今野敏のレビュー一覧

  • 疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)

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    香りの印象は強烈だという。男だらけの職場へ良い香りのする美しい女性が一人加わり、自分に好意的だと聞かされると、変に意識してしまうのはわかる。近付かれるたびに良い香りがするのだから、会えないときに思い出してしまうのも仕方がない。ただ、相手から寄せられている「好意」というのは仕事上のものであり、恋愛的な意味ではないだろう。そこを確認せず男性側の欲望に従って不倫をすすめる同僚や、年の離れた既婚者にもかかわらず舞い上がる竜崎氏の様子などを読んでいると、こうして勘違いおじさんたちが出来上がるのか…と恐ろしくなった。

    でもそこは流石の竜崎氏。一線は越えなかったし、最終的に感情を否定せず、受け入れることに

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    2025年11月15日
  • 夕暴雨

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    ようやく庁舎が新しくなり、引っ越してきた人に、ビックリ‼️
    なんと、相良さん。
    早速、安積さんへのライバル意識全開‼️
    バトレイバーは、全く知らないけど、面白かった
    押井さんの本も読みたくなった。

    #ドキドキハラハラ #シュール

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    2025年11月14日
  • 職分

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    「萩尾警部補」シリーズ4作目。短編7作。すごく簡単に読め過ぎて、もったいない。それぞれの話をもっと厚くして欲しいなあ。でも、どれもいい話ではある。しかし、未だにこのシリーズを読むと高橋克実さんと榮倉奈々の顔が浮かんでくる。もう12年以上前の話なのに・・・(2017年の吉田栄作・内山理名版は見てない)

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    2025年11月14日
  • 花水木

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    今回の短編集も、ほのぼのとしたお話ばかりでした。
    薔薇の色。という話が素敵でした。
    そして、聖夜。いきなり、曹洞宗なんです。って言われて、思わず吹き出してしまいました。
    私も曹洞宗なんで、クリスマスは無いんです。
    でも、病院のシーツを纏ったキリスト。
    お台場だからこそ、キリストに見えるんでしょうね。

    #ほのぼの #癒やされる

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    2025年11月13日
  • 果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)

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    正直でいることは難しい。世間をうまく渡るには本音と建前を使い分ける必要がある。しかし、それを必要としないのが本書の主人公の竜崎氏。自分の判断を信じて常に合理的に行動し、誰が相手でも己を貫き通す様子が読んでいて痛快。多くの社会人が抱えるしがらみを竜崎氏が打ち砕いてくれるのだから、読者の心を掴んで離さないのも納得である。事件の内容も監察官からの圧力も、すべてがおもしろく、夢中になって読めた。

    正直でいることは、時に孤独だ。それでも合理を信じる竜崎氏の姿勢に、静かな強さを見た。

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    2025年11月13日
  • 半夏生

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    今回の話は、バイオテロがメイン。
    日本のテロに対する脆弱性が、もろに出てしまう。
    アメリカ無しでは、何もできない日本。
    本当に平和なんだろうか?

    #タメになる #切ない #ドキドキハラハラ

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    2025年11月13日
  • 最前線 東京湾臨海署安積班

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    今回の短編集は、ほのぼのとした話が多かった。
    安積さんは、どこまでいっても、安積さんだし、速水さんも、そう。
    最後の安積さんと、三国さんの話が、何だか切なかった。

    #シュール #切ない

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    2025年11月12日
  • 任侠楽団

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    今回はオーケストラ!
    相変わらず日村さん、しっかりしているようで、心配性で親父さんに言われたりして、愛すべきキャラ。

    親父さんや刑事・碓氷さんは、さすが!
    似た者同士なのかな。
    わかりあえて、何だか仲良くなっててほっこりしてしまった。
    が、何も言わずとも通じるところがかっこいい!

