新井素子のレビュー一覧

  • あなたにここにいて欲しい

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    過去に読んでるけど、いい感じに忘れ具合で新鮮に読めた。
    新井素子作品自体が久しぶりだったせいもありますが、昔ほどはすんなりと読めなかった感じはあります。一人称の主人公に感情移入しきれないと、ちょっとつらい面はありますね。

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    2013年04月21日
  • もいちどあなたにあいたいな

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    201303/親本以来の文庫で再読。やっぱり切ない。独特の文体でアレだけど新井素子という一つのジャンルを確立しちゃってる稀有な作家さんですよね。

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    2013年03月24日
  • ひとめあなたに…

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    ネタバレ

     宇宙魚顛末記、という話の滅びてしまう方の地球のお話。
     恋人が不治の病で、気まずくなってしまったものの、地球が滅亡してしまう為、みんなが平等に死んでしまう事態になった為、遠いし道中も危険だけれども会いにいき、その道中で通り過ぎる人たちのちょっとインパクトの強いオムニバスストーリー。
     勉強することで親に復習をする少女は、地球がなくなっても勉強し続ける。怖い。
     妻の鏡のような貞淑な女性が浮気相手のところに行こうとする夫をシチューにしていまう。怖い。
     辛すぎる現実の前に、夢の世界に閉じこもる少女の話も切ない。
     未来が閉ざされるときに、今、大切なものが何かを狂気と絡めて強く突き付けられる。主

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    2012年12月16日
  • 今はもういないあたしへ…

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    新井素子読み返し中。
    昔読んだ時も思ったんだけど、「ネプチューン」に出てくる山岸洋介がものすごく嫌いなキャラだ。なんかこうすっごい「自称男のロマンキャラ」のにおいがするのだ。

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    2012年11月18日
  • あなたにここにいて欲しい

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    テレパス、サイコキネシス..SF小説に出てくるワードを見ていると、そんな特殊な能力があったらすごいだろうな、持ってみたいななんて簡単に考えてたけど、実際にそうだったとして、それを自分でうまく使える能力が備わっていなかったら自己が破綻してしまうのだと思った。特殊なのが自分だって幼いころから認識できる訳がないから。
    久々の「新井素子」を読んでやっぱりすごいなって思った。独特の世界観と、てにをはの少ない独特な文章。私、「新井素子」やっぱり好きだな。って思った。(笑)

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    2012年10月21日
  • 二分割幽霊綺譚

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    ネタバレ

    新井素子さんのSF小説。
    序盤にグロテスクな場面があって、「これはダークなほうか?」と思いましたが
    その後はいたってコミカル。
    最後はなるほどと納得しました。
    山科さんが中々いい味だしてます。
    真弓くんにもうちょっと活躍してほしかった(笑)

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    2012年09月23日
  • 二分割幽霊綺譚

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    ずっと昔、私が若い頃に読んだ本、再読。
    わ~、素ちゃん、若い!
    学生の頃に書いてたんだな~と違う意味で、色々と思うところがあったりして、感慨深く読みました。
    まさに、奇想天外な発想で、ふふふと笑って読み終えました。

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    2012年08月11日
  • ひとめあなたに…

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    ネタバレ

    不治の病にかかった恋人に振られた圭子は、
    一週間後に隕石が衝突し人類は滅亡することを知り、
    練馬から鎌倉の恋人宅まで歩いて向かうことを決意する。

    圭子が元恋人と再会するときに着る服とハイヒールだけを持って出発したときは、道中に出会うあれこれのお話かと思った。
    が、章が変わると、人形のように主体性のない妻が夫を殺して解体し、夫の肉を使って料理をしはじめるすごい展開。

    圭子が交錯した人類滅亡を迎える4人の女の話が、圭子の道中に挿入される形。
    圭子は主人公というほどに物語の大きな役割は背負っていない。
    彼女はひたすら恋人に会いたい一心で前進する。
    途中でバイクに乗って一気に鎌倉へ

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    2012年05月03日
  • ひとめあなたに…

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    欠けた自分の半身が、ひとめ会いたいあの人だというのは、愛おしいなと思った。

    狂気と正気の境界線というのは私が常々考え、悩まされている事でもあるので、深く印象に残りました。

    地球が滅亡すると知った時、私も会いたい人に会いに行くのだと思う。
    その時は好きな音楽を持って行けたら良いな。

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    2011年05月27日
  • ……絶句(下)

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    あの「絶句連」が帰ってきた!!

    新井素子20代の名作が、改悪文庫サイズで(泣)

    買うのを躊躇……のつもりが、なんと書下ろしが付いているではないか!!

