母子ともにハッピーエンドの結末は想像しにくいので、あまり突きつめないほうがよさそう。

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    2025年09月24日
  • おしまいの日 新装版

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    くますけの隣にあり気になり購入しました。
    だんだんと狂っていく主人公の日記がベースの話。なんとなく予想していた結末とは全然違った。狂っていたのは主人公なのかそれとも主人公の夫なのか、それとも社会なのか。最後まで読んでわからなくなった。まともってなんだろう。
    帯に書いてあった「まともな時に読んでください」の意味がよくわかった。
    2回目に読むと受け取り方が違ってきそうなのですぐに再読したい。

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    2025年09月15日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    豪華作家陣が想像力と食欲を刺激する、新世紀のごはん小説。
    日常SFから遠未来SFまで8編を収録。


    「人類と食」にまつわるSF小説アンソロジーです。

    「食」は人間が生きるうえで欠かせない大切なもの。生きるのに不可欠……というだけでなく、いつしかそれは娯楽となり、美食を求め奇食を追い、飽食に飽き、ある種の歪さを孕んでいるようにも感じる昨今。食のポジティブな面だけではない部分に目を向けた一冊。
    具体的に言えばディストピア飯やオルタナティブフードなどをテーマに扱ったものが多いです
    美味しいものが大好きな私としては、こんな未来が来ないことを祈るばかり。

    個人的に好きだった話は、『E・ルイスがいた頃』と『しあわせのパン』どちらも寂寥と罪悪感、そしてしあわせの詰まった素敵な話です。

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    2025年09月07日
  • おしまいの日 新装版

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    散歩がてら入った本屋さんの『おすすめミステリ、ホラーコーナー』で気になって購入。

    サイコホラーと紹介されていましたが、私には「純粋な愛が行きすぎてしまった物語」のように映りました。
    すべてが愛情からくるもののようにも見える一方で、人によってはそうは受け取れず、私自身も不安を覚えたり、主人公の異常さを強く意識させられる場面もありました。

    ラストで主人公を含めた登場人物たちの行動には、疑問を感じたり驚かされたりもしました。
    それでも読み進めるうちに、主人公だけがおかしいわけではないのだとも思わされます。

    物語を追うなかで、登場人物それぞれの言い分や気持ちが理解できてくる感覚があり、立場や視点によって見え方が変わるのだと、普段なら気付けないような視点を得られた気がします。

    ラストはとても切なく、余韻が残り、読後もしばらく心に引っかかる作品でした。

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    2025年09月06日
  • おしまいの日 新装版

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    夫が仕事から帰るまで起きて待っている妻
    私なら?
    もしも専業主婦をやっていてもそんなことはしない。食べてお風呂に入って先に寝てるよ、きっと

    でも
    三津子さんの日記を読んでいると、おかしいと思う気持ちの片隅にはおかしくないかもという気持ちも生まれている気がするの
    誰も彼もみんな少しずつ変なのさと思う

    さて
    三津子さんは……………

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    2025年08月20日
  • おしまいの日 新装版

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    とても強いショックを受ける作品だった。
    まともなのは誰なのか、おかしいのは誰なのか。どの状態がおかしいのかまともなのか途中わからなくなった。
    家庭の病理に蝕まれた生活をのぞいているみたいで面白かった。日記調で語られるところも個性的で飽きず、何より自分に合っていた。
    多少気が狂った方が世の中生きやすいけど、まともに生きることから目を背けられない。絶対に道を踏み外せない。そうした強迫観念のような病に現代人も罹っているかもしれないと感じた。

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    2025年08月05日
  • この橋をわたって(新潮文庫)

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    久しぶりに素子さんの作品を読みました。
    昔と同じ文体のまま、深みが増してて良かったです。
    気軽に梅酒を飲んでみたら、10年もので、すんごく美味しかった、みたいな気分です。
    あとがきで、作家としてめざめたみたいな事が書いてあったので、これからも新刊が出るのかなと少し楽しみです。

