浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
終戦直後、千島列島の尖端であるシムシュ島での日本とソ連の戦闘を描いた作品。人物はほぼフィクションだが、浅田次郎ならではの丁寧な調査に基づく事実と、少しの幻想が入り交じっているところが物悲しさを増すところもあり、安心させるところもあり、泣ける。戦争文学だと沖縄戦や南方戦線の数々、広島、長崎、東京大空襲を扱ったものが多いし、最近読んだ傑作「永遠のゼロ」は特攻隊の物語。しかし、この北方戦は地元に近いだけにより胸に迫るものがある。
最もぐっときたのは次のセリフ。「たとえミカドの勅命に逆らおうと、国家の意思に対する反逆であろうと、ふるさとを奪われてはならない。スターリンも共産党もありはしない。ひたすら母なる大地を守らんとする正義という本能のあるばかりでした。」やっぱり故郷なんだな。一方、千島=日本固有の領土という前提だが、明治以前は先住民族の千島アイヌがいたわけで、100年単位で見ると領土とか民族の解釈はとにかく難しい。 -
Posted by ブクログ
占守島の死闘やシベリア抑留は、新潮文庫「8月17日、ソ連軍上陸す」を読んで知っているつもりでした。私的にハズレなし作家がどの様に表現するのかと、少し意地悪な気持ちで購読。
登場人物から語る言葉により、太平洋戦争末期、占守島での著者流のストーリー展開される。
見逃せないのは、戦争に参加せざるを得ない事情が、日本だけでなく、対戦国(ソ連)にもあったはずだということを悟らせてくれる。
これこそが本当の主題であり反戦を伝えたい著者のメッセージだろう。
二巻で子ども達の戦いが始まり、。また、主人公の出征の理由が明かされる。
三巻は、主人公のラストシーンは、賛否あるかもしれないが、私にとっては良かった。
意外なのは、戦車隊の活躍する描写が少なかったことだ。
著者が陸上自衛隊に所属していたが故に、思い入れがあり過ぎるため、敢えてあっさりと終わらせたのかなと邪推します。
プチミリオタの私程度では、反論することが出来ないぐらいに作品を作るまでの資料収集•分析は、国民作家の実力。 -
購入済み
面白い小説でした。
新撰組斎藤一!これはヤバイっす。まるで斎藤一を目の前にして話しを聞いているような良くできたストーリーでした。終盤もネタ切れ感なく最後まで楽しめました。
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電車で読んではいけません
いくつか映像化されてますが、どれも表現できなかった魅力が原作にあります。
ひたすら泣かされます。色々な泣かされ方します。
幕末や新選組に興味を持たない方にもおすすめしたいです。
読んだ後盛岡に行きたくなります。石割桜に会いたくなります。自分は行って来ました。
おもさげながんす。