    泣く泣く、購入し、素ちゃんの愛(注:書き下ろしのことね)を堪能した私です。

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    2011年02月21日
  • ……絶句(上)

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    あの「絶句連」が帰ってきた!!

    新井素子20代の名作が、改悪文庫サイズで(泣)

    買うのを躊躇……のつもりが、なんと書下ろしが付いているではないか!!

    泣く泣く、購入し、素ちゃんの愛(注:書き下ろしのことね)を堪能した私です。

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    2011年02月21日
  • ……絶句(下)

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    最後まで読んでも結局思い出せなかった。完全忘却(笑)。でも、面白かったー。二十歳そこそこの“新進気鋭作家”が書いたと思えないほど骨格がしっかりしている。そりゃね、一人称で始まった小説が途中から三人称になったり、また戻ったり、三人称の筈なのに「俺」とか出てきたり、構成がとっちらかった感があるのは「若書き」故とは思いますが、この物語が一直線に「チグリスとユーフラテス」まで揺るがなく繋がってると実感しましたよ。地球の生命体は、矛盾やら理不尽やらに満ち満ちていて「上の階層」から見ればしょうがない星に見えると思うけれど、それを全部ひっくるめて「私は地球が好きなんだ!」と言い切ってしまう地球賛歌だ。

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    2011年08月19日
  • ……絶句(上)

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    再読です。27年ぶりの……。私が絶句。自分のことを棚にあげて(素子さんと同い年です)素子さんが50歳になるなんて信じられない。(因みに宮部みゆきさんも同い年。宮部さんと素子さんと(私が)同い年ってどうしても信じられない)いや、素子さんについえは20代の頃から「同世代の代表作家」と思ってましたから、いいんですけれど。で、内容ですが、見事に覚えてません(笑)。第13あかねマンションが登場することすら忘れてる。主人公が「新井素子」さんで、小説中で「登場人物全員会議」があって、作者の素子さんとキャラクターの素子さんが色々話しあうのはうっすらと思い出した。過剰な「自然主義」はじめ素子さんの全部が詰まって

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    2011年08月19日
  • 二分割幽霊綺譚

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    めっちゃ昔に読みました。改めて再読。
    私、この人の書く男キャラがすっごく好きだったんですが……年とともに好みがかわったのか、このキャラがあんまりなのか、特に感情移入することなくさくさくと再読しました。
    おもしろいけど……ちょっと幼い感じ?
    でも、砂姫は好きです。むしろ再読すると砂姫が一番好きだ。

    まぁ、ハッピーエンドでいいお話だと思います。はい。
    確かほかにこのマンション舞台の話あったよなーって調べて、そうそう「扉をあけて」もそうでした。
    また時間見つけて再読しよう。

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    2010年03月31日
  • 今はもういないあたしへ…

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    表題作「今はもういないあたしへ…」、 23世紀の海上都市を舞台に生物の進化する
    意志、時を超えた想いを描いて1982年の星雲賞日本短篇部門を受賞した
    「ネプチューン」の二篇を収録。

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    2009年10月07日
  • 緑幻想 グリーン・レクイエム2

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    「グリーンレクイエム」の続編。いやぁ、まさかこういう続きがあるとは・・・。わかるんですが信彦くんがかわいそうだなぁと思いましたよ。夢子ちゃんの激しさが結構好きでした。

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    2009年10月07日
  • 二分割幽霊綺譚

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    今思うとかなりSFちっく少女小説なのですが、中学生の頃に読んだのでかなり夢中になってました。「生きてるうちに・・・」というところで泣けてしまったりしましたねー。

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    2009年10月04日
  • 今はもういないあたしへ…

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    懐かしい一冊。中学生の時読んでたなあ。ネプチューンが好きですよ。ラスト間近のさかのぼっていく描写が泣ける。

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    2009年10月04日
  • 今はもういないあたしへ…

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    沈んだ気分のときには、絶対に読みたくない話だ……。彼女は世界が終わるまであそこで待っているんだろうか?

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    2009年10月04日
  • くますけと一緒に 新装版

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    表紙に惹かれて購入。結論から言えば、そこまで怖い話ではありませんでした。あらすじの通り、くますけは不思議な力を持っていて、実際に死者は出ますが、筆者のぬいぐるみへの愛が強すぎる故に、悪を描ききれなかったのかなという印象です。また、単行本の初版から時間が経っているので、文体に慣れていないと読みにくいです。とはいえ、ご家庭にぬいぐるみがあり、名前を付けて可愛がっている方には共感できる部分もある小説です。

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    2025年12月10日