今野敏のレビュー一覧
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真贋 (しんがん)
今回は殺人事件ではなく、警察小説の中でも地味過ぎる盗犯捜査が舞台となっている。警視庁捜査三課の萩尾秀一警部補と相方女刑事武田秋穂巡査部長との物語である。渋谷のデパートで国宝の曜変天目という茶碗が展示される陶磁器展にそれを狙う盗みの職人と捜査の職人の意地がぶつかり合う。まさしくこれは、捜査のプロと盗みのプロとの息詰まる攻防劇と言える。窃盗事件の現場に臨場して、手口を見て即座にこれは誰の仕業と見抜ける。あくまでも基本は刑事個人の知識と経験だ。捜査一課のような派手さはないがたまには地道にホシを求めて歩き回るデカの姿もカッコイイ。
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隠蔽捜査シリーズ第4作。
今回も面白く一気に読みました。
外務省職員の他殺体
大井川で起きたひき逃げ事件
そして娘、美紀の恋人が乗る予定だった飛行機の墜落事故
それぞれ別の事件が重なりあい、さらには厚労省、外務省、麻薬密売組織など複雑な出来事がやがて一本にまとまってきます。
もちろん、竜崎の原理原則をベースとしたやりとりあっての事ですが。
竜崎のように物事を進められればいいとは誰もが思うところではありますが、なかなかどうしてしがらみだの人間関係などで、上手くいきません。
しかし、心に原理原則を持っておけば、竜崎程ではないにしても、物事の本質を見て、動くことはできるのではないか? と思うの -
Posted by ブクログ
3作目から読み始めて、1、2と追いついた。
自分に自信のない、控えめながら敏腕な樋口刑事。
今回は奥さんが誘拐され、迫り来る期限に追われながらの個人捜査を行う。娘が3泊4日の旅行で不在、月曜日から事件の捜査本部が立ち上がるという事で、リミットはこの空白期間だけ。一緒の捜査を頼んだのは、前作で友人となった荻窪署の生活安全課の氏家刑事。この氏家刑事は3作目も登場するので、樋口刑事のバディーのようだ。
妻の消息を求めて、時に感情的になる樋口を氏家刑事は宥め、理性的に捜査をフォローしていく。
犯人は冒頭から怪しい人物。土日の休日を利用しながら、着々と犯人を追い詰めていく。犯人に囚われながらも、いつか夫