浅田次郎のレビュー一覧

  • 蒼穹の昴(4)

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    壮大なストーリーに涙が止まらない。

    春児が至った、「白太太は嘘を吐いたけど、その嘘により自分の腹に夢を蓄えてくれたから嬉しい」という結論。
    文秀が至った、「自分たち持てる者がすべきことは、持てる者らしく施すことでなく、持たざる者に寄り添うこと」という結論。

    少々綺麗事である感は拭えないが、いかにも青年期に至る結論であると思い、好感が持てる。この結論は春児や文秀が成長していく過程で形を変えていくのだろう。

    本作では光緒帝が幽閉され、西太后が三度紫禁城へ登るところで終了している。史実によると、光緒帝が斃れた翌日に西太后も崩御している。そのあたりをどう描くかを楽しみに続編を読みたい。

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    2026年02月25日
  • 一刀斎夢録 上

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    明治天皇が崩御され大正となった頃。
    新撰組の生き残りで人斬りと恐れられた斎藤一は、夜ごと酒を飲みながら自分と新撰組の辿った運命を語る。
    生きるか死ぬか。命のやりとりは、対峙する前からの長く緻密な駆け引きがある。

    壬生義士伝で浅田次郎さんの小説にどっぷりはまった身としては、途中吉村貫一郎が出てきたときに、幼なじみに会ったような懐かしさがありました

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    2026年02月25日
  • 蒼穹の昴(3)

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    それぞれの過去と思惑が結実を見る。

    第3巻での見どころは、なんと言っても李鴻章による香港租借の交渉。99年租借の理由を見事に考察し、まとめあげている。
    また、久しぶりの春児と文秀の会合や、春児と他宦官との関係性も、カタルシスありありに描かれる。 

    あとは、西太后と光緒帝との関係を、史実に則りどのように描くのか。第4巻でどのように結ぶのか気になるところ。

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    2026年02月23日
  • 蒼穹の昴(2)

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    第2巻のポイントといえば、何と言っても西太后と光緒帝載湉の関係の考察にある。

    多くは、強欲な西太后に振り回された光緒帝というように習うが、そうではないのでは?という浅田次郎独特の解釈が面白い。

    史実に則ると、光緒帝戴湉が斃れ、その翌日に西太后が崩御し、十二代宣統帝溥儀の時代となる。どのように描かれるのか楽しみ。

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    2026年02月21日
  • 完本 神坐す山の物語

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    これはよかった。
    あまり神道に造詣が深くないので、神様が身近にいるというか、生活の中に息づく世界は新鮮だった。
    不思議なことも不可解なことも起こる、怖いことも起こる。けれども、神様がそうするならばと受け入れる。
    全編を通して神様への畏敬の念があると感じた。

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    2026年02月20日
  • 蒼穹の昴(1)

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    シンプルにストーリーが面白い。

    「貧すれば鈍する」という原理原則から自分の力で抜け出した春児。自身の運命を手繰り寄せることができるか。

    とにかく、春児も文秀もスタートラインに立った。ここからどのような展開になるか見物。

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    2026年02月20日
  • 壬生義士伝(下)

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    ネタバレ

    下巻は、吉村や息子の嘉一郎と彼らに近しかった者たちを中心に話しが進んでいく。

    武士として、男としてそれぞれ守るべき者を定めて命を燃やしていく姿は涙なしで読めなかった。

    生き方を考えされる作品

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    2026年02月19日
  • 壬生義士伝(上)

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    ネタバレ

    主人公である吉村が腹を切らされそうな所から始まる本作。

    語り部と聞き手、時々回想という構成で進んでいく作品で、テンポが良くどんどん読み進めてしまう。

    序盤は新撰組の話しが多く、あまり幕末の書籍を読んだことのない自分としては勉強になるところが多く面白い。また、さまざまな人