浅田次郎のレビュー一覧

  • 霞町物語

    Posted by ブクログ

    きっと時代そのものが活気に溢れてたんだろうな。それにしてもどうしてこんなにも他人の人生を綴った物語なのに懐かしさを感じるんだろう…。

    0
    2017年09月24日
  • 天切り松 闇がたり 第五巻 ライムライト

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ「天切り松闇がたり」シリーズ
    浅田さんの人情たっぷりなこの世界、やっぱりいいなぁとしみじみ

    0
    2017年08月15日
  • 壬生義士伝 1

    購入済み

    めちゃくちゃ良い

    引き込まれる。画力も構成も文句なし。さすがレジェンドと呼ばれる漫画家の作品だと思った。

    2
    2017年06月18日
  • 中原の虹(1)

    Posted by ブクログ

    浅田さんの中国シリーズ第三弾。張作霖や張学良が登場した時代の物語です。
    浅田さんの小説は、歴史に忠実で綿密なんだなと、改めてこの中原の虹を読んで思いました。

    0
    2017年05月07日
  • 霞町物語

    Posted by ブクログ

    いくら浅田次郎が賢い子どもだったとはいえ、小学生や高校生時代のことをこんなに詳細に覚えているはずもなく、やはりフィクションなのでしょう。そうは思ってもこれは彼自身の物語、そんな気がします。

    本作は、町の写真館に生まれた「僕」の回顧録。短編8話で語られ、前半はおもに僕の高校生時代。両親と呆け気味の祖父と僕で暮らしています。由緒正しい写真館でしたが、時代が変われば住人も変わり、記念日だからと家族で写真館に来るような客は激減。いっそのこと店をたたんで引っ越すほうがいいのだけれど、昔気質の祖父が生きている間は許されないこと。ヤケクソ気味の両親は、祖父の財産を食いつぶす勢い。父はふらふらと写真を撮りに

    0
    2017年05月15日
  • 蒼穹の昴(1)

    購入済み

    蒼穹の昴

    浅田次郎氏の小説は初めてでしたが、とても面白く、グイグイと引き込まれ、一気に終わりまで読みました。
    敢えて、難点を挙げるとしたら、人の名前などの中国語読みが難しい。できれば、ページが変わるごとにフリガナを繰り返しつけて欲しい。

    0
    2017年04月26日
  • 一刀斎夢録 下

    Posted by ブクログ

     泣いた…
     上巻で坂本竜馬や芹沢鴨はじめ新撰組の話をあらかた聞いてしまったので下巻は じじいの武勇伝かなって思っていたんだけど…ちがう 聞いていて(読んでいるんだけど 斎藤一のそばで 梶原さんと一緒にきいているかのようです)苦しくて、苦しくて…
     その途中でほっとさせてくれるのが 奥様の存在です。「今日も来るかと賭けをしておったなど」奥様とのほほえましいいちめんも見せてくれます。
     ある日、梶原さんがお風呂に行くふりをして 仲間をまいて、斎藤一の所へ行った時も 梶原さんがお風呂へ行く恰好のままなにもかかわらず いつものように「御腰のものをおあずかりいたします」と、すました顔で 手に持っている

    0
    2018年01月06日
  • 壬生義士伝 1

    原作に負けていない

    ながやす巧先生の描画が素晴らしいです。
    また、内容も原作にほぼ忠実で、第1巻を無料で読んだ後、第7巻まで購入しました。

    2
    2017年03月23日
  • 一刀斎夢録 上

    Posted by ブクログ

    最初は乃木大将の切腹の話で 一刀斎は?って思っていたら 急に始まった!
    稽古のとき コツを教えてくれたじい様が気になり 会いに行くことに あうといきなり 新撰組の話が聞きたいのだろうと‼
    いきなりだよー❗
    そして、毎晩お酒と新撰組の話がハジマルー
    壬生義士伝からの三部作 面白いのです‼
    土方歳三の写真の話はちょっと泣けた(ToT)
    下巻も楽しみです

    0
    2017年04月04日
  • 霞町物語

    Posted by ブクログ

    小説で久しぶりに涙を流した。そして声を出して笑った
    浅田次郎のイメージが良い意味で変わった。
    「青い火花」「雛の花」双璧

    0
    2017年05月20日
  • 王妃の館 下

    Posted by ブクログ

    『世の中ってね、幸せのかたちはみな似たりよったりだけれど、不幸のかたちはどれも別々なの。みんな特別の苦労を背負っている。貧乏な人も、お金持ちも。だからあなたはべつに、特別なひとじゃないのよ。もしあなたが特別の苦労をしているとしたらそれはーそう思いこんでいるあなた自身の姿が、不幸なのよ。』

    後半グッとくる。期待通りの予定調和。
    ストレートに響いてくる素敵な話。
    面白かったなぁ〜。宝塚も観たいなぁ〜。

    0
    2017年03月01日
  • 王妃の館 上

    Posted by ブクログ

    『「ドイツ軍は、パリの市内だけは爆撃をしなかった。フランス軍もパリが戦場になることを怖れて降伏した。ノルマンディ上陸作戦のあとで米軍も、パリに大砲は向けなかった。そしてドイツ軍はまた、パリが戦場になることを怖れて撤退した。彼らはみな、かけがえのないものを知っている。」

