今野敏のレビュー一覧

  • 半夏生 東京湾臨海署安積班

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    2009/2/14 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
    2010/1/1~1/3

    お台場で身元不明のアラブ系男性が原因不明の高熱をだして倒れ、まもなく死亡する。この男性はバイオテロのキャリアの疑いが出て、内閣調査室が動きはじめるが...アラブ系男性を介抱したホームレス男性の葛藤を含め、人間ドラマがよく描かれた作品。村雨の新たな一面も描かれ、ますます安積班のメンバーに愛着がわく。
     ドラマ「ハンチョウ」の第二弾が始まるみたいだが、第一弾は印象がこわれるのが怖くてみていない。今度は見てみるかなぁ。

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    2010年01月03日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

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    秋葉原の電気店街を舞台に、上京したての若者、電気店の店員、警察、ヤクザ、ロシアマフィア、モサド、中東のスパイetc.が入り乱れる大活劇。何も考えず単純に楽しめる、面白い作品でした。登場人物各々の視点が入り乱れて進行しますが、そこは名手の手による作品、整然としていて実に読みやすい。また、ページ数の割に登場人物が多いのですが、各人限られた文章の中でもしっかりと人物造形が出来上がっています。見事だと思いました。

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    2011年09月28日
  • 最前線 東京湾臨海署安積班

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     今野敏さんの「安積班シリーズ」。こちらは短編集なので、読みやすいです。このシリーズがドラマ化されないのが不思議です。

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    2009年11月08日
  • 最前線 東京湾臨海署安積班

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    安積班シリーズの短編集。安積警部補の過去が垣間見えたり、班からいつの間にか姿が消えていた人物が登場したりと、バラエティにとんだ短編が詰まっていてお買い得(?)でした。このシリーズは、短編も味わい深くて良いですね。

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    2011年09月25日
  • 陽炎 東京湾臨海署安積班

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    安積班シリーズの短編集。今回は、班の部下や第三者の視点で描かれた話が多く、新鮮で面白かったです。巻末に掲載されている、本書の書名にもなっている物語はとくに新鮮で、ほのぼの感が心地よい作品でした。

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    2011年09月25日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

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    この本で、今野敏作品を一気に好きになった。
    秋葉原を舞台にした群像劇で無国籍な感じがたまらん!面白すぎる!

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    2009年10月04日
  • 逆風の街 横浜みなとみらい署暴力犯係

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    舞台が横浜で出てくるキャラの個性に惹かれた・・どっかのドラマのコンビみたいな二人が好きです。一気にハマって読んでしまえるほど読み易いです。

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    2009年10月04日
  • パラレル 警視庁捜査一課・碓氷弘一2

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    今野敏作品に出てくるいくつかのキャラクターたちが一堂に会する顔見世興業的なストーリー。激増する少年犯罪と、それに怒る大人たち、荒れる少年と大人たちの戦争……とありますが、その割には原因を亡者に求めたため、ちょっと押しが弱いようにも思えました。あと欲を言えばここまでやるのなら陣内平吉や聖拳伝説の主人公や犬神族の拳、拳鬼伝の主人公も出してほしかった。

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    2009年10月04日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

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    小さな誤解と騒動が積み重なってストーリーが動いていく過程がいい。上京したてのパソコンオタク、パソコンショップの店員、地上げ屋のヤクザ、モサド諜報部員、アラブのテロリスト、手練の刑事、ロシアン・マフィア、キャンギャル、北朝鮮の言いなりになる在日朝鮮人、秋葉原の生き字引などまったく関連性の無い人たちが秋葉原で出会い、ストーリーを引っ張っていく。

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    2009年10月04日
  • アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1

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    文庫化していたので買ってしまった。一度読んだ小説をもう一度読む行為はしないほうだけど、これはもう一度読んでも面白かった。

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    2009年10月04日
  • 探花―隠蔽捜査9―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おなじみ竜崎の神奈川県警初陣捜査
    いつもの竜崎節に安心感ありで楽しめた
    刑事部長に返り咲いたが、どこまで登りつめられるか。

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    2026年10月03日
  • 警視庁FC

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    順番真逆でこのシリーズ3巻を読み終えました
    シリーズを紹介するという役割を果たすのに当然かも知れませんが、この第1作が登場人物の個性を一番詳細に表現していると思います
    ハズレの無い今野敏さんの作品らしく短時間で読み終えることができました
    第4作が楽しみです

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    2026年09月29日
  • 一夜―隠蔽捜査10―(新潮文庫)

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    いつもながら、このシリーズは読むために費やした時間を後悔させない。この分量のほとんどを会話文で構成する特異な作風だが、それが疾走感を生んでいる。
    竜崎と伊丹の関係性が、いつのころからか変わってきているのが興味深いところ。

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    2026年09月26日
  • 分水―隠蔽捜査11―

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    待望の隠蔽捜査シリーズ。と言いながら、刊行は約半年前であり手にするのは少し遅かったか。.
    この前まで、シリーズを第1作から再読しており、その流れで本書を。「再読記録」欄のレビューに改めて感想を記した。(この欄のレビューは一般には公開されてないようだ)
    今回は、政治家絡みの事件。
    明治時代から政治家を輩出している鎌倉の名士で国会議員の安達邸が放火される事件が発生。
    竜崎の政治家への対応は、と読み進めたが、やはり竜崎はいつもの竜崎だった。
    鎌倉署の幹部や神奈川県警の八島警務部長それに警視庁の伊丹刑事部長まで、安達家に対し特別扱いし、恰も安達家が最重要事項のような言い方をする。
    しかし、竜崎は己の信条を些かも揺るがせず、対応に当たる。そんな竜崎を気に入ったのか、安達家当主でかつての与党幹事長だった安達喜代助は、たびたび竜崎を自宅に招く。
    今後のシリーズで、このユニークな喜代助の再登場はあるのだろうか。
    警察小説であるとともに家族小説でもあるこのシリーズ、事件後竜崎家での家庭団らんが描かれ、妻の冴子が「父子で酒盛りなんて、感慨深いわね」と。
    一方、竜崎は不思議な感覚を味わっているという、そんな家族の間で竜崎に転勤が話題になっている。
    次回作あたりで、竜崎の異動が現実化するのだろうか。それもまた、楽しみである。

