浅田次郎のレビュー一覧

  • 蒼穹の昴(1)

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    浅田次郎先生の作品は2作目です。
    読み始めは登場人物等が中国読みでしたので戸惑いはありましたが慣れました(笑)
    キャラクターが際立っていました。
    優等生の長男を差し置き、破天荒な次男が難関を突破していく流れは爽快でした。
    占師から受けた天啓を信じて健気に突き進む純粋な春児。そしてその二人の強い絆がこの作品の1番の魅力なんだろうなと思いました。
    当時の中国ってこんな感じだったのかと思わせる部分があったり、科挙の場面では文秀の身に起こった不思議なことだったりという描き方も素敵だでした。この後どうなって行くのかとても気になります。

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    2026年06月21日
  • 一刀斎夢録 上

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    ネタバレ

    『一刀斎夢録』浅田次郎
    時代は大正。陸軍近衛師団の梶原中尉は、警視庁の友人・榊警部から「一刀斎」と呼ばれる老人の話を聞き、興味を持って訪ねる。その正体は、新選組三番隊長として最強と謳われた斎藤一(藤田五郎)だった。梶原は幾夜にもわたって斎藤一の家に通い、昔語りに耳を傾ける。
    斎藤一が語るのは、坂本龍馬暗殺の真相、初代筆頭局長・芹沢鴨の粛清を含む新選組結成当初の内紛、沖田総司・土方歳三ら仲間との別れ、戊辰戦争での転戦、そして唯一の弟子として可愛がった少年・市村鉄之助との出会いと交流。やがて時代は明治に移り、斎藤は警視庁の抜刀隊として西南戦争に身を投じる。そこで運命的に再会するのが、土方の遺影を託

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    2026年06月19日
  • 天切り松 闇がたり 第五巻 ライムライト

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    一巻から5巻まで、一気に読みました。浅田さんの世界観、人間感、仕事観。「天切り松闇がたり」は、その全てで読者を釘付けにしてしまう、もう逃げられない、そんな話でした。又、松蔵の口を借りた語り口がすごい。もう逃げられませんでした。

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    2026年06月13日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    時代は大正から昭和に移り、軍隊や満州のような抗えない敵(?)に囲まれるようになる。これらの敵に対し、盗っ人たちが痛快な一矢を報いる。泣きながら応援しました。

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    2026年06月10日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    ふるさとをあなたに。
    仮想現実のような用意された、故郷と母親。たちの悪い冗談にも思えたが、待っていた、母ちよにハマってく当事者たち。
    企画とはいえ他人を親と思えるか?と思うが当人くらいの年齢、環境だとそう思えてしまうのかも知れない。

    カード会社の企画、AIかも知れないオペレーター、それに踊らされいたかも知れないが数回しか会ってないとは言え疑似親子の心の交流は本物だ。
    果たして3人の終の住処は相川橋になるのか。

    そして家族の本当の形とは?突きつけられる。
    少子化、地方の過疎、都会への人口集中。変化していく家族の形。歪になっていってるのか、昔は良かったのか。幸せだったと思えるのはただのノスタル

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    2026年06月09日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    5巻中の3巻目。江戸(舞台ではないが)、大正、現代。時代が変わっても引き継がれるべき、筋を通す生き方と、ダンディズム。感動です、

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    2026年06月07日
  • 壬生義士伝(下)

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    通勤電車で朝から号泣しそうになるのを必死で堪えた。
    「新撰組小説の中でもとにかく泣ける」「担当者激推し」は納得の一作。

    文武両道だけど足軽の身で、生活苦から南部藩脱藩、新撰組に合流した吉村貫一郎の人生を描く。
    斎藤一含む元隊士、吉村の親友の息子等、色んな人にインタビューして少しずつ吉村の輪郭が定かになっていく流れが見事。特に下巻は感涙ポイント多いので、人目のない所で読むことをお勧めします。

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    2026年06月06日
  • 一路 (下)

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    中山道六十九次にわたる骨太な小説。

    道中あれやこれやとトラブルが降りかかるが、さまざまな登場人物の機転や思いにより、つつがなく参勤を終える。

    浅田次郎は、武士道と人情の狭間の感情や葛藤を描くのが上手だと思う。それらの根底にある「愛」の解像度が高く、色気を感じる。

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    2026年06月03日
  • ま、いっか。

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    浅田次郎という人間の生き方が文章全体からひしひしと伝わってくる一冊だった。
    文章のあちこちに彼の生きた時代や家庭の環境により形成された習慣、拘りといったものが散見される。価値観に関しては、20代前半の自分には理解が難しいと感じる所も多かったが、読んでみるとなるほど、そのような捉え方をするのかと自分では持ち得ない視点を知ることができたという点で実に面白い内容だったと思う。
    いつ読んでも軽妙な語り口が読んでいて心地良い。

    自らを律する為に偶に手を伸ばしたくなる一冊といったところか。

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    2026年06月01日
  • 一路 (上)

