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公安の倉島シリーズ第3弾
今回はヴィクトルが出てこなかった。
けれど、そのほうがようやく平安に暮らしているのかもと思わされた。
それより、倉島がどんどん成長していて頼もしかった。
公安目線でこうやって読んでいると、これまでの公安のイヤな印象がまったく変わって感じられる。
なんだか刑事が視野の狭い人たちに見えてしまうけど、倉島の言うとおり役割分担なのだろうなと思う。
公安は出ていけと言われたときはムカッときたけど、冷静な倉島が良かった。
なかなかこのシリーズもハラハラして面白いと思う。
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警察を舞台にしたドラマは多い。
そのためか、何となく縁はなくとも警察の捜査など知っているような錯覚に陥ってしまう。
けれど、公安となると話は別だ。錯覚する余地などないくらい、その内実は知られていない。
もしかしたら、同じ警察官であっても公安について正確に知っている人は一握りかもしれない。
刑事が犯人を逮捕するには証拠が必要だ。
物的証拠がない、もしくは乏しいときは、犯人しか知りえない秘密の暴露といった意味で自白が重要な位置をしめる。
一方公安は証拠にこだわらない。事実だと納得できる情報があればそれがすべてだからだ。
表舞台に出ることのない公安という組織。
私たち国民の知らないところで、国家的危機から国を守るために公安は動いているのだろうか。
それにしても第1弾に登場したヴィクトルといい、シロコフといい、人間凶器とも言えるようなプロがいるということが恐ろしい。
平和ボケと言われる日本だが、同時にスパイ天国とも言われている。
出来ればこんな恐ろしい攻防は小説の中だけに留めておいてほしいものだ。
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警視庁公安外事1課倉島警部補シリーズ第3弾。って言うか倉島警部補のシリーズだったんだ⁉︎って感じ。公安にしてはゆるい感じがするけどあまり知らなかったロシアの話なのでガンガン頭に入ってくる。
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ロシア担当の公安・倉島シリーズ。
歴史上の人物マッカーサーとかトルーマンとかプーチンとかいろいろ出てくるので余計に面白かった。何が真実なのかはわからないけど、このシリーズはいつも面白い。
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第三弾。ついに倉島が独り立ち?して単独主演、という感じになりました。ヴィクトルはいいキャラですが、倉島がもっと成長しないと同じ土俵にも立てないから、かな?
今回も 対ロシア諜報戦 が静かに日本で進行する公安捜査官物語ですが、倉島の扱いがドンドンと過大評価されていっているような不思議な面白さ?があります。これは長期シリーズ化を目指しているのかな。読み逃せないシリーズとなっていってくれることを願っています♪
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シリーズなのに、最新を読んでしまった。失敗だ。
面白かったです!
公安の倉島警部補シリーズ。
現場百篇とか足で捜査するとか、、、そういう刑事とは違い
事件そのものではなくその裏に潜む大きな組織や計画と戦う。
かっこいいけど、これは単身じゃないと難しいだろうな。
そして実際にこういう働きをしている人がいるんだ。
ああ、、どうして順番に気づかないで読んじゃったんだろう。
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おもしろかった。刑事ものは結構頻繁によんでいたけど、公安ものは久しぶり。それも前は警官の血の公安で、対外国ではなかったし。諜報戦も新鮮でした。フィクションという気にさせなかった。スピード感もマル
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ミステリー小説ではいつも刑事部に蛇蝎のごとく嫌われている警視庁公安部員が主役である。立て続けに4人もの殺人被害者が出るが、それぞれの関係がほとんど結末近くまで分からない。これでは読者が推理を働かせる楽しみが半減する。最後に判明する殺人の動機もやや荒唐無稽ではないか。それはそうとして一気に読ませる筆力は十分認められ、面白く読めた。
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公安捜査官シリーズ第3弾。今回は、元KGBの殺し屋は登場せず、倉島の活躍がメイン、相変わらず読み出したら止まらない、ノンストップアクション。「隠蔽捜査」シリーズとともに、今後の続編を期待!
