浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ単純なハートフルコメディかと思ったら、とんでもない。
その要素もあるけども、どちらかというと哀しさとが残り、最後には怖さも感じる。
一生懸命、経済成長して、便利さを追求して、一人暮らしをすすめ、一極集中の社会デザインで、結果として故郷を枯らせた。
故郷をまもるために命を散らせた先人たちとの対比、そしてそこまで取られた故郷を、その故郷を枯らした側にいたものが失った故郷を、経済論理で疑似体験するというおぞましさもある。
ヒューマンドラマだが、これはホラーかも。
個人の視点で見た現代的課題での葛藤、交流による救いと贖罪の階層と、その上の社会レベルでの個人の現代的課題を生み出す構造とそれに邁進している個人。
読後すぐには理解して腹落ちしなかったが、時間をおいて少し理解できたかも。
『風の谷という希望』だったか、安宅さんの本にも通ずるものかも。 -
Posted by ブクログ
芸術作品。一気読みしました、自分は漫画家とも言えないような端くれですが今までたくさんの漫画を読んできたなかでこの作品ほど胸を打たれ感動して涙を流した作品はないです。登場人物が全員生きているようで実話かのように感じられるしまさに今ここにその人物がいて、会話をしているような臨場感でした。アシスタントをつけずに1人で描き切られたとのこと、本当に魂を削って壬生義士伝を漫画にして世に送り出していただいた、ながやす巧先生は神です。感謝でいっぱいです。人生でこのような作品に出会えたことが本当に宝物です。生きていてよかったです。電子で全巻買いましたが、紙でも全巻買って、何十年も大切に家に置いておきたいと思います。読む前は、古いのかな?と思ってしまっていましたが、そんな事はなく、コマ割りや絵、全てにおいて全く古さは感じない超ハイクオリティな大作神漫画です。歴史に残すべき名作だと思います。綺麗!!とにかく綺麗!!南部盛岡の情景なんかは、ページを捲るごとに感動して涙が流れるほど。読み終わってロスがすごいのでまた1巻から読み返します。それくらい大切で大好きな作品です。1コマ1コマ見逃せません。個人的には、吉村先生、次郎右衛門、嘉一郎、沖田先生が特に好きでした。特に8巻と9巻は個人的に面白くて好きす。いや、全部大好きです。とにかく全ての巻で号泣してるので、好きがカンストしてます。本当に、この漫画をアニメ化などなどメディア化して欲しいです。(映画の方はかなり前に視聴してました)これからの人生毎日繰り返し読み、私の人生漫画となることは大確定しています。本当にありがとうございました。(そもそも…こんな神の大作漫画をこんなお値段で買えるなんて…破格すぎます…1冊10万円でも安すぎるくらい、本当に魂がこもった芸術作品です。迷ったら即買うべきです。
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敗戦間近の日本で秘密のミッションを
任せられた3人
将来の日本経済の為にマッカーサーから奪った金塊やダイアなどを
山間の弾薬庫に隠す
金塊を運ぶ為に35人の中学生女子が動員された
ミッションが終わったのは日本の敗戦の日
天皇のお言葉を聴くように準備していたが34人と教員1名が薬を飲んで自害
たった1人を残して
3人の内実戦で足を痛めた曹長は残された学生を故郷に送り
男手のなくなった家を支え彼女と結婚
米軍基地周辺の土地を買い
秘密を守り通そうとする
大蔵省のエリート小泉は日本経済の
立て直しをマッカーサーに進言し
彼と対峙し6階から投身自殺した
リーダーの真柴は愚直な軍人で
指示を出した参謀の最後の1人に面会してミッションの終わりの命を確認する
それを曹長に伝え彼の建てた家を借り
死ぬまでその地に留まる
一切の国からの補助は辞退したままで
戦時下の日本人の組織や上司の指示に対する忠誠心など伝わってくる作品 -
Posted by ブクログ
ネタバレ蒼穹の昴の続編というか、スピンオフというか。
もちろん独立した作品としても読めるけど、「蒼穹の昴」で描ききれなかった部分が補完されるので、読んでいると楽しめると思う。
珍妃を殺したのは誰か?
をメインに据えたフーダニット仕立てのミステリー。
事情を知る7人は、みんな違う犯人を名指しする。
歴史上、西大后が殺したことにされている珍妃殺しを浅田次郎が描くとこうなる。
いろんなレビューを読んだけど、「結局犯人は誰なの?」って言っている人が多くて驚き。
登場人物たちは嘘をつくけど、共通する事実や読者しか知らない部分を合わせると、信頼のできる証言はあれしかない。
愛された姫と悲劇の皇帝、ふたりの愛だけが真実だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ泣いてしまった。
世紀の悪姫であるはずの西大后は、美しくて賢くて、賢すぎるが故に、いろんな権力に呑まれて生きている人だった。まさか西大后が政権に返り咲いて終わるとは思わなかったな……
白太太がついた嘘、あの嘘のおかげで運命を切り開き、必死に生きてきた春雲。
白太太の占い通りに立身したけれども亡命することになった文秀。
2人とも、玲玲も、どうか幸せになってほしいよ。
うさんくさかったミセス・チャンの存在も良かったし、ジャーナリスト連中も役に立ってくれてまじでよかった!!感動!!
さて、どうやって清王朝が終わっていくのか、見届けます。次は珍妃の井戸。