新井素子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
目次
・橋を、架ける
・黒猫ナイトの冒険
・妾(わたくし)は、猫で御座います
・倍倍ケーキ
・秘密基地
・お片づけロボット
・碁盤事件
・なごみちゃんの大晦日
この本が出る2年前、読者主催の「新井素子作家生活四十周年記念パーティ」が行われたという、その、お返しの本なのかな、と思いました。
書下ろし長編のイメージが圧倒的に強い著者が、ショートショートや連載小説に挑戦した、それらの作品が収録されています。
既読は『妾は、猫で御座います』のみ。
だけど、どれも既読感がないわけではありません。
なにしろ新井素子なのだから。
40年変わらない文体、テーマやアプローチもなんなら変わっていないのです。 -
Posted by ブクログ
新井素子の初期短編『グリーン・レクイエム』の続編。前作の設定を膨らませ、壮大なSF長編に仕立て上げた。
植物人間という設定には、どんなにSF的なディティールを詰めても、ふわふわとしたファンタジー感から逃れられず、前作同様、正直オジサン世代の自分にはあまり感情移入できるところがなかった。読む人を選ぶと思われる作風だ。まぁそもそも文体からしてそういう作家と言われればそれまでだけど……。それでも興味があるのでまだ幾つか読みたいと思っている。本作については、若書きにも関わらず物語の完成度は高く、やはり作者の才能を示すに十分なタイトルだ。植物と人間の関係について真正面から向かい合い、壮大な愛のストーリ -
Posted by ブクログ
ネタバレ猫を撫でながら読みたくなる本かと思ったら全然そんな事なかった笑
秋吉さんの「呪い」と菅野さんの「オッドアイ」が良かった!!
・黒猫ナイトの冒険 ★★★★
新井素子さんという初めて読む作家さんの話。
カラスのキングとの関係が良い!
捨て猫だったのを保護されたけど、あったかいものを助けにまた迷い猫に。
その後カラスのキングのおかげ?で元のお家に戻る事に。
飼い主さんの心配な気持ちがクソわかる〜
最後はほっこり。
・呪い ★★★★★
イヤミスの女王、秋吉理香子さんの話〜
この前の話がほっこり系やったしこの本はそーゆー系の短編かと思ったら通常通りの秋吉さんの話やった。
大好き!!
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購入済み
優しいSF短編集
コマツシンヤ氏の装画に惹かれて購入。作家の方は一応名前は知ってますがたぶん初めて読みました。なんかSFにファンタジー感溢れユニークさも良き。