今野敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
香りの印象は強烈だという。男だらけの職場へ良い香りのする美しい女性が一人加わり、自分に好意的だと聞かされると、変に意識してしまうのはわかる。近付かれるたびに良い香りがするのだから、会えないときに思い出してしまうのも仕方がない。ただ、相手から寄せられている「好意」というのは仕事上のものであり、恋愛的な意味ではないだろう。そこを確認せず男性側の欲望に従って不倫をすすめる同僚や、年の離れた既婚者にもかかわらず舞い上がる竜崎氏の様子などを読んでいると、こうして勘違いおじさんたちが出来上がるのか…と恐ろしくなった。
でもそこは流石の竜崎氏。一線は越えなかったし、最終的に感情を否定せず、受け入れることに -
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ようやく庁舎が新しくなり、引っ越してきた人に、ビックリ‼️
なんと、相良さん。
早速、安積さんへのライバル意識全開‼️
バトレイバーは、全く知らないけど、面白かった
押井さんの本も読みたくなった。 -
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今回の短編集も、ほのぼのとしたお話ばかりでした。
薔薇の色。という話が素敵でした。
そして、聖夜。いきなり、曹洞宗なんです。って言われて、思わず吹き出してしまいました。
私も曹洞宗なんで、クリスマスは無いんです。
でも、病院のシーツを纏ったキリスト。
お台場だからこそ、キリストに見えるんでしょうね。 -
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今回の話は、バイオテロがメイン。
日本のテロに対する脆弱性が、もろに出てしまう。
アメリカ無しでは、何もできない日本。
本当に平和なんだろうか? -
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今回の短編集は、ほのぼのとした話が多かった。
安積さんは、どこまでいっても、安積さんだし、速水さんも、そう。
最後の安積さんと、三国さんの話が、何だか切なかった。 -
Posted by ブクログ
昔は大好きだった警察小説。久しぶりに読む今野敏氏はやはり最高である。主人公の竜崎氏の徹底した合理主義っぷりがいい。ところが息子のヘロイン煙草の件で思考エラーを起こす様子は、人間味が出ていて愛されポイントだと思った。部下の谷岡氏から思わぬ尊敬を得ていたことを知り、冗談を言ったり笑顔を見せたりするようになったところは読んでいて微笑ましい。余白のある愛されキャラに加えて、警視庁と警察庁間の確執や縦割り社会のジレンマなど、警察小説らしさがギュッと詰まった楽しく読める一冊だった。
以下、本書より抜粋。
「捜査本部の部屋、汗とタバコと、緊張した人間が発する独特の臭気。」
「人間、いざというとき、なかな