今野敏のレビュー一覧

  • ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル

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    ST文書担当のプロファイリング専門の青山さん。
    いつも「早く帰ろう!」を連発する青山さんの活躍は(結構周囲も振り回されていて)面白かった。
    相変わらず、STのメンバたちはお互い干渉せず、でも信頼しあい影響されながら活躍するのは面白い。

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    2018年10月12日
  • ビート―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    これぞ私の中の大好きな今野さんといったお話。朱夏と一緒に店頭購入。
    以降ネタバレ注意。

    樋口さんがなかなか出てこないなぁと思いつつ、銀行の不正や人が人を利用する嫌な話から始まって、ちょっとしんどくなるかもと最初は思ってしまった。
    で、樋口さん登場~で、こんなにわくわくするのはとうとう竜崎さんに続き樋口さんも好きになった証拠か。
    話のほうは、もうこの親子はどうなってしまうのかとハラハラさせつつ、樋口さんも木原課長もとんでもなく良い男ぶりを発揮してくれました。
    島崎が息子の尾行中にいろいろと気づき始めるあたりからじんわり涙が滲みながら読み進め、最後は一気読みでした。
    ほんとに良かった。と思えるお

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    2018年09月02日
  • 転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)

    購入済み

    このシリーズは今野さんの作品の中でも特に秀でて面白い。
    東大出のエリート警察官が、息子の違法薬物使用で降格し、出世の道を絶たれたが、持ち前の『私利私欲ではなく国家の為に働くのが警察の役目』ぶれない太い一本の芯が周りの同僚や関係者の心を動かしていく。まだシリーズ途中だが、作者は主人公の竜崎をただの大森署の署長留まりにしておくはずがない。彼に関わる全ての人間から尊敬の念を抱かせる竜崎の警察官としての器は、本人が意図せずとも周りが最高峰に押し上げて行く筈だ。

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    2018年07月21日
  • マル暴甘糟

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    ネタバレ

    面白かったです。
    話しも読みやすく、楽しく読めました。ドラマになってもいいかもと思いました。
    アキラが中々憎めない。悪いやつなんだけどね笑

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    2018年05月21日
  • 孤拳伝(五) 新装版

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    ネタバレ

    最終巻。剛が武道家としてどのような道を進むのか……よりも、個人的には緋田と蜂須賀のやりとりが、この孤拳伝シリーズの骨子ではないかと思いました。

    現代という平和な世の中における武道の存在意義。「孤拳伝」の中で、いつの頃からか問われ始めたその課題。

    剛はその出生からか、殺伐とした修羅道をかいくぐる手段としか解釈できないのに対し、より大人である蜂須賀は、おそらく劉英徳や屋良照順の言いたいことを理解しているように思います。

    前巻まで崇高な武道家だった緋田が道を外しかけた時、頑なに反対し、現代における武道が取るべき道ーー「試合に勝つ空手」ではなく、武道としての本質を追求することーーと、その理念に根

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    2018年04月10日
  • 初陣―隠蔽捜査3.5―(新潮文庫)

    購入済み

    一気読みしちゃう〜

    面白いとは知っていたけど、手を出さなかった今野敏氏。疲れてしまって、本が読みたくなったので、つい一冊買ったら面白い、止まらない!
    竜崎さんがとても魅力的で、シリーズ一気読みです。

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    2018年03月07日
  • 孤拳伝(四) 新装版

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    ネタバレ

    今回も三巻と同様、蜂須賀の「覚醒」ぶりにシビれまくり。以前はまさに修羅や鬼のような男だったのに、今や菩薩のような印象すら受けます。

    対する剛は過去の蜂須賀そのもので、二人が相対する場面では、気づけば人間としても武道家としても成長した蜂須賀の方に肩入れして読んでいました。

    その理由はおそらく、天才肌の剛よりもより苦悩し、悩んでいるように見えた蜂須賀の方に同情や共感したからなのかと思います。

    ただ、剛の方も蜂須賀に敗れ、ようやく「本当の強さ」に気づき始めるので、最終巻に剛がどのように変化・進化するのかを楽しみに待ちたいと思います。

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    2018年02月13日
  • 二重標的 東京ベイエリア分署

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    本シリーズは長くて手をつけられずにいたが、2018春に「潮流」がドラマ化されると知って読み始めた。
    カーチェイス・銃撃戦・毒殺事件・刺殺事件と、序盤から事件が盛り沢山。
    分署故の苦労や、本庁↔︎所轄の立場、階級を重視する警察組織についての描写が面白い。
    須田のキャラがお気に入り。一方、相楽の傲慢でせこいキャラは嫌な感じ。

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    2018年01月09日
  • マル暴甘糟

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    こんなマル暴刑事で大丈夫〜❗️と思わせておいて、おっとどっこい事件解決しちゃたよ。郡原虎蔵(如何にもな名前)とのコンビネーションもバッチリ❓次の『マル暴総監』も楽しみ(^。^)

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    2018年02月17日
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    ネタバレ

