【感想・ネタバレ】勇気凛凛ルリの色のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年10月21日

数年前に読んだ本ですが、筆者の人間の縁と言う本を読んで、古い本をまた読みたくなったので再読になります。

25年前の本になりますが、当時世間を騒がせた事件や筆者の日々の生活に対して、世間の常識とはまた一味違う経験に基づいた筆者なりの筋が通ったエッセイになります。

特に犯人や被害者の想いを、筆者なり...続きを読むに想像力豊かに書き上げている話が素晴らしいです。

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Posted by ブクログ 2023年08月17日

 『週刊現代』1994年9月〜1995年9月まで連載されていた、浅田次郎さんのエッセイ集。

 駒場東邦中→中大杉並高校→陸上自衛官→小説を書きながらゴニョゴニョと人生経験豊富な浅田先生なので、(しかも普通の人が経験してない事をたくさん経験されてるので)、めちゃくちゃ面白い。

 『鉄道員(ぽっぽや...続きを読む)』『壬生義士伝』『帰郷』とかしか読んでない方はビックリすると思います。先生の作品を色々読んだ私は、「浅田次郎さんって8人くらいいるんじゃ?」って疑ってる。

 爆笑の連続なので、このエッセイを読んでみて欲しいです。ちなみにこの連載中に『地下鉄(メトロ)に乗って』で吉川英治文学新人賞を受賞されてます。

 あと、阪神大震災やオウム真理教の事件(地下鉄サリン事件など)の頃のエッセイなので、勉強にもなります。

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Posted by ブクログ 2022年05月05日

浅田次郎さんのエッセイが好きでずっと読んでいます。江戸っ子かと思えばチャーミングな浅田次郎さんのエッセイは気晴らしになり楽しいです。

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Posted by ブクログ 2021年08月08日

読み応えたっぷり。浅田次郎が小説よりも奇なる人生を歩んできたのがよく伝わってきた。笑ったものも多かったが、「サチコの死について」、「鬼畜について」、「縁について」が印象に残った。それにしても怪しい風貌だな。

サンキュー、勧めてくれてありがとう。

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Posted by ブクログ 2013年07月24日

1994年から1995年の間の週刊現代へのエッセイ
が おさめられている。
週刊現代の読者がどんな人なのかを熟知したエッセイとも言える。

中原の虹を読んで、この男すごい とおもった。
そして、このエッセイを読んで、浅田次郎のざらざらした部分に
触れた感じがあった。
自虐ネタで、作者自身が盛り上がっ...続きを読むていたり、
きらりと鋭く 突っ込み力がある。

1995年1月17日 阪神大震災
1995年3月20日の 地下鉄サリン事件
二つの大きな事件が起こったときに、書かれているので、
そのときの 浅田次郎の 時代考察に 不思議な眼光を
発揮している。

1951年生まれというから 同世代であるが、
生きている軌跡はまるで違う。
大学受験を失敗し、自衛隊に二年間入隊。その後
危ない橋をわたり、マルチ商法で大もうけし、
小説家をめざし、競馬で儲けて生活し、
小説が 売れ始めた頃の エッセイであるので、
その苦労や悲哀が そこはかとなく ものがしく、おもしろい。
体育会系小説家 というのがいい。

表題が微妙な言葉を選び、その言葉を定着しようと試みる。
自衛隊という曖昧な存在への歯痒さ。『防御』
阪神大震災での自衛隊の救助の遅れはどこからきているのか?
日本にも『人を見たら泥棒と思え』という時代があった。

ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団
勇気凜凜ルリの色
望みに燃える呼び声は朝焼け空にこだまする。

ふむ。歌のメロディさえ思い出した。なるほど。
さしづめ、このエッセイは 中年探偵団なんですね。

愛煙家の権利を主張する。それにしても、大人げない。
ものがなしくも銭湯の進化と変遷。
自己破産がなかった時代があった。
折り言った相談は うけておくべきだ。
拳銃というものが起こす事件は、
体育会系小説家である浅田次郎は 太宰治が嫌いで 三島由紀夫に憧れている。
クジにはつよい浅田次郎。
サチコの死に悔し涙を流す。
ストリーキングをしたことがある。
金玉という言葉の含蓄の深さに、おもわずうなづく。
ハゲという現象を受け入れるための心理学とピアスとの文化比較論。
老いたという言葉を実際に受け入れるときはどんなときか?
日本人はなぜ太っていて、電車で漫画を読むのか。
日式金隠しトイレと西洋式トイレ。
近視になると不便なことは、
新聞広告と中吊り。
競馬がもうかるわけないのに、なぜするのか?
人には言えない決定的な忘れ物。
男に尽くす女の歌をうたいつづけた テレサテン。
なぜ子供のままで成長できないのか?その幼稚性。
本屋に行くとなぜクソがしたくなるのか?その生理的現象の解明。
耳にカビが生えるという奇病。
三島由紀夫の言葉の豊富さ、構文の豊かさ、的確な品詞、
タイトルの選び方のすごさ。
なぜか いいときに その醜態はやってくる。その不運ということに、星まわり。
ろくでなしではあるが、ひとでなしではない。
閉所恐怖症は 風呂とトイレにどう入るべきか?
カラオケによって、弾き語りは駆逐された。

