新井素子のレビュー一覧

  • ひとめあなたに…

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    SF作品はほとんど読んだことないので新鮮な気持ち。
    言葉遣い(話し方)も風変わりで、印象的。
    終わり方が好きだった。

    恐怖する表現が多々あった。狂っている人達を、怖いもの見たさに読み進めていた所もある。

    一晩経って、★5かもって思ったから、その気持ちを分析してみた。
    苦しい思いをかかえた本能的な行動が書かれている本は、自分自身も同じように揺さぶられてしまう。同じ行動をする可能性があるのが怖くなる。そんな気持ちを抑え、隠したくなる。
    だから少し疲れてしまって、★4だったのだろう。
    そのまま★4にしておく。

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    2024年06月01日
  • 絶対猫から動かない 下

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    ネタバレ

    全部を解決してしまわない大円団だけど、みんなが前向きに生きていかれるんだろうな、と思えるラスト。みはるちゃん、自分の名前を見つけられるといいな。
    ある意味で、孤独、がテーマだと思うけど、このお話が書かれたのはあとがきによるとコロナ前。コロナ禍だったからこういうテーマもありだよね、と思って読んでいたから、その前にこのお話。さすがです。

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    2024年05月31日
  • 絶対猫から動かない 上

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    懐かしい文体。楽しいあとがき。そうか〜、五十を過ぎてもこんなふうな話し方、感じ方でもいいんだ、と自己肯定感を上げてもらえる文章。なんだかわからないけどグイグイ読まされました。

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    2024年05月31日
  • 定年物語

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    ネタバレ

    「結婚物語」陽子さんと正彦さんのシリーズの最新作。正彦さんが定年を迎えてからのお話。

    変わらず仲良しな二人の生活にホッコリしつつ、楽しみながらゆっくり読んだ。
    新井さんちの実話(ほぼ!)ということで、なんか現実とごっちゃになっちゃうんだけど。
    そこもまた良しというか、長年のファンなので、お二人が元気で仲良くしててくれるのが一番、って感じの本。
    そういう意味ではご新規さんの読者は、これをどう読むのかしら?と思ってしまった。

    このシリーズも大好きなんだけど、次は、SFが読みたいな~。

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    2024年04月16日
  • ひとめあなたに…

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    ネタバレ

     子どもの頃、母が持っていたこの本を読んだ時から衝撃が忘れられない。バラバラ殺人のニュースを見たり、カニバリズムの話を聞いたりするたびに思い出す。

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    2024年04月12日
  • ひとめあなたに…

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    あと少しで地球が滅びることを想定して書かれた小説。
    いや~怖いトコロがあった。あった。印象的すぎました。

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    2024年04月07日
  • グリーン・レクイエム 新装版

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    語り手が早乙女浪漫みたいな一人称小説なのに、ストーリーがちゃんと成り立っているのが凄い。
    自分達で蒔いた種の筈の地球消滅の危機そっちのけで女子大生達が青春の憂鬱を捏ね続ける「宇宙魚顛末記」が特に面白かった

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    2024年04月07日
  • 猫ミス!

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    どの作家・作品も、作り込まれていて面白かった。
    芦沢央さんの『春の作り方』。電車の中で読んでたんだけど、泣きそうになった。
    最後は、そにしけんじさんのマンガに、笑わせて貰った。

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    2024年03月25日
  • 絶対猫から動かない 下

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    ネタバレ

    人類を捕食する三春ちゃん
    立ち向かう中年おばさん(呪術者)
    天然のじーさん(足る者)
    被害者とその仲間の中学生(多数)

    タイトルは幸せの桃源郷(ココでは猫の生活とする)
    を得たからには二度と手放さない、という決意を顕す
    言葉であり、新井素子先生の代表作「いつヵ猫になる
    日まで(夢の世界で地球を守った)」にて願い求めた
    ぬくぬく陽だまりの猫生活へのアンサー小説で、一度
    手にしたぬくぬく生活を手放さないぞ!という真冬の
    布団程度の庶民的発想をパンピーたちが冗長に語るだ
    けで解決してしまう「さいえんすふぃくしょん」だ!

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    2023年12月06日
  • この橋をわたって(新潮文庫)

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    目次
    ・橋を、架ける
    ・黒猫ナイトの冒険
    ・妾(わたくし)は、猫で御座います
    ・倍倍ケーキ
    ・秘密基地
    ・お片づけロボット
    ・碁盤事件
    ・なごみちゃんの大晦日

    この本が出る2年前、読者主催の「新井素子作家生活四十周年記念パーティ」が行われたという、その、お返しの本なのかな、と思いました。
    書下ろし長編のイメージが圧倒的に強い著者が、ショートショートや連載小説に挑戦した、それらの作品が収録されています。
    既読は『妾は、猫で御座います』のみ。

