新井素子のレビュー一覧
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ネタバレ三津子が夫を好きすぎるがあまりなのか、ページを進めるにつれ人間が壊れていくと感じた。猫が現れたのは妊娠できた喜びを表しているのだと思うけど、途中から現れなくなったのは嬉しさの反面、狂いそうなほど大切な人が増えてしまうのが恐ろしかったから。もしくは、子どもを欲しがっていた夫だからこそ家庭の時間を大切にするという予測から、大好きな夫に無理をしてほしくない表れだったのかもしれない。
幻覚や幻聴、白い虫もストレスによるものもあれば妊娠による体調面での変化でもあったかもと思った。
こんなに人を大切に想うことなんて今の私にはないけど、穢れなき純粋な好意は負担になってしまうのもわかる気がする。
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ネタバレティーン向けのホラー。
新井素子先生を読むのはチグリスとユーフラテス以来かも。もともとティーン向けの小説で活躍していた方なのも知っていたので、文体など特別抵抗はありませんでした。
もともと平成3年に出てた話ですしね……
新井素子先生が平成3年にこの価値観で、少女向けに話を書いていたことが凄いと思います。
当時は毒親の概念もない時代でしたし、
母親に対する母性の美化もいまよりよほど強かったはずです。
そのなかでこの話をティーン向けに書く新井素子先生の気骨はやっぱり好きですね。
成美ちゃん側の人生だった子供の自分が、少し救われた気分です。
個人的には反省して歩み寄りをし、仲良くなっていく晃一さ -
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ネタバレこれ、30年ぐらい前に発表されたものの新装版なんだけど、その30年前にも持っててんだよね。
結婚するときに、自分の本のほとんど処分してしまって後悔したうちの一冊なので、2025年の新装版がありがたかった。見つけたら買おう!と思って、なかなか出会えず,ようやく見つけて買った。
30年ぶりに読んだら,やっぱ今でも面白い!!
旦那さんのハルさんが好きすぎる、三津子さん。
でも、ハルさんは仕事が忙しくでなかなか帰ってこない。12時過ぎても帰ってこない。下手したら2時とか。でも朝はきっちり起きて出ていく。
そんなハルさんを支えるのが自分の幸せで楽しみ。
たとえ2時であっても、晩御飯を用意していつ帰って -
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ネタバレ結婚7年目の主婦、坂田三津子が、ワーカホリックで連日深夜までの残業、休日も接待ゴルフ等に明け暮れる夫の忠春の帰りを心配しながら日々待ち続ける中で、幻聴、幻覚、幻想に呑まれていき、ついに「おしまいの日」を迎えるという、一種のサイコホラー小説。
人間が精神を病み、壊れていく様が、リアリティをもって描かれていた。三津子がメンヘラ気質であることに間違いはないだろうが、長時間労働を当然とし三津子にまともに向き合わない忠春、そして、それを強いる会社、社会が狂っているというのもそのとおりだと思い、よくできた社会批判小説でもあると思った。この小説が最初に執筆されたバブル崩壊直後の1990年代前半と比べ、令和の -
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SF作品。ほっとんど読んだことなかったので、短編集から読んでみた。
意外と、あっこう言うのもSFなのか。と言ったようなのもあったけれど、近未来的な話に、ちょっと手間取ることもあり。
でも、書いているのがSF作家のなかでも、かなり有名で、食べ物、に絞ったものということもあり、楽しかった。不気味だけれど、どんどん読んでしまう作品も。
一番印象に残ったのは、
「最後の日には肉を食べたい」
主人公が、「ルカ」への依存度が高いことに恐怖を覚えたと同時に、これこそ、静かなる侵略?なんて思った。最後、「ルカ」の仲間を意識していなかったタカアキが、『生まれた』と主人公にキスをする。これは一瞬の洗脳?支配?こ -
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ホラー要素が強めと思いきや、最後に近づくにつれてファンタジーに。
読み手によってハッピーエンドと捉えるかどうか変わりそうだなと思った。
両親から浴びせられる言葉や親同士の喧嘩って子供にとっては影響が大きくて、その後の考え方や自分に対する自己肯定感の低さ、そして大人でも驚くくらいに周囲に気をつかうようになるというのが見事に物語を通して表現されてて世界に入り込めた。
読んでから、家にあるくまのぬいぐるみがくますけに見えるし、意思を持ったぬいぐるみとして見えることがあってくますけ…ってなってる。
作者のぬい愛が伝わってくる作品でした。あとがきが20ページ前後あって、1つあとがき読み終わったら