新井素子のレビュー一覧

  • 猫ミス!

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    猫が出てきて幸せそうならもうなんでもハナマルにしちゃうけど。
    やっぱ長岡弘樹さん作品は良かった!
    知らない作家さんだと、菅野雪虫さんも良かった!
    芦沢央さんと恒川光太郎さんはもともと好きなので…

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    2025年11月29日
  • くますけと一緒に 新装版

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    家庭環境故に防衛本能として自分の感情を表にだせない成美。怖くPOPなキャラクターであるくますけと成美の関係を描きながらも、裕子さんの言葉が刺さりまくる。
    「子供は親を嫌っていいの」
    「親が子供を嫌う権利は、少なくとも子供が小さい時にはないのよ」
    少しでも親のことが嫌いになったことがある人、親を好きになれない自分を責めてしまったことがある人、大人になったあなたの中にいる傷を抱えた幼い自分を救ってくれる一冊。

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    2025年11月28日
  • くますけと一緒に 新装版

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    若い頃、夢中になって読んでいた新井素子さんの本。
    本屋さんで見かけたこの本をすぐに購入して一気に読みました。若い頃の感覚とは違うけれどよかった。

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    2025年10月22日
  • くますけと一緒に 新装版

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    本屋さんでおすすめされていたこととSNSで見かけて気になったので購入。

    くますけというぬいぐるみに悪霊が取り憑いていて不可解な出来事が起こるのかと思いきや…くますけというぬいぐるみといつも一緒の成美。両親を交通事故で亡くし、母の友人に引き取られてその生活風景が記されている。成美の心情や家族の関わり方への苦労が記されておりホラー面だけでなく、家族愛の面も見られる。

    成美にとってくますけは唯一の支えであり、家庭環境が複雑だった為、現実からの逃避になっていたのではないかなと思った。

    最終章では驚かされたが、結末がはっきりしていてとても面白かった。
    あとがきも著者の好みやプライベートが分かって親

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    2025年10月22日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    書店で推されているのを見て気になって購入。「ぬいぐるみ」と「ホラー」って要素としてはなにかが"ありそう"な感じがする。ぬいぐるみとお話しする子どもが異端扱いされてるのは、今の時代ならスルーされるけど当時はそうだよなあと思いながら読みました。でも時代が変わっても変わらない部分がたくさんあり、楽しく読めました。子どもが親を嫌うことがそんなに難しい?と思うだろうけど、難しいよね。だって生活を握ってるのは親なわけだから反抗したら命に関わる問題だもの。裕子さんがいてくれてよかった。成美ちゃんが新しい場所でしあわせになってくれてうれしい。
    くますけはただのぬいぐるみだよ、って終わるのか

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    2025年10月19日
  • くますけと一緒に 新装版

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    この本は、好き嫌い分かれるかなーって感じでした!
    ホラーとなってるけど、なんだかんだ親子愛について考えさせられる最後でした。
    親と子の関係じゃなくても、どんな関係でも通ずるアドバイスを貰えた気がします、個人的に。
    一つ一つの文章が、簡潔にまとまってなく、それがまた登場人物の心の揺れや迷いをリアルにさせているなと思いました。読みにくさはありますが、だからこそ人間的な感情がダイレクトに伝わってくるところが好きで、星5にしました。

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    2025年10月16日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    ぬいぐるみ好きにこそ読んで欲しい作品でした。
    これをホラーと言ってしまって良いのか??と疑問がありますが、本人がそういうならそうなのかと思います。

    ただ、内容は本当に良かったです。
    ラストに号泣しました。
    裕子や晃一に年が近いからか、とても感情移入して読んでしまいました。
    特に晃一が良かったです。
    裕子のために成美を引き取ることを許し、
    友達に愚痴をこぼすほど成美を愛せる自信がなかった彼が、最後にがむしゃらに成美を心の底から心配して探し回る姿に、
    そして見つけたことで安堵し、想いを飾ることなしにぶつけた姿に胸が打たれました。

    エンディングはいらない派ではあるのですが、
    あとがきでキングが好

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    2025年10月07日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    「ごちそうさまでしたがきっと身に染みる」
    食糧問題を解決した画期的なスープに隠された驚愕の事実、食事を通して寄生する何か、食べ物が作られなくなった未来で発見された遺物、異世界にもたらされた現世の料理...
    人が生きていく上で欠かせない食事は当たり前にあるものではない。そして欠かせないからこそそこには様々な物語が生まれる余地がある。
    不気味なお話から面白い話、考えさせられるお話、三者三様の食事にまつわるアンソロジー。

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    2025年09月20日
  • くますけと一緒に 新装版

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    久しぶりの新井素子さん。
    もとちゃんらしいいつもの文体、大好きです。
    これはホラーなの?と思いながら読み進めました。
    とても面白かったです。

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    2025年09月20日
  • くますけと一緒に 新装版

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    前情報なしで読み始めました。
    半分ほど読み進めたあたりで、それまで感じていた違和感の正体が少しずつ明らかになり、あとは一気読み。良い意味で期待を裏切られましたね。
    個人的にとてもおすすめ。
    舌打ちにときめいたのは、これが初めてです('ࠏ' )

    帯や本屋のポップを見てから読んでいたら違う感想になったかも。読み終えた後にポップ見たんですけど???でした。

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    2025年09月03日
  • おしまいの日 新装版

