新井素子のレビュー一覧

  • 影絵の街にて

    購入済み

    巻末に著作リストが付いてます!

    著者の「おはなし」は“星へ行く”シリーズが刊行されたころから読んでいて、エッセイなども含めれば相当網羅しているほうですが、手元にない作品も収録されているので購入しました。

    実は紙の本も購入しているのですが、短編集なので隙間時間に読むため持ち歩き用に電子版も購入した次第です。

    連作短編も良いのですが、個人的には「チグリスとユーフラテス」の外伝が読んでみたかったのが大きな購入動機です。

    既に所有している本に収録されている作品も多いのですが、著者のいろいろな面を一度に読めるので、ファンの方はもちろん、今まであまり触れたことが無い方にも読んでいただけると良いなと思います。

    なお、巻末の著作リス

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    2026年08月07日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    文体がかなり好き。
    作者のあとがきにもあったけど、この本の主人公成美ちゃんや裕子さんの考え方に時代が追いついたってことかな。
    成美ちゃんが幸せに暮らせそうで良かったし、晃一が成美ちゃんを引き取るのを拒んでたと思えないくらいちゃんとパパになってて、それが読んでて結構嬉しかった。
    最後のくますけとなんなんのやり取りはやや不穏だったけど、成美ちゃんと裕子ママのことをいつまでも温かく見守っててほしいなって思う。
    サイコホラーでどんなヤバい内容かと思っていたが、順調に幸せになっていて良かった。
    私だけかもしれないんですけど、「次の日から。この世の中に、裕子さんって人と、晃一おじさんって人は、いなくなった

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    2026年07月24日
  • くますけと一緒に 新装版

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    クマのぬいぐるみの『くますけ』がなんかやりそうな
    表紙の不気味さに惹かれて購入。
    小学4年生の成美の心の成長もテーマとしてあり、ホラーだけでは無かった1冊。

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    2026年06月12日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    ぬいぐるみをテーマにした作品という事で興味を持ち、一気に読み終えました。とても好きな作品でした。

    私自身が幼少から大事にしているぬいぐるみがあること、繊細で内省しやすく、物事をあれこれ考えやすい気質であるので、成美ちゃんに共感できるところが非常に多かったです。

    内省世界の描写が多いので、読みづらさは感じるかも。
    また、ホラーとして楽しみたい方にも物足りないかもしれません。

    ただ、私はこの作品でボロボロ泣いてしまいました。
    大人になりきれない、未熟な子供の自分が内在しているのを自覚しているので、裕子さんの言葉に「あぁ、こういう感性を持っていてもいいんだな」と救われたところもあったし、私が大

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    2026年04月18日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    「食」をテーマにしたアンソロジー。どれも非現実的ではあるけど、数年後数百年後にはありえる話なのかもな〜とか思ったり。石のスープ飲んでみたい。

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    2026年04月07日
  • グリーン・レクイエム 新装版

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    ネタバレ

    その昔、NHKのラジオドラマを聴いたのが『グリーン・レクイエム』に初めて触れたきっかけだった。

    あれからどれくらいの年月が経ったのか。改めて今回読んでみると、あらすじはほとんど忘れてしまっていたが、若かりし頃の著者の瑞々しい感性が感じられた。

    『宇宙魚顛末記』はずいぶん青い作品だなと感じたが、あとがきで二十歳前後に描かれた作品だと知り、むべなるかなと納得した。

    描かれているシチュエーションは破茶滅茶だけど、小説を書けなくて悩む女子大生は素子さん自身のことかなと思った。

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    2026年02月08日
  • 猫ミス!

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    猫をめぐるミステリー小説のアンソロジー。8名の作家の作品が収録されています。

    猫の描写を勉強したくて読みました。どのお話も満遍なく読みやすくて面白かったです!後味はそれほど悪くなかった気がします。

    特に芦沢央さんの「春の作り方」 が心に残りました。優しくて切ない余韻があり、伏線にも唸りました。題名も綺麗で好きです!

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    2026年01月21日
  • 猫ミス!

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    猫が出てきて幸せそうならもうなんでもハナマルにしちゃうけど。
    やっぱ長岡弘樹さん作品は良かった!
    知らない作家さんだと、菅野雪虫さんも良かった!
    芦沢央さんと恒川光太郎さんはもともと好きなので…

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    2025年11月29日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    「ごちそうさまでしたがきっと身に染みる」
    食糧問題を解決した画期的なスープに隠された驚愕の事実、食事を通して寄生する何か、食べ物が作られなくなった未来で発見された遺物、異世界にもたらされた現世の料理...
    人が生きていく上で欠かせない食事は当たり前にあるものではない。そして欠かせないからこそそこには様々な物語が生まれる余地がある。
    不気味なお話から面白い話、考えさせられるお話、三者三様の食事にまつわるアンソロジー。

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    2025年09月20日
  • おしまいの日 新装版

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    ネタバレ

    最愛の夫の過労死を心配しすぎるあまりに、ちょっとづつ、でも確実に壊れていく専業主婦のみっちゃんのお話。

    だいぶ前に読んでいて、新装幀が素敵でまた買っちゃった。秀逸。
    みっちゃんの行動や思考がとんでもなくて怖いんだけど、最終的に失踪するという決断の、そこにいたる理由が、春さんが大好きだから、それを失う恐怖に耐えられないっていう。
    正直、当時はイマイチ実感できなかったんだが(今も旦那では実感できないが)対象が「子ども」で、それを失うという事を考えたら、それはそれは恐ろしい。
    考えるのをやめないと発狂しちゃうのはわかる。
    で、思考(というか想像だね)を止められなければ、それが二倍になったら耐えられ

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    2025年08月03日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    ネタバレ

