【感想・ネタバレ】珍妃の井戸のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年03月29日

いろんな人のいろんな思惑が描かれていておもしろかった。蒼穹の昴の後に読んだほうが様々な発見があって良いと思う。最後がぼやっとしているのは仕方ない。

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Posted by ブクログ 2018年10月08日

めちゃくちゃ面白い/ 中国の歴史をベースにしたミステリ/ 七人の証言者から語られる物語から、珍妃というヒロインが徐々に像を結んでいく/ 同じ状況を語らせて、それぞれの嘘や都合が浮き彫りにいなっていく/ 構成も良いし題材も良い/ 最近読んだ中で一番面白かった

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Posted by ブクログ 2017年01月19日

ちょうど世界史の授業で義和団事件をやったタイミングだった、っていうのと、蒼穹の昴が面白かった、っていう理由で読みました。
日本人だから、やっぱり日本も大変だったんだよね、って言いたくなるのですが、清側から見れば大義も何もない虐殺だし、日本も欧米列強と全然変わらないんだと思います。
こういうのを読むと...続きを読む、日中関係が悪いのも仕方ない、というか、修復には相当の努力が必要なんだな、と。

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Posted by ブクログ 2016年09月24日

「蒼穹の昴」の続編。といっても、話の切り口はやや異なっており、外伝と言った方が実態には近いかもしれません。

義和団事件の動乱の最中、厚いベールに覆われた王宮の中で非業の死を遂げた王妃。その真相を探る列強の外交官達。だがしかし、真実味を帯びて語られる関係者の証言はどれもこれも嘘っぱちで…

いわば歴...続きを読む史ミステリといったジャンルになるのでしょうが、答えに近付いたかと思えばまたひっくり返されるストーリー展開に、思わずこちらも手に汗を握ってしまいます。そもそも探偵?役の外交官たちも海千山千のクセ者揃い。母国の政治的立場も影を指して一枚岩には程遠い有様です。うーん、クラクラします。

辿り着いた"真相"は痛烈で、残酷で、そして純粋でさえあるのですが、それさえもが"真実"であるとは限らないわけで。一見中短編と見せかけておきながら、いやはや何とも深遠かつ壮大な作品です。このスケール感は中国史という素材がもたらすものか、それとも作者の技量によるものなのか。無論、その両方ですね。

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Posted by ブクログ 2018年03月10日

いやー。
なんだろう。この面白さ。
浅田次郎はエンターテイメントですね。
清の末期・・・
珍妃が死んだことに対する さまざまな証言で
その歴史のミステリーを解き明かす。
果たして 西太后 が殺したのか?

羅生門 のような切り口。
主観的な感想 そして 嘘。
過去は 自分によって 編集される。

...続きを読む憲君主制を保持すると言う立場での
呉越同舟てきなところがおもしろい。

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Posted by ブクログ 2021年02月27日

浅田次郎の著作を読むのはこれで2度目。

豊かな表現と7人に語らせるこの小説は非常に面白い。

ただ、最後の結論をぼやかしたのが残念。

読後のモヤモヤ感といったら…

この浅田次郎の中国近代シリーズは最後まで読みたい。

また、続きを買おうと思う。

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Posted by ブクログ 2021年02月19日

史実はどうあれ、久々に衝撃を受けた小説
浅田次郎すげぇな…と読み終えた後ふと思ったくらい。
清国最後の皇帝の時の時代背景。
義和団の乱の時に井戸に投げ込まれて殺された(と言われている)けど
実際どうなのかという、まぁあくまでも小説とはいえ
読み進めて行くうちに謎がどんどん深まるし
戦争に勝った勝者と...続きを読む敗者の解釈の違いだとか
珍妃の美しさを改めて最後に知る感覚。
ところで最後、後は読者に解釈宜しく的な感じだけど
最後の最後まで非常に、本当に衝撃的だった。
こんなのアリ?みたいな
西太后はだいたいヒール役として描かれることが多いよねって思う

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月27日

『蒼穹の昴』シリーズ第2作目。光緒帝の側室・珍妃の死の真相を4人の外国人たちが探っていくミステリー仕立ての歴史小説。文章に吸引力と読み応えがあるが、前作同様、物語は重く物悲しい。

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Posted by ブクログ 2019年06月05日

義和団事件の最中、皇帝の寵愛を受けていた珍妃は紫禁城の中にある井戸に落とされ殺された。

殺害したのは誰か?

解明するために事件に関与していたと疑われる怪しい人から話を聞くが、それぞれの人の証言内容が矛盾する。

犯人は誰なのか?
蒼穹の昴シリーズだけど、蒼穹の昴とはまったく異なるストーリー展開が...続きを読む面白い。

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Posted by ブクログ 2018年12月30日

悲しい皇帝の妻、珍紀の死を描いたもの。それぞれの立場にある人物たちがぞれぞれの思惑を込めた珍紀の最後を、調査に当たった洋人達に話していく。
最後は、変政に失敗し、外界とのつながりを遮断され、気が狂ったとされる光緒帝との面談となるが、そこで、洋人達は自らのしたことへの懺悔と、悲しきストーリーの結末を迎...続きを読むえる。
浅田次郎さすがと思う、奥深く、悲しきかつ純粋な皇帝と珍紀の恋物語。ストーリーに引き込まれました。素晴らしい作品です。

