今野敏のレビュー一覧

  • 探花―隠蔽捜査9―(新潮文庫)

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    『隠蔽捜査』シリーズ第9弾(スピンオフを含めると第11弾)で、〈神奈川県警編〉シリーズの第2弾

    同期キャリアの八島の登場、NCISのキジマ捜査官との絡み等、神奈川県警ならではの展開で、最後まで飽きることなく読み進めることできました

    それにしても竜崎の息子・邦彦は色々とやらかしてくれますネ❗️でもオチを含めて邦彦らしいと言えば邦彦らしいかなぁ⁉️

    本書は警察小説でもあり、お仕事小説でもあり、家族小説でもありと、1冊に沢山の要素が含まれていて、毎回楽しく読むことができます
    今野 敏作品の中でも大好きな作品です❗️

    今月の新潮文庫の新刊で『一夜 隠蔽捜査10』が出版予定らしいので、それまでにスピンオフを読んで、備えようと思っています❗️

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    2026年08月12日
  • 明鏡 東京湾臨海署安積班

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    安積班の短編はいつも一気読みです。警察官も一般市民と同じ人間の集まりだということがよくわかります。中でも安積係長の仕事ぶり、周りをよく観察して立ち回る姿勢は見習うべき点が多いと感心しました。

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    2026年07月31日
  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

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    竜崎が妻じゃない女に惹かれる訳ないと思ったけど、やはりそこは事実だった。悲しいーー!

    でも恋する竜崎、面白かった。
    他の人に取られて嫉妬したり、いい匂いにドキドキしたり、横に侍らせて安心したり。
    心にteenagerを持つ竜崎。カワイイ!

    竜崎像はぶち壊れたけど、ど根性精神論的打開策を編み出すからやはりさすがだと感じた。

    ユーモア路線が強めで面白かった。

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    2026年07月27日
  • 明鏡 東京湾臨海署安積班

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    久しぶりの安積班。短編集でサクサク面白く読めた。

    安積班は信頼関係があっていい。須田に全面的な信頼を寄せる安積だが、優秀でそつのない村雨には時にカチンとくるのがちょっと悲しくなるが、安積もまた人なりと感じさせる。

    メンバーの持ち味がまたいい。特に、定年を迎える三国に剣道で容赦なく打ち込む黒木。「挑戦者のつもりで、全力で行こうと思いました」という言葉にしびれた。

    曲者の相楽が須田の活躍を素直に褒めるのも驚いた!また、速水の飄々と自信に満ちた姿はいつも羨ましい。

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    2026年07月26日
  • 分水―隠蔽捜査11―

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    大好きな隠蔽捜査シリーズ!本を手にするだけで嬉しくなる。

    久しぶり読んだら、顔を立てるやら何やらそんな人ばかりでげんなりしてきたが、そこは竜崎素晴らしい!原理原則を最もとし、シンプルが一番、部下の頑張りは率直に評価する。そして、部下の言葉を取り入れ、事件の解決に前進する!こういう上司がいたらいいな。

    今回は三好や殿様と呼ばれる代議士など魅力ある人物が出てきて、面白かった。三好が竜崎の言葉で引き抜かれて、また活躍することを期待する。

    「責任について考えるのは、我々幹部の役目だ」
    「罪を犯したものは捕まえる。そして罰を与える。そんな単純なことがどうしてできない」
    「世の中が単純ではないからです」
    「ならば、シンプルにすべきだ」

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    2026年07月25日
  • 宰領―隠蔽捜査5―(新潮文庫)

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    衆議院の議員が行方不明になったと、秘書から伊丹の元へ連絡があった。
    普段から失踪癖があるようで、大事にはしたくないとの事…。

    そして失踪事件に関わったとされる運転手が殺害されていて…。

    さらに警視庁と警察庁の確執もあり…

    あいかわらず竜崎は事件に巻き込まれていきます。
    同時に息子の東大受験も重なり、事件解決を優先しつつも結果が気になっているところに、だんだん人間性がにじみ出てきます。

    ちょっとしか出番ないですけど、戸高今回も冴えてます。

    一気に読める良い一冊でした。

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    2026年07月23日
  • 職分

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    盗犯捜査のプロ萩尾が、若い相棒の秋穂とともに事件を解決する短編集。
    盗犯捜査のプロと窃盗のプロの奇妙な絆、秋穂の刑事としての成長など、短編なので読みやすく面白かった。
    萩尾警部補シリーズを読んでる人にはわかるのかな?という話がひとつあった。シリーズを知らずに読んだので、これだけなんとなく、自分の知らない話題で盛り上がられるような疎外感を抱いてしまった。

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    2026年07月23日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    警察小説でここまで「組織」と「個人の信念」の対立を真正面から描いた作品は珍しく、読んでいて思わず背筋を正したくなるような感覚がありました。
    主人公の理屈っぽさと潔癖さには最初戸惑いましたが、読み進めるうちにそのブレなさが逆に心地よくなってきます。
    感情より論理が前面に出る文体なので、人物の内面に深く共感するタイプの読者には少し淡白に感じるかもしれませんが、それでも信念を貫く姿勢にはぐっとくるものがあり、大人が読むべき硬派な一冊だと感じました。

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    2026年07月21日
  • [新装版]リオ 警視庁強行犯係・樋口顕

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    全共闘世代に対するアンチテーゼを主人公樋口を通じて表現した作品。
    その世代も現代においては70代か。
    平成の1桁台という時代を知るのには良い小説だと思う。

