浅田次郎のレビュー一覧

  • シェエラザード(下)

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    金塊と2300人を載せたまま海に沈んだ弥勒丸。第二次世界大戦下ではあるが、赤十字の物資を運ぶ目的で絶対的な安全が確保されていた弥勒丸が何故沈まなければいけなかったのか。
    現在と過去の双方の視点から描かれる物語で、謎の人物が誰なのか気になり、一気読みするほど面白かったです。

    「白い物も黒」と言わなければいけなかった戦争の時代。私達は平和に慣れているので、その時代に正義を語れなかった人々の辛さは想像すらできないと思いました。

    先日、ぽっぽやで大泣きしましたが、全く違って骨太な一冊でした。
    浅田次郎さん、すごい作家さんですね。

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    2026年02月15日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    鉄道員はもちろん昔から知っていて、映画は見たことはないけれど、高倉健さんのイメージでした。
    浅田次郎さん作品を読む機会が多く、ずっとこれを読みたいと思っていました。
    短編8つがおさめられていて、それぞれが違うテイスト。私は、「オリオン座からの招待状」と「ぽっぽや」が好きです。
    お医者さんの待ち時間に読みましたが、涙が出てきて困りました。家で読んだほうがいいですね。
    ずっと気になっていたので、取り寄せしてまで読めて良かったです。

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    2026年02月08日
  • 夕映え天使

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    六篇の短編集。
    どれも浅田さん節爆発なんですが、
    やっぱり一編目「夕映え天使」がいいなあ。
    天使は夕映えの向こうに消えていってしまったんですね…。

    ※新潮文庫307ページ

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    2026年01月31日
  • 蒼穹の昴(2)

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    再読。春児があらゆる事を体得し、瞬く間に出世していく。このあたりの場面は本当に好き。春児の奇跡的な出会いの数々は天佑だなぁと思う。

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    2026年01月27日
  • 王妃の館 下

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    浅田次郎さんのこの手の小説、大好きです。語り口と言うか、節回し(?)がとても心地よく、壮大なストーリーでも、スイスイと漕ぎ進むような心地良さ。

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    2026年01月24日
  • 日輪の遺産 新装版

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    浅田次郎さんの本を読み漁ってる随分前に読みました。浅田次郎さんの作品の中で一番好き…と言うか大切な本です。

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    2026年01月22日
  • シェエラザード(下)

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    ネタバレ

    生存者は中島吾一唯一人……に捉われて宋英明の正体を探れなかった。彼が日本人だと明かされた時の驚きはなかなかのもの。
    あの人好きのする正木中尉の行き着く先と思うと悲しく、「人殺し」で「嫌い」と面と向かって伝えられる律子に心地よさを感じた。

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    2026年01月19日
  • 天子蒙塵 4

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    ラストエンペラーのその後、対戦後の彼の人生。国共合作がなされた背景などにも言及があったら更に面白かった。関東軍の独善的な動きを統制出来なかったことが、結果的に現在に至るまでの対中関係につながっているのは、奥が深い。

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    2026年01月18日
  • 蒼穹の昴(3)

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    1 2巻に続けて読むことが出来ている。
    春雲がいい。この時代に救いになる人。
    「肌の色がちがう、ふしぎな風土と習慣で彩られたこの国の民を、同じ人間として、心の底から愛して下さい」
    心を揺さぶられた。

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    2026年01月18日
  • 蒼穹の昴(1)

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    2年ほど前に単行本で読んだ作品を久しぶりに再読。娘に勧めて読み始めてくれたので、一緒に楽しもうと思って。先の運命は分かっているんだけど、場面ごとにいちいち心を動かされます。しばらくはこのシリーズをゆっくり読んでいくつもり。娘もハマって、今は『中原の虹』に突入。やっぱり感動を分かち合える相手がいるのはいい。今年はついにシリーズ完結編の作品が発表されるそうなのでワクワクしてます。

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    2026年01月17日
  • 蒼穹の昴(2)

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    面白い。
    慣れない中国名や役職名があり、混乱しそうになるが、浅田先生が本の中に連れ戻してくれるので、読めている。
    春雲が母や兄が亡くなったことを知るところは、切なかった。
    「百両の銀が、何になるってんだよ」

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    2026年01月16日
  • 蒼穹の昴(2)

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    1/3 すごい小説
    これを中国の人も面白く読めるのだろうか

    1/5
    日中合作でドラマ化されてました
    見たいなあ

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    2026年01月05日
  • 壬生義士伝(下)

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    壬生義士伝 後編
    最後はやはり侍のケジメとして腹を切った吉村貫一郎が余りにも切なすぎる。次郎右衛門が握った握り飯にも手を付けなかった……可哀想過ぎて泣けた。貫一郎の亡骸を抱き起こし、語りかける『大野次郎右衛門』の吉村貫一郎愛を感じた時はまた泣けてしまった。また、大好きな父上に容姿、考え方もそっくりな嘉一郎が蝦夷地において最後を迎えたクライマックスは感動ものでした。そして17歳の最後の言葉が『母上様』で終わるところは、この時代だからなのかなとも感じました。浅田文学の沼にハマりそうです。

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    2025年12月16日
  • 天子蒙塵 2

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    馬占山など張作霖の部下たちが、旧日本軍に向き合った様々な姿勢が、そこまで現場を見てきたかのように描写されていて、とても興味深くあっという間に読み終えた。

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    2025年12月15日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    とても素敵な物語でした。
    あまり書くとネタバレになるのでかけないのが寂しい。
    母が語った最後の物語が悲しすぎて泣けた泣けた。

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    2025年12月03日
  • 新装版 五郎治殿御始末

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    初の浅田次郎作品。柘榴坂の仇討ちを人に勧められて読んでみた。全編が維新に「置いていかれた」男たちの物語で、新しい道を探して時代に食らいついていくか、自身の矜持を胸に時代と共に去っていくかをテーマにした男の背中の物語

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    2025年11月26日
  • 中原の虹(3)

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    ネタバレ

    歴史で習った軍服を着た張作霖ではなくて、馬賊の張作霖のなんとワイルドなこと‼️文秀もチュンルも引き続き登場してワクワクした。中学生のころ龍馬がゆくを読んだときの気持ちを思い出した。どちらの作者にも尊敬の念を込めて。

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    2025年11月26日
  • 薔薇盗人

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    ネタバレ

    子育て中にどうにか確保した30分でどうしても本が読みたくて飛び込んだ古本屋さんで見つけた一冊。

    なぜだか気になって購入したが、私にとって大当たり。

    こんなにも過不足なくすっきりしているにも関わらず、どれも濃厚な短編小説に出会えるとは。

    「あじさい心中」
    美しい。しばらく余韻が抜けなかった。
    どろっとしてもったりと濃厚で美しいながらも切なく哀愁漂うノスタルジックなたった一晩の夢と、朝が来て現実に戻っていく様の描写が秀逸すぎる!
    『千と千尋の神隠し』の終わりのような、絶対にあったのに現実味を帯びていない、時が止まっていた、もしくはパラレルワールドにいたような時間。
    夜のまま終わるのではなくて

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    2025年11月18日
  • 活動寫眞の女

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    日本映画草創期から現代にかけて、映画を愛する人達の物悲しい物語。
    京都という場所もまた良い。
    昭和13年のニュースフィルムに映り込んだ二人のラストシーンは凄く印象深かった。

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    2025年11月11日
  • シェエラザード(上)

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    人間臭くて良かった。人間ドラマ。

    読み応え・テーマの深さ・構成の巧みさが非常に高く、また続き(下巻)を読みたくなる引きの強さもあります

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    2025年11月09日