    だけど、どれも既読感がないわけではありません。
    なにしろ新井素子なのだから。

    40年変わらない文体、テーマやアプローチもなんなら変わっていないのです。

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    2023年10月22日
  • ひとめあなたに…

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    ネタバレ

    なかなか面白かった。
    地球滅亡の話だが、この本はSF的な大きな行動はなく、皆が死ぬとき一人一人の人間はどんな行動を取るんだろうというもの。
    死を目の前にして人が狂う様を色々な観点から描かれていて変わった本だなあと感じた。
    文体も特徴的で、しかし読みやすかった。

    すべての人の話を見てきて、圭子がその人たちを見て感じたことや、彼氏の朗への愛と、朗との会話が最終章で描かれるが、美しく深い愛を感じた。

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    2023年08月19日
  • 猫ミス!

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    猫を題材にした物語を8人の作家が持ち寄った短編集。

    個人的に猫好きじゃし作家の1人が芦沢央だったから手に取った。心温まる話や胸糞悪い話や切ない話など、それぞれの作家の個性が滲み出て、どの物語も読みやすくて面白かった!

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    2023年06月24日
  • 緑幻想 グリーン・レクイエム2

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    新井素子の初期短編『グリーン・レクイエム』の続編。前作の設定を膨らませ、壮大なSF長編に仕立て上げた。

    植物人間という設定には、どんなにSF的なディティールを詰めても、ふわふわとしたファンタジー感から逃れられず、前作同様、正直オジサン世代の自分にはあまり感情移入できるところがなかった。読む人を選ぶと思われる作風だ。まぁそもそも文体からしてそういう作家と言われればそれまでだけど……。それでも興味があるのでまだ幾つか読みたいと思っている。本作については、若書きにも関わらず物語の完成度は高く、やはり作者の才能を示すに十分なタイトルだ。植物と人間の関係について真正面から向かい合い、壮大な愛のストーリ

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    2023年03月26日
  • 絶対猫から動かない 下

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    あとがきに「五十代の『いつ猫』」と。
    なるほど。
    子どもの頃に『いつか猫になる日まで』を読んだ時は主人公たちに共感してワクワクし、あれから数十年経って同じように歳をとった私は、本作の50代の主人公たちの「守るべきものがあってノリで命を賭けられない」気持ちに再度共感しました。

    ただ、もうちょっと「三春ちゃん」を深掘りして欲しかったなぁ。
    確かに新井素子さんらしいラストだったけど、せっかくなら実際の妖怪伝説と絡めて、「本当は妖怪〇〇だった」みたいなオチが欲しかったなぁ。

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    2023年03月05日
  • 猫ミス!

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    ネタバレ

    猫を撫でながら読みたくなる本かと思ったら全然そんな事なかった笑

    秋吉さんの「呪い」と菅野さんの「オッドアイ」が良かった!!



    ・黒猫ナイトの冒険 ★★★★
    新井素子さんという初めて読む作家さんの話。
    カラスのキングとの関係が良い!

    捨て猫だったのを保護されたけど、あったかいものを助けにまた迷い猫に。
    その後カラスのキングのおかげ?で元のお家に戻る事に。

    飼い主さんの心配な気持ちがクソわかる〜
    最後はほっこり。


    ・呪い ★★★★★
    イヤミスの女王、秋吉理香子さんの話〜
    この前の話がほっこり系やったしこの本はそーゆー系の短編かと思ったら通常通りの秋吉さんの話やった。
    大好き!!


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    2023年03月03日
  • 絶対猫から動かない 下

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    第八章~第十二章 ENDING
    単行本あとがき 文庫版あとがき

    「絶対猫から動かない」!!
    なんとな~~くその気持ちが分かったような気がするかもしれない今の私。さてさて??

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    2022年12月06日
  • 絶対猫から動かない 上

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    第一章~第七章 文庫版あとがき

    まだ下巻があるのにあとがき?? はい 執筆途中の作者の楽しさが良くわかりました。

    夢のような現実のようなフワフワ感が妙にしっくりくるような落ち着かないようなフワフワしたまま読み進む。読み終わって あれ?? 猫 出てきたっけ??

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    2022年12月06日
  • この橋をわたって(新潮文庫)

    購入済み

    優しいSF短編集

    コマツシンヤ氏の装画に惹かれて購入。作家の方は一応名前は知ってますがたぶん初めて読みました。なんかSFにファンタジー感溢れユニークさも良き。

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    2023年04月28日
  • この橋をわたって(新潮文庫)

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     パワーショベルなどの重機がない頃の橋を作る様子や、夏目漱石の「吾輩は猫である」を作者風にとらえた作品などがあり、楽しく読めた。

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    2022年10月20日
  • ゆっくり十まで

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    新井素子さんだった。
    あたしの話はあるし。
    あとがきで運動されているということだだったので少しは痩せられたかな

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    2022年10月04日