浅田次郎のレビュー一覧

  • 輪違屋糸里(下)

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    壬生義士伝も本作もとても面白かったです。
    芹沢鴨の印象が変わり、登場人物全員が好きになれる物語でした。3作目も楽しみです。

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    2022年02月19日
  • 終わらざる夏 下

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    ほんの少し前の日本にこのようなことがあったことをなぜ誰も教えてくれなかったのか、ということをすべての教育者に考えていただきたい。と思わせる小説。

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    2022年02月16日
  • 天国までの百マイル 新装版

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    爽やかな気持ちになるストーリーでした。マリのひたむきな愛と母の子を想う愛は、泣けました。
    浅田文学はやっぱり好きです。

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    2022年02月16日
  • シェエラザード(下)

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    購入済み
    再読。
    2002年に初版が発行されているのでおそらく20年近く前に読んだ作品だろう
    読み始めてすぐに再読と気がついたが、悲しいかな起承転結ほとんど思い出せず、読み続けてみることに。。。
    天晴れ浅田次郎!
    本当に素晴らしい作品。
    年齢、次節、世界情勢、こちら側のいろんな要素を加えるとこんなに作品にたいする気持ちが変わるものか?と驚く。
    戦に大義も正義もない!の一節が心に響く。

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    2022年06月03日
  • 蒼穹の昴(2)

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    文秀は、同じく進士登第を果たした王逸、順桂とともに、楊喜楨を中心とする改革派の一員となる。また、天涯孤独となった春児の妹玲玲と再会し、彼女を引き取るとともに、預言者から春児に嘘のお告げをしたことを聞かされる。一方春児は、城を追われた宦官らが共に暮らす老公胡同でさまざまな厳しい鍛錬を受ける。なかでも演劇では類い稀なる才能を開花させる。そして城にあがるや西太后の目にとまり、西太后づきの掌案的となる。文秀と春児は、皇帝派と皇后派の権力争いの只中に巻き込まれていく。そして西太后は、強大な権力を維持しながらも人知れず国と光緒帝の行く末を案じていた。

    【感想】
    1巻に続きとても面白かった。

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    2022年03月12日
  • 活動寫眞の女<新装版>

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    すごく綺麗な文章でした。そして最後まで掴めない、それこそ霧のかかった、けど認めざるを得ない幽霊のような話でした。大事な事がいっぱいあった。買おうかな。

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    2022年01月27日
  • おもかげ

    mmm

    購入済み

    メトロです

    焼き直しって言えばそんな気もしますが、浅田ワールド全開ですね。奥さんと婿さんと娘さんの想いが泣かせて、結末が…なところは鉄板です。

    #泣ける #切ない

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    2022年01月23日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    痛快と言うわけではないが、苦しき中で粋に生きる人の強さと言うものを感じさせてくれる小説。
    今の時代の価値観や世界観、人生観とは違う何か大切なものの見方を教えてくれている様な気がする。
    ただの人情噺で哀れというのではなく、強く生きる力を感じさせてくれる。それは、解説で言われる、振り返って自己解釈する物語ではなく、過去から現在を照射する未来を照らす選び取る視点で描いた物語だからということなのかもしれない。
    前者の視点は勝者の視点で、その視点から描くのが歴史。後者の視点は消えゆく者や敗者の視点で、その視点から描くのが物語。そう言う解説で、この物語の視点と、『童の神』や水滸伝などの敗者を描いた物語に心

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    2022年01月23日
  • 椿山課長の七日間

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    46歳という若さで突然死した主人公が7日間だけ美人の女性になって現世に戻る話。
    笑って泣ける心がほんのり暖かくなる小説です。
    オススメ!

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    2022年01月22日
  • あやし うらめし あな かなし

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    2007年くらい?にハードカバー版で読んだ。
    短編集。1話目から呑まれた。
    1話目の狐の話が一番凄惨で、一番凄みがあると思う。すごい。

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    2022年01月17日
  • 一路 (下)

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    面白くってほろっとさせる。
    言葉は難しいところもあったけど気持ちは伝わりました。
    本当に読んでよかったと思う話でした。

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    2022年01月15日
  • プリズンホテル 4 春

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    プリズンホテルがついに終わってしまった。最後の最後で木戸先生のキャラ崩壊の謎(笑)
    でも、全四冊通じてほんとに素晴らしかった。ほんま全員かっこええわ。富江の件はやっぱ死んでもたんかな・・・それで憑き物がおちての先生のキャラ崩壊?しかし、親分とその周りはみんな、粋だなー

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    2022年01月11日
  • プリズンホテル 3 冬

