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Posted by ブクログ 2023年03月03日
安積班のメンバーそれぞれメインの短編集。
ドラマでは感じなかったが、小説では安積が村雨の言葉にカチンとくる表現があり、気になる。
村雨の後ろに控えのようにいる桜井が実は芯がしっかりしていて、大物感があるのをよく村雨がわかっているのにぐっときた。「へこまない、落ち込まない、頑固でめげることをしらな...続きを読むい」と村雨に評された桜井、素晴らしい。私もそうありたい。
何かと安積に対抗心を燃やす相楽も安積の良さ(何があっても部下を守ろうとする姿勢)を尊敬して、変わってきてる様子が良かった。やはり今野敏さんの小説は面白い。おすすめです。
Posted by ブクログ 2021年12月05日
安積係長の人情味がある対応がとても共感できます。自分自身、現在マネージャー職を任されており、苦悩がとても手にとるように実感できます。警察小説としての面白さもありますが、今回は「働き方改革」や「ハラスメント」の話題もあったり、中間管理職の苦悩がとても良く描かれており、短編なので色んな話題をあっという間...続きを読むに読む事が出来ました。
Posted by ブクログ 2022年10月13日
久しぶりに、安積班のシリーズを読みましたが、やっぱり面白い!
ただ班長は、いつになったら部下のことを理解するのだろうか…もう何年も一緒に働いてるだろうに、未だに村雨さんや黒木さんのことわかってないのかなぁ〜って思ってしまう。
まぁそんなに年月たってないって設定なのかな?
誰も異動しないし…
Posted by ブクログ 2022年08月22日
シリーズはだいたい読んでいますが、これまであまり目立っていなかった桜井と黒木にスポットがあたるお話が特に面白かったです。でも、安積班の長編が久しぶりに読みたいなぁ。
Posted by ブクログ 2022年05月10日
とうとう安積班最新巻に追いついてしまいました
嬉しいような悲しいようなw
そしてなんだか今回はおいおい安積よ…って場面が多かった気もします
まぁそんなところも安積の魅力です
そして私の好きなキャラ圧倒的1位の村ちょうも今回もいい味だしてますが
なんといっても今回は相楽ですよね
わかりやすく変わっ...続きを読むていく彼の存在が安積という主人公の根っこのところを浮き彫りにさせている
そんな気がするんです
そして今や彼も立派な臨海署ファミリーの中心人物の1人なのです
Posted by ブクログ 2022年05月04日
安積班シリーズ短編集。
長編とは違って短編集は様々な人々にスポットが当たるのがいい。
まずは相楽。
これまでは安積をライバルとしてやたら挑戦的だった彼が、少し前から変わって来たように思えたのだが、この作品では東京湾臨海署の一員になったことが明確となる。
年上の部下からも『誤解されやすいタイプ』だ...続きを読むが『真っ直ぐな人だとわかった』と言われ慕われている。
長年シリーズを読んできた者としては感慨深い。
そして須田。
須田をよく知らない人間からは『のろま』と言われるほどマイペースな刑事だが、実は他の人が気付かないようなところに目を向ける優秀な刑事だ。
それだけではない、過去の作品にもあったように『傷ついた(人間を)放っておけない』、『そういうやつ』なのだ。
須田とコンビを組む黒木は剣道五段という、安積も知らなかった経歴が明らかになったが、それは『試合で勝つより、刑事として剣道を役立てることを常に考えて』いるからというイメージ通りな理由から敢えて隠していたらしい。暴徒を警棒だけで制圧する格好良さも見せてくれた。
シリーズが長くなってきたもののいまだ若手と呼ばれる桜井くん。
安積から『どんなやつか』よく分からないという可哀想な印象の薄さだが、彼とコンビを組む村雨からすれば『誰かに抑えられて黙っているようなやつじゃない』とのこと。『頑固』だが『無駄に逆らうようなことはしない』『ちゃっかりした』面もある大物という。安積も意外な評価通りの仕事ぶりを見せてくれる。でも船には弱いらしい。
さらに可哀想なのは桜井とコンビを組む村雨。相変わらず安積にネガティブな印象で見られている。そんな酷い人じゃないよ、と声を大にして言いたい。
と思っていたら、ちゃんと村雨フォローの回があって良かった。須田が言うように村雨は『気配りができる人』なのだ。相楽同様、誤解されやすいタイプなのだろうけど。
交通機動隊の速水は相変わらず『何でも知って』いて、涼しい顔でカーチェイスやってくれるし、その横でただ『目をつむりたくなった』安積が可愛らしい。
