新井素子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
納得のいく終わり。そして、心底嫌なキャラクターはいないところもいい。いーさんも結局なんだか可愛く思えてしまうし。
ただ、上巻もだけど、この文庫版の表紙カバー絵は嫌い。元の本の絵のイメージが強いのもあるけど、このイラスト描いた人この小説読んでないよね?と思わざるを得ない。とにかく登場人物の外見描写と絵が違いすぎる。分かりやすいところでは黒髪美女っていってるのに茶髪とかね。逆に読んでてこれを描いたならさらに最低だけども。
1980年代と2010年では読者が興味を引く絵柄は変わるのかもしれないが、これはやってはいけない。
でも話そのものは面白いので、未読の若い人には読んで欲しいですね。
巻末の番外編は当時の本にはなかったので、昔読んだきりの人にも再読してほしいです。 -
Posted by ブクログ
目次
・橋を、架ける
・黒猫ナイトの冒険
・妾(わたくし)は、猫で御座います
・倍倍ケーキ
・秘密基地
・お片づけロボット
・碁盤事件
・なごみちゃんの大晦日
この本が出る2年前、読者主催の「新井素子作家生活四十周年記念パーティ」が行われたという、その、お返しの本なのかな、と思いました。
書下ろし長編のイメージが圧倒的に強い著者が、ショートショートや連載小説に挑戦した、それらの作品が収録されています。
既読は『妾は、猫で御座います』のみ。
だけど、どれも既読感がないわけではありません。
なにしろ新井素子なのだから。
40年変わらない文体、テーマやアプローチもなんなら変わっていないのです。
1ページ目から最後のページまで新井素子でしかない本でした。
新井素子ファンはもしかしたら文体が大事なので、ネタバレOKと言ってくれるかもしれませんが、大事を取ってネタバレはしないことにします。
ただ、『お片づけロボット』については、私も言いたい!
そう。
欲しいのはお掃除ロボットではなく、お片づけロボットなのよ。
ごみを分別し、あるべきものをあるべき場所に収納してくれるロボット。
出しっぱなしよ、さようなら。
それから、必要な書類、紙ごみ行きのチラシ、シュレッダーが必要な個人情報が記載された紙を分別して処理してほしいの。
で、手書きのメモは必要な場合が多いことを理解してほしいの。
10さんが読んだ新聞は縛って、未読の新聞は畳んで隅っこに積んで欲しいの。
どうして紙って増えるんだろう。
メーカー様、どうか開発よろしくお願いいたします。
”確かに、どんなにひとが努力をしようとも、それが叶わないことはある。いや、むしろ、その方が多いかもしれない。だが、ひとが人事を尽くさなければ、天命は、絶対に、来ない。これだけは、確かだ。”
デビューのときからずっと彼女の本を読み続けてきたおかげで、私の中の相当な部分は彼女の本の影響を受けている。
例えばこの、「人事を尽くして天命を待つ」。
これはもう、私の行動規範の根幹だ。
往々にして天命は降りないけれど、人事は尽くすよ。
卑怯者にはなりたくない。
という、青臭さよ、一番の影響は。 -
Posted by ブクログ
新井素子の初期短編『グリーン・レクイエム』の続編。前作の設定を膨らませ、壮大なSF長編に仕立て上げた。
植物人間という設定には、どんなにSF的なディティールを詰めても、ふわふわとしたファンタジー感から逃れられず、前作同様、正直オジサン世代の自分にはあまり感情移入できるところがなかった。読む人を選ぶと思われる作風だ。まぁそもそも文体からしてそういう作家と言われればそれまでだけど……。それでも興味があるのでまだ幾つか読みたいと思っている。本作については、若書きにも関わらず物語の完成度は高く、やはり作者の才能を示すに十分なタイトルだ。植物と人間の関係について真正面から向かい合い、壮大な愛のストーリーにまとめ上げている。静かなレクイエムが聞こえてくるような読後感の良さにすべてが救われる一品。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ猫を撫でながら読みたくなる本かと思ったら全然そんな事なかった笑
秋吉さんの「呪い」と菅野さんの「オッドアイ」が良かった!!
・黒猫ナイトの冒険 ★★★★
新井素子さんという初めて読む作家さんの話。
カラスのキングとの関係が良い!
捨て猫だったのを保護されたけど、あったかいものを助けにまた迷い猫に。
その後カラスのキングのおかげ?で元のお家に戻る事に。
飼い主さんの心配な気持ちがクソわかる〜
最後はほっこり。
・呪い ★★★★★
イヤミスの女王、秋吉理香子さんの話〜
この前の話がほっこり系やったしこの本はそーゆー系の短編かと思ったら通常通りの秋吉さんの話やった。
大好き!!
・春の作り方 ★★★
芦沢央さんの話。
猫の話というより桜の塩漬けっゆー印象の話やった。
アーモンドの木とか、その辺にあるようなもんなんかしら?
・一心同体 ★★★★
小松エメルさんと言う初めて読む作家さんの話。
ちょっとファンタジー感ある話かと思ったら、途中から雲行きが怪しくなっていった。
お父さんはお母さんを崖から突き落とすし、茜は葵を崖から突き落とすし。
まあまあダークで悪くない!
・猫どろぼう猫 ★★★
久しぶりの恒川さんの話!
好きな作家さんなので、もうちょっと不気味感とかホラー感とかが欲しかった。
・オッドアイ ★★★★★
菅野雪虫さんという初めての作家さん!
良かったー!小学生が主人公の話。
冬路がかっこよくて素敵や!
この作家さんの他の作品が読みたくなった。
・四月のジンクス ★★
長岡弘樹さんという初めて読む作家さん。
加寿子が意地悪でなんか嫌なやつだった。
・そにしけんじ ★★★
ラストはまさか漫画とは!
久しぶりにこんな漫画読んだ。
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購入済み
優しいSF短編集
コマツシンヤ氏の装画に惹かれて購入。作家の方は一応名前は知ってますがたぶん初めて読みました。なんかSFにファンタジー感溢れユニークさも良き。