浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み返すの何度目だろう。定期的に読み返したくなる本。電車で読んで泣いてしまいました。
『鉄道員(ぽっぽや)』は高倉健さんで脳内再生。
『ラブ・レター』『角筈にて』は20代の頃からのお気に入りで、今回は『伽羅』『うらぼんえ』も心に残りました。妻になり、母になって感じ方も変わったのかな?歳を取れば取るほど、色々な立場から物事を見れるし、知らなかった単語もいきなり実感できたりして楽しい。例えば「肌のくすみ」「ほてり」「物忘れ」とかもね。若い時はピンとこなかったなぁ。ベテランとしてステージがあがっていってます。
浅田次郎さんの本を読むと、頑張ってるおじさん達が愛しく思えてきます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公「僕」のDVの違和感。
「人を思いやること」は
体験のないものにとっては
理解することも、その大切さを想像することもできないのかもしれない。
私たちにとって当たり前の人との関わり方。
主人公「僕」のDVは
彼の環境から得た成長の果てだったと思った時
単なるめめしい被害者意識だと
自分も、主人公を、自分の価値観に落とし込んで
随分と見下していたことに気がついた。
他人を尊重することは、案外と難しいことなのかもしれない。
清子さんの純真さ、富江さんの温かさ。
おそろしく時間はかかったけれどなんとか届いて良かった。
はちゃめちゃな展開のあちらこちらに
グッとくる言葉がきらきらと散 -
Posted by ブクログ
『週刊現代』1994年9月〜1995年9月まで連載されていた、浅田次郎さんのエッセイ集。
駒場東邦中→中大杉並高校→陸上自衛官→小説を書きながらゴニョゴニョと人生経験豊富な浅田先生なので、(しかも普通の人が経験してない事をたくさん経験されてるので)、めちゃくちゃ面白い。
『鉄道員(ぽっぽや)』『壬生義士伝』『帰郷』とかしか読んでない方はビックリすると思います。先生の作品を色々読んだ私は、「浅田次郎さんって8人くらいいるんじゃ?」って疑ってる。
爆笑の連続なので、このエッセイを読んでみて欲しいです。ちなみにこの連載中に『地下鉄(メトロ)に乗って』で吉川英治文学新人賞を受賞されてます -
購入済み
周りの人達には愛されながらも拭えない喪失感が生死の境目で少しずつ埋められて行く過程が切ないけれど美しくてさすがとしか言いようがありません。浅田次郎作品はたくさん読みましたが、言葉選びの美しさはこの作者の真骨頂だと思います。