また地域課一筋の大牟礼もまた地域課ならではの視点で事件解決に導いている。
もちろん安積の上司としての格好良さも全開。
『部下と刑事の誇り』を守るためであれば、どんな立場の人であろうとやりあう覚悟がある。
でも本庁のエリート風を吹かせるやつらに特に嚙みつくのは、やはり彼もまた上昇志向があるからなのかなと思ったりもする。
『誇りを持つことは大切だ。だが、そのために他人を貶めるようなことがあってはならない』
安積の熱血漢振りにブレーキを掛ける大牟礼もまた素敵だ。
いろんな警察官がいて良いというスタンスがこのシリーズの良さ。悪役も安積班の引き立て役だけではなく、シリーズが進むにつれて変化があったりして楽しめる。
Posted by ブクログ 2022年01月30日
安積班長のリーダーシップ、とても参考になります。部下を守るためには相手が上司であろうと言うべきことはしっかり言う。なかなかできることではありませんが、自分も少しでも近づきたいと思います。
Posted by ブクログ 2022年01月04日
安積警部補シリーズ 第20弾
ベイエリア分署復活編 第13弾
短編10作
・公務
・暮鐘
・別館
・確保
・大物
・予断
・部長
・防犯
・予告
・実践
臨海署刑事課強行犯係の安積班の面々の活躍。
海上での捕り物や、犯行予告など、多彩な事件場面が盛りだくさんで、楽しめた。
Posted by ブクログ 2021年10月31日
肩の力を抜いて楽しむことが出来ました。
「予断」では私も推理が当たってニヤニヤしちゃいました。
「防犯」…必要なのはシステムではなく気配り。いい言葉です。
Posted by ブクログ 2021年09月15日
シリーズ最新作。今作も期待を裏切らない一冊で、各登場人物の魅力が満喫できる短編集になっています。長編でもその魅力を味わうことができますが、事件のトリックや解決の行方に気をひかれてしまうため、短編集として読む方のに適したストーリーです。
全10編、これで1クールのTVドラマが成立してしまうのではない...続きを読むかと思えるほど、クオリティの高い内容。刑事ものですがいずれも素敵な人間ドラマが描かれていて、刑事もの特有の事件臭さといったものを感じさせない内容です。
須田の活躍は相変わらずですし、相楽もなんだか角が取れてより深みのある人物として描かれており、村雨、黒木、桜井、水野といった一係の面々もより人物としての輪郭がはっきりしてきた、そんな印象を持ち、ますます好きなシリーズになりました。
Posted by ブクログ 2021年08月22日
警察物の小説だ。雑誌掲載の作品を一冊にまとめたものだ。10冊分まとめた、オムニバス形式。ページ数に限られている為、多少読み応えに欠けるかなと思うが主人公や周りの人々の性格が良く伝わる。楽しくゆっくり読みました。
Posted by ブクログ 2023年02月24日
安積班シリーズ。今回は短編集。
事件そのものは地味な、というか、事件にさえなってないような話も中にはあったが、実際の警察官はそういう場面も対応する、対応しなくてはならない大変さをリアルに感じ取れた。もちろん、警察の怠慢とか悪徳警察官も実際には居ないわけではないだろうけれど、それはごく一部であって、...続きを読むプロとしての警察官の正義や信念を改めて感じ取れたかな。
安積班のメンバーの中では、これまでどうしても須田が一番目立ってたように思うけど、今作は若手の桜井くんにスポットを当てた話があって、いつも村雨さんに隠れてたような彼が意外と行動力がある格好良い様が垣間見れ、私個人としては今作の一番の収穫でした。
Posted by ブクログ 2022年06月22日
ハンチョウは何年経てば部下の心情をよみとれるようになるのでしょうかw
くよくよと相手の思考を考えすぎてグダグダなのに事件解決する今野敏先生らしい作品
Posted by ブクログ 2022年03月19日
安積班シリーズ短編集。
10編からなる短編集は、ここ数年登場人物も変わらず、安定の一言。
管内で起きる事件の解決はもちろんだが、このシリーズでは警察のそんなに偉くない立場の安積の日常の悩みも丁寧に描かれている。
特に一番最初に描かれる「公務」では刑事における残業問題に真剣に取り組む安積にちょっと笑っ...続きを読むてしまった。
その後もお馴染みの面子で描かれるが、今作ではいつもは主任クラスの影になってしまっている桜井、黒木にもスポットを当ててくれて、また安積班のメンバーを好きになってしまいそう。
しかし、いつから安積は「班長」ではなく「係長」と呼ばれるようになったのか?