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    2026年07月19日
  • 真贋

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    真贋 (しんがん)
    今回は殺人事件ではなく、警察小説の中でも地味過ぎる盗犯捜査が舞台となっている。警視庁捜査三課の萩尾秀一警部補と相方女刑事武田秋穂巡査部長との物語である。渋谷のデパートで国宝の曜変天目という茶碗が展示される陶磁器展にそれを狙う盗みの職人と捜査の職人の意地がぶつかり合う。まさしくこれは、捜査のプロと盗みのプロとの息詰まる攻防劇と言える。窃盗事件の現場に臨場して、手口を見て即座にこれは誰の仕業と見抜ける。あくまでも基本は刑事個人の知識と経験だ。捜査一課のような派手さはないがたまには地道にホシを求めて歩き回るデカの姿もカッコイイ。

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    2026年07月19日
  • 分水―隠蔽捜査11―

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    もう11作目か
    分厚いけどすぐ読める、内容は会話がほとんどなので
    ここ何作かは事件は単純、犯人もすぐ捕まり、なんていうかドラマ性に欠ける。そろそろ完結してもいいシリーズ。

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    2026年07月10日
  • 無明 警視庁強行犯係・樋口顕

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    ネタバレ

    面白かった。
    警察だからというより1人の人間として正しい事をしたいというのが伝わってきた。
    強いて言うなら、強盗殺人事件と何かが関わりがあるのかなと思ってたからそこがもし繋がっていたらどうなってたかなーと思う。
    政治家が言っていた[必ず味方はいる]という考え方は自分も大事にしたい。

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    2026年07月10日
  • 同期

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    なかなか面白かった
    サクサク捜査が終盤進む感じはどうかなとは思いましたがなかなかいい作品でした

    3271冊
    今年170冊目

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    2026年07月07日
  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    刑事ドラマを、さらっと観るように、ストーリーがすらすらと入ってくる。あっという間に読み終わった。

    そして、トップ官僚がメンツに拘った際の対処や、人間関係ではなく仕事のパートナーとしてどうかを観察する視点など、ハッと驚くシーンもあり面白かった。

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    2026年07月07日
  • 明鏡 東京湾臨海署安積班

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    安曇班のメンバーの仕事ぶりを定期的に確認している感じ。とても安心感を持って読めるのが好きな、今野敏氏のシリーズ。今回も、安定の面白さ。

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    2026年07月04日
  • 職分

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    ネタバレ

    良い。
    ベテランのやり手と若く女性だけど有望な若手の刑事コンビ。
    探偵もののような推理が面白い。

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    2026年07月04日
  • 転迷―隠蔽捜査4―(新潮文庫)

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    隠蔽捜査シリーズ第4作。
    今回も面白く一気に読みました。

    外務省職員の他殺体
    大井川で起きたひき逃げ事件
    そして娘、美紀の恋人が乗る予定だった飛行機の墜落事故
    それぞれ別の事件が重なりあい、さらには厚労省、外務省、麻薬密売組織など複雑な出来事がやがて一本にまとまってきます。
    もちろん、竜崎の原理原則をベースとしたやりとりあっての事ですが。

    竜崎のように物事を進められればいいとは誰もが思うところではありますが、なかなかどうしてしがらみだの人間関係などで、上手くいきません。

    しかし、心に原理原則を持っておけば、竜崎程ではないにしても、物事の本質を見て、動くことはできるのではないか? と思うのです。

    さぁ続きを読まなければ。

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    2026年07月02日
  • 朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕―

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    3作目から読み始めて、1、2と追いついた。
    自分に自信のない、控えめながら敏腕な樋口刑事。
    今回は奥さんが誘拐され、迫り来る期限に追われながらの個人捜査を行う。娘が3泊4日の旅行で不在、月曜日から事件の捜査本部が立ち上がるという事で、リミットはこの空白期間だけ。一緒の捜査を頼んだのは、前作で友人となった荻窪署の生活安全課の氏家刑事。この氏家刑事は3作目も登場するので、樋口刑事のバディーのようだ。
    妻の消息を求めて、時に感情的になる樋口を氏家刑事は宥め、理性的に捜査をフォローしていく。
    犯人は冒頭から怪しい人物。土日の休日を利用しながら、着々と犯人を追い詰めていく。犯人に囚われながらも、いつか夫が助けに来ると冷静になり体力を温存する妻。独身の氏家刑事の結婚観も挟みながら、夫婦のキズナを描いた作品。
    青春→朱夏→白秋→玄冬の順で、人生を表す言葉とのこと。今が最盛期の夫婦のことのようだ。

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    2026年07月02日
  • 遠火 警視庁強行犯係・樋口顕

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    今野敏 警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ第8弾。

    奥多摩の山中で女性の他殺体が発見される。警視庁捜査1課・樋口班が捜査を進めると、殺害されたのは、渋谷署がすでに接触していた女子高生であり、売春の噂があった。
    樋口は、被害者の友人と2人っきりで面会するが、その様子をネットニュースに流されてしまうことに。
    あらぬ疑いをかけられながらも、事件の真相に迫っていく樋口。

    さすが樋口。
    本当に実直に、真面目に事件に取り組む姿には頭がさがる。その実直さに、多くを語らずとも周りが納得し、樋口を中心に回り始める。
    樋口のやっていることはいたって普通なんだが。
    樋口が言うように、『普通の人が迷い、悩み、悲しみ、そして、感動し、笑うように…』
    だからこそ、普通の人たちに寄り添うことができるのだろう。
    謙虚な樋口だからこそ、できるのだろう。

    『隠蔽捜査』の剣崎とは対局の『普通』の樋口が事件を解決していく。
    これが『樋口顕シリーズ』のおもしろさである。

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    2026年06月29日
  • 海に消えた神々 <新装版>

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    真実はあっけなかったが、肉付けとなる部分には、沖縄の基地問題や警察組織内部の論理など、社会的な部分にクローズアップしていた。
    石神、明智の名コンビの次回作に注目したい。

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    2026年06月28日