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    2025年07月07日
  • わにわに物語

    匿名

    購入済み

    新井素子さんのお宅の、わにのぬいぐるみのわにわにのしゃべることを新井素子さんが口述筆記で原稿にした本、らしいです。
    新井素子さんは旦那さんともども大のぬいぐるみ好きで、この本を書かれている時点で400匹ものぬいぐるみを持っており、
    それぞれに名前も個性もあるようです。
    昔読んだような気もするんだけど、本棚になかったので、今回購入しました。

    #笑える

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    2025年06月21日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    SF×食卓の短編集。

    個人的にいちばん好きだったのは
    やっぱり竹岡さんの「E・ルイスがいた頃」
    だったけれど、
    テーマ的にもいちばん合っていておもしろいと思ったのは
    須賀しのぶさんの「しあわせのパン」

    そして新井素子さんはさすがのトリ。
    タイムリーなテーマでしっかり読ませてくれる。

    ぎゅっ

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    2025年06月13日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    8人の作家による SFごはんアンソロジー
    いろいろな時と場所のごはん
    ごはん 生きるために必要なもの
    生きていく楽しみになるもの
    サプリだけで栄養を摂るのは 嫌だな
    やっぱり 美味しいと感じながら食べたいな

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    2025年06月11日
  • ひとめあなたに…

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    ぞくっ。日常という仮面に、亀裂が走る。どこか、とっても基本的なところで、くいちがっている世界。

    あと六日で地球が亡びる。非常に、非現実的な世界。

    回避不可能な隕石衝突で地球終了となったら私ならどう過ごす…?ずっと本を読んでるかな、、
    いや未知の領域。どうなるかわからないかな…
    外は危険だから出て行きたくないか。もう人間じゃない、どうせ終わるんだからって理性吹っ飛んだ輩が横行してそうで…

    久々の再読
    チャイニーズスープのくだりが衝撃すぎてそこだけ憶えてた…
    それは序の口にしか過ぎずで、、、
    改めて読んでラストに感極まり泣いた。

    終末ものは創作意欲掻き立てられるのか
    あげたらキリがないくらいある中、頭ひとつ抜けての永久不滅の名作だと思った。
    人はどうせ死ぬ。それでも生きる意味はあるのかのひとつの答えがここに…

    ちょっと文体が80年代というか、この頃の女子って、特に同人誌とかの作者近況とか、だいたいこんな感じでした。。

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    2025年05月27日
  • グリーン・レクイエム 新装版

    QM

    購入済み

    不思議な文体だなぁと思っていたら昭和の作品だった。これを19かそこらの時に書いてるのも好きすぎる!不思議な世界観でいつの間にかスッと受け入れて読んでる自分がいた。

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    2025年05月24日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    SFと食事に関するテーマアンソロジー。どことなく漂うデストピア感と失われていく料理という文化。アンソロジーなので色々な切り口があって面白い。無駄も多いけど、多彩な料理文化が維持されていくといいなぁとか思います。
    1つだけ気になった。テーマアンソロジーに既存作品の番外編を持ち込むのはちょっとどうなんでしょうね。

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    2025年05月19日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    SF世界に出てくる「食事」にスポットを当てたアンソロジー。SFの中に出てくるご飯はどれも味気ないイメージだったけど、本当にその通りで(笑)、そこから繰り広げられるドラマだったり広がりや人との繋がりなども感じられて面白かった。 個人的には「E・ルイスがいた頃」(竹岡葉月)が好き。暖かい気持ちになれる。 「美味しい囚人飯」(椹野道流)は本編も読みたくなった。

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    2025年05月06日
  • ダイエット物語……ただし猫

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    素子さん節と、名付けたくなる独特の文体、健在。嫌いじゃないし、この独特のリズムが、よりキャラクターを可愛くさせてると思う。
    腸は伸展した時に痛むことがある。っていうことが、一番の知識の修得。伸展ということは、縮むことはないのかしら?縮むときは、痛くない?

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    2025年05月04日
  • イン・ザ・ヘブン

    ネタバレ 購入済み

    ん、、、んん?