    私が好きな指揮者も、クラシックだけじゃなく、音楽すべてを愛している人。
    音楽を愛する心にジャンルはないよね。

    ということで、今回も軽やかに解決。
    次も楽しみです。

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    2025年11月10日
  • 一夜―隠蔽捜査10―

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    事件の大筋はすぐわかるし、人間ドラマに重点を置いて書かれた作品に感じる。
    シリーズが続いていくにつれて人間味が増して竜崎がどんどん魅力的に!ファンも増える!笑
    警察官を志した意外なきっかけも明らかになって、より解像度があがった

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    2025年11月10日
  • 渋谷署強行犯係 虎の尾

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    宮下公園で我那覇生剛と対峙する迫真の闘いは見応えがありました。特に最後に肋骨を痛めていたおかげで、不意打ちを避けて無意識に右の蹴りと右の拳を同時に我那覇のあばらに決まった時は思わず『やった〜』と力が入っている自分がいました。面白かった。

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    2025年11月10日
  • 任侠書房

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    マル暴シリーズの甘糟さんに会いたくて読みました。
    コメディのような感じでマル暴より楽しめました。
    このシリーズの他の作品も読んでみたい。

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    2025年11月09日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    昔は大好きだった警察小説。久しぶりに読む今野敏氏はやはり最高である。主人公の竜崎氏の徹底した合理主義っぷりがいい。ところが息子のヘロイン煙草の件で思考エラーを起こす様子は、人間味が出ていて愛されポイントだと思った。部下の谷岡氏から思わぬ尊敬を得ていたことを知り、冗談を言ったり笑顔を見せたりするようになったところは読んでいて微笑ましい。余白のある愛されキャラに加えて、警視庁と警察庁間の確執や縦割り社会のジレンマなど、警察小説らしさがギュッと詰まった楽しく読める一冊だった。

    以下、本書より抜粋。
    「捜査本部の部屋、汗とタバコと、緊張した人間が発する独特の臭気。」

    「人間、いざというとき、なかな

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    2025年11月09日
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)

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    神奈川県警、刑事部長に昇進し着任後初の事件。

    たまに中華街に行くと確かに高級店が少なく若者が好みそうな流行りの店が目立つ。そう言う意味でもなかなか興味深い内容だった。

    事件の内容はともかく
    『結局、隠し事などしないほうがいいんだ』と竜崎さんが言い、『いつもこういうふうになるとは限らない』と伊丹さんとの会話があるが…

    …いつもこういうふうになるよね??
    そしてそこが面白い!

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    2025年11月09日
  • ヘッドライン(スクープシリーズ)

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    スクープシリーズ第2段。
    今回は長編。
    都会でドラッグを買った若い女の子が行方不明になっているという噂に興味を持った布施は、1年前に発生した未解決の猟奇殺人事件を調べだす。
    そんな布施に、黒田刑事、新聞記者の持田も協力し、事件は動き出していく。
    普通の警察物シリーズとは違う魅力があり、大変面白い。

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    2025年11月08日
  • ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル

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    STシリーズ第4弾
    結城翠の活躍する音感に関する事件で、一億円もするバイオリンの名器が盗まれるというあり得ないシナリオが、怪盗ルパン並みのトリックでまんまとすり替える。やはり推理小説は面白いなと感じました。次を探してまた沼に入りたいと思います。

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    2025年11月07日
  • ニンジャ 公安外事・倉島警部補

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    Audible聴了。警視庁公安部外事2課の倉島警部補シリーズのスピンオフ作品。
    今回はこれまで登場してきた脇役にスポットを当てた短編集。それぞれの特長が出ていて面白い!

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    2025年11月06日
  • 確証

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    僕にとって新たな今野敏シリーズのスタート!今回は盗犯。一課が嫌なやつで登場。安積班も所轄だったし。情に溢れる物語でした。

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    2025年11月06日
  • 神南署安積班

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    短篇集だけど、一話一話が、秀逸でした。
    安積さんって、愛されているよね。
    どの話にも、安積愛が、溢れている。

    #カッコいい #ほのぼの

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    2025年11月05日
  • 清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    神奈川県警に異動してもいつもの竜崎さんで安心しました。地域の微妙なバランスを考慮しつつ時には切り崩していくような大胆さがとても楽しかったです。

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    2025年11月05日
  • 新装版 警視庁神南署

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    オヤジ狩り。懐かしい言葉が出てきて、時代が逆行した。
    でも、話は自体は、時代を感じない。
    安積さんが、復縁できるのか?
    楽しみ。

    #怖い

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    2025年11月04日