新井素子のレビュー一覧

  • ひとめあなたに…

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    ネタバレ

    あと1週間で地球が滅ぶ。それを知った圭子は別れたばかりの元恋人の朗に会いに行くことを決意する。人々が突然の終焉に混乱する中、圭子は命懸けで朗に会いに行くがー。今年の初読み。圭子が道中で会う、個性的な人物たちが狂っているのに、それでもとても人間で物悲しいものを感じました。理想の結婚生活を夢見た由利子、母への復讐のためただ勉強をし続けた真理、彼女たちの歪んだ想いがすごく痛かった。あと1週間で世界が滅ぶとしたら、私は狂わずにいられるのだろうか?句読点の多い、独特の文体に温かみを感じました。好きな作品です。

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    2026年03月24日
  • ……絶句(上)

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    ネタバレ

    変な声を聞いた素子。気が付くと周りには自分の小説のキャラクターたちが実現し、素子を守ろうと躍起になるがー。すごく楽しんで書いたのだろう、作者の気持ちが伝わってきました。主人公の新井素子が死に、作者の新井素子自らが現れて、一人称から三人称へと文体が転換する。小説のおもしろいところが詰め込まれています。世界の神となりうる力を持った素子はどうなるのか、動物が人間を支配する計画は成功するのか。正直、長い。長くて飽きつつありますが、このまま下巻にいこうと思います。作者=主人公でも不快感がないのは気持ちいいです。

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    2026年03月23日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    終盤には実はぬいぐるみの「くますけ」は邪悪なんかじゃなくて、良いぬいぐるみなのかと思ったけど…やっぱ悪の存在だったのね。

    実の両親に危害を加えたり、友達を事故にあわせたり…それを平然とやってしまうぬいぐるみ、怖いな。

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    2026年03月23日
  • グリーン・レクイエム 新装版

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    不思議な魅力があったな
    読んだのは小学生の時だけど、表紙絵が高野文子さんって…改めて大切にしたくなる。

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    2026年03月21日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    すらすら読めました。
    あとがきで作者のぬい愛がよりリアルで…
    平成20年当時からぬいぐるみのことぬい呼びしててびっくりしました


    途中、一人称が、結子、成美、ってしつこく何度も出てきたのはなんだった…?

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    2026年03月08日
  • おしまいの日 新装版

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    怖いぃ。
    本人はいたって真面目で一生懸命。
    だけどかなり精神がやられてる。

    自分で決めた人生、三津子のこれからはどうなるんだろう。
    頑張れるのかな。応援したいけど、かなり心配だな。

    あとがきがすごくおもしろかった。
    なんなら本編より印象に残っている。
    旦那さんと『おしまいの日』ごっこをする新井さん、とってもかわいらしいな。
    いいご夫婦なんだろうな。

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    2026年03月01日
  • くますけと一緒に 新装版

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    ネタバレ

    女の子が妙に話し方が大人びてたので、何か最後にどんでん返しがあるのか注意して読んでたけど、見事に何もなかった…笑
    あんまりホラー感もなかった。

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    2026年02月28日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    出版が2017年だから、もう進歩してる技術もあるんだろうなぁと思いつつ読み進めた
    研究者からのお話も載ってて昔考えられていた技術が現実になりそうなものもあるんだな思ったり。

    夜間飛行が今回の中じゃ好き

    「ダッシュ」は今少し悩んでることだったり。
    私も子供もすぐ調べることに慣れてしまってるなと思ってるところだったから気をつけようと思った。 

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    2026年02月22日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    身近で当たり前の「食」のあり方、描かれ方が、それぞれの作家によって考えもしなかった描かれ方をしていてついつい引き込まれてしまった。

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    2026年02月18日
  • 猫ミス!

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    短編7編7名のアンソロジー。タイトルからも分かる通り、猫を題材にした物語集です。黒猫の話、野良猫の話、仔猫の話、化猫の話と様々な物語が描かれており楽しく読めました。

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    2026年02月11日
  • くますけと一緒に 新装版

    QM

    購入済み

    おもしろかったけど、本屋などでプッシュされている割には「うーーん?」という感覚。自分にとってはそんなにホラーではなかったのかも。ぬいぐるみが自分の気持ちを汲み取って人を殺めてしまうというのも考え方によってはそうなりそうだし、「親を好きにならなきゃいけない義務はない」といったようなアドバイスも普通に全然アリな考え方だと思う。でも仮にぬいぐるみと近しい生活を送っていたら、迂闊にぬいぐるみに対して良からぬことを考えられなくなっちゃうかも。

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    2026年01月22日
  • おしまいの日 新装版

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    結婚7年目の三津子は最愛の夫、忠春の帰りを毎晩深夜まで待っている。
    仕事人間の忠春は残業で帰りが深夜になる事はしょっちゅうで、休日も接待に連れ回される日々を送っている。
    そんな忠春がいつまでも健康で、幸せな夫婦でいるために三津子は毎晩栄養をしっかり考えた夕飯を作り(急な接待で忠春が食べない事も多い)、どんなに帰りが遅くても夕飯も食べずに深夜まで起きて待っている…

