浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」に続く清朝末期の小説第三弾。
西太后、袁世凱、張作霖‥
歴史の教科書で名前と事件くらいしか知らず、イメージもわかなかった時代と人物たちのストーリーに引き込まれ、心動かされました。
「記事は都合よく書き変えられてしまう。真実はことごとく、歴史の闇に葬られてゆく。」
今史実として伝えられている人物評も、その人の本当の心はわからなくて、事実の裏にある真実は誰もわからなくて‥歴史は切なく、奥が深いなと思いました。
志半ばで倒れる人もいるのに、
何度も危機を乗り越えていく人もいて、
その人その人の運命というものについて考えさせられます。 -
Posted by ブクログ
粋でいなせ。男という商売、職人としての意地という言葉。そして、道化の恋文に涙咽ぶ。
心意気というものをふんだんに感じるダンディズムの宝庫。されどそれは、生物学上の男性にあるものでは無く、おこん姐さんも体現している。それを考えると、任侠も簡単なジェンダーでは無く、ここでいうダンディズムも、ジェンダーに阻まれるものでもないのかと思う。
多様性時代だからこそ、逆にこうした男気という価値観もあって良いのではないか。そしてそれを残していくことも大事ではないか。
本当の男気は、ジェンダー差別を作るものでも何でもないのかも知れない。
ただ、その流儀を押し付けてしまったら、単純なパワハラになるのだろう。本当の仁義に生きる者は、安っぽい破天荒とかパワハラ、セクハラはせずに、道を生きることにつながるのだと思う。
どんな流儀で、ルールで動くのか。主義主張を知りつつ、どう折り合いをつけるのか。集まる人たちの共通の価値観、優先すべきルールをどこに置くのか、それが大事な気がする。
私の好きな主義は、まさにこの仁義の世界だが。。、
最近のドラマの、不適切にもほどがある!
を観てみたいと改めて思う。
そして、アウトローに惹かれるのは、体制側の偏った正義から自由になって、生きる人達を描くからなのかと思う。