浅田次郎のレビュー一覧

  • 珍妃の井戸

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    蒼穹の昴の続編だが、だいぶ趣きが違った。
    芥川の藪の中にも似た様式で、珍妃の死の真相を探る話だが、外国に蹂躙されまくった中国の様子が、垣間みえて また昨今の世界情勢を思い出して大変辛く、哀しい…

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    2026年03月15日
  • 中原の虹(2)

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    蒼穹の昴を読んでからずっと気になっていた西太后と光緒帝の関係が今作にて清算される。

    ただただ、感動した。
    蘭琴の言う通り、されることが幸せなのではなく、愛することが幸せなのであると実感することができた。

    西太后と光緒帝が斃れ、宣統帝溥儀が即位する。いよいよ清国滅亡が目前となる。これからの展開が楽しみだ。

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    2026年03月14日
  • 蒼穹の昴(3)

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    この3巻あたりのことが本当は描きたくて、1-2巻はその為の前段だったんだなという気がするわ。しかし国が倒れていく時は止められないもんだな。。

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    2026年03月13日
  • 蒼穹の昴(2)

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    同じ人物を違う名前で呼称するのやめてほしい、分からんくなる!日清戦争やってたあたりの清国側の情勢って日本史で学ばなかったから新鮮だわ。満州族と漢族の関係とか、物語を通すと理解しやすい。

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    2026年03月11日
  • 中原の虹(1)

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    蒼穹の昴に続く本作は春児の兄・春雷が馬賊の総攬把・張作霖に買われるところから物語が始まる。

    今回もとても引き込まれるキャラクターばかりで、この人物たちがどのように物語を紡いでいくのかが楽しみ。

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    2026年03月07日
  • 蒼穹の昴(1)

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    義母さまのお薦めで読んでみる、清国時代の話らしい。科挙や宦官など、学校で習ったことがモノガタリとして繋がっていく。ラストエンペラーの溥儀もそのうち出てくるのかな。

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    2026年03月05日
  • プリズンホテル 3 冬

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    ネタバレ

    巻が進むごとに面白くなる

    とうとう捻くれた愛情しか表せなかった木戸孝之介が、お清にプロポーズした!!!
    なんと幸せなことか

    真っ当な愛情表現を得られず、大人になった孝之介は、殴ったり蹴ったりしても逃げないお清を信頼するしかなかった
    それ以外の表現を知らなかった

    でも、初めてお清を喪う怖さを知ったのだろう
    美加や心臓病もちのお清の母親に対してすら愛情を持っていたことに初めて気づいたのか

    そういう人っていっぱいいるのかもしれないね
    不器用な人

    それと並行して、癌だと思い込んでいる木戸仲蔵親分が面白い
    立派で人格者の仲蔵親分も自分の死に真っ向から向かうとこんなもんなのかもしれない

    血まみ

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    2026年03月03日
  • プリズンホテル 2 秋

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    ネタバレ

    面白い〜

    浅田次郎さんは「蒼穹の昴」しか読んだことがなかったので、この振り幅よ!

    ナベ長がうだつの上がらない、定年まで交番勤務のお巡りさんかと思いきや、能ある鷹は爪を隠してただけだったのがかっこいい

    確かにちょっと時代錯誤で、今どきの若い子にはわからない世界観かもしれないけど

    ただ、苗字のせいで頭のなかでは少し年をとらせた錦鯉の渡辺さんが映像として出てきてしまって困った
    でも人のいい感じだし、合ってはいるのか

    花沢支配人の息子繁も単細胞だけど、家族が好きで良かった

    真野みすず、柏木ナナの人生も過酷
    幸せなことは少なかっただろうに、なのにまっすぐ前を向いている
    人って、幸せだった記憶

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    2026年02月28日
  • プリズンホテル 1 夏

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    ネタバレ

    私、任侠とかヤクザとか不良とか、そういうのが好きなんです

    自分がそういうのに縁がない、ド真面目な青春そしてこの半生だったので、憧れがあるのか

    いや、本当に真面目な人がこれ読んだら「ふざけんな、ヤクザに憧れとか!あの人たちの懐に入るお金は汚いお金ばかりなのに」みたいにブチギレるでしょうから、私はド真面目ではないのか

    漫画では「花のあすか組!」「ロンタイベイビー」が大好き

    今回特に考えず、この本を手に取りましたが、ハマりました

    ヤクザ言葉が滑らかだったり、木戸仲蔵はじめとする子分たちの義理人情が心地よい
    まあ本物のヤクザが同じと思ってるわけじゃなくて、物語のなかの人としたらちょっとカッコ

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    2026年02月28日
  • 一刀斎夢録 下

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    上巻に引き続き、新撰組の生き残り斎藤一が夜ごと酒を飲みながら過去を語る
    下巻は新撰組がばらばらになった頃から、斎藤一が警視庁に奉職し抜刀隊となり西南戦争に赴く時期の話
    死に場所と決めた戦地で鉄之助と再会した斎藤一が悟った「百の命を奪った末に授かる奥伝」とは…

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    2026年02月28日
  • 蒼穹の昴(4)

