浅田次郎のレビュー一覧

  • 新装版 お腹召しませ

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    武士になりたいと思っていた夢を
    時代が変えていく
    腐っても武士
    どう生きたいかよりどう見られたいか
    どんな先祖でありたいか
    苦しさをほほえましい話にまとめていて
    さすがです

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    2025年01月31日
  • かわいい自分には旅をさせよ

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    亡き姑が好きだった浅田次郎。姑の本棚にこの本を見つけた。すらすらーっと読みやすく寝る前に読むのにぴったり

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    2025年01月27日
  • 姫椿

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    しみじみと、しんしんと冷える冬の日のやかんののったストーブの火のように心にしみるお話が8編
    冒頭の「シェ」がいちばん好き

    ちょっとファンタジーな感じが浅田次郎
    不思議で奇妙なところもあるのに、そういうお話にありがちな「すっきりしないもやもや感」は残らない。

    読んでよかったな、って浅田次郎作品はいつもそう思う。

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    2025年01月25日
  • 一刀斎夢録 上

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    新選組三部作の最後を飾る物語。

    前2作は吉村貫一郎、糸里と、新選組に直接関わりを持った人が主役、今作は斎藤一の昔語りを軍人が聞くという進み方。

    前2作とは趣は違えど、読み応えはバッチリ。

    新選組とは、侍とは、剣とは、といった、概念が、時代と共に形を変える様が絶妙に書かれていた。

    新選組では吉村貫一郎と斎藤一が好きなので、そりゃぁたまらないよね。

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    2025年01月24日
  • 夕映え天使

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    浅田次郎さんって、不思議な人だと思う。

    登場人物の誰も彼もがものすごく人間くさい。

    どうしようもない一面
    生々しい欲望
    切なくなるほどの胸の内

    鮮烈で個性の塊みたいなそれらがぐちゃぐちゃに混ざり合っているはずなのに、なぜか立ち上る風景は、全てがセピア色だ。

    それでいて、人間くささはあっても
    計算くささは全くない。


    6つある短編はどれも決して長くはないのに、
    なぜか読み終わった時にどっしりと余韻が残る。

    余韻に絡めとられて、
    すぐに次の話には行き難くなる。

    日を変えて次の話を読めば、
    また知らないうちにその世界に囚われてしまう。

    戸惑いながら読み始めても、
    いつしか目が離せなく

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    2025年01月17日
  • 神坐す山の物語

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    奥多摩の御嶽山は何度か登ったことがあり、大好きなお山です。
    そのお山が舞台、しかも著者のご実家がそのお山にある神社の神主一族だったなんて全く知らなかったので驚きました。

    本書は、その末裔である少年が実際に体験した不思議な出来事や、伯母から聞いた昔ばなしを綴った短編集です。
    私は御嶽山のコースの中で、苔が美しいロックガーデンが特に好きなんですけど、ああいう自然の中に神が宿る感覚はすごく理解できます。
    なので、狐憑きとか現代の感覚から言うと非現実的であり得ない話ですけど、自然を恐れ敬う気持ちがあればこういうこともありえるかなーなんて思ったりして。

    どれも不可思議で敬虔な気持ちになる物語でしたが

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    2025年01月13日
  • 月下の恋人

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    「忘れじの宿」が1番好みでした
    どの作品も季節の空気感が活かされており、よりリアルな情景が浮かんでくるようでした
    少し懐かしく、ほろ苦く、ときどきヒヤリ

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    2025年01月12日
  • 完本 神坐す山の物語

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    完本、とあるのは様々な文庫や雑誌に掲載したものを集めたからですね。
    不便な山の上にある知る人ぞ知る神社での奇怪な物語。叔母さんが少女の頃に体験したことを小さい子供達に伝える形。しかもそのうちの一人の子はちゃんと見えてしまう霊力がある。圧巻は狐が取り憑いた少女たちの狐落とし。
    大騒ぎになりながら落とすこともあれば、寂しい結末を迎えることもある。
    文章自体が浅田次郎の面目躍如。おどろおどろしい雰囲気を少し古めかしい日本語で記述するので引き込まれる。

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    2025年01月12日
  • おもかげ

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    本の帯に「涙なくして読めない!」と書かれていたが本当にラストは泣けた。


    私は仕事柄、人の生き死に関わっている。
    その仕事の中で何度も感じたことは「人生の最後は呆気なく終わっていく」だった。

    亡くなっていく人の人生を知らず、死に立ち会った時に心が震えることもなく、ただ淡々と送り出していく。

    冷たい心だなぁと思いながら、
    仕事だからしょうがないと思いながら。

    ただ本書を読んで泣けて良かった。
    命にはそれぞれの人生があって、歴史がある。
    亡くなる人を知らないなりにも「よく生きたよ!」って送り出していきたい。

    そうできるように私の心を育てていきたい。
    とてもいい本でした。

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    2025年01月06日
  • アジフライの正しい食べ方

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    本作はJALグループ機内誌「SKYWARD」に「つばさよつばさ」題して2020年から2023年に掲載されたものを加筆、修正し構成されたエッセイです。

    2020年から2023年というと新型コロナの影響で、旅はおろか外出もままならない期間ですが、そこは直木賞作家、自身が作中で繰り返し述べられているとおり、これまでの経験も豊富なので、ネタに尽きることがないまさに旅しているかのような作品もあれば、自身の生活からすくとったお題も多く収められたエッセイです。

    表題作の『アジフライの正しい食べ方』は、揚げ物といってもフライ、唐揚げ、天ぷらと種類も多く、それぞれにかけるものも年齢や揚げ物との出会いも大きく

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    2025年01月01日
  • アジフライの正しい食べ方