    E.ルイスがいた頃(竹岡葉月)
    装備する火力と平均年齢が高すぎるのが良かった。
    笑ったけどかっこいい。

    最後の日には肉を食べたい(青木祐子)
    怖いと思ったのは私だけだろうか。
    まるで**の為の人。

    おいしい囚人飯(椹野道流)
    紫人参によってポトフがポトフに見えなかったのを思い出した。
    視覚効果って大切ですね。
    囚人飯とは言えないけど楽しめそう。

    しあわせのパン(須賀しのぶ)
    管理官が手を貸していた事に驚いた。
    管理官の心の次元は違うけどいいと思う気持ちは同じなのが嬉しい。

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    2025年07月21日
  • ぬいは今日も元気です わにわに物語2

    匿名

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    この時点では400匹のぬいぐるみと暮らしていた新井素子さんの、ぬいぐるみの一体わにわにが語る仲間のぬいぐるみ(ぬい)のこと。
    ぬいの一体一体に名前とエピソードがあるってスゴいなあと。
    ぬいのわにわにがしゃべって、それを新井素子さんが口述筆記しているという形なので、物語とエッセイとインタビューのミックス、なのかな。
    若さもあると思うけど、パワフルな一冊でした。

    #癒やされる #笑える

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    2025年06月30日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    ネタバレ

    SF良いよね。
    食をテーマにしたアンソロジー。
    素子さん目当てで買いました。
    新井素子「切り株のあちらに」
    怖いよー。
    ゾワゾワしてひえーってなる。
    どこに繋がるのこれ?って思ってたら、人類の種としての晩年って、怖すぎるだろ。
    さすがだよー大好きだよー。
    農業のとらえ方とかね、新鮮で、素晴らしい。

    その他のも秀逸で、面白かったです(^^)

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    2025年06月05日
  • 二分割幽霊綺譚

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    男性として生きていたのに、思春期になって実は仮性半陰陽ということが分かり、そこから女性として生きることになってしまった、という設定の主人公。
    そのせいで人生に、というか、男性にも女性にも幻滅して「死んでいるようなものだ」と思いながら生きていたのが「死んでしまった」上に二人の男性に「食べられて」しまったので、二人に右半身と左半身ずつの幽霊として取り付いて・・・という、なかなか斬新な発想のお話。
    人生について、「どっかちょっと喜劇」とか、人間について「優しくて、みえっぱりで、ちょっと莫迦で、いじらしくて、健気な連中」とかが印象的でした。

    大学生の頃に読んだはずだったんですが、本棚になくて、再購入

    #シュール

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    2025年02月19日
  • あなたにここにいて欲しい

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    どういう終わり方をするんだろう…
    と先へ先へと進めていったら、なるほど、親子の話で落ち着くのか、と。

    「くますけと一緒に」も併せて読みたくなった。

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    2024年11月02日
  • ひとめあなたに…

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    大好きな作品。
    むかーしに読んで、また読みたいなとずっと思っていて。久々の再読。
    こんなに口語体だったっけ?
    昔、読んだ時はこんなに違和感なく読んでいたんだなと感じる。
    読んでいて辛くなる場面も多いけど、結末に報われる。
    もし、現実になったら…と想像してみる。
    私はどうするんだろう?
    当たり前の事なんてない。日々の生活すべてに感謝だ。後悔しないように今、やりたい事をやらなくちゃ。と思わせてくれる。

    …けど、そう思ってもすぐに忘れちゃうんだけど…

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    2024年05月08日
  • 南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生

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    ン十年ぶりの新井作品。主人公の一人称「あたし」と、読点を多用する独特の表現法が不変なことに安心感を抱く。主人公の南海は頻繁に階段から落下するのは実は目に見えない空間の亀裂に引っかかるという超能力のせい。そんな彼女がある日知り合った、亀裂を「靄」として認識できる板橋とともに靄を消去する都内行脚に出るというお話なのだけど、靄の中では南海のもう一つの能力が働くというのがキモ。その能力を巡るやりとりを通じ、本作が単に超能力SFエンタメだけでなく、「命とは」という哲学的な問いにも繋がっていくことに感銘を受けました。

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    2024年03月20日
  • ひとめあなたに…

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    「滅びの前のシャングリラ」の対談で知ってから読みたいと思ってました。
    古い本だから本屋では見つからないかなーと思ってたら、重版かかったみたいでよかった。
    ストーリーは無理よりの無理だろ、みたいなとこあるけど、大事なのはそこではない。
    独特の文体が苦手でなければ、ぜひ読んでください。

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    2024年03月17日
  • 二分割幽霊綺譚

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    NHKか東京FMか忘れますが、ラジオドラマで聴いたのが先だと思います。
    ラジオドラマが面白かったです。
    本が出ていたので買って読みました。
    ラジオドラマの声を思い出しながら読みました。

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    2023年07月12日
  • グリーン・レクイエム 新装版

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    ネタバレ

    ネットで、彼女の自宅本棚やぬいぐるみの保管に関する記事を読み、チャーミングな人だなあ…と思い今更ながら、初期の有名作を選んで初めて新井作品を読んでみた。
    3つの作品が入っていたが、どれも素晴らしいし面白い。18から20歳くらいの間に書いたものというのがよくわかる、いちいち大きな「全世界」を引き合いに出す世界観、一人称。
    本人の後書き以外に編集の後書きがあったが、それによれば、新井素子のお友達もみな新井素子のような人なのだそうだ。素晴らしい。

    年代、だいたい同じくらい、少し私より上。
    これは今の若い子が読んだらどう思うのか。
    とはいえ、
    『なんだか死んだらとてつもなく淋しくなりそうで』死ぬのは

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    2023年05月25日