浅田次郎のレビュー一覧

  • 一刀斎夢録 下

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    同著者作品「壬生義士伝」に同じく、流石の読み応え。

    新選組斎藤一の語りに入ってすぐにページを捲る手が止まらず、どっぶりと幕末から明治の時代に引きずり込んでくれる。
    齋藤の若い頃から歳を経るごとに、少しずつ少しずつ変化していく人と鬼の心情の狭間が描かれており、ラストに向けては感情の大波と小波の連続で、激動を生き抜いた一人の人生が流れ込んでくる感覚だった。

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    2023年01月19日
  • 大名倒産 上

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    浅田次郎さん、初めて読んだ。
    昭和26年生まれらしいので、さぞお固い文章書くんでしょ?と思ってたら、お固い文章とコミカルな文章の対比がよく、ところどころ文章だけで笑ってしまうことがあった。
    最初の文章がやたら固かったのはわざとなの…?とすら思った。
    主人公はもとより、他の登場人物も魅力的で、越中守いい人やん、と心から思った。その他、貧乏神は出てくるし、血の繋がった弟は出てくるし、仁王丸は今後どう絡んで来るのかとか、下巻が楽しみすぎる!

    ところで主人公、人たらしっていう最高のスキルの持ち主やん。

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    2023年01月19日
  • 一刀斎夢録 下

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    負け戦とわかりながら、幕府のようには決して逃げず、最後まで薩長の敵対意識を受け止めた会津や新撰組の最期が、一刀斎の口から語られます。西南戦争での結末には、薄々悟りはしていても思わず涙を流してしまいます。なぜ死ぬべき人が死なず、生きるべき人が死ぬのか…世の無情に疑問しながら、生き長らえてしまった自身を一刀斎は罪深く思っていたことでしょう。

    涙腺が緩むシーンがもう一つ。成田の辺りで捕まった元新撰組隊士らへの敵の対応がどうしても忘れられません。敵味方がお互い尊敬し合うも、時には許さざること、筋を通さねばならないことがある。武士には面目という厄介がある、という言葉が、物語を通して強く心に残りました。

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    2023年01月13日
  • 一路 (下)

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    下巻に入ってからは一気読みでした。

    お殿様の奇行が笑えて笑えて
     でもその裏にある想いに泣ける

    アッパレー浅田次郎!

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    2023年01月12日
  • 一路 (上)

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    おもしろい。

    時代ものを読み慣れていなかったので
    最初の数ページは心が折れかけたが、
    その後はスルスルと読み進められる。
    さすが浅田次郎…

    中山道を旅したくて堪らなくなってきた。

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    2023年01月09日
  • 大名倒産 上

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    ネタバレ

    大名が倒産⁉️
    先代が大名の倒産を計画して、隠居することに。その際に財産を隠し、隠居生活を楽しもうと企ててる。
    色々あり、現名代とさせられた4男は、借金工面に奔走。
    そんな折、貧乏神や七福神までが出てきて、果たして貧乏大名から抜け出せるか?

    下巻に期待!
    とても面白おかしく読みました❗️

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    2022年12月27日
  • ハッピー・リタイアメント

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    タイトルかた考えていたのとはちょっと違うけど、面白かった! やっぱり、思うままに生きていければ、それがハッピーだよね。けど、結局お金を手に入れたのは…?

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    2022年12月19日
  • 一路 (下)

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    下巻に引き続き、とっても面白かった!
    シリアスでも逆でも語り口が淡々としてて、それがまた癖になる。
    下巻でも沢山の困難が発生して、主人公はすごく必死だし、逆にお殿様はますますよく分からない人物になっていく。
    最後色々なことが明らかになるけれど、締めくくりの一路の名前の意味にはグッときた。

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    2022年12月18日
  • 一路 (上)

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    初っ端から最悪の境遇に陥った主人公。
    なのに語り口調が軽くて所々笑える言い回しが沢山あって重くならない。
    それどころか声を出して笑っちゃった!
    これは笑い一辺倒かと思えばポンっと胸にくるシーンが入ってきたり。
    ギャグもシリアスもくどくなく、とても読みやすい。
    下巻にも期待!

