終わらざる夏 中

終わらざる夏 中

作者名 :
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作品内容

片岡の一人息子・譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。譲は疎開先を抜け出し、同じ国民学校六年の静代とともに、東京を目指してただひたすらに歩き始めた。一方、片岡ら補充要員は、千島列島最東端の占守(シュムシュ)島へと向かう。美しい花々の咲き乱れるその孤島に残されていたのは、無傷の帝国陸軍、最精鋭部隊だった。――否応なく戦争に巻き込まれていく人々の姿を描く著者渾身の戦争文学、中編。

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文庫
ページ数
328ページ
電子版発売日
2013年07月19日
紙の本の発売
2013年06月
コンテンツ形式
EPUB

Posted by ブクログ 2017年06月14日

で、2巻。というか中の巻。

大東亜共栄圏の幻。満州は必ず出て来る戦争記。
赤紙三回古兵の軍人
(その年老いた母)
徴収年齢ギリギリで引っ張られた新人老兵(40代)
(その妻と子)
(その子の疎開先に仲間と教師)
根こそぎ動員反対派の軍医
(その先輩軍医)

頭数でカウントされる「兵隊」それぞれは
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Posted by ブクログ 2016年10月09日

戦争に巻き込まれた人たちの哀しい物語。
たくさんの登場人物の視点から、戦争の悲惨さ、理不尽さをあらわした物語です。

中巻では、集団疎開していた片岡の息子が同じく疎開していた年上の女の子と二人で、疎開先から脱走し、東京目指して歩いていくところが語られています。
その旅でのいくつかの出会いが語られてい...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年11月16日

「戦争とは、生と死との、ありうべからざる親和だった。ただ生きるか死ぬかではなく、本来は死と対峙しなければならぬ生が、あろうことか握手を交わしてしまう異常な事態が戦争というものだった。」

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Posted by ブクログ 2013年09月14日

上巻より濃い内容の中巻。驚くほど過激な浅田次郎節炸裂の、登場人物の言葉選び。
凄まじい戦時中の普通に生きている一般人と軍人の
なんちゅーかもどかしいというか、どうにも出来ない現実の描写。
引き込まれていくように読むにつれ、眉間にシワが寄っていくような。
一億総玉砕というより全滅という言葉が何ともリア...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年08月20日

終戦間際のギリギリ感を、疎開児童の目線、その後に及んで前線に召された兵士の目線などを通じて描かれる中巻。終戦を把握し、それに向けて静かに動き出した中枢陣。何も知らされないけど、希望とともに終戦を願う民間人の様子が、それぞれの本音・建前を通して見事に浮き彫りにされている。終戦をはっきり知らされたとき、...続きを読む

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