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    「お客様のお訊ねになったことだけにお答えするのがわたくしの仕事ではございません。」「笑うなよ
    。笑い事じゃないだろう。なんでお前はいつもニヤニヤしてるんだ。まるで人をおちょくるみたいに」「笑顔は制服と同じでございます。タキシードを着たとたん、こういう顔になるのです」
    「どうしていいか、わからないんだ」「あれこれ考えるな。男の選ぶ道は迷うほど多くはない」

    血まみれのマリアきた!!まさかこんなコラボがあるとは・・・きんぴかで人となりもなんとなくわかるし、最初の、患者が死んでストレッチャーの上で号泣するところでほんまに泣きそうになった・・・

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    2022年01月11日
  • 月島慕情

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    ネタバレ

    作者自身による自作解説が面白い
    私はとっても行きなそこに総出やりまして、明治30年の鳥の生まれの人でありました。チャキチャキの江戸っ子です
    私は酒を飲みません、一滴も。一滴も飲まないから酔っ払らいウォッチゃーなんです。一滴も飲まない人は、酔っ払いをよーく見ているんですよ
    自分の今生きている神神そうやって確認していくと言うのは、人間として必要不可欠な考え方ではなかろうかと思います

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    2022年01月08日
  • プリズンホテル 4 春

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    プリズンホテル完結編。問答無用に面白い。

    ちょっと冬で一休み?したかなと思ってたらやっぱ最後はプリズンホテルワールドが全開でしたね。

    どうやって終わるか心配してた主人公。
    予想以上に綺麗に終わりました。自分の止まっていた時計がようやく動き出したようです。よかったよかった。

    夏、秋、冬と読んできて、最後は全作が走馬灯のように駆け巡りながら、それでも春のストーリーがもすごく内容が濃く、且つスピードのある展開で、読んでて結構忙しかったです。それでもものすごく良い忙しさ。

    シリーズものはあんまり好きではないんですが、読み終えるのがすごく寂しかったです。

    また本作の個性的な登場人物一人一人に必

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    2022年01月06日
  • パリわずらい 江戸わずらい

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    JALの機内誌で初めて読み、その後は搭乗するたびに真っ先にこのページを読むようになりました。
    小説と違って軽いタッチで日常生活を綴っている事、ニヤニヤしてしまう自虐も読みやすさに繋がっていると思います。
    気軽に読んで気分転換するにはオススメです。

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    2022年01月03日
  • 壬生義士伝 11

    ネタバレ 購入済み

    切ない

    追い詰められた吉村貫一郎が南部藩邸に駆け込んでそこで切腹をかつての親友の大野次郎右衛門から申しつけられるところからスタートした話だが、いろんな証言者の回想シーンで過去を振り返っていたことからなかなか切腹には至らなかった。が、とうとうこの巻で切腹の晩の様子が判明する。切腹までの過程での吉村の思いだけでなく、その後の大野の思い、吉村の息子の思い、その他の人々の思いが当時の価値観や美意識といろいろな葛藤がうまく描かれている。痩せ我慢の美学で実利的ではないのかもしれないが、登場人物の言動や葛藤に正しさや美しさを感じた。

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    2021年12月09日
  • 夕映え天使

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    浅田次郎作品は、ノスタルジックな雰囲気がとても好きなのだけど、この作品集はその持ち味にプラスして、いろんなジャンルの話があってとっても好きだった!
    全て読後感が良く、終わってもはぁ…と余韻に浸る感じ。
    全部が全部ハッピーな終わり方では無いのだけど。
    考える隙を与えてくれるこの短編集は手元に置いておきたいなぁ。

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    2021年12月05日
  • 終わらざる夏 中

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    終戦間近の北の涯の島で起こったこと、初めて知った。戦争についてまだまだ知らないことが沢山あると気付く。
    是非ではなく、少なくとも祖国の歴史を知ることが、未来に続く事だと思いたい。

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    2021年12月03日
  • 蒼穹の昴(4)

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    蒼穹の昴

    個人的には「赤猫異聞」以来の浅田次郎さんの歴史小説。文庫本4巻の大長編小説ですが、とても面白く読めました。

    舞台は清朝末期。貧家の子、糞拾いによって生計を立てていた李春児は宦官となって西太后の下に出仕します。一方、春児の義兄で同郷の梁文秀(史了)は、光緒12年の科挙を首席で合格し九品官人法の官僚となります。本作は、この2人を主人公に、政治の実権を握っている西太后を戴く后党(保守派)と、西太后を引退させて皇帝(光緒帝)の親政を実現しようとする帝党(革新派=変法派)の激しい対立を描きます。
    この小説の読みどころは
    1)魅力ある登場人物
    主人公の2人はもちろん、魅力的な人物が登場します

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    2021年11月28日