    三津子の日記とともにストーリーが進むのだけど、とにかく忠春に対する愛が重すぎるというか、忠春だけが世界の全てになってしまっている。
    良き妻はこうあるべきという考えに過剰に縛られているうえにそれを苦痛と考えず当たり前に受け入れて生活し

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    2026年01月20日
  • おしまいの日 新装版

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    これはサイコホラーなんですか?
    読むのがしんどかったのは確かですが、ホラーかと言われるとよく分かりません。
    こういう尽くす系の女は苦手なので本当に読むのがしんどかったですわ〜

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    2026年01月03日
  • おしまいの日 新装版

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    現代ホラーを知るための100冊 #3
    2/100

    恋愛結婚で結ばれた最愛の夫は、いわゆる超企業戦士。
    仕事、接待で午前様は当たり前。
    土日出勤、接待ゴルフも当然。
    そして夫自身はそんな仕事も結構好きだと言い放つ。

    そして妻。
    甲斐甲斐しく尽くして、尽くしてる自分も好きで、自分のアイデンティティは好きな夫の良い妻であること。

    なにそれ?っていまでこそなるが、
    この本が出た90年代初頭より前には当たり前。
    そして妻は少しずつ壊れていく…

    その後の就職氷河期ロスジェネ世代の僕も、
    ハラスメントなんて言葉もなく、
    普通にそんなサラリーマン生活を送ってきて、
    そして今。
    ◯◯ハラスメントに怯え

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    2026年01月01日
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集

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    人工知能学会の学会誌に掲載されたSFのショートショート集。

    各テーマの小説の後に研究者の解説、という本の構成が珍しく、面白い。
    人工知能の開発が進んでいった先の世界を垣間見れて、楽しくもあり、怖くもあった。

    人工知能の開発の際に、人間とは何か?という哲学的なものに返ってくるのは興味深い。
    人工知能の開発が進んでいくにつれ、社会の仕組みや倫理観、概念までもが大きく変わっていくのだろう。

    2017年発行のため、作品に出てくる人工知能でできることが、今すでにできるものもあり、人工知能の開発・実現のスピードの早さを感じた。

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    2025年12月01日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    SFアンソロジー。須賀しのぶ目当てで読む。私好みなのは竹岡葉月の『E.ルイスがいた頃』かなー青春って感じ。正直食欲をそそられる話は無かったw

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    2025年11月26日
  • おしまいの日 新装版

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    狂気の世界。狂っている思考を日記の文体で見せられる。日記部分のフォントが、すでに不穏な雰囲気。
    1992年に単行本の初版。1995年と 2012年に文庫版が出て、今年文庫の改版が発行されたので、もともとは今から30年以上も前の話!
    まだ携帯電話もそこまで普及してないし、24時間戦えますか?の風潮がまだあった時代。いろいろな価値観が変わったけど、人の怖さって、変わらないなぁと思う。
    依存し、執着し、自分だけの世界に閉じこもり、どんどん狂っていく主人公。でもたしかに、狂っているのはこの主人公だけだったのか……?
    絶対に自分の中にないとは言い切れない狂気の一端を、ここに見た。

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    2025年11月11日
  • おしまいの日 新装版

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    おしまいの日は、三津子の日記から始まる。

    仕事人間である夫、忠春が帰ってこない。
    ご飯を作り、春さんが帰ってくるまで食事も取らず寝もしないで待っている三津子。

    そんな寂しい生活の中に、にゃおんという猫が三津子の元にやってくる。

    三津子の友人である久美、その夫の俊幸。
    二人の介入も虚しく、三津子はおしまいの日へと近づいていく。

    日記と手紙の黒塗りの部分。
    なんとかして読めないのかな…。
    それを公開したバージョンも発売してほしい。

    何がおかしいのか、誰がおかしいのか、最後の最後で疑問が生まれてしまったな。

    本当におかしい人は、自分がおかしいって気づけないはずだし、でもやっぱり三津子もお

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    2025年09月28日
  • おしまいの日 新装版

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    あらすじにサイコホラーと書いてあったけど、ホラー要素は微塵もない。と私は思う。
    旦那が好きすぎて、元の性格もあって病的なまでに旦那に尽くす三津子は、読者からするとイラッとくる時もある。
    でも最後に三津子の手紙を読むと、確かに精神を病んではいたけど、でも真っ当なことを言っているような気がしてくる。
    あんなに忙しい旦那じゃなければ、きっと幸せな生活だったのかもしれないと思うと、ちょっと哀れ。
    「おしまいの日」には一体何が起こるのだろうとドキドキしていましたが、その点はでは期待ハズレ。でも面白かったです。

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    2025年09月27日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

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    8人のSF作家による、食をお題にした短編集。

    新井素子氏以外、全く知らない。
    人それぞれの発想で、普通に読める。くらい。

    一世風靡し、世の中の一角を一変させてしまった、素子構文健在。昔どハマりした。
    相変わらず、笑顔で人間を解体するような人。
    舞台がSFっぽいが、内容がSFでも何でもないところが何だか。ちょっと期待と違った。

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    2025年09月19日