浅田次郎のレビュー一覧

  • プリズンホテル 2 秋

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    ネタバレ

    2巻に入って、俄然面白くなる。
    佐藤優の言っていた、人を侮ること、侮られまいと足掻くことが、実感として腑に落ちる物語だった。

    なべ長がガラッと雰囲気を変えるのは、245ページでこれは手打ちだと思ったところからだろう。『他人には言えぬ悩みや悲しみや、クタクタに疲れた体や押し殺した怒りやー様々のストレスで爆発寸前の、自分自身との手打ちなのだ。』

    『俺、わからねえもの。自分がどこの誰だか、何をしてるんだか、ずっとわからねえんだ。』

    『ぼくは暗澹とした。真っ暗な底知れぬ、不可解な人生の淵を覗き込むようなきぶんになった。』

    人間の価値とか、あり方、大きさ、真摯さというものは、決して出世とか、見た

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    2021年11月14日
  • 壬生義士伝 2

    無料版購入済み

    渋い

    主人公吉村貫一郎の新選組での活躍が描かれる2巻。
    卓越した剣術のカッコよさやお金にまつわるユーモラスな描写が楽しい。
    守銭奴との誹りを受ける吉村だが、家族の為にひたむきな姿は竹中の言う通り彼らの良心であるのだろう。

    #エモい #カッコいい #アツい

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    2021年11月12日
  • 壬生義士伝 1

    無料版購入済み

    壬生浪

    新選組の隊士を描いた物語。
    絵はとても上手く迫力があり、またコマ割りなども秀逸で読みやすい。
    大正と幕末を行き来するストーリーも素晴らしく、主人公の過去や今後の動向が気になるところだ。

    #ドロドロ #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2021年11月12日
  • 壬生義士伝 2

    無料版購入済み

    コミカライズの名作

    原作は浅田次郎の作品の中でもとりわけ泣かせる名作である。この名作のコミカライズであるが素晴らしい絵柄で原作に負けないほどの仕上がりになっている。原作の雰囲気が、原作以上に読者に伝わってきている。コミカライズの名作と言っていいと思う。

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    2021年11月06日
  • 一路(上下合本)

    購入済み

    やっぱり名作

    はじめはNHK の時代劇で知ったこの作品。紙の本で読んでいたが利便性を考えて電子書籍で再購入。数年振りに読んだが、やっぱりおもしろい。昔ながらのTV時代劇を観ているようだった。こういう、分かりやすく日本人の琴線に触れるような、良い意味で芝居くさい時代小説は、人生の清涼剤になると改めて思った。また、一年後にでも読み返して、一路とお殿様の世界に浸りたい。定期的に読み返したくなる名作だ。

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    2021年11月05日
  • 一刀斎夢録 下

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    『一刀斎夢録』浅田次郎

    一刀斎。

    新撰組最強の剣客と呼ばれ、恐れられた、鬼の3番隊隊長、斎藤一。
    幕末を生き延び、明治を経て大正を迎えた「一刀斎」は、近衛師団の中尉に向かって夜毎語る。

    新撰組とは何だったのか。

    斎藤一が生きた、その理由とは。



    浅田次郎の新撰組三部作、最後の一作品。
    こちらも期待を裏切らない、超大作でした。
    ついに舞台は幕末の動乱期に。
    今回は複数人視点の語りではなく、ひたすら斎藤一本人がその口で過去を語る。
    年老いた斎藤一が毎夜訪れる若い中尉を相手に昔語りをしている姿を想像するだけでなぜだか泣けてくる。

    吉村貫一郎先生や、芹沢鴨暗殺事件あたりの話も沢山出てき

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    2021年11月04日
  • プリズンホテル 2 秋

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    再読完了。
    今回は極道御一行様vs警察官慰安旅行御一行様
    ベテラン歌手と仲蔵叔父の関係は?
    アイドル崩れと腐れマネージャーの行く末は?
    作家先生と愛人のコドモとの関係は?

    やっちまえ〜と作家の声が聞こえてくるようなやりたい放題。
    作家先生のひねくれきった愛情表現に辟易だけど、そうやって実は甘やかされてきたのだと本人が気付く日は来るのだろうか?

    今回も福田クイズ第2問は出来た。

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    2021年11月04日
  • 壬生義士伝 11

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    新たな視点

    11巻は、主に中間の佐助からの視点で、主人大野次郎右衛門と吉村貫一郎が語られています。
    次郎右衛門と貫一郎の友情を軸に物語は進んでいきます。
    泣けます。

    #胸キュン #切ない #感動する

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    2021年10月25日
  • プリズンホテル 1 夏

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    初回は2011年3月に読んでいるらしい。
    今回2回目。

    とにかく面白かった!という印象があり、友人に貸しても4冊もあるのに1週間で読んだと返ってくる。

    そのシリーズを今回Instagramの本仲間内で開催された『本を読まない人におすすめ本を紹介する』という企画で紹介し、晴れて大賞を獲得した。

    ということで、慌てて再読。
    少々時代も過ぎたものの、10年前とそう変わりはないはずの現在。
    義母や愛人を簡単に殴り飛ばす主人公の行動には嫌気がさすが、その子供っぽさ、甘えん坊根性を大きく包み込む話の流れ、任侠オヤジたち、頑固夫、真面目支配人、プライドの高いシェフの男気(侠気、漢気)が清々しい。