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    2026年09月26日
  • 焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕

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    ネタバレ

    都内で発生した刺殺事件の捜査本部に、なぜか東京地検特捜部の人間がやってきた。どうやら彼らは政治家が絡んでいると睨んだらしい。その政治家はつい最近当選したばかりの野党議員なので、樋口は彼を失墜させるための特捜部による策なのではないかと疑念を抱く。
    挙げ句の果てに地検の二人は捜査を妨害し、勝手に議員の秘書を逮捕してしまう。強引な幕引きにも負けず、樋口たち刑事はホシを追い続ける。その結果新たな被疑者が現れ、無事に事件は解決したのであった。

    キャリアや検察、政治家との対立の中にあってもブレることのない刑事・樋口。周囲には思慮深いと思われているが、実は内心困惑することばかり。優しさと弱さ、信念を併せ持つ等身大の主人公の存在が何よりこのシリーズの魅力だろう。
    警察小説ならではの熱量も素晴らしい。

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    2026年09月21日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    星4

    舞台は、警視庁や警察署。
    出て来る人は、警察官や警察官僚。
    他は、主人公の家族やマスコミ関係者くらい。
    そんなバリバリ&コテコテ?の警察小説です。

    事件だけではなく、きちんと人が描かれており、
    信念や思惑、家族等がテーマに。

    何かめちゃくちゃ読み易いし、面白いです。
    シリーズが長く続いてるのも納得です。
    続編が読みたくなりました。

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    2026年09月21日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    序盤、竜崎の役人としての固さに戸惑ってしまったが読み進めるにつれてどんどん好きになった。役人だから固い性格なのじゃない、元から誰よりも固い性格なのだ。その性格が周りの人たちを引っ張っていく。多分これを『強さ』と呼ぶ。面白かった。

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    2026年09月20日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    左遷されて大森署の署長に。
    強盗から立て篭もり事件が発生。
    SITとSATが出動。突入での事件解決へ。
    立て籠もり犯の拳銃に銃弾が残ってなかった。
    監査が始まる。
    立て籠もりの真相は?
    面白い

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    2026年09月20日
  • 自覚―隠蔽捜査5.5―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    隠蔽捜査シリーズの短編集第二弾。
    今回は、いろいろなサブキャラの視点で語られる7つの物語。

    竜崎署長は電話にでる、署長室にいるの2つで現場には今回出てきません。

    ある意味、日常を切り取った短編ともいえます。

    戸高の検挙率、検挙数を挙げる方法がなかなかに皮肉が効いていて良かったです。

    野間崎管理官がなんやかんやで竜崎をフォローする方向になっていたのが、冷静に考えれば、原理原則で動く竜崎は間違っていないと自分自身に言い聞かせているようで、ちょいとニヤッとしてしまいます。

    大なり小なり、皆、竜崎の影響を受けているわけで。
    次に続く長編を読むのがまた楽しみになりました。

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    2026年09月19日
  • 一夜―隠蔽捜査10―(新潮文庫)

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    ネタバレ

     『隠蔽捜査』シリーズ長編第10作。竜崎が神奈川県警刑事部長に着任してから3作目だが、日米地位協定が絡んだ前作とは違う意味で、厄介そうな案件か?

     小田原市在住の人気作家・北上輝記が、自宅付近で誘拐された。実在の作家なら村上春樹のようなポジションだろうか? 捜査陣は色めき立つが、読書などまったく嗜まない竜崎は、北上輝記を知らないようである…。

     現場が混迷する中、北上輝記の同業者である梅林賢が小田原署を訪ねてきて、捜査協力を申し出る。彼は北上輝記の家族を通じて誘拐を把握していた。確固たる信念と柔軟性を兼ね備えた竜崎だけに、追い返さずに話を聞くことにする。

     現実に誘拐事件となると、警察は報道機関と協定を結ぶ。本作でも、協定を結ぶはずだったが…犯人からの前代未聞の要求により、協定は中止された。一応、どんな要求かは伏せておくが、鋭い読者なら真相に感づくかもしれない。

     同時に、警視庁管内では殺人事件が発生していた。竜崎の異動後も、毎回警視庁の伊丹刑事部長が登場するのがお約束だが、警視庁の案件が誘拐事件と何らかの関連があるのだろうと容易に予想される。「何らか」の内容は予想外だったが…。

     正直、事件そのものより、梅林賢が語る作家論の方が興味深い。北上輝記は純文学領域の作家で、梅林賢は娯楽領域の作家だそうだが、彼曰く、娯楽小説の地位向上のために戦ってきたし、領域が異なる北上輝記と交流はないという。

     今野敏さんご自身、娯楽領域の作家であり、最前線で戦ってきた。梅林賢の言葉は、作家・今野敏の自負でもある。少々ご都合主義だろうと、面白い作品を。今野敏さんのライフワークたるこのシリーズには、サービス精神が溢れている。

     警察官と作家が、それぞれの力量を認め合って化学反応を起こし、不可解な誘拐事件の裏を炙り出した。梅林賢ファンだという伊丹のミーハーぶりに苦笑するが、この結末、神奈川県警佐藤本部長の心中やいかに…。

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    2026年09月18日