浅田次郎のレビュー一覧

  • 中原の虹(4)

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    いよいよ読み終わってしまった。蒼穹の昴も好きだが中原の虹の方がすいすい読めた気がする。
    長城を越えろ。中原の虹を追いかけろという話……
    以下読んでいて印象的だった箇所など。


    正義。何という残酷な言葉だろう。正義なき時代にそれを全うしようとすれば、人は悪女となり、落人となるほかはない。

    賢人支配による専制は、愚民思想に基く。はたして、この駅頭に集う諸君が愚民か。ならはいったい、誰が賢人だというのだ。おやそ人間の賢と愚とが、わずかに一歩を隔てた、いや一筋の毛ほどのちがいでしかないことを私は知っている。

    トム、トム、嘘でしょう。漁父、嘘でしょう。こんなに、こんなに輝かしい希望が見えたのに。ど

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    2023年03月12日
  • 一路 (下)

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    「浅田次郎」の長篇時代小説『一路〈上〉〈下〉』を読みました。

    『終わらざる夏』、『残侠―天切り松 闇がたり〈第2巻〉』、『王妃の館』に続き、「浅田次郎」作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    父の急死により家督を相続、交代寄合蒔坂家の御供頭として、江戸への参勤行列を差配することになった「小野寺一路」、十九歳。
    家伝の『行軍録』を唯一の手がかりに、中山道を一路、江戸へ――。
    「浅田次郎」がおくる、時代エンターテイメント。

    〈下〉
    中山道を江戸へ向かう「蒔坂左京大夫」一行は、次々と難題に見舞われる。
    中山道の難所、自然との闘い、行列の道中行き合い、御本陣差し合い、

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    2023年02月28日
  • 一路 (上)

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    「浅田次郎」の長篇時代小説『一路〈上〉〈下〉』を読みました。

    『終わらざる夏』、『残侠―天切り松 闇がたり〈第2巻〉』、『王妃の館』に続き、「浅田次郎」作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    父の急死により家督を相続、交代寄合蒔坂家の御供頭として、江戸への参勤行列を差配することになった「小野寺一路」、十九歳。
    家伝の『行軍録』を唯一の手がかりに、中山道を一路、江戸へ――。
    「浅田次郎」がおくる、時代エンターテイメント。

    〈下〉
    中山道を江戸へ向かう「蒔坂左京大夫」一行は、次々と難題に見舞われる。
    中山道の難所、自然との闘い、行列の道中行き合い、御本陣差し合い、

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    2023年02月28日
  • 終わらざる夏 下

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    「浅田次郎」の戦争小説『終わらざる夏』を読みました。

    「半藤一利」の『新装版 太平洋戦争 日本軍艦戦記』に続き、第二次世界大戦関連の作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    1945年、夏。
    すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。
    東京の出版社に勤める翻訳書編集者「片岡直哉」は、45歳の兵役年限直前に赤紙を受け取る。
    何も分からぬまま、同じく召集された医師の「菊池」、歴戦の軍曹「鬼熊」と、「片岡」は北の地へと向かった。
    ―終戦直後の“知られざる戦い”を舞台に「戦争」の理不尽を描く歴史的大作、待望の文庫化。
    第64回毎日出版文化賞受

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    2023年02月27日
  • 終わらざる夏 中

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    「浅田次郎」の戦争小説『終わらざる夏』を読みました。

    「半藤一利」の『新装版 太平洋戦争 日本軍艦戦記』に続き、第二次世界大戦関連の作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    1945年、夏。
    すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。
    東京の出版社に勤める翻訳書編集者「片岡直哉」は、45歳の兵役年限直前に赤紙を受け取る。
    何も分からぬまま、同じく召集された医師の「菊池」、歴戦の軍曹「鬼熊」と、「片岡」は北の地へと向かった。
    ―終戦直後の“知られざる戦い”を舞台に「戦争」の理不尽を描く歴史的大作、待望の文庫化。
    第64回毎日出版文化賞受