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    ANAの機内雑誌に連載されているエッセイ集。
    旅に出たくなる。思わずくすりと笑ってしまう話ばかりで、気分が沈んでいる時に読むといいかも。病気なんかも悲観的にならずに楽しくネタにしてしまう作者。こんなふうに前向きに生きていけたらいいなぁ。来年はどこかに飛行機で行こう。できれば海外。

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    2024年12月27日
  • アジフライの正しい食べ方

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    タイトルに惹かれて、とりあえず読んでみたら、すごく面白かった。
    そして、アジフライの食べ方は、関アジのことだったと知り、佐賀関の風景も目に浮かんできた。
    洞察力とユーモアのセンスで、何度となく笑いを誘ってくれた本。
    浅田さんの本をこれから1冊でも多く読みます。

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    2024年12月15日
  • 椿山課長の七日間

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    デパート婦人服売り場課長の椿山は、過労で接待の最中に死亡してしまう。
    家族やデパートの売上が心配で、死ぬに死にきれない。おまけに、天国に向かうための講習会で「邪婬の罪」に問われているのは、何かの間違いとしか思えない。
    たまらずに、中陰の役所(この世と冥界の間にある役所)で、現世に戻ってやり残したことを済ませるための申告をするー

    荒唐無稽でコメディ要素満載なお話しながら、人の優しさ、強さも描いています。
    ヒットマンのエピソードを、もうちょっと丁寧に書いて欲しかったかな。

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    2024年12月15日
  • 中原の虹(4)

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    ネタバレ

    なかなか理解できなかった張作霖をなんとなく理解できた気がする。
    再会ラッシュは胸が熱くなったが、思ったような感動的な展開にはならなかった。しかし立場や情勢を踏まえると、そういうものなのだろうと納得でき、特に違和感はなかった。
    袁世凱については最後までわからなかった。暗躍するプージュンも正直入れ込み難い。

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    2024年12月11日
  • おもかげ

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    最後に正一が会っていた女性達が誰なのかわかった時、そう言うことか!と一気に物語が繋がる感覚と暖かい気持ちになった。

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    2024年12月04日
  • 完本 神坐す山の物語

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    10年ほど前に出版されたものを私は読んだのだが、今回は新たな書き下ろしの短編を加えて完本として出版された。

    東京都の奥多摩の霊山・御嶽山の上にある神官屋敷は、浅田氏の母親の実家なのだそうだ。
    浅田氏が少年だった頃、従兄弟やはとこ達と夏休みのほとんどをこちらの屋敷で過ごしたとのことだ。
    就寝前、布団に横になった子供の枕元で、美しい伯母から怪談めいた夜語りを聞かされるのが常だった。
    怖い話なのだが、少年少女達は不思議な世界へ引き込まれていた。
    これらの話は、太古から神主に語り継がれたもので、浅田氏はこれに脚色を加えて短編集としたとある。

    浅田氏のおじさん、おばさんから聞いた話の時代は、明治の頃

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    2024年12月03日
  • 竜宮城と七夕さま

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    小説だと思って手を伸ばしたら、エッセイでした。笑

    久々に浅田さんの本を読んだら、文章がなんとなく小難しい感じがして。
    歴史の話が出るとさらに小難しい感じがしてしまい、途中までは「今の自分には合わなかったかも」と思いました。

    しかし、短編の中にクスッとしてしまうエピーソードが盛り込まれていたり、昔の記憶に思いを馳せる浅田さんに共感して、一緒になって昔の記憶に想いを馳せたりしていると、そんな思いはどこかへ行ってしまいました。笑

    浅田さんが、昔から読書や活字が好きということが、この本のあちこちから感じ取れて、恐れ多くも同じ読書好きとしてなんだか嬉しくなりました。

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    2024年12月02日
  • 蒼穹の昴(4)

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    オーディブルにて
    連休だったこともあり、1~4巻まで一気に聴き終えた。おなじみの上手いナレーターさんで耳障りもよく、四六時中聴いていた。久々に小説らしい小説に出会った。
    時代は世紀末の動乱の中国。西太后の清の時代で、第4巻になると袁世凱やら、少年の毛沢東やらが出てくる。1巻、2巻、3巻、4巻で、まんま起承転結だった。

    ただ歴史を動かすような主な登場人物が全員架空の人物で、乾隆帝の亡霊が頻繁に現れたり、老婆の歩き巫女からのご託宣があったりして、ファンタジーに寄りすぎてて、全体的に軽くなった気がするなぁ。

    19世紀末中国の、おどろおどろしい雰囲気はいいなあ。

    日中合作でドラマ化されてるのだけ

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    2024年12月02日
  • 完本 神坐す山の物語

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    著者の母方の実家が奥多摩の神社ということで、幼い頃から目には見えないけどいる何か、存在に触れながら育ってきたことが窺える。フィクションとノンフィクションがが混ざったような山にまつわる短編集。怪異譚のようだけど、全く怖くない、どこか懐かしいような感じ。

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    2024年12月02日
  • 竜宮城と七夕さま

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    談話室で「笑えるエッセイを教えてください!」と投稿したところ、おススメしていただいたものです。(おススメいただいたものは順番に読んでいこうと思っています。)

    浅田次郎さん・・・こんなにも著名な方なのに、ほとんど読んだことないです!今、いそいそとWikipediaを調べましたが、たぶん「椿山課長の七日間」くらいか・・・あと「鉄道員」は映画で見たような・・・と書いたとたん、急に記憶が蘇ってきましたが、なぜか高校時代、我々女子バレー部のうら若き乙女が数人集まって、映画「鉄道員」の鑑賞会をした記憶があります。あれはなんだったんだ・・・。と、おそらく原作を読んでいないのに浅田次郎さんといえば「鉄道員」

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    2024年11月26日