新井素子のレビュー一覧

  • ……絶句(上)
    新井素子作品20年ぶりに再読。20年ぶりでも、やっぱりおもしろかった! そういう作品はめったにない。新井作品のなかでもイチオシ。
  • くますけと一緒に
    純粋に自分の味方でいてくれる人なんて、なかなかいないと思う。

    叱られたり、悪いことを悪いと言ってくれる人がいるからこそ、人として成長するんだろうけれど・・・。

    それでも、泣きたい時や辛い時、大丈夫だと慰めてくれる相手がいることが、どれほど心強いか・・・。

    離れていても、自分のことを必要とされな...続きを読む
  • ……絶句(上)
    30年位前のSFだけど、携帯とPCがでてこない以外は全然古くさい感じがしなくて凄いね。

    小説家志望の女子高生が主人公で、何か知らないけど書きかけの小説の登場人物が現実に出現してしまったみたいな話し。取り敢えず上巻は面白い。
  • もいちどあなたにあいたいな
    タイトルのみを聞くと恋愛小説を想像してしまうかもしれませんが、SF小説に分類されるかもしれません。

    面白かったです。
    独特の文体も自分と主人公が重なるような気がして私は好きです。

    星を1つ減らしたのは少し納得がいかなかったから。でもまさか!な結末に驚くこと間違いなしのおすすめな本です。
  • あなたにここにいて欲しい
    過去に読んでるけど、いい感じに忘れ具合で新鮮に読めた。
    新井素子作品自体が久しぶりだったせいもありますが、昔ほどはすんなりと読めなかった感じはあります。一人称の主人公に感情移入しきれないと、ちょっとつらい面はありますね。
  • もいちどあなたにあいたいな
    201303/親本以来の文庫で再読。やっぱり切ない。独特の文体でアレだけど新井素子という一つのジャンルを確立しちゃってる稀有な作家さんですよね。
  • くますけと一緒に
    映画「テッド」に影響されて、久しぶりに読みたくなった一冊。
    主人公である成美は大人びた小学生なのだが、この「大人びた」がないと、小学生っていうリアリティがなくなってしまうので、そこは上手くえがかれている。
    クライマックス、裕子が成美を探すシーンは、何度読んでも感動できる。
    でも、最終章。ここが、この...続きを読む
  • ひとめあなたに…
     宇宙魚顛末記、という話の滅びてしまう方の地球のお話。
     恋人が不治の病で、気まずくなってしまったものの、地球が滅亡してしまう為、みんなが平等に死んでしまう事態になった為、遠いし道中も危険だけれども会いにいき、その道中で通り過ぎる人たちのちょっとインパクトの強いオムニバスストーリー。
     勉強すること...続きを読む
  • 今はもういないあたしへ…
    新井素子読み返し中。
    昔読んだ時も思ったんだけど、「ネプチューン」に出てくる山岸洋介がものすごく嫌いなキャラだ。なんかこうすっごい「自称男のロマンキャラ」のにおいがするのだ。
  • あなたにここにいて欲しい
    テレパス、サイコキネシス..SF小説に出てくるワードを見ていると、そんな特殊な能力があったらすごいだろうな、持ってみたいななんて簡単に考えてたけど、実際にそうだったとして、それを自分でうまく使える能力が備わっていなかったら自己が破綻してしまうのだと思った。特殊なのが自分だって幼いころから認識できる訳...続きを読む
  • 二分割幽霊綺譚
    新井素子さんのSF小説。
    序盤にグロテスクな場面があって、「これはダークなほうか?」と思いましたが
    その後はいたってコミカル。
    最後はなるほどと納得しました。
    山科さんが中々いい味だしてます。
    真弓くんにもうちょっと活躍してほしかった(笑)
  • 二分割幽霊綺譚
    ずっと昔、私が若い頃に読んだ本、再読。
    わ~、素ちゃん、若い!
    学生の頃に書いてたんだな~と違う意味で、色々と思うところがあったりして、感慨深く読みました。
    まさに、奇想天外な発想で、ふふふと笑って読み終えました。
  • ひとめあなたに…
    不治の病にかかった恋人に振られた圭子は、
    一週間後に隕石が衝突し人類は滅亡することを知り、
    練馬から鎌倉の恋人宅まで歩いて向かうことを決意する。

    圭子が元恋人と再会するときに着る服とハイヒールだけを持って出発したときは、道中に出会うあれこれのお話かと思った。
    が、章が変わると、人形のように...続きを読む
  • ひとめあなたに…
    欠けた自分の半身が、ひとめ会いたいあの人だというのは、愛おしいなと思った。

    狂気と正気の境界線というのは私が常々考え、悩まされている事でもあるので、深く印象に残りました。

    地球が滅亡すると知った時、私も会いたい人に会いに行くのだと思う。
    その時は好きな音楽を持って行けたら良いな。
  • ……絶句(下)
    あの「絶句連」が帰ってきた!!

    新井素子20代の名作が、改悪文庫サイズで(泣)

    買うのを躊躇……のつもりが、なんと書下ろしが付いているではないか!!

    泣く泣く、購入し、素ちゃんの愛(注:書き下ろしのことね)を堪能した私です。
  • ……絶句(上)
    あの「絶句連」が帰ってきた!!

    新井素子20代の名作が、改悪文庫サイズで(泣)

    買うのを躊躇……のつもりが、なんと書下ろしが付いているではないか!!

    泣く泣く、購入し、素ちゃんの愛(注:書き下ろしのことね)を堪能した私です。
  • ……絶句(下)
    最後まで読んでも結局思い出せなかった。完全忘却(笑)。でも、面白かったー。二十歳そこそこの“新進気鋭作家”が書いたと思えないほど骨格がしっかりしている。そりゃね、一人称で始まった小説が途中から三人称になったり、また戻ったり、三人称の筈なのに「俺」とか出てきたり、構成がとっちらかった感があるのは「若書...続きを読む
  • ……絶句(上)
    再読です。27年ぶりの……。私が絶句。自分のことを棚にあげて(素子さんと同い年です)素子さんが50歳になるなんて信じられない。(因みに宮部みゆきさんも同い年。宮部さんと素子さんと(私が)同い年ってどうしても信じられない)いや、素子さんについえは20代の頃から「同世代の代表作家」と思ってましたから、い...続きを読む
  • 二分割幽霊綺譚
    めっちゃ昔に読みました。改めて再読。
    私、この人の書く男キャラがすっごく好きだったんですが……年とともに好みがかわったのか、このキャラがあんまりなのか、特に感情移入することなくさくさくと再読しました。
    おもしろいけど……ちょっと幼い感じ?
    でも、砂姫は好きです。むしろ再読すると砂姫が一番好きだ。

    ...続きを読む
  • ひとめあなたに…
    5年前頃に読んだ本です。

    世界がもう滅びるという時、主人公は元彼に会いにいきます。
    その途中で数人の女性と出会うのですが。。。。