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Posted by ブクログ 2018年08月15日

ユン・チアンの西太后秘録を読んだ後に読みました。西太后秘録に書かれている真相が個人的に正しい説だと思っているため、各々の証言はいかにもフィクションのようにしか思いませんでしたが、すらすらと読めたので面白かったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年08月08日

愛という言葉を並べられるとなんだか空虚に感じることがある
日本に正直あまり馴染みがない言葉だと思うけど最近はやたら町中に溢れている
それになんとなく違和感を感じるのは私自身の実感のないところの言葉だからなのか、並べ立てられることの空虚さを感じているのかわからないけれど
珍妃の最後の独白の真意を伝える...続きを読むためにこの物語は編まれたのだろうか

中国には私も変な偏見を持っている、と思う
でもたくさんの豊かなものを持っていたから心が貧しい国から狙われて妬まれたという見方は目から鱗だった
国同士の諍いはいろんな理由が並べられるがきっとそれもたくさんある理由のひとつだ

途中まではそれぞれの言葉の真偽がどこにあるのか考えていたが最終に近づくにつれてそんなことは二の次になってしまった

壮大な物語、でもほんとうのところは人のささやかで切実な心にあることに気付かせてくれる
浅田さんの綴られる物語ははっとさせられることがたくさんある

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Posted by ブクログ 2018年03月03日

義和団の騒乱の中、光緒帝の寵姫、珍妃が殺害された。
英国から義和団事変の調査に来ている、ソールズベリ提督に、『蒼穹の昴』にも登場したあのミセス・チャンが罠を仕掛ける。
提督は、ドイツのシュミット大佐、ロシアのペトロヴィッチ公爵、そして松平教授とともに、珍妃殺害の下手人を探すべく、七人の人物の証言を求...続きを読むめる。
次第に「当事者」たちに迫っていくのだが―。

一つの事件を、七人の語り手が語り直す手法。
一つの語りは、次の語り手により、覆される。
誰もが、当事者である光緒帝さえもが、いや、当事者性ゆえに、「信頼できない語り手」になっていく。
(いや、最後に最大の当事者、珍妃のモノローグまであり、光緒帝の語りと照応させられているため、作者としては光緒帝の物語を「真実」にしたいのかもしれないが。)
私は、真犯人探しの企てが挫折することが、むしろ列強の北京進行の非道さが浮上してくる仕掛けだと考えたい。

語りの巧みさ、技巧の高さは、いうまでもなく素晴らしいのだけれど、でもどうしても無理があるなあ、とも思える。
それは『蒼穹の昴』でも感じたことだ。
本作についていえば、調査団の長の立場にある人や、各国の貴顕たちが、時間と労力をかけて珍妃の一件にそこまで首を突っ込むとは考えにくい。
それがたとえミセス・チャンの誘導があったにしても。
珍妃を殺害するにあたっても、やはりメリットは西太后にもっともあると考えられるし。
下手に中国史を知っていると、楽しみにくいのかな?

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Posted by ブクログ 2018年02月15日

『蒼穹の昴』続編。
光緒帝が本妻をさしおいて唯一愛した側室の珍妃。
史実としては、西太后が殺したとされる珍妃だが、その真犯人を探すべく列強各国の軍人や学者などが、関係者7名から当時の事情を聞くという筋書き。
時代、権力闘争、列強各国からの侵略に翻弄された清国最後の皇宮とは。

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Posted by ブクログ 2018年01月08日

2013.9/12 蒼穹の昴」の続編ではあるものの、構成が全く異なり、まるでアガサクリスティでも読んでるかのような心持ちでした。人は立場が違うと同じことがこうも違って語られるのか…と思っていたら、光緒帝と珍妃と国を愛するがゆえの偽証だったのね…

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Posted by ブクログ 2017年05月07日

蒼穹の昴の後に、たまらずこの本も読みました。
時代に翻弄されて悲劇の最期を遂げた珍妃について、様々な周りの人からの視点で構成されており、独特な切り口だなと思いました。

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Posted by ブクログ 2015年02月22日

『蒼穹の昴』の続編。清朝末期の紫禁城で、皇帝の寵愛を一身に受けた珍妃(チェンフェイ)が井戸に落とされ殺された。日英独露の4人が当事者に話を聞きながら真相を解明していく展開。春児の義兄弟蘭琴(ランチン)の証言、珍妃の「あなたを愛しています」と繰り返すシーンには心が震えました。次は「中原の虹」へ!

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Posted by ブクログ 2014年11月20日

蒼穹の昴のスピンオフ。
同じ作家なのに、ここまで書き方にバリエーションを持たせられるのはさすが。浅田次郎って本当にすごい作家だ。

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Posted by ブクログ 2014年10月11日

珍妃の謎はきちんと解かれた風だけど、真実が何であるかという問題とは別に、こうしていくつもの説が立って並列している状態自体がこの年代の状況をよく説明していて、そのあとに来る最後のメッセージだけはくっきりと残る。
結局この話の主人公4人は、わざわざ説教されに歩き回ってたわけでw

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Posted by ブクログ 2018年10月14日

何千年もの歴史を受け継ぐ世界最大の帝国が、周囲とのギャップに抗しきれず最期を迎える。その現場に居合わせる運命であった人々は、長い歴史で最も純粋ともいえる思想を体現する人々であったが、帝国の最期を自ら受け止めるには脆すぎる美しさを放っていた・・。
浅田の特色である、くっきりした輪郭を持つ歴史小説である...続きを読むと思う。

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