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    2023年02月27日
  • 終わらざる夏 上

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    「浅田次郎」の戦争小説『終わらざる夏』を読みました。

    「半藤一利」の『新装版 太平洋戦争 日本軍艦戦記』に続き、第二次世界大戦関連の作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    1945年、夏。
    すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。
    東京の出版社に勤める翻訳書編集者「片岡直哉」は、45歳の兵役年限直前に赤紙を受け取る。
    何も分からぬまま、同じく召集された医師の「菊池」、歴戦の軍曹「鬼熊」と、「片岡」は北の地へと向かった。
    ―終戦直後の“知られざる戦い”を舞台に「戦争」の理不尽を描く歴史的大作、待望の文庫化。
    第64回毎日出版文化賞受

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    2023年02月27日
  • 蒼穹の昴(4)

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    それぞれの結末。散った仲間もいれば、未来へ命を繋いだ者たちも…
    4巻通して大変面白くわかかりやすかった。政治的な話も、日本の記者を視点に話が展開したため読みやすい。最後の春児、玲玲、文秀の迎えるエンディングは感動的。一見無関係と思われる郎世寧がそう関わるかあ、と素晴らしい構成にうなされっぱなし。

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    2023年02月24日
  • 蒼穹の昴(3)

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    列強に脅かされる清国の状況が、ジャーナリストたちの目線で描かれていく。春児や文秀だけの目線でなく外部からの状況を書くことで、緊迫感が伝わってくる。

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    2023年02月23日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    一代で国際的な大企業を築き上げた父。しかし、家庭では母を蔑ろにし暴力的であったため反発した兄は家を飛び出し、自殺。次男である主人公も、その時からはっきりと反発心が芽生え、家を出る。後に母も家を出て次男と暮らすようになる。結局、三男である弟が家業を継ぐ流れになっているが、妻は子どもを置いて実家に帰ってしまい苦労している。
    主人公、真次は地下鉄の駅から時間を遡って、戦後の闇市で商才を発揮している父、戦時中のソ連軍の攻撃から逃れる父、徴兵され入営する父、祖父の借金の為に必死に働いてる父…自分の知らないいろんな父の姿を見ることになる。そして、兄の自殺の本当の理由も知ることになる。
    また、自分の不倫相手

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    2023年02月19日
  • 輪違屋糸里(下)

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    浅田次郎の新選組モノの女性目線版。
    いやはや面白かった。一気に読んでしまいました。

    物語としては文久三年の夏から芹沢鴨が暗殺される9月16日までの短い間の新選組とその周囲の女性達の物語。
    一部沖田総司を語り部とする部分はあるが九割方は女性目線のお話。

    この物語の面白いところは、史実上は我侭、酒乱、癇癪持ちの芹沢鴨を実に人間味豊かな本物の武士として描いている。
    その反面、近藤勇は少し頼りなく、土方歳三は頭の切れる冷血漢として描かれています。

    ペンの力の凄さを感じるこの作品は、題材が史実なだけに「大和屋の焼き討ち」「禁門の政変」最後のクライマックス「芹沢鴨暗殺」等の出来事は実際に起こったこと

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    2023年02月19日
  • 蒼穹の昴(1)

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    中高生の頃に読んだ名作を、改めて読み直し。
    やっぱり面白い。しかもわかりやすい。
    文秀の個性際立っているし、文秀のお父さんも味があって好き^_^
    自宮するあたりは強烈に覚えています。それくらい印象的だった。

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    2023年02月15日
  • 大名倒産 下

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    なんだか集中しきれない上巻を頑張って読んだ流れで挑む下巻は、打って変わってあらゆるものがひとつになってフィナーレに進んでいく小気味良さが素晴らしい。