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    ネタバレ

    最愛の夫の過労死を心配しすぎるあまりに、ちょっとづつ、でも確実に壊れていく専業主婦のみっちゃんのお話。

    だいぶ前に読んでいて、新装幀が素敵でまた買っちゃった。秀逸。
    みっちゃんの行動や思考がとんでもなくて怖いんだけど、最終的に失踪するという決断の、そこにいたる理由が、春さんが大好きだから、それを失う恐怖に耐えられないっていう。
    正直、当時はイマイチ実感できなかったんだが(今も旦那では実感できないが)対象が「子ども」で、それを失うという事を考えたら、それはそれは恐ろしい。
    考えるのをやめないと発狂しちゃうのはわかる。
    で、思考(というか想像だね)を止められなければ、それが二倍になったら耐えられ

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    2025年08月03日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    ネタバレ

    E.ルイスがいた頃(竹岡葉月)
    装備する火力と平均年齢が高すぎるのが良かった。
    笑ったけどかっこいい。

    最後の日には肉を食べたい(青木祐子)
    怖いと思ったのは私だけだろうか。
    まるで**の為の人。

    おいしい囚人飯(椹野道流)
    紫人参によってポトフがポトフに見えなかったのを思い出した。
    視覚効果って大切ですね。
    囚人飯とは言えないけど楽しめそう。

    しあわせのパン(須賀しのぶ)
    管理官が手を貸していた事に驚いた。
    管理官の心の次元は違うけどいいと思う気持ちは同じなのが嬉しい。

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    2025年07月21日
  • ぬいは今日も元気です わにわに物語2

    匿名

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    この時点では400匹のぬいぐるみと暮らしていた新井素子さんの、ぬいぐるみの一体わにわにが語る仲間のぬいぐるみ(ぬい)のこと。
    ぬいの一体一体に名前とエピソードがあるってスゴいなあと。
    ぬいのわにわにがしゃべって、それを新井素子さんが口述筆記しているという形なので、物語とエッセイとインタビューのミックス、なのかな。
    若さもあると思うけど、パワフルな一冊でした。

    #笑える #癒やされる

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    2025年06月30日
  • 定年物語

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    久々の素子ぶし、、の文書。
    で、、このはなし、実際の素子さん夫婦の実話なんだと、
    面白すぎる。
    お互いを面白がりつつ、共存?して生活しているっていうのも
    すごい。
    こんな生活もあるんだなぁと思いながら、
    楽しんであっという間に読み終わってしまった。
    ずっと遠ざかっていた、素子さんの本をまたよみたくなった。

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    2025年06月20日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    ネタバレ

    SF良いよね。
    食をテーマにしたアンソロジー。
    素子さん目当てで買いました。
    新井素子「切り株のあちらに」
    怖いよー。
    ゾワゾワしてひえーってなる。
    どこに繋がるのこれ?って思ってたら、人類の種としての晩年って、怖すぎるだろ。
    さすがだよー大好きだよー。
    農業のとらえ方とかね、新鮮で、素晴らしい。

    その他のも秀逸で、面白かったです(^^)

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    2025年06月05日
  • 定年物語

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    ネタバレ

    新井素子が高校生でデビューしたとき私は中学生で、それからずっと追いかけてきた。
    もちろん同じ距離感というわけにはいかないけれど。
    彼女が結婚式を挙げるまでのあれこれを『結婚物語』で書いたとき、つまり結婚してそれなりに落ち着いてから書き、出版されて私の手元に届くまでのタイムラグが、ちょうど私の結婚のリアルタイムに寄ってきた。
    「これ、私のために書かれた本?」ってな大いなる勘違いにより、このシリーズは私にとって特別なものになって現在に至る。

    本当は退職した直後に読めばよかったのかもしれないけれど、買ってから結構積んでしまった。
    満を持して読み始めたら、「やっぱこれ、私のための本だった~!」

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    2025年04月05日
  • 二分割幽霊綺譚

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    男性として生きていたのに、思春期になって実は仮性半陰陽ということが分かり、そこから女性として生きることになってしまった、という設定の主人公。
    そのせいで人生に、というか、男性にも女性にも幻滅して「死んでいるようなものだ」と思いながら生きていたのが「死んでしまった」上に二人の男性に「食べられて」しまったので、二人に右半身と左半身ずつの幽霊として取り付いて・・・という、なかなか斬新な発想のお話。
    人生について、「どっかちょっと喜劇」とか、人間について「優しくて、みえっぱりで、ちょっと莫迦で、いじらしくて、健気な連中」とかが印象的でした。

    大学生の頃に読んだはずだったんですが、本棚になくて、再購入

    #シュール

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    2025年02月19日
  • あなたにここにいて欲しい

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    どういう終わり方をするんだろう…
    と先へ先へと進めていったら、なるほど、親子の話で落ち着くのか、と。

    「くますけと一緒に」も併せて読みたくなった。

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    2024年11月02日
  • ひとめあなたに…

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    大好きな作品。
    むかーしに読んで、また読みたいなとずっと思っていて。久々の再読。
    こんなに口語体だったっけ?
    昔、読んだ時はこんなに違和感なく読んでいたんだなと感じる。
    読んでいて辛くなる場面も多いけど、結末に報われる。
    もし、現実になったら…と想像してみる。
    私はどうするんだろう?
    当たり前の事なんてない。日々の生活すべてに感謝だ。後悔しないように今、やりたい事をやらなくちゃ。と思わせてくれる。

    …けど、そう思ってもすぐに忘れちゃうんだけど…

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    2024年05月08日
  • ひとめあなたに…

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    「滅びの前のシャングリラ」の対談で知ってから読みたいと思ってました。
    古い本だから本屋では見つからないかなーと思ってたら、重版かかったみたいでよかった。
    ストーリーは無理よりの無理だろ、みたいなとこあるけど、大事なのはそこではない。
    独特の文体が苦手でなければ、ぜひ読んでください。

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    2024年03月17日