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    壮大なストーリーに涙が止まらない。

    春児が至った、「白太太は嘘を吐いたけど、その嘘により自分の腹に夢を蓄えてくれたから嬉しい」という結論。
    文秀が至った、「自分たち持てる者がすべきことは、持てる者らしく施すことでなく、持たざる者に寄り添うこと」という結論。

    少々綺麗事である感は拭えないが、いかにも青年期に至る結論であると思い、好感が持てる。この結論は春児や文秀が成長していく過程で形を変えていくのだろう。

    本作では光緒帝が幽閉され、西太后が三度紫禁城へ登るところで終了している。史実によると、光緒帝が斃れた翌日に西太后も崩御している。そのあたりをどう描くかを楽しみに続編を読みたい。

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    2026年02月25日
  • 一刀斎夢録 上

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    明治天皇が崩御され大正となった頃。
    新撰組の生き残りで人斬りと恐れられた斎藤一は、夜ごと酒を飲みながら自分と新撰組の辿った運命を語る。
    生きるか死ぬか。命のやりとりは、対峙する前からの長く緻密な駆け引きがある。

    壬生義士伝で浅田次郎さんの小説にどっぷりはまった身としては、途中吉村貫一郎が出てきたときに、幼なじみに会ったような懐かしさがありました

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    2026年02月25日
  • 蒼穹の昴(3)

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    それぞれの過去と思惑が結実を見る。

    第3巻での見どころは、なんと言っても李鴻章による香港租借の交渉。99年租借の理由を見事に考察し、まとめあげている。
    また、久しぶりの春児と文秀の会合や、春児と他宦官との関係性も、カタルシスありありに描かれる。 

    あとは、西太后と光緒帝との関係を、史実に則りどのように描くのか。第4巻でどのように結ぶのか気になるところ。

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    2026年02月23日
  • 蒼穹の昴(2)

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    第2巻のポイントといえば、何と言っても西太后と光緒帝載湉の関係の考察にある。

    多くは、強欲な西太后に振り回された光緒帝というように習うが、そうではないのでは?という浅田次郎独特の解釈が面白い。

    史実に則ると、光緒帝戴湉が斃れ、その翌日に西太后が崩御し、十二代宣統帝溥儀の時代となる。どのように描かれるのか楽しみ。

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    2026年02月21日
  • 完本 神坐す山の物語

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    これはよかった。
    あまり神道に造詣が深くないので、神様が身近にいるというか、生活の中に息づく世界は新鮮だった。
    不思議なことも不可解なことも起こる、怖いことも起こる。けれども、神様がそうするならばと受け入れる。
    全編を通して神様への畏敬の念があると感じた。

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    2026年02月20日
  • 蒼穹の昴(1)

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    シンプルにストーリーが面白い。

    「貧すれば鈍する」という原理原則から自分の力で抜け出した春児。自身の運命を手繰り寄せることができるか。

    とにかく、春児も文秀もスタートラインに立った。ここからどのような展開になるか見物。

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    2026年02月20日
  • 壬生義士伝(下)

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    ネタバレ

    下巻は、吉村や息子の嘉一郎と彼らに近しかった者たちを中心に話しが進んでいく。

    武士として、男としてそれぞれ守るべき者を定めて命を燃やしていく姿は涙なしで読めなかった。

    生き方を考えされる作品

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    2026年02月19日
  • 壬生義士伝(上)

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    ネタバレ

    主人公である吉村が腹を切らされそうな所から始まる本作。

    語り部と聞き手、時々回想という構成で進んでいく作品で、テンポが良くどんどん読み進めてしまう。

    序盤は新撰組の話しが多く、あまり幕末の書籍を読んだことのない自分としては勉強になるところが多く面白い。また、さまざまな人の思惑や男としての生き様が現れていてグッとくる。

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    2026年02月19日
  • シェエラザード(下)

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    金塊と2300人を載せたまま海に沈んだ弥勒丸。第二次世界大戦下ではあるが、赤十字の物資を運ぶ目的で絶対的な安全が確保されていた弥勒丸が何故沈まなければいけなかったのか。
    現在と過去の双方の視点から描かれる物語で、謎の人物が誰なのか気になり、一気読みするほど面白かったです。

    「白い物も黒」と言わなければいけなかった戦争の時代。私達は平和に慣れているので、その時代に正義を語れなかった人々の辛さは想像すらできないと思いました。

    先日、ぽっぽやで大泣きしましたが、全く違って骨太な一冊でした。
    浅田次郎さん、すごい作家さんですね。

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    2026年02月15日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    鉄道員はもちろん昔から知っていて、映画は見たことはないけれど、高倉健さんのイメージでした。
    浅田次郎さん作品を読む機会が多く、ずっとこれを読みたいと思っていました。
    短編8つがおさめられていて、それぞれが違うテイスト。私は、「オリオン座からの招待状」と「ぽっぽや」が好きです。
    お医者さんの待ち時間に読みましたが、涙が出てきて困りました。家で読んだほうがいいですね。
    ずっと気になっていたので、取り寄せしてまで読めて良かったです。

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    2026年02月08日