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    2023年02月09日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    『鉄道員』映画化されてヒットしたのは知っていたけど、原作がこんなに短い話だったとは知らずびっくり。よくこの話を膨らませて脚本を書いたなあと思う。内容はほっこりとするいいお話。なにせ北海道弁が忠実で驚き。親世代の北海道弁そのままでした。乙松が高倉健、仙次が小林稔侍っていうのはドンピシャなキャスティングだね。
    私的には『ラブ・レター』が一番心を揺さぶられた。白蘭の誰も恨まない純粋な気持ちが胸に突き刺さる。せつない。

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    2023年01月24日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    一晩経っても余韻がすごい…

    まさか短編集と思わず
    「あの映画化したやつだ」と手に取った作品

    まず鉄道員がこんなに短い作品であることに驚き。会話文で進むので、私には少し掴みづらかったけど、読み終わった後にじわじわくる。このあと、もう一度読んでみようと思う。

    そのほかの作品も全て印象深く、何度も思い出すことになりそう。あとがきで気になって調べたら、浅田さんの経験がかなり反映されている作品たちなのだなと納得。

    私はうらぼんえと悪魔が好き、というかかなり印象に残りました。

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    2023年01月22日
  • 一刀斎夢録 下

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    同著者作品「壬生義士伝」に同じく、流石の読み応え。

    新選組斎藤一の語りに入ってすぐにページを捲る手が止まらず、どっぶりと幕末から明治の時代に引きずり込んでくれる。
    齋藤の若い頃から歳を経るごとに、少しずつ少しずつ変化していく人と鬼の心情の狭間が描かれており、ラストに向けては感情の大波と小波の連続で、激動を生き抜いた一人の人生が流れ込んでくる感覚だった。

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    2023年01月19日
  • 大名倒産 上

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    浅田次郎さん、初めて読んだ。
    昭和26年生まれらしいので、さぞお固い文章書くんでしょ?と思ってたら、お固い文章とコミカルな文章の対比がよく、ところどころ文章だけで笑ってしまうことがあった。
    最初の文章がやたら固かったのはわざとなの…?とすら思った。
    主人公はもとより、他の登場人物も魅力的で、越中守いい人やん、と心から思った。その他、貧乏神は出てくるし、血の繋がった弟は出てくるし、仁王丸は今後どう絡んで来るのかとか、下巻が楽しみすぎる!

    ところで主人公、人たらしっていう最高のスキルの持ち主やん。

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    2023年01月19日
  • 一刀斎夢録 下

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    負け戦とわかりながら、幕府のようには決して逃げず、最後まで薩長の敵対意識を受け止めた会津や新撰組の最期が、一刀斎の口から語られます。西南戦争での結末には、薄々悟りはしていても思わず涙を流してしまいます。なぜ死ぬべき人が死なず、生きるべき人が死ぬのか…世の無情に疑問しながら、生き長らえてしまった自身を一刀斎は罪深く思っていたことでしょう。

    涙腺が緩むシーンがもう一つ。成田の辺りで捕まった元新撰組隊士らへの敵の対応がどうしても忘れられません。敵味方がお互い尊敬し合うも、時には許さざること、筋を通さねばならないことがある。武士には面目という厄介がある、という言葉が、物語を通して強く心に残りました。

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    2023年01月13日
  • 一路 (下)

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    下巻に入ってからは一気読みでした。

    お殿様の奇行が笑えて笑えて
     でもその裏にある想いに泣ける

    アッパレー浅田次郎!

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    2023年01月12日
  • 一路 (上)

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    おもしろい。

    時代ものを読み慣れていなかったので
    最初の数ページは心が折れかけたが、
    その後はスルスルと読み進められる。
    さすが浅田次郎…

    中山道を旅したくて堪らなくなってきた。

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    2023年01月09日
  • 大名倒産 上

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    ネタバレ

    大名が倒産⁉️
    先代が大名の倒産を計画して、隠居することに。その際に財産を隠し、隠居生活を楽しもうと企ててる。
    色々あり、現名代とさせられた4男は、借金工面に奔走。
    そんな折、貧乏神や七福神までが出てきて、果たして貧乏大名から抜け出せるか?

    下巻に期待!
    とても面白おかしく読みました❗️

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    2022年12月27日