あらすじ
お互いのことはお互いが一番よく判っている――特別な関係で強い絆を持つ真美と祥子。小学校からの付き合いで、二十三歳になった今でもふたりには誰にも言えない秘密がある。しかし、綾子と名乗るカウンセラーと出会ってから、祥子の様子がおかしくなり、忽然と姿を消してしまった。“祥子が私を拒絶するはずなんてない!!” そう強く信じずにはいられなかった真美だが、現実はもっと深刻なもので……。感涙の青春長篇小説。
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Posted by ブクログ
どういう終わり方をするんだろう…
と先へ先へと進めていったら、なるほど、親子の話で落ち着くのか、と。
「くますけと一緒に」も併せて読みたくなった。
Posted by ブクログ
過去に読んでるけど、いい感じに忘れ具合で新鮮に読めた。
新井素子作品自体が久しぶりだったせいもありますが、昔ほどはすんなりと読めなかった感じはあります。一人称の主人公に感情移入しきれないと、ちょっとつらい面はありますね。
Posted by ブクログ
テレパス、サイコキネシス..SF小説に出てくるワードを見ていると、そんな特殊な能力があったらすごいだろうな、持ってみたいななんて簡単に考えてたけど、実際にそうだったとして、それを自分でうまく使える能力が備わっていなかったら自己が破綻してしまうのだと思った。特殊なのが自分だって幼いころから認識できる訳がないから。
久々の「新井素子」を読んでやっぱりすごいなって思った。独特の世界観と、てにをはの少ない独特な文章。私、「新井素子」やっぱり好きだな。って思った。(笑)
Posted by ブクログ
再文庫化された素子さんの小説。
親友以上に仲の良い二人の前に、謎の美女が現れる。
その女を見た瞬間から祥子の様子がおかしくなり・・・
以前読んだのですが、リニューアルされたようなのでもう一度読みました。
人間関係のよじれ・執着の描写がいいと思います。
話はいつものパターンなのですが、何度でも引き込まれてしまいます。