浅田次郎のレビュー一覧
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映画も観ましたが、小説の方がずっとおもしろいです。
タイムスリップを利用して、理解したくもない父親の良く見えない、見せていない一面を迫力満点で見せつけてくれます。
親の心子知らず、子の心親知らずで、最後はほろりとします。Posted by ブクログ -
文秀と春児は、それぞれ相対する勢力の中核的存在に成長。一方、清国は、列強各国によって割拠、衰退の勢いは止まらない。列強各国のマスコミも清国情勢を母国に伝えるのに躍起。西太后、李鴻章の素顔とは。Posted by ブクログ
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短編以外の浅田さんの本、しかもコメディを初めて読んだ気がする!そこはかとなく三谷幸喜っぽさがある…
がんがん風呂敷を広げてどうなるんだ!?!収拾つくのか!?って思ったけど最後はきれいにまとまっててすごかった…気付いたらラスベガスにいる感覚になってました。たくさんの登場人物の行動が絶妙に絡まって、展開...続きを読むPosted by ブクログ -
最高。
泣き、笑い、考える。読書の醍醐味が全て詰まっている。本当に幸せだ。
一つ辛いのは、読んでいて、自分が恥ずかしくなることか。
ふいに、昨日のあの行動は無粋だったな…おとといの行動は不義理だったな…と。
ライムライト最後の一節
「でもーーおとっちゃんが映すチャップリンさんのほうが、ずっとすてき...続きを読むPosted by ブクログ -
終戦間際、軍の徴用船として捕虜の食糧を運んでいた弥勒丸が、台湾海峡で誤爆により沈められた。
弥勒丸のサルベージを巡り、3人の男女が、謎の中国人に難題を投げかけられる。
感想は下巻で。Posted by ブクログ -
浅田さんの中国シリーズ第三弾。張作霖や張学良が登場した時代の物語です。
浅田さんの小説は、歴史に忠実で綿密なんだなと、改めてこの中原の虹を読んで思いました。Posted by ブクログ -
浅田節炸裂の一冊。時代の終わりと始まりの狭間における不条理の中「生きる」と言うことを鮮やかに描いた作品。骨太且つ読みやすい、ストーリー以外にも毎度ながら緻密に描かれた下級武士や町人の暮らしぶりや苦悩には舌を巻く。Posted by ブクログ