浅田次郎のレビュー一覧

  • 中原の虹(4)

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    ネタバレ

    梁文秀がついに大陸の土を踏む。亡命先の日本で雌伏の時間を費やしていたものの、再会した徐世昌から、宋教仁を諸葛たらしめた梁文秀の功績を称えられた。やっぱり、蒼穹の昴からの主人公には特別な思い入れがあり、胸が熱くなった。

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    2026年02月16日
  • 天子蒙塵 4

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    何とも感動的で重みのあるエンディングが印象的。
    満州を舞台に、様々な立場からの捉え方に触れることが出来た。史実を踏まえながらも、魅力溢れるストーリーが展開されている。

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    2026年02月15日
  • 帰郷

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    戦争をテーマにした短編集。
    特に好きだったのは「鉄の沈黙」「夜の遊園地」
    何度でも読み返したくなる。

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    2026年02月03日
  • 中原の虹(4)

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    ネタバレ

    春児 春雷 玲玲がそれぞれ再会するところはやはりぐっときた。
    離れていても、家族への熱い思いに胸を打たれた。
    最後まで袁世凱は掴めないところがあって、読み進められた。

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    2026年01月31日
  • 中原の虹(3)

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    「自分がかくも映画に憧れる理由はただひとつ、それが現し世にあらざる、嘘の世界だからであろう。」
    私の共感するところ。
    登場人物も多く場面も変わることもあり、なかなか集中力を保つのは難しい巻となった。

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    2026年01月31日
  • 月のしずく

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    浅田次郎さんの恋愛、家族愛を描いた短編集
    時代は1970年代〜2010年頃までかな?
    日本国内、中国、ローマの当時の情景が解像度高く描写されていて、まるで短い映画を観ていたような気持ちになりました
    個人的には、社長の幼少期の中国からの引き上げを振り返る「琉璃想」と、いい子を貫いた女性が自分を捨てた母親に会いにいく「ピエタ」が好み

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    2026年01月28日
  • 中原の虹(2)

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    ネタバレ

    良かった。
    「言われなくてもわかっている。気持ちを入れ替えねばと思っているのだが、どうしてもうまくいかない」
    この時代、命令は絶対だと思うが、人の心は簡単に割り切れないよなと改めて感じた。
    さらに西太后と春雲 万歳爺と蘭琴の関係性は胸を打つ話になっていた。

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    2026年01月28日
  • 中原の虹(1)

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    「蒼穹の昴」を読んでいたので、またあの世界にいきたいと思い読んだ本。
    春雷に会えるとは思っていなかったので嬉しい。
    この時代は、いろいろな呼び方があるし、混乱しがちだが、それを含めて負荷のかかった小説を楽しめた。

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    2026年01月25日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    浅田次郎さんの小説は、いつもセピア色だ。

    戦前から戦後の時代を生きたことはなくても、
    なんだか「懐かしい」と感じさせてくれる。

    人々はみんな「完璧」ではなくて、どこかにどうしようもないところを抱えながら、人間臭く生きていて、それがどうにもリアルな感じがする。



    終盤、隠されていたもう一つの主軸が、霧が晴れるように見えてきて驚いた。

    戸惑いながら読み進めていくと、セピア色だった世界に、一瞬ものすごく鮮やかに色がついた。

    想像もできないような急展開、とは言わない。
    ずっと、カタチを伴わない予感があった。
    ただ、その予感がどうカタチを結ぶのか分からなかっただけ。

    やるせない余韻とともに、世界がセピア色に戻るころ、物語もすっと終わる。

    この物語に何を思うかは、わたし次第。

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    2026年01月21日
  • 蒼穹の昴(4)

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    前半は少し読みにくかったが、面白かった
    。
    「豆や粥は糞になりゃおわりだけど、腹の中にずっとこなれずにあるものを、おいらにくれたんだよ」
    大切なものは目に見えないなあと感じた。

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    2026年01月18日
  • 壬生義士伝(下)

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    もう一冊くらい、新撰組の本を読んでみたいと思っていたところ、この本を見つけたので購入してみました*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

