【感想・ネタバレ】つばさよつばさのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年01月23日



今私が読んでいる本の一節を紹介します。

「私はフランス語訳の『蒼穹の昴』"LE ROMAN DE LA CITÉ INTERDITE" を彼に手渡した。少し考えてから、筆ペンで「無邪君へ」とサインを入れた。 「漢字、読めません」 「君の名前だよ。ウドン屋の看板にしてもらえる...続きを読むと嬉しいんだが」  思いに邪なし。神様はきっと、星を狩る少年に無邪という名前を与えたのだろう。 「オ・ルヴォワール・ムッシュ」  ほどいた握手で鬼瓦のような顔を被うと、ナジャは男泣きに泣いてくれた。」(『つばさよつばさ 浅田次郎エッセイ集 (小学館文庫)』(浅田次郎 著)より)

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Posted by ブクログ 2016年09月19日

流行作家、浅田次郎がJAL機内誌に連載したエッセイの単行本。
旅行の折に読んだ記憶もあるのですが、心当たりのある文章にはめぐり合えませんでした。次巻収録かもしれません。

いやあ、面白い作家さんは何書いても面白いですね。旅先でのエピソードを中心に、それぞれの挿話が短いなりに起承転結しっかりとまとめら...続きを読むれていて、巧みな文章にぐいぐいと引き寄せられます。ユーモアと、教養と、時に厳しいまなざし、そして異邦の地の風の息吹き。色んな要素がさりげなく散りばめられた、オモチャ箱のような1冊。だけど締めでホロリと泣かせてくる辺り、やっぱり浅田さんらしいなあ。

ただ先生、自分の有名人っぷりにちょっと自信を持ち過ぎかと思います。浅田次郎がハゲである事を、僕はこの作品で初めて知りました(笑)。

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Posted by ブクログ 2015年07月06日

さすがお祭りおじさんだなというかんじ。
JALの機内誌に連載されていた旅にまつわるエッセイ集。
書き写したいくらいのグッとくる表現がたくさんあって、幸せな時間でした。

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Posted by ブクログ 2012年10月05日

JALの機内誌で連載されていたエッセイの文庫化。JALに乗るときはこれが楽しみだった。旅のエッセイや薀蓄を浅田さんの軽妙ですっきりとした文章で喜ばせてくれる。文庫になってくれて本当に良かった。是非読んでみて。

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Posted by ブクログ 2012年06月03日

JAL機内誌の連載が文庫化。浅田さんの小説は読んだことありませんが旅をテーマにしたこのエッセイは素晴らしい。各所の空気感があるので面白いです。

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Posted by ブクログ 2010年11月23日

JALの機内での出会い。浅田次郎を知ったきっかけでした。
ものすごく小気味よく、書いてあってアタマをほぐすのに最適です。この人のエッセイは最高。読みふけっているとだいぶ傾向が似てくるけれど。
真剣に仕事をして真剣に遊ぶ、真剣に妄想。その姿憧れます。

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Posted by ブクログ 2010年10月11日

読んでいるうちに旅に出たくなる本。時に雄弁に時にユーモラスに旅先で出会った出来事について綴られている。

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Posted by ブクログ 2010年01月09日

久し振りの浅田エッセイ
相変わらず面白かった
何度か飛行機の中で読んでいたので、なお更良く感じたかもしれない

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Posted by ブクログ 2009年11月22日

17.
以前に飛行機を使って旅行をしたときに座席の前にある冊子に載っていたのを思い出した。
相変わらず、この人のエッセイは面白い。(作品も好きだけど)
これを読むと海外旅行に行きたくなってしまう!

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Posted by ブクログ 2019年09月05日

久しぶりに浅田次郎のエッセイを読んだ。
共感できない部分もあるけれど、やっぱり文章がすごいし、笑ってしまう部分もあるから、浅田次郎のエッセイは好き。
浅田次郎の人間的魅力がたくさん出ていると思う。

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Posted by ブクログ 2019年01月07日

お恥ずかしながら、浅田次郎氏の本はこれが初めて。
このエッセイは友人からのオススメだったのだが、内容はもちろんのこと、語彙の豊富さ、表現の幅の広さはとても勉強になった。
次は新撰組の「壬生義士伝」を読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2014年11月23日

浅田次郎が旅について綴ったエッセイ集。ドイツ旅行の友として持っていった本。旅をしながら、現代社会を痛烈に批判している部分が多い。その批判には共感できる部分が大いにあった。それにしても浅田さんというのは本の虫だ、一日一冊読むらしい。4時間あれば一冊読めるのだとか。「教養を得る」なんて卑しい目的で本を読...続きを読むむのではなく、心から読みたい本を読むべき・・・とか何とか。あれ、読書論になってる、まあいいか。

中国や台湾、フランス、スイスの素晴らしい描写も見逃せない!!

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Posted by ブクログ 2014年07月05日

旅にまつわるエッセイ。
時間もお金もなくてなかなか海外には行けないけれど、世界にはこんなにもたくさんの素敵な場所があるんだと改めて実感しました。
旅先で出会う人たちとのエピソードがどれも素晴らしく、なんだか本当にいろんなことを考えさせられました。たかがエッセイですが、その中には、今の日本本当にこれで...続きを読むいいの?と思わせられるような部分がたくさんあって、日本という恵まれた国で、ぬるく甘やかされて生きている自分についても思いを馳せてしまいます。

浅田さんは本当に言葉が巧い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月06日

旅にまつわるエッセイ集。
見聞話や感想だけでなく、それを手がかりに自分自身や日本について考察する文章にはとてもいろいろ考えさせられる。
最近の「そんなことはチラシのウラにでも書いておけ」的なエッセイとは格が違うおもしろさです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年02月02日

JALの機内誌「SKYWARD」に連載されたエッセイをまとめた本。

基本は旅や食べ物のエッセイだけど、浅田さんの生活で思ったことなども収録されていました。

ご近所にある多摩肛門科の看板を見て、水戸に水戸肛門科がないか電話で問い合わせるお話は、面白くてためになったなぁ…。

基本的に浅田さんのエッ...続きを読むセイは、小説よりも面白いときがあるので、よく読みます(笑)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月10日

1編づつ、おもしろいです
浅田さんのエッセイは、おもしろいです
JALらしい、海外の町やホテルのお話はもちろん
ギャンブル、こだわり、ご自身の小説のこと
毒を吐く、ほろっとさせる、笑ってしまう

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Posted by ブクログ 2011年01月04日

一時、よくJALの飛行機を利用していた。
国内線での楽しみはかなり限られる。
特に古い飛行機となるとなおさらだ
さらに、持ち込める手荷物も限られる。
そうなるとどうしても機内誌を熟読することになる。

そんなJALの機内誌に連載されているエッセイを
まとめたのがこの1冊。
現代を代表する大衆小説家で...続きを読むある浅田の筆ということで
筆致は軽妙、楽しく読める1冊となっている。

とにかく、読み終わるとアメリカのステーキと
本場北京での北京ダックが食べたくなってしまうのと
博打を打ちたくなるのがこの本の困った効能だろうか。

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Posted by ブクログ 2010年09月23日

JALに乗ったときの機内の一番の楽しみがこのエッセイを読むことかも。今月はどんな内容かな~と期待しています。くだけた文章で結構一人笑いしています。小説とエッセイと書き分けているんだろうな。

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Posted by ブクログ 2012年08月26日

機内誌で連載されていた「旅」をテーマにしたエッセイ集。4~5ページで終わるものばかりで気軽に読めます。でもそのページ数に反して、内容はぎゅっと詰まっているので読み応えあり。どれもすてきなエッセイでしたが、特に、「他人の空似」で言葉について考えさせられ、「星を狩る少年」で胸があったかくなりました。

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Posted by ブクログ 2010年01月18日

40編すべてなかなか良い話であるが、中でも印象に残ったのは「ありがとう」に出てくる日本の青年である。ロサンジェルス空港で欠航便が出た時に、日本の青年が何もせず、ただ、廻りが(あるいは航空会社が)なんとかしてくれるのを待っている。日本ならこんな時、航空会社が親切に対応してくれるのかも知れない。しかし、...続きを読むここはアメリカ、「自己責任」の国である。自分で次善の策を考え、チケットを取り変える方法を考えなければならない。結局、浅田氏の同行者が八方手を尽くしてチケットをとってやるのだが、そのあいだもその若者は人ごとのようにボーっとしている。極端な例ではあるが、これが甘ったれた現代日本人の姿だ。最近の日本の姿は情けないこと甚だしい。誰もが国や行政や企業に対して「アレをして欲しい。コレをして欲しい」と声高に叫ぶ。それをしてくれなければひどいことのように非難する。民主党政権になってその傾向にさらに拍車がかかっている。日本は「おねだりの国」になり果ててしまった。もうこの国には「自己責任」という言葉はない。嘆かわしいことだ。

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Posted by ブクログ 2011年09月17日

浅田次郎の旅行エッセイ…というよりは執筆や旅への想いをつづったエッセイ集かな。彼の作品の根底を流れる浅田次郎という人間に少し触れることができるような面白いエッセイだった。翼の王国…飛行機に長時間乗っていると、確かに雑誌やらなんやら総なめに読んじゃうよね(笑)

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Posted by ブクログ 2018年07月06日

内容(「BOOK」データベースより)

「旅」を綴った珠玉のエッセイ四十編。JAL機内誌『SKYWARD』の人気連載待望の文庫化。

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Posted by ブクログ 2012年10月16日

旅にまつわるエッセイをまとめたもの。読んだ浅田次郎の小説の題名が時折出て来て、取材部分も知った気がして嬉しくなった。最後の「星を狩る少年」は、大好きな内容。その他にも楽しくなったり考えさせられたり気軽に読めるエッセイ集です。

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Posted by ブクログ 2009年12月30日

旅の目的は記録ではなくて感じること、との言葉に、確かにと思いました。
旅行に出たとき、同郷と思われる人が目の前の風景や出来事を観て楽しむよりもまず写真を撮ることを優先しているのはなんだか違和感があります。
せっかく目の前にあるものなのですから、記録は感動を思い出すためのツールとして、まずは感動するこ...続きを読むとを優先しては。

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Posted by ブクログ 2009年11月25日

浅田次郎さんのエッセイ。
JALの機内紙で連載されてるやつなの。
前旅行に行ったときに載ってて、それが本になってるってことだったのでゲットしました。

あまりエッセイとか読まないけど、浅田次郎さんのは面白いのでちょくちょく読んでます。

まぁ、いろんなことを考えてるんだなぁと驚きますね。
ちょっとし...続きを読むたことからいろんなことが考えられるのね。
物事をあまり知らない人間にはできない芸当です。

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Posted by ブクログ 2011年07月25日

JAL機内誌「SKYWARD」の連載をまとめたものを本にした、ということだけれども、JALの機内誌って「翼の王国」っていう名前では?って思ってネットで調べたら「翼の王国」はANAの機内誌でした。すいません、つまらない話で。

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Posted by ブクログ 2011年09月26日

よろず旅にまつわるエッセイ集。JAL機内誌に連載されたものをまとめたもの、とな。他のエッセイ(「勇気凛凛」シリーズなど)と比べると、ちょっと気取った感じが無きにしも非ずですね。ま、これはこれで悪くないかな、と。

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