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    2021年10月19日
  • 一路 (下)

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    上下とも読破。理不尽に大役を任されながらも、一所懸命に任務を遂行していく。木曽路に連なる峰々のごとく難題が押し寄せるが、道中を歩進めるように一つ一つ乗り越えてゆく。その姿に、何か忘れかけていた大事なことに気付かされる。

    ストーリーが素晴らしいこともさることながら、著者が古文書好きということもあり、普段なかなか見ることのできない表現を発見することができる。今まで見たこともない漢字・言い回しなのに、なぜか懐かしく、すっと腑に落ちるような表現。今でこそ「古い」とされる表現も、江戸時代が200年以上続いたことを考えると、日本語の歴史を俯瞰した時に、今の表現技法はごくごく最近になってからのものであろう

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    2021年10月08日
  • 神坐す山の物語

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    浅田文学を堪能して

    東京育ちの自分は時折googlemapを見ながら読んだ。
    昭和時代の昔話だけではない。
    仕事にかまけて読む本がつい実用書ばかりになっている自分には、精神の本物の栄養となる浅田文学が必要なのだ。
    海外在住中でまさかのコロナ禍にあって、まるで遣唐使気分の今ながら、日本に一時帰国できたときは行ってみたい。
    海外で無念のうちにコロナで斃れた邦人の慰霊もあり。
    いつもいつも、浅田次郎さんには、そうやって正してもらっている。

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    2021年09月18日
  • プリズンホテル 1 夏

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    もう本当に面白い。登場人物はクセのある人たちばかりだけど、それぞれ魅力的で憎めない人ばっかり。浅田次郎のふざけたセリフが所々に散りばめられていて、浅田次郎ファンならずとも沢山の人に読んで欲しいです。定期的に読み返したくなる作品です。

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    2021年09月01日
  • 神坐す山の物語

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    ネタバレ

    文体がきれいで読みやすく面白かった!場所も知っている界隈でより想像しやすかった。浅田次郎は民子しか持ってなかったので、これを機にほかのも読んでみたい。

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    2021年08月29日
  • 一路 (下)

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    ネタバレ

    昔ここは宿場町でした〜なんて聞いたことあったけど、宿場町ってなに??と思っていました。
    この本を読んで、そりゃお金は落ちるし栄えるわけだ〜と納得。

    現代人からすれば、江戸初期も中期も後期もひっくるめて江戸時代だけど、300年も続くなかで制度やしきたりが変化していくのが面白かった。

    武士の合言葉の一所懸命がかっこよくて、これからわたしの座右の銘にしたい。

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    2021年08月28日
  • 天子蒙塵 1

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    壮大なストーリーにまた戻ってくることができた。
    この物語の行く末がどうなるのか続きを読むのが怖いけど気になる。

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    2021年08月22日
  • 一路 (上)

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    私はこの大ヒット時代小説を、audiobook のアプリ、耳読書で味わった。
    今回は落語家林家たけ平氏。
    天下一品の朗読で、「一路」という名作を
    さらにさらに味わい深い
    素晴らしい旅に連れて行ってもらった。

    はじめ傍観者の私も
    いつしか参勤道中を一緒に歩き、何がしかの荷を担ぎ、
    「セイセイ、ドウドウ」と声を上げ、
    日本人の心の原点、ここだここだと強さと優しさを堪能した。

    久しぶりに手放しで楽しんだ作品だった。よかった!

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    2021年08月19日
  • ハッピー・リタイアメント

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     一つは、前回紹介した「定年オヤジの改造計画」と同じく、同年代には気になる退職後の第二の人生の生き方というテーマである。プラス、財務官僚下がりの樋口と元自衛官の大友と教育係であった立花葵が意気投合し、天下り組織の理不尽さにメスを入れ、自分達らしい矜り高き価値ある人生を歩み出す。数ある浅田小説の中で痛快娯楽小説。古い本ですが、まだお読みでない方は是非。こんな素敵な第2の人生。羨ましい!コロナ禍の暗い巣ごもり中、大いに楽しめる1冊だと思います。

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    2021年08月18日
  • 勇気凛凛ルリの色

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    読み応えたっぷり。浅田次郎が小説よりも奇なる人生を歩んできたのがよく伝わってきた。笑ったものも多かったが、「サチコの死について」、「鬼畜について」、「縁について」が印象に残った。それにしても怪しい風貌だな。

    サンキュー、勧めてくれてありがとう。

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    2021年08月08日
  • 天子蒙塵 1

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    1巻は、溥儀の第2夫人の文繡の語りで進む。

    浅田センセの本気の(?)日本語はものすごく美しいなぁ。

    懐かしい面々が登場してうれしい反面、史実の無念な結末に進むのが何とも・・・。

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    2021年05月30日
  • マンチュリアン・リポート

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    あゝ、読んでしまった…

    今ある浅田次郎の傑作達を。

    中原の虹の主人公、張作霖を本編を読んでる時はなんとも思っていなかった。

    しかし、マンチュリアン•レポートを読んでると、張作霖の人間性を改めて好きになった。

    その人間性を作っているのは、浅田次郎なのだが。

    あゝ、新たな話が出てこないか…

    今から待ち遠しい。

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    2021年05月18日