    この本は、吉村貫一郎という1人の新撰組隊士の生き様を通して、当時の時代背景が描かれておりました。
    吉村??居たっけ?そんな人??
    あれれ?私全然覚えてなかったです。

    1人の聞き手が、吉村と関わりのあった人へ話を聞くという形で構成されており、次第に吉村の人となりが浮き彫りにされていきます。
    語り手によって吉村の印象が微妙に異なっており、少しずつ彼の印象が変わります。

    吉村は南部藩の下級武士で、極度の貧困に苦しむ家族を救うために新選組へ入隊します。
    彼の行動原理は一貫して「家族を生かすこと」。そんな吉村の人生、また吉村の死後、彼の家族がどう生きたのか、彼を知る人々がどう語り継いだのかが描かれておりました。


    上下巻で結構な厚み。
    吉村という武士の人生をじっくり堪能できました。

    新撰組をある程度知ってから読んだ方が、より分かりやすいのではないかと思いました (๑˃̵ᴗ˂̵)و

    『燃えよ剣』『幕末の青嵐』『壬生義士伝』
    と読んできて、ほんの少しですが、新撰組がわかってきました♪
    また機会があれば別の作品も読んでみたいと思います(*´∇`*)



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    先週1週間は読書離れをしておりました(*´∀`*)
    全く本を読まない1週間。久しぶりです♪


    Netflixで『あなたの番です』を見つけ、
    45〜46分×20話 を観ていました(*ˊᗜˋ*)♡

    結構話題になっていたのに、何で観てなかったんだろ!?
    まぁまぁクローズドサークルだし、毎回人死んでくし、ミスリードだらけでかなり面白いっ!
    意外な人までどんどん死んでいくし、夢中になっちゃいました(*´∇`*)
    私やっぱり、1人、また1人と順番にいっぱい死ぬやつ好きだわぁー♡


    三連休中日の11日は娘とズートピアを観に行ってきました。ディズニー映画をおばさん1人で観に行くのはかなり寂しいので娘を誘ってみたところノリノリでオッケー貰いました♪
    ディズニーアニメって、ハッピーエンドが確約されているので、安心して見られるんですよ♪
    だから大好き(*´∇`*)
    ♪a Zoo ooh ooh♪

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    2026年01月17日
  • 中原の虹(2)

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    西太后と光緒帝の二人のやり取りが切ない。こんなこと絶対ないと思うが。
    張作霖が怖すぎる、こんな時代だから張作霖みたいな人が出てくるのか。
    清の太祖ヌルハチの時代の話も出てきて、どこまでが史実でどこからが創作なのかわからなくなる。
    中原の虹という題名がかっこいい。

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    2026年01月16日
  • 中原の虹(3)

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    ネタバレ

    王逸と梁文秀の友情が細い糸で繋がったようで、目頭が熱くなった。
    趙爾巽の地方官吏としての矜持と馬賊の郷土への思いが通じたラストも素晴らしかった。

    0
    2026年01月16日
  • 蒼穹の昴(1)

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    ネタバレ

    ずっと積読してた本。
    読みたいが歴史小説に苦手意識もあり、なかなか手を出さなかった本。
    年明けに思い切ってみた。
    中国の慣れない名前に戸惑いもあったが、思ったよりも読みにくさはなかった。
    さすが浅田先生。
    文秀の生母のシーンはやられた。切なかった。

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    2026年01月12日
  • 兵諫

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    小説としての面白さもあるが、当時の時代情勢が人の息吹とともに学べて、スルッと読み終えました。
    流石の浅田次郎さん。

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    2026年01月08日
  • おもかげ

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    面白かったです

    不遇な少年時代を過ごした主人公が
    コンプレックスと戦いながら
    ひたむきな努力を仕事に向けて
    みごとなサラリーマン人生を
    定年退職まで勤めます
    しかしその送別会の帰り
    電車の中で倒れ意識不明に陥ります

    物語はその主人公を見舞う
    友人や家族との関わりとそれぞれの感情
    そして意識不明中の主人公が
    不思議で魅力的な人物達との夢現の
    素敵でちょっとセピア色の体験で
    ストーリーが進みます