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    あの日、妻が消えた。何の手がかりも残さずに。樋口警部補は眠れぬ夜を過ごした。そして、信頼する荻窪署の氏家に助けを求めたのだった。あの日、恵子は見知らぬ男に誘拐され、部屋に監禁された。だが夫は優秀な刑事だ。きっと捜し出してくれるはずだ―。その誠実さで数々の事件を解決してきた刑事。彼を支えてきた妻。二つの視点から、真相を浮かび上がらせる、本格警察小説。

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    2020年03月18日
  • 孤拳伝(三) 新装版

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    ネタバレ

    二巻では剛以外にも蜂須賀、冥道といった武道家が登場し、そして全員が武道に「力」のみを求めている姿が描かれていました。この三巻では、彼らが武道に「力」だけでない何かを見出す様が描かれているように感じました。

    特に蜂須賀の変貌ぶりが目覚ましく、主人公である剛の話よりも興味深く感じました。仕合に勝利したはずの相手、緋田に敗北感を感じて弟子入り。単なる力ではない、もっと別の強さに感嘆して考え方を改めるという、むしろこちらの方が漫画などの主人公にありそうなエピソード。

    その後の修行シーンや試合の場面での彼の姿は、二巻では絶対に使わなかったあろう「清々しい」という形容詞を用いずにはいられないもの。今後

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    2017年11月29日
  • 潮流 東京湾臨海署安積班

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    安積班シリーズの中でも一番好きかも。「今や自分も臨海署の一員なんですよ」相楽さんの言葉にしびれました。黒木がキレた。ビックリ‼️しましたよ。野村署長も男だねえ〜。男気溢れる素敵な仲間たちに、男社会の中で頑張る安積班紅一点の水野と新聞記者の山口。これからも活躍期待しています。

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    2017年11月27日
  • ST 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル

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    面白かった。一気に読んだ。
    最初はやなやつで感じわるっと思った関本さんだったけど 途中から どんどんいいやつになり 最後には かっこいいにまで。青山くんは 青山くんで おいおい泣いちゃって この子は純粋だなぁ。
    理不尽で 切ないストーリー。
    こういう理不尽さや 切なさはきっとたくさんあるのだろうな。許せないけど。

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    2017年11月11日
  • ST 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル

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    面白くて一気読み。
    初期はビミョーだけど その後のこのシリーズは怖いくらい安定している。たいていのシリーズものは初期から中期が1番面白くて それはそんなに長く続かないものだけど 持続してるよねぇ。まぁ 伝説もののほかの2冊はまだ読んでないケド 笑。
    今ふと気がついたけど 5人の中で役割的に捜査員に近いのが 青山くんと山吹さんでしょ?翠さんは別格で好きだけど わたしが面白いなと感じる時は 青山くんと山吹さんが活躍する時が多いように思う。ということは 鑑識とかの科学的アプローチより 刑事がする捜査側からのアプローチの方が面白く感じてるってことだよね?
    つまり 心理的なものに1番キョーミが惹かれ

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    2017年11月05日
  • ST 化合 エピソード0 警視庁科学特捜班

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    めちゃめちゃ面白くて一気に読んだ。
    S Tのメンバーは出てこないけど 今まで読んだS Tシリーズの中でこれが1番面白かった。正確には これはS Tシリーズじゃないかもしれないけど。
    もともとS Tを読んでて 菊川刑事が1番好きだったし。
    滝下刑事 三枝刑事とのやりとりや捜査 検事との対立 そして殺人事件の真相 すべて面白かった。
    自分の意見に固執する検事には本当イラっとしたし こわいと思った。その検事にある時はオトナの対応 ある時はハラをくくった対応。カッコいいし 真っ当。この辺りの対応はフツーの会社組織でも十分役に立ちそう。
    見習わねば 笑。

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    2017年11月04日
  • 捜査組曲 東京湾臨海署安積班

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    短編集。これは良い。安積班をはじめ、臨海署のお馴染みの面々の事がわかり良かった。解説にあったが、『人を信じるという気持ちの大切さと尊さをいつも思い知らされる。』全くその通りです。

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    2017年10月27日
  • 晩夏 東京湾臨海署安積班

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    私の大好きな速水さんが大活躍。本庁の若造も速水さんにかかっては…タジタジ。ふん、いい気味。相楽さんもなんだかいい感じになってきて、安積班シリーズにこなれてきたように思います。今回もまた一気に読んでしまいました。

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    2017年10月25日
  • 最前線 東京湾臨海署安積班

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    短編集なのでサクサク読めました。
    安積さん、もっと自分に自信を持ってと言いたい。でも、これが安積さんなんですよね。

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    2017年10月03日
  • 陽炎 東京湾臨海署安積班

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    安積班の面々の短編集。それぞれの個性がうかがえて楽しく読んだ。相変わらず速水さんはカッコイイし、ST の青山さんが気になる。

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    2017年09月15日
  • 残照

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    いやあ〜いいですねぇ〜〜速水さんカッケー。安積さんは、いつも通りでいいです。風間くんは、立派な大人になることでしょう。頭のいい子は、ちゃんとわかるものです。

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    2017年09月08日