理不尽 朝鮮のプリンスが広島の原爆でなくなった。
この物語は 秀逸かもしれない。

山口瞳というひとの つつがない縁。

おもしろいなぁ。このエッセイ。

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Posted by ブクログ 2012年07月06日

小説はいずれも重厚、壮大、涙なくしては読めません…、といった浅田作品。ところがエッセイはというと…。どちらかと言えば、エッセイファンの私です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年03月20日

お母さんのすすめで読み始めました。
小学生が読むには少し難しい部分もありますが、とってもおもしろいです。
とくに「ハゲについて」というところがサイコーです。

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Posted by ブクログ 2011年02月13日

次郎氏のエッセイ大好きです。
くだらないことから、社会的問題まで。
それでも彼の考え方は一筋通っているから、「なるほど」と思える。
言葉の選び方が軽妙で、おもしろい。読みやすい。
まだ売れる前のエッセイのようだから、自虐的な内容にも信憑性があって、おもしろい。「きんぴか」は自分の話なのかな?
また色...続きを読むんな本を読み返したくなりました!

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Posted by ブクログ 2010年01月04日

一人の小説家が直木賞受賞作家になるまでとの間の、日常、ご家族、自衛隊員としての過去、ニュースのことなどなど、笑いあり涙ありの気持ちを揺さぶられるエッセイです。

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Posted by ブクログ 2009年10月14日

まるで文字が踊ってるかのような軽快さに感動してしまった。
その軽やかさとホロリとくる人情を描き出してみせる粋なストーリーは、超売れっ子作家になってしまった今でも健在なのが、長年のファンとしては嬉しい。
このおっさんの文章はすげぇと衝撃を受けた思い出深い本。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

本読んでこんなに爆笑したのは初めて!!

素晴らしく多彩な人。蒼穹の昴ではまって以来、大好きになりました。
本当にパワーが沸いてくる一冊です。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

笑えます。声に出して笑っちゃいます。
入院中に持っていって正解。
浅田先生の体験談など、まじで?と思うほどの出来事で、とにかく明るい気分になれる本です。

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Posted by ブクログ 2016年01月06日

浅田次郎の勇気凛凛ルリの色を読みました。浅田次郎の自伝的エッセイでした。下ネタあり、高邁な主張ありで面白く読むことが出来ました。電車の中で吹き出してしまうようなエピソードも満載で楽しめました。自衛隊出身の体育会系小説家としての主張も結構面白く読みました。続編もあるようなので早速古本屋で探さなければな...続きを読むりませんね。

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Posted by ブクログ 2019年02月26日

「勇気凛々ルリの色」は歌える。少年探偵団はもちろん知っている。次郎ちゃんの嫌いなカラオケで歌ってみようと思う
。貴君と同い齢、兎年のオバンなママと一緒に。

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Posted by ブクログ 2018年12月16日

今をときめく浅田次郎が全盛突入前の43〜44歳時に書いたエッセイ集、2年間の自衛隊生活やヤクザな稼業を体験して自称 世にも稀な体育系作家と宣うけど、いやいやどうして喜怒哀楽をストレートに筆にしていて面白い! 学歴も職歴も無いと卑下されるけど子供の頃からの悲願だった小説家になったのは非凡な何よりの証...続きを読むだ♪ さて、上品じゃない箇所もあるがふんだんにまぶしたユーモラスな表現に大笑しながらも時に振るわれる真剣に刮目させられる。タイトルにすぐさま歌が口ずさめる世代も さっぱりピンと来ない世代もあまねく読める秀逸なエッセイ集、続編が続いた理由もよく分かります。

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

まだそれほど有名になる前のエッセイ。
だから電話が鳴ると「直木賞か!?」と身構えることも。
偽悪者ぶるのも、やや力みすぎのきらいが初々しい。

びろうな話、下世話な話、そして今はもう時効だと思うけど…の、違法行為の話の中に不意に姿を現す作家のまなざしが素晴らしい。
ということで、電車の中で吹いたこと...続きを読むは内緒だ。

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Posted by ブクログ 2012年12月30日

―――陸上自衛隊出身、ピカレスク人生経由、現在小説家。今や超多忙で絶好調、超有名とサクセスした直木賞作家が、理不尽な宿命を笑いとばす自伝的熱血エッセイ。
涙あり笑いあり怒りあり哀しみあり、おのれの目標めざして突き進んだ男の、体を張った文章は、読めば思わずパワーが湧いてくる!元気が出る1冊!