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    やはり浅田次郎の人情話は面白い

    参勤行列に参加している人々のやさしさが身に沁みる。表面上は無愛想な態度でも、言動や行動の奥に真心がうかがえる。

    上巻はこれからさらに面白くなりそうなところで終わった。下巻が楽しみ。

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    2026年05月30日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    天切り松の語りが沁みる。目細の安と、安を心から慕い、支える人達。そしてまだ幼い松。何が幸せでなにが不幸か、少なくともこの人たちは、とても良い気持ちでこの時代を生きてるんだろうな。

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    2026年05月29日
  • アジフライの正しい食べ方

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    面白く読みやすい
    本のタイトルに惹かれて手にしたが
    アジフライについては何処か他の本で
    読んだことを思い出した

    醤油かソースかタルタルか
    子どもの頃はソースだった
    今はタルタル
    人それぞれなのが面白い

    コロナの頃の著者がいかに生活したか
    とても明るく前向きで
    1951年生まれはラッキージェネレーションと豪語する
    確かに日本の発展とともに生きてきたかな
    この陽気さが好き

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    2026年05月28日
  • おもかげ

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    浅田次郎氏は大沢たかおブームのときに見た映画、『地下鉄に乗って』
    ほか高倉健主演の『汽車や』しか知らずに、

    読書体験としては初の浅田次郎。

    映画は好きな役者が4名も出てて、
    ちょっと良いメガネで見て甘口評価だったのか!てくらい
    映画のメトロに関しては巷の評価は低かった。
    (わたしは満足だったが)

    けど、こちらの“おもかげ”
    メトロに乗ってとセットなのでは?と言うような話らしく

    2017年刊行早く読めば良かったてくらい
    むっちゃ良かったので“地下鉄に乗って”も読みたくなった。

    わたしはこの世界観が好きなのかもしれない。
    (タイムリープ✖︎昭和)

    いっぱい引用してしまった。おじいさんな

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    2026年05月26日
  • 珍妃の井戸

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    ネタバレ

    蒼穹の昴シリーズの後日譚。前作が完結した戊戌の変時点よりすぐ後の出来事、珍妃の死を題材にしたミステリー風小説。
    蒼穹の昴のような歴史のうねりや壮大な物語はないが、大河ミステリーとしてこの上なく面白い。

    珍妃の死は史実においても謎が多く残されてるそうだが、本作はその新解釈を投げかけるわけでも、本格推理を展開するわけでもない。

    結局、ミセス・チャンという魅力的な創作キャラクターによって、提督や大佐、我々読者をも史実の上で転がし、「珍妃を殺したのは列強諸国でした、ちゃんと気づいた?じゃあ光緒帝は亡命させてよね」と結ぶ物語だったのではないか......

    清のため世界のため、珍妃の死の謎を解き明か

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    2026年05月23日
  • 天子蒙塵 2

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    溥儀、馬占山らの視点で語られるパート。梁文秀が久しぶりに活躍していて嬉しい。特に、吉永大佐宛ての親書で、当時の世界情勢や満洲国から見た日本観が、梁文秀の主観的な視点で解説がなされているのが面白かった。

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    2026年05月22日
  • 夕映え天使

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    普通の日…という意味が最後に、わかった時。
    あぁ、こんなふうな人生いいなって思いました。

    全体的に浅田ワールド炸裂。
    何回も泣きました

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    2026年05月22日
  • 珍妃の井戸

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    大好きなシリーズの再読。本作は『蒼穹の昴』と『中原の虹』に挟まれた短めの作品。立場の違う人たちの言い分を聞いていく形で物語が進む。清朝末期の複雑な時代を感じることができた気がします。

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    2026年05月19日
  • 壬生義士伝(下)

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    全ての日本人に読んでほしい作品。

    武士道とは、大和魂とは、お題目なんかではない。それは、その人その人の内面にある哲学や信念、またはそれらが滲み出た行動であるということを痛感した。

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    2026年05月17日
  • 蒼穹の昴(1)

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    中国清朝末期、西太后の院政下を舞台に、登場人物や歴史的出来事は史実ベースながら、主要人物はフィクションで物語に脚色を加えた、新解釈とも言える歴史小説。
    文庫版は全4冊で、1冊目に当たる本作は成り上がりの導入編。ファンタジー色が最も強く、物語が進むと面白さの中心は政治や人間関係へと移っていく。

    ファンタジー好きにとっては何気に1冊目が1番好き。文秀の成り上がり、春児の覚悟、胸を熱くさせられる。この頃の文秀はまだ良い人、この頃から春児は素直で聡い子。

    中国史はからっきしだけど、小説エッセンスが面白すぎるのであっという間に読めてしまう。

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    2026年05月17日
  • 天子蒙塵 2

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    満州国ができるまでを日本軍や張作霖の仲間を中心に語られていて面白かった。
    最後の李家のパートは過去作のことを思い出したりして感動しました。

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    2026年05月15日