今野敏のレビュー一覧
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美は全てを超越する。リアリティーない話と思っていたが、何かわかるような気がする設定だ。美しさは全てを超越するのだ。ここまでよく書き込んでいただけると、面白いとしか言えなくなってしまった。
起きてもいないことを、あれこれ心配しても仕方がないでしょう。あらゆる危険を想定するべきじゃないでしょうか?想定は今したわよね。何か要求してきたとか、核爆発が起きたらとかみんなで考えたでしょう?ならもうそれでいいじゃない。対策を講じておりません。どんな対策が考えられるのかしら?そんな事態になったら誰も対処ができないって。でもね、爆発しなければただの筒なんでしょう。考えたところでどうしようもないのよ。核爆発が起 -
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大好きな任侠シリーズ!今回はどこを建て直すのかと楽しみにしていたが、お寺と神社が舞台。表紙の絵がまたコミカルで良し。
ただ今回はいつものようにそこで働くスタイルではない。揉め事に首を突っ込み、関係者から話を聞くなかであの手、この手で問題を解決していく。これこそ本来のヤ◯ザのスタイルのような気がする。お金はとらないけど。
今回ほど阿岐本の親分さんの器の大きさと、懐の深さを感じたことはない。まさに今回の一番の見所だろう。何を考えているか分からないけど、決して焦らず、攻めるところを然りと見極めて行動するから、おのずと物事が良い方に転がっていく。人との縁も大事にするから、多くの人から愛される。もう -
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隠蔽捜査9.5。
スピンオフ短編集の第3弾です。
いずれも「小説新潮」に掲載された全9編。
「空席」―竜崎が大森署を去った後の憂鬱。
「内助」―まさに内助の功。
「荷物」―息子・邦彦、まさかの2度目の失敗かと思いきや。
「選択」―娘・美紀が巻き込まれる痴漢冤罪。父の的確なアドバイス。
「専門官」―神奈川県警専門官も竜崎の手中に。
「参事官」―キャリアとノンキャリの参事官、案外良い関係。
「審議官」―竜崎も必要とあれば、ご機嫌取りもできる男。
「非違」―非違といえば戸高。大森署美貌の新署長の手腕。
「信号」―竜崎曰く「どうでもいいです」。まさにその通り。
シリーズ本編と比べると小粒ながら、ど