    まず主人公の人徳でしょうか
    友人や家族が良い人ばかりで
    多くの場合皆どこか主人公のように
    人生に足りない部分があったりするのですが
    それを克服する努力と前を向く姿勢が
    素晴らしいと思いました

    ベテラン看護師の存在が面白くて
    浅田次郎さんはよくこのような設定を
    思いつくものですね
    人と人がどこでどう繋がり
    関係が生まれるのか
    おちおち油断も出来ませんね

    そして意識不明中の主人公が体験する
    夢か幻か走馬灯ってやつか幽体離脱なのか
    現代と過去を不思議な人物達と
    電車が行き来します
    自分の死がちらつく中
    主人公の不思議な徘徊を謎の人物達に
    誘われます
    そして涙のラストまで主人公に
    深く感情移入したまま進めます

    自分の人生を振り返ってみて
    自分の人生中に掛けた努力と
    手に入れた幸せの損得を考えたり
    例えば年齢とか満足度がどれくらいなら
    死を受け入れられるのか
    なんてテーマもあるような

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    2026年01月25日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    浅田次郎氏の小説を読むのは数年ぶりだが、本書は最近の作品でベストセラーのようだ。大人にとってのふるさとがテーマか。
    ネタバレをしたくないので詳しいストーリーは書けないが、社会的に成功はして経済的には恵まれているものの家族の縁が薄い人たちが、ふるさとを体験するサービスに申し込む。完璧に用意された田舎のふるさとで自分の人生を振り返る。
    さすがの浅田次郎だな~(←生意気ですみません)と感心して読んだ。構成も文章力も素晴らしく、安心感がすばらしい。お涙頂戴かと身構えて読んだが、本書はそうでもなかった。出てくる人々がいい。母ってこういうもんだよな、と思い出させてくれた。
    じんわりと温かい読後感。仕事に疲れた人にお勧めしたい。

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    2025年12月24日
  • 壬生義士伝(下)

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    下巻は吉村貫一郎の息子、嘉一郎の話でもある。つまり創作の人物の話ではあるが、吉村の家族への想いと同様に吉村の子供たちといい大野の息子といいなんて親孝行な子供たちなのだろう。これこそが義なのだろう。

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    2025年12月23日
  • 兵諫

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    ネタバレ

    浅田次郎『兵諫』は、歴史の大きなうねりの中に生きた人間たちの「決断の重さ」を、静かで揺るぎない筆致で描き切った作品である。西安事件という一見すると政治史の一頁に過ぎない出来事を、単なる史実の再現に終わらせず、「なぜ人は武器を手にしてまで諫めようとしたのか」という根源的な問いへと昇華させている点に、本作の深い魅力がある。

    登場人物たちは、英雄でも単なる悪でもない。祖国への忠誠、個人の信念、守るべき民への思いが複雑に絡み合い、それぞれが苦悩の末に選び取る行動には、容易に裁けない重みが宿っている。とりわけ「兵諫」という行為そのものが、暴力と理想の狭間で引き裂かれた選択であることを、読者に強く意識させる描写が印象的だ。

    浅田次郎ならではの端正で骨太な文章は、歴史の空気を濃密に再現しつつも、決して読者を突き放さない。国家や思想が前面に出る場面であっても、常に人間の息遣いが感じられ、冷たい史観に陥らない温度を保っている。その抑制の効いた語り口が、物語全体に深い説得力を与えている。

    『兵諫』は、過去を描きながら、同時に現代を生きる読者へと問いを投げかける作品でもある。正義とは何か、忠誠とは誰に向けられるべきものなのか──その答えを安易に示さず、読後に静かな思索の余韻を残す点に、本作の真価がある。歴史小説でありながら、人間の本質に迫る重厚な一冊として、長く心に刻まれる作品だと言えるだろう。

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    2025年12月21日
  • 兵諫

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    2025.12.21〜2026.01.10

    陳豆一のことば、重い。人の在り方を問われる。
    人がいて、国がある。その「人」がいなければ、国もない。

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    2026年01月10日