新井素子のレビュー一覧
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40代のおっさんが初めて読んでますが、ドキドキしました。あゆみ嬢の無鉄砲ぶり、義手の登場、太一郎さんの良い性格した王子様ブリ。これは少女小説の醍醐味がつまっているなぁ、と。当時、リアルタイムで読んでいた皆さんは熱狂、トリップしたんだろうと納得の1冊。これはシリーズを読み進めていくのが楽しみ。
番外編...続きを読むPosted by ブクログ -
レイディとあゆみちゃんがむちゃくちゃ好きで、太一郎さんがうらやましかった(笑)
ほんとうに子供の頃に読んだ(当時はコバルト文庫だった)けど、たぶん人生を変えてくれた一冊。Posted by ブクログ -
新井素子を堪能した。捨て子騒動だけども大きなものだが、さらに別の大きな騒動に巻き込まれる。本作品は麻子の視点で語られるのだが、物語の都合上、麻子が知らないエピソードも麻子が語る。小説としては非常識だが、それを違和感なくできるのが新井素子の腕なのだろう。下巻はハチャメチャで都合よく進み、楽しさしかない...続きを読むPosted by ブクログ
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火星に到着した宇宙船での捨て子騒動「亮子さん事件」で、中巻では水沢所長と太一郎さんとで土星を舞台に解決を試みる。後の水沢探偵事務所のメンバーになる人々が勢ぞろいし、騒動に立ち向かう。そもそも仕事の依頼ではなく巻き込まれただけの面々。そこはあやふやなまま、お人よしというか登場人物(作者かな)の気持ちの...続きを読むPosted by ブクログ
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「星へ行く船」シリーズの数年前を描く物語。主人公は水沢探偵事務所の田崎麻子さん。水沢所長の婚約者である。後書きでも作者が触れているが、作者が楽しんで書いた作品というのがよく分かる。この後の「星へ行く船」で太一郎とあゆみちゃんが、ああなって、こうなって、その伏線をまとめたのが本作品のようである。難しく...続きを読むPosted by ブクログ
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この作品には敬意を表します。
緑…命の源についての想像力が素晴らしいです。
女の子の強がりと優しさ、本物の冒険も、一人称の作品ゆえにより引き込まれました。yoshi -
前書きがこの作品集の価値を大変高めている。
ショートショート集としては面白い作品ばかり ということではないが、AIの発達した世界の悲喜劇 このようなことはきっと起こりそうだな と考えさせるところにこの本の値打ちがあると思う。
SFと科学はお互いに刺激を受けあい手をたずさえて発展してきたのだから。k-asano -
内容からしてこのタイトルは間違っている。「人工知能の見る夢」ではなく、「人工知能へ抱く夢」つまり主語は人間であってしかるべき。おっと。誤解を招いてはいけない。これはいい意味でのつっこみ。中味は本当に夢があって喜怒哀楽多彩、ワクワク感ハンパない。Posted by ブクログ
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ついに、シリーズ5作品を読み終えました。森村あゆみは銀河連邦から極秘任務を依頼される。あゆみが持つ特殊能力に期待を込められて。しかし、その依頼を受けると太一郎に一生会えなくなる恐れもある。そんな状況での本作のあゆみの心情描写は、他の作品より重要度が高くなり、これまでのほんわかした雰囲気を壊し、シリア...続きを読むPosted by ブクログ
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森村あゆみを逆恨みする少女。あゆみにまとわりついて嫌がらせをする。でも、どこか普通の逆恨みではなさそう。同時に逆恨みをするおじいさんも登場。最初は話の展開が読めなくて、これきちんと話のオチをつけられるのか心配だった。もちろん、不思議な逆恨みの顛末は明らかになるし、この作品のカラーとして、軽く解決する...続きを読むPosted by ブクログ
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荒唐無稽なストーリーがテンポよく展開される。誘拐事件あり、宇宙船の乗っ取りあり、動物愛護や恋愛まで、面白いこと満載! 終始軽いのだが、このシリーズは軽くテンポよくなのがいいところなので、今回も楽しめた。高校生の時に読んだ時と異なるのは自分の立場だ。当時は森村あゆみなどの登場人物に近いところで共感して...続きを読むPosted by ブクログ
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コバルト文庫版で読んで以来、シリーズで最も記憶に残っている作品。といってもストーリーを覚えているわけではない。“レイディ”という単語が頭に残っているのだ。本書では省かれていたが、自分の中では、森村あゆみの「“レディ”というより“レイディ”と呼ぶのが相応しい」という感じのフレーズを覚えていて(30年も...続きを読むPosted by ブクログ
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本作を最初に読んだのは約30年前のこと。それ以来、ストーリーは忘れていたけれど、作品の存在は覚えていた。印象に残っているのは、主人公の森村あゆみのキャラクタだ。快活で女の子らしくて、もしかすると当時の私の理想の女性だったのかもしれない。当時の私にとっても、森村あゆみは歳上のお姉さん。今となっては娘(...続きを読むPosted by ブクログ
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躑躅(つつじ)という読みをこれで知った本。ラジオドラマは良かったけれど(羽田健太郎さんのピアノでした)、実写はなぁ…という感想。CGなんてなかった時代だからね。今なら映像化できるだろうか???
ピンクのワンピース、それが映えるほどの白い肌、自在にうごめく緑の髪、一面の菜の花、それが見たい。Posted by ブクログ