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公安シリーズ第三段。まとめ読みでしたが、楽しくあっという間に読み終わってしまいました。
公安舞台なので仕方が無いですが個人的にはアクション欲しかったですw
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この前に「政界汚染」を読んだせいで、こちらは少し物足りなさを感じてしまった。同じ「公安」だけに(でも話は全然違うんだけど)どうかと思ったが、あちらのスケールが桁違いだったな。
正直、倉島がなぜそんなに周囲の評価が高いのか?倉島はスーパーマンじゃないだけ、より現実的なんだろうけど逆に物足りなかった。正直、前2作のストーリーが思い出せない。時間を空けて再読しよう。
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やはり、警察小説は公安・外事ものに限る。
しかも、今回の主人公は公安マンとしてあまり完成されておらず、逆に人間くさいところにリアリティを感じた。
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釧路・留萌ラインというものの存在ははじめて知りました。これをめぐる戦後のやりとりがタイトルの「凍土の密約」のことかな?
読後から数日経ってこのレビューを書いていますが、ちょっと複雑な話しのため、あらためて本の内容を確認しながらになっています。複雑な分だけ話しにのめり込みづらいかなと。最後の捕り物のシーンは緊迫感があってよかったですが、心のどこかで今回はヴィクトルが登場しないことに物足りなさを感じている自分もいました。
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公安捜査官の倉島警部補シリーズ3作目との事ですが、知らずに今作から読んでしまった。右翼やロシア人スパイ、戦後の密約など事件のスケールが大きく、多少ハラハラした。けど主役が少し頼りなさげなのがもどかしかった。笑
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シリーズものはなんとなく続けざまに読んでしまうのだが、これもまた楽しめたかな。倉島の成長ぶりも堪能できたし。まあ、全体に流れるストーリーはやや大仰な気もしたけれど…。
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公安・倉島シリーズ第3弾
3冊目にしてやっと、倉島が主人公のシリーズなんだなと思えた。
本著で一番ひっかかったのが、倉島が「ヴィクトルと戦った」と話していること。ヴィクトルと倉島ではステージが違いすぎた気がし、あれで戦ったと言えるのだろうか疑問だ。
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ロシアと警視庁公安部の話。
刑事物語はよくよんだが、公安は初めてで、秘密主義という体質が色濃く出ている。
私生活を犠牲にして、情報を追い求める。
仕事=国家の安全なのかな。
この人達の仕事への渇望がどこから湧いてくるのか。
ひたすら上昇したいということなのか。
物語は公安部の一人である倉島がロシアテロリストと退治する。
ほぼ何も情報ないとこから、ヒントをもってくる情報網がすごいな。
面白かったけど、最後のひねりがほしかった。
60代のおじさんがそこまでテロできるんかな。
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倉島警部補シリーズ3作目。
引っ張りに引っ張った真相がいまいちピンとこないという瑕疵はあるものの途中までは面白かったんでまあこれはこれで。
ただ仕方がないとはいえやはりヴィクトルが出てこないのは物足りないものはあるやね。
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倉島警部補シリーズ、3作目。
今作こそ、倉島警部補が堂々と主役。公安捜査官としてまだまだ成長途中にあり、それが逆に人間味のあるキャラに仕上がっている。前作まではヴィクトル色が強かったため、アクションが多めだったが、今作は情報戦の色合いが濃かった。こっちが本来の公安捜査かな。思わぬところで思わぬ相手が敵だったり、味方だったり。並の人がすると人間不信になりそう、、、。
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前作まで(「曙光の街」〜「白夜街道」)までは元KGB活動家が主役のシリーズ物という印象だったんですが、本書ではそれら2作で登場した公安捜査官が主役で、むしろ公安捜査官のシリーズ物として位置づけられておりました。
公安という、一般的には胡散臭い仕事なんですが、普通の人目線の主人公は、いかにもの今野さん小説。続編もありそうな終わり方です。
(2012/10/27)