もうそのことさえ忘れてしまうくらい、随分長いこと、同じメンバーでシリーズが続いているなぁ。
Posted by ブクログ 2022年01月04日
【収録作品】公務/暮鐘/別館/確保/大物/予断/部長/
防犯/予告/実戦
このシリーズは短編が好き。安心して読める。
安積自身はいろいろ迷っているけれど、いい上司だと思う。部下たちが実力を発揮できているから。今回は、特に一つ一つが短いので、推理ではなく、警察官たちのあり方に焦点が当てられている。...続きを読む桜井と黒木の知らなかった一面が見られたのも、キャラに厚みが出ていい。速水も相変わらずいい味を出している。
Posted by ブクログ 2021年12月16日
短編10作。このシリーズの特徴でもあるのだが、事件そのものの謎解きよりも捜一とのごちゃごちゃとかやらの話がうだらうだら書かれてて、それは正直好きじゃない。まあ、事件解決自体はそれなりに面白く、安積班、好きなんだけどね
Posted by ブクログ 2021年12月13日
10篇の作品
「部長」では今野作品ではあまり経験しない、ちょっと”ウル”ときてしまった。
安積班は素晴らしいグループだし、個性をうまく引き出している班長も素晴らしい
Posted by ブクログ 2021年11月17日
このシリーズも長くなってきたのでスラスラ読めるが短編だとやはり物足りなさがある。一話につきひとりしかスポットが当たらないので長編でチーム全員が活躍するような話を読みたい。
Posted by ブクログ 2021年09月24日
内容も分量もヘビーな月村さんの後だけに、余計に軽さが目立つ。半分以下の薄さで定価はほぼ同じ。爽やかで面白ければいいが、今野さんネタ切れか?長い付き合いだけど、そろそろ卒業かなぁ?
Posted by ブクログ 2021年09月23日
いつものメンバーで安定の安積班。安積さんの、人に対するわりと偏見ある思い込みは、相変わらずで、そこも込で安心して読めました。相楽さんの心情の変化が興味深かったです。全てに対して真摯ではあるけれど、それぞれへの理解は深いのか浅いのか…笑 面白かったです。
Posted by ブクログ 2021年09月04日
東京湾臨海署安積班シリーズの短編集。
「公務」
「暮鐘」
「別館」
「確保」
「大物」
「予断」
「部長」
「防犯」
「予告」
「実戦」
の10編収録。
「ランティエ」で2020年8月号から2021年5月号掲載分で、どんだけネタがあるのと思ってしまいました。
「予断」は落ちすぐわかってしまったから...続きを読む残念だったけど、後の作品は切れも良く、登場人物の隠れた能力をちらつかせてくれるというシリーズファンは大喜びの作品集だと思います。
それにしても、これは再びのTVシリーズ化を狙っているのではと思いました。