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    2022年12月13日
  • 降霊会の夜

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    ネタバレ

    『降霊会という名の告白タイム!衝撃の事実が次々と…』

    戦後の急速に変わりゆく社会を経験した主人公。
    強く心に残った少年時代、大学生時代の想い出の知られざる事実が、降霊会で明かされる…
    今では考えられないようなことも、当時の社会状況では仕方がなかったのかな…と考えさせられました。

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    2022年12月09日
  • プリズンホテル 4 春

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    極道小説なのに悪者が1人も見当たらない。
    極道社会の兄弟、家族という繋がりを、宿泊者は疑似体験する。
    そこでは各々が抱えていたしがらみが、自然と(強引に?)解けていく。
    かなり泣けます。

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    2022年11月10日
  • 蒼穹の昴(2)

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    春児にヘイムータンの亡霊が乗り移ったって勘繰って阿片吸いまくって抱き合いながら眠った陳と趙面白過ぎる

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    2022年10月26日
  • 天国までの百マイル 新装版

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    泣きました。命を削るように4人の子供たちを育て上げたお母さんの昔の切ない恋愛話は号泣です。そしてデブでブスなマリの主人公への愛情。真似できません。神のような無性の愛に感動です。

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    2022年10月24日
  • 蒼穹の昴(3)

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    読み出したら止まらなくなる3巻目。
    時代が動き出している気配を強く感じる。
    ハイライトは栄禄の権力への執念と李鴻章のイギリスとの租借議定書の締結と陳九老爺の死に対する春児の行動

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    2022年10月09日
  • 終わらざる夏 下

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    戦争に翻弄される人々のそれぞれの話。
    終わらざる夏、終戦を告げる玉音の後に始まった戦闘。
    兵士にも敵兵にも一人一人に妻がいて子がいて、母がいて、故郷があった。
    軍人として戦って死にたいという誇りと生きて家族に再び会わねばという想いに揺れ、国を守るために戦った。

    戦争の悲惨さをありありと感じさせられる作品でした。
    「一生戦争をしねえで畳の上で死ねるんなら、その時が勝ちだ。」登場人物の1人の言葉が強く印象に残りました。戦争を繰り返さず、平和な日本を守ってきてくれた方々に改めて敬意を表します。

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    2022年10月08日
  • マンチュリアン・リポート

    購入済み

    感慨深い

    いやいや、歴史を学んでこない私にはこれが真実の出来事としか感じられないほど。感動というのか。
    事実かどうか、真実は何か。
    突き詰めることは大切なこと。
    数年前にあった公文書破棄なんて認められない。そんなことまで感じた一冊。 おススメ。

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    2022年10月05日
  • シェエラザード(下)

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    上巻の内容からは急展開して話が進んでいきます。

    下巻はやはり船とともに海へ沈んでいった多くに方々のことを考えさせられます。日本がどんな状況に置かれているかも分からないまま、言われるがまま、船に乗せられ、なにも分からないまま死がやってきた。

    この事件を、ようやく語ってくれた老人。語りたくない人はたくさんいるのかもしれませんが、やはり戦争を知らない世代になんとかして語っていって欲しいと思いました。戦後、平和と繁栄を手に入れた日本には、戦争に翻弄され死んでいった多くの命が足元に眠っていることを改めて感じさせられました。

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    2022年09月16日
  • シェエラザード(上)

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    戦時中に人道支援で運行していた船がアメリカの攻撃によって沈んでしまったことがありました。だんだん記憶が薄れていくほど時間がたったころ、台湾の実業家がこの船を引き上げる話を主人公に持ってきます。

    一気に読めるくらいなかなか面白い作品です。戦争のこともありますが、金塊というお宝のこともあるの、エンターテイメント性もありどんどん引き込まれていく幹事でした。

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    2022年09月16日
  • 蒼穹の昴(2)

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    一巻では書かれなかった、西太后のキャラクター。私けっこうこのおばさん好きかも。
    何も持たない春児が努力し、運命を変えていく様、次の巻が楽しみ。

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    2022年09月15日
  • 夕映え天使

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    短編6編。現状、幸せとは思えない主人公たちが、恵まれない現状から一歩先に進もうとするストーリー。
    ほんのり温かかったり、固い決意だったり、さまざまだけど、人はまだまだ頑張れるんだな。っていう勇気をもらえた気がする。

    人生っていい事よりも悪い事の方が多いらしい。でも悪い事も考えようによってはいい事に向かうステップにもなりうるのかも。

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    2022年09月12日