今野敏のレビュー一覧
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『隠蔽捜査』シリーズ第9弾(スピンオフを含めると第11弾)で、〈神奈川県警編〉シリーズの第2弾
同期キャリアの八島の登場、NCISのキジマ捜査官との絡み等、神奈川県警ならではの展開で、最後まで飽きることなく読み進めることできました
それにしても竜崎の息子・邦彦は色々とやらかしてくれますネ❗️でもオチを含めて邦彦らしいと言えば邦彦らしいかなぁ⁉️
本書は警察小説でもあり、お仕事小説でもあり、家族小説でもありと、1冊に沢山の要素が含まれていて、毎回楽しく読むことができます
今野 敏作品の中でも大好きな作品です❗️
今月の新潮文庫の新刊で『一夜 隠蔽捜査10』が出版予定らしいので、それまでにスピンオフを読んで、備えようと思っています❗️ -
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大好きな隠蔽捜査シリーズ!本を手にするだけで嬉しくなる。
久しぶり読んだら、顔を立てるやら何やらそんな人ばかりでげんなりしてきたが、そこは竜崎素晴らしい!原理原則を最もとし、シンプルが一番、部下の頑張りは率直に評価する。そして、部下の言葉を取り入れ、事件の解決に前進する!こういう上司がいたらいいな。
今回は三好や殿様と呼ばれる代議士など魅力ある人物が出てきて、面白かった。三好が竜崎の言葉で引き抜かれて、また活躍することを期待する。
「責任について考えるのは、我々幹部の役目だ」
「罪を犯したものは捕まえる。そして罰を与える。そんな単純なことがどうしてできない」
「世の中が単純ではないからです」
「ならば、シンプルにすべきだ」 -
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真贋 (しんがん)
今回は殺人事件ではなく、警察小説の中でも地味過ぎる盗犯捜査が舞台となっている。警視庁捜査三課の萩尾秀一警部補と相方女刑事武田秋穂巡査部長との物語である。渋谷のデパートで国宝の曜変天目という茶碗が展示される陶磁器展にそれを狙う盗みの職人と捜査の職人の意地がぶつかり合う。まさしくこれは、捜査のプロと盗みのプロとの息詰まる攻防劇と言える。窃盗事件の現場に臨場して、手口を見て即座にこれは誰の仕業と見抜ける。あくまでも基本は刑事個人の知識と経験だ。捜査一課のような派手さはないがたまには地道にホシを求めて歩き回るデカの姿もカッコイイ。
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隠蔽捜査シリーズ第4作。
今回も面白く一気に読みました。
外務省職員の他殺体
大井川で起きたひき逃げ事件
そして娘、美紀の恋人が乗る予定だった飛行機の墜落事故
それぞれ別の事件が重なりあい、さらには厚労省、外務省、麻薬密売組織など複雑な出来事がやがて一本にまとまってきます。
もちろん、竜崎の原理原則をベースとしたやりとりあっての事ですが。
竜崎のように物事を進められればいいとは誰もが思うところではありますが、なかなかどうしてしがらみだの人間関係などで、上手くいきません。
しかし、心に原理原則を持っておけば、竜崎程ではないにしても、物事の本質を見て、動くことはできるのではないか? と思うのです。
さぁ続きを読まなければ。 -
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3作目から読み始めて、1、2と追いついた。
自分に自信のない、控えめながら敏腕な樋口刑事。
今回は奥さんが誘拐され、迫り来る期限に追われながらの個人捜査を行う。娘が3泊4日の旅行で不在、月曜日から事件の捜査本部が立ち上がるという事で、リミットはこの空白期間だけ。一緒の捜査を頼んだのは、前作で友人となった荻窪署の生活安全課の氏家刑事。この氏家刑事は3作目も登場するので、樋口刑事のバディーのようだ。
妻の消息を求めて、時に感情的になる樋口を氏家刑事は宥め、理性的に捜査をフォローしていく。
犯人は冒頭から怪しい人物。土日の休日を利用しながら、着々と犯人を追い詰めていく。犯人に囚われながらも、いつか夫が助けに来ると冷静になり体力を温存する妻。独身の氏家刑事の結婚観も挟みながら、夫婦のキズナを描いた作品。
青春→朱夏→白秋→玄冬の順で、人生を表す言葉とのこと。今が最盛期の夫婦のことのようだ。 -
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今野敏 警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ第8弾。
奥多摩の山中で女性の他殺体が発見される。警視庁捜査1課・樋口班が捜査を進めると、殺害されたのは、渋谷署がすでに接触していた女子高生であり、売春の噂があった。
樋口は、被害者の友人と2人っきりで面会するが、その様子をネットニュースに流されてしまうことに。
あらぬ疑いをかけられながらも、事件の真相に迫っていく樋口。
さすが樋口。
本当に実直に、真面目に事件に取り組む姿には頭がさがる。その実直さに、多くを語らずとも周りが納得し、樋口を中心に回り始める。
樋口のやっていることはいたって普通なんだが。
樋口が言うように、『普通の人が迷い、悩み、悲しみ、そして、感動し、笑うように…』
だからこそ、普通の人たちに寄り添うことができるのだろう。
謙虚な樋口だからこそ、できるのだろう。
『隠蔽捜査』の剣崎とは対局の『普通』の樋口が事件を解決していく。
これが『樋口顕シリーズ』のおもしろさである。