...続きを読む初めて読んだ浅田次郎のエッセイ

好きな小説家のエッセイってなんでこんなに面白いんやろ
ニヤニヤしてまうわ

10年ちょっと前の古い本やけど気にならへんからぜひ

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Posted by ブクログ 2011年12月06日

まだまだ世に名前が出る前?の作品。
壬生義士伝は電車の中で読んでいて号泣しそうになったけどこの作品は笑いをこらえるのに必死で涙が出た。
頭、そんなにおっきく見えないけど・・・苦労がおありなのだなぁ。

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Posted by ブクログ 2011年11月26日

時間がなくて途中までしか読めなかったが、面白かった。
電車で「嘔吐について」を読んでいたら、酔った。

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Posted by ブクログ 2011年10月28日

この人のエッセイは、電車の中で読まない方がいい…。絶対変な人だと勘違いされます。今回も何度「ブへっ!」っと噴き出したことか。
特にご自身の暴露モノは耐えられません…驚くべき人生(笑)

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Posted by ブクログ 2011年09月26日

エッセイ集。書かれた時期は、10年ちょっと前ぐらいでしょうか。「あの」大地震や、「あの」テロ事件に代表される「あの」教団の話題が多く出てきます。その他、大事件の片隅で忘れ去られそうな、でも忘れてはいけない類の事件を採り上げていて、いろいろと考えさせられる部分も多々あります。名手の作家(?)の手による...続きを読むエッセイは、昔からとても好きなのです。中学のころは星新一のエッセイ、高校では筒井康隆のエッセイにハマり、椎名氏のエッセイ群に出会ってからはしばらくハマりました。それ以来、今でもゴヒイキ作家のエッセイに出会うとムフフとなります。東野圭吾氏がもうエッセイを書かないということを目にしましたが、その小説と同じくエッセイもとても面白いと思うので、ホントなら一読者としては非常に残念です。あと「たなぞう」で、エッセイの書評はちょっと少ないような気がするのですが・・・。読まれてないことはないと思うのですが、やはり小説などに比べると若干格下と認識されているのでしょうか・・・。以上、ダラダラと駄文をたれ流してしまいました。感想とは全く別モノになってしまいました。すんません(汗)。

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Posted by ブクログ 2018年10月08日

売れる前のエッセイ、時事ネタ中心に面白おかしく書かれている、自衛隊ネタとマルチネタは特にいい、読んで損なし

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Posted by ブクログ 2018年06月11日

陸上自衛隊出身、ピカレスク人生経由、現在小説家。今や超多忙で絶好調、超有名とサクセスした直木賞作家が、理不尽な宿命を笑いとばす自伝的熱血エッセイ。涙あり笑いあり怒りあり哀しみあり、おのれの目標めざして突き進んだ男の、体を張った文章は、読めば思わずパワーが湧いてくる!

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Posted by ブクログ 2017年09月24日

好きな作家の作品としてはガッカリ。エッセイとなると作家の人となりが表れてこれまでの堅物なイメージが一気に崩れた…。

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Posted by ブクログ 2012年10月21日

浅田次郎さんの人柄がわかる。

かっこいいおっさん。

はげたくないし、太りたくないけど、かくありたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年05月06日

氏の分かるような分からないような
信念に爆笑しつつも納得したり
かと思えば私の全く知らない歴史を学んだり
かと思えば現在の日本の問題について学んだり…
一つ一つが短いので非常に読みやすい。

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Posted by ブクログ 2011年01月03日

勇気凛々ルリの色に心惹かれて手にとってみた。
中身はエッセイ。浅田次郎の生き様(?)が記されている一冊。

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Posted by ブクログ 2009年12月25日

浅田さん初のエッセイ。自身の過去についてもたくさん、面白おかしく語られており、浅田さんの人生を覗き見ることのできる一冊。蒼穹の昴やきんぴかを書いた経緯なんかもわかって、おもしろかった。さすがにエッセイ第1作目なので、くだけ具合でいうなら、一番硬いかも。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

浅田次郎の自伝エッセイ
エッセイはあまり読まないんだけど、浅田氏の人となりに興味があったので。
勇気凛々は少年探偵団のテーマ曲だった。僕は知らない

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Posted by ブクログ 2011年07月25日

エッセイ集。週刊誌に連載されていたものをまとめたもの。私の読んだのは文庫版であるが、単行本としての発行はかなり古く、ということは週刊誌への連載はもっと古いということである。この人は小説も面白いけど、経歴が、かなり、というか、とてつもなくユニーク。エッセイに時々出てくる自衛隊時代や、いわゆるぐれていた...続きを読む時代の話など、とても面白い。

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