    潜在意識とのコラボ作品が半分とな。
    もともとの文章力、構成力がしっかりしてる方だから、無意識にもプロがいらして…

    そしてこういうショートショートが生まれたのでしょう。

    なんて素敵な時間なのか…



    AIのことを勉強しました。
    それから読んだらこれが近未来に起こることなんだろうと思われて…
    神が降りてるのでしょうか?
    ぬいぐるみ型かどうかはきっと選べるのでしょうけれど。


    また、絵里。
    妊娠して育てるところまでの自身の変化、失うものに焦点が当てられた作品。愛を得るにはどれだけの心血を注がねばならないか、という観点から描かれている。
    経済的損失まで考えたら詰む未来。
    そして…

    ほぼ同じ経験をしました。
    似たような思考を経て。タクシーの中、遠ざかる相手の顔を見ながらその一錠を口にしました。
    中国製の安全なのが1万円で売られてるのよね。

    作者に同じ経験はないでしょうに、すごい。

    そして全ての母への尊敬の念が湧きます。

    #胸キュン #シュール #ドキドキハラハラ

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    2025年02月07日
  • 猫ミス!

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    今まで4作品くらい"猫のアンソロジー"を読んでいるけど一番面白かったかも。

    ただ、
    ミステリーというよりイヤミスっぽかったり、
    ホラー要素もある作品もあるので、表紙のポップさには似つかわしくないかな。

    後半の作品が特に楽しかった。
    個人的には、『オッドアイ』が好きかな。
    『呪い』の嫌な後味の終わり方も好き。

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    ↓以下、大まかなあらすじ。

    ●新井素子『黒猫ナイトの冒険』
    ⇒日常ほんわか系。
    まだ子猫で元野良、黒猫(ナイト)目線の話。
    カラス(キング)との戦い。

    ●秋吉理香子『呪い』
    ⇒日常~イヤミスへ。
    猫好きな大学生…ぼく
    猫好きなおばさん…荻野さん
    役所の動物管理課…瀧本さん
    ⇒異色の野良猫見守り隊!
    責任を持って地域ねこの世話をしていたが、それでもよく思わない人が現れて…。

    ●芦沢央『春の作り方』
    ⇒日常ほっこり系。
    亡くなった祖母が毎年作っていた桜の塩漬け。
    それを毎年楽しみにしている祖父。ぼくが不注意で塩漬けの入った瓶を割ってしまう。友人の少年名探偵にアイデアを貰い、こっそり作り替えようとするが…。

    ●小松エメル『一心同体』
    ⇒もろイヤミス。
    わたし(茜)と葵はいつも一緒だった。
    でも性格は全く違う。茜のが勉強はできるが、どこか抜けた所のある葵はイジメてきた相手とも友人になれた。そんな葵はずっと猫になりたがっていた。人間の葵がある日いなくなり、猫になって帰ってきた。でも本当の理由は…。

    ●恒川光太郎『猫どろぼう猫』
    ⇒怪奇ホラー系。
    架空の妖怪"ケシヨウ"は、人間社会の中に化けて溶け込み、猫・犬・人間などを食べる。
    ある日、空き巣をしていた女が、ケシヨウを長年追う変な老人に出会ってしまい、更に偶然が重なり悲惨な結末へ。

    ●菅野雪虫『オッドアイ』
    ⇒日常ほっこり系。
    行方不明になった飼い猫のオッドアイと、あだ名で「死神」と言われる友人の冬路。川原で死んでいた猫をつかんだのを見られたのがキッカケで死神という嫌なあだ名をつけられてしまったが、それには優しい訳があって…。

    ●長岡弘樹『四月のジンクス』
    ⇒少しイヤミス~ほっこり系。
    縁起が悪いことが嫌いな主人公(高齢女)
    長年、隣に住む同級生だった加寿子とは競いあってきた。どちらもボロ屋に住む単身高齢者。
    ある日、加寿子の飼っていた猫を預かることになったが縁起の悪いと思っている黒猫で…。

    ●そにしけんじ『猫探偵事務所』マンガ

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    2024年11月12日