今野敏のレビュー一覧
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ネタバレ二巻では剛以外にも蜂須賀、冥道といった武道家が登場し、そして全員が武道に「力」のみを求めている姿が描かれていました。この三巻では、彼らが武道に「力」だけでない何かを見出す様が描かれているように感じました。
特に蜂須賀の変貌ぶりが目覚ましく、主人公である剛の話よりも興味深く感じました。仕合に勝利したはずの相手、緋田に敗北感を感じて弟子入り。単なる力ではない、もっと別の強さに感嘆して考え方を改めるという、むしろこちらの方が漫画などの主人公にありそうなエピソード。
その後の修行シーンや試合の場面での彼の姿は、二巻では絶対に使わなかったあろう「清々しい」という形容詞を用いずにはいられないもの。今後 -
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面白くて一気読み。
初期はビミョーだけど その後のこのシリーズは怖いくらい安定している。たいていのシリーズものは初期から中期が1番面白くて それはそんなに長く続かないものだけど 持続してるよねぇ。まぁ 伝説もののほかの2冊はまだ読んでないケド 笑。
今ふと気がついたけど 5人の中で役割的に捜査員に近いのが 青山くんと山吹さんでしょ?翠さんは別格で好きだけど わたしが面白いなと感じる時は 青山くんと山吹さんが活躍する時が多いように思う。ということは 鑑識とかの科学的アプローチより 刑事がする捜査側からのアプローチの方が面白く感じてるってことだよね?
つまり 心理的なものに1番キョーミが惹かれ -
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めちゃめちゃ面白くて一気に読んだ。
S Tのメンバーは出てこないけど 今まで読んだS Tシリーズの中でこれが1番面白かった。正確には これはS Tシリーズじゃないかもしれないけど。
もともとS Tを読んでて 菊川刑事が1番好きだったし。
滝下刑事 三枝刑事とのやりとりや捜査 検事との対立 そして殺人事件の真相 すべて面白かった。
自分の意見に固執する検事には本当イラっとしたし こわいと思った。その検事にある時はオトナの対応 ある時はハラをくくった対応。カッコいいし 真っ当。この辺りの対応はフツーの会社組織でも十分役に立ちそう。
見習わねば 笑。 -
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ネタバレ漫画「拳児」を想起させられる、中国拳法を使う少年が主人公の格闘小説。あちらは八極拳がメインの使い手でしたが、本作主人公は形意拳の使い手。しかも、郭雲深ほぼそのまんまの来歴という設定は……個人的に大好物すぎてワクワクして読み進められ、五百ページくらいあるのに一日で読み切ってしまいました。
格闘部分の描写は期待通りの内容と臨場感。実際の五行拳や十二形拳の動きを知っていないとわかりづらい部分はあるのですが、今はYouTubeなどでそれらは簡単に知ることができるので、それらを見た後ならアクションシーンを頭の中で再現ができます(というより、自動で再生されますw)。
話の構成としては……本作は全五巻中 -
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今野敏『禁断 横浜みなとみらい署暴対係』徳間文庫。
諸橋と城島の同期の二人の刑事を主人公にした警察小説。降格人事により係長として、みなとみらい署に赴任した諸橋とその煽りで係長補佐となった城島。『ハマの用心棒』と呼ばれる堅物で頑固者の諸橋に対して、ラテン系の城島という二人の活躍が面白い。
横浜の元町で大学生がヘロイン中毒死したことをきっかけに次第にキナ臭くなる横浜。暴力団・田家川組を中心に東西のヤクザたちがあちこちでいざこざを起こし、新たな麻薬ルートの謎を巡り、新聞記者、田家川組の構成員までが殺害される。
諸橋と城島を疎ましく思う監察官の笹本、重要な場面で諸橋と城島に協力する神風組の組長と