    「日本は焼け野原になるまで戦いましたものね。」

    「戦いのことばかりではないよ。パリの市内には近代的なビルが少い。街並は何百年も変わっていないんだ。大都市としてはよほど不自由だろうに、パリ市民はパリの美しさを損なうぐらいなら、暮らしの不自由さを選ぶのだね。そうした心がけには感心したし、同時に恥ずかしくもなった。われわれ日本人が

    0
    2017年02月27日
  • 一刀斎夢録 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新撰組三番隊組長斎藤一の生涯を描いた作品。

    話の始まりは、大正元年に近衛師団所属の剣の達人、梶原がライバルである警視庁の榊よりある人物についての噂を聞くところから始まる。
    榊が、警視庁道場でまみえた老人が実は斎藤一であり、彼に話を聞いてから剣がすこぶる良くなったと話した。
    それを聞いて、梶原も斎藤一の家を訪ねる事になる。

    基本的には斎藤一の一人語りだが、まるで京の町にいるような感覚になる。
    上巻は新撰組入隊から鳥羽伏見の戦い、そして江戸へ落ちるまでの数々の暗殺と戦いの日々を回想する。

    0
    2017年02月04日
  • 赤猫異聞

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    浅田節炸裂の一冊。時代の終わりと始まりの狭間における不条理の中「生きる」と言うことを鮮やかに描いた作品。骨太且つ読みやすい、ストーリー以外にも毎度ながら緻密に描かれた下級武士や町人の暮らしぶりや苦悩には舌を巻く。

    0
    2017年02月02日
  • あやし うらめし あな かなし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    浅田次郎の小説はコミカルなものしか読んだことがないので、これは驚いた。

    けっこうコワい。
    「赤い絆」
    人間の情念みたいなものを書いた短編で、男女の心中事件を、昔語りに子どもに話してきかせる老婆の話がある。

    勉学一筋、親の期待を一身に受けたおぼっちゃん大学生の恋愛事件(お相手は遊女)を扱って、大時代的な悲恋を語るのかなー、と思いきや。
    そこは本当にあった話的な怪談に一気になだれ込む。

    「遠別離」には感動した。
    戦争中、フィリピンのレイテ島で命を絶たれた男と、東京で2浪の末に大学進学をあきらめガードマンをしている男性の人生が奇妙にシンクロするお話。

    兵士の、この世に残った魂が愛妻に別れを告

    0
    2017年02月16日
  • マンチュリアン・リポート

    Posted by ブクログ

    いよいよ刊行開始になったシリーズ最新作「天子蒙塵」。その前の本作は、さていつ頃読んだのだったかな、と思って本棚を検索してみてビックリ。なんと登録してませんでした。ちょっと細かい内容までは忘れてしまったのですが、満鉄を擬人化しつつ、張作霖爆破事件に至る各人の動向を、それぞれの視点から描ききった力作だったと記憶します。というかそんな建前はどうあれ、本シリーズで心打たれなかった作品はないんですけどね。という訳で、本作を登録しつつ、上記最新作を存分に楽しませてもらおうと思う次第。

    0
    2017年01月04日
  • 【合本版】終わらざる夏 全3巻

    購入済み

    北方領土について

    この長編を読み始めた時は、少々面白味に欠けるなと後悔しましたが、中盤からは早く先を読まないとおれない気分で続けて読んでしまい目が疲れました。子供達の親として、男として、日本人として、今家族と離れて海外にいる自分が何が出来るか少し考えてみようと思います。

    0
    2016年12月31日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

    Posted by ブクログ

    謎が多すぎる故に評価は難しいが、下巻を読みたい、真相を知りたいと思った時点で十分だろう。さてどうなることやら…。

    0
    2016年12月30日
  • 輪違屋糸里(下)

    Posted by ブクログ

    面白かった!!新撰組が好きな人、そう思わない人も私はオススメ!
    燃えよ剣で土方が好きです。がこの本で鬼の副長に出会えます!
    複雑な思いもありますが…
    新選組に翻弄されながらも悲しくも、強く生きた女たちの物語。
    最後の方の女たちの思いは泣けてきます。
    剣を持たない、女性の戦に感動しました。
    また、芹沢の印象が変わった本でもある。
    沖田、永倉の語りは良かった。そして斉藤はどんな本でも同じなのがファンにとっては嬉しです。

    0
    2016年12月09日
  • 王妃の館 下

    Posted by ブクログ

    はあ、なんか思いがけずよかった…
    どたばた群像劇なんだけど皆がほんのり前を向ける話。


    宙組さんたのしみ!



    世の中ってね、幸せのかたちはみな似たりよったりだけれど、不幸のかたちはどれも別々なの。

    もしあなたが特別の苦労をしているとしたらそれは、そう思いこんでいるあなた自身の姿が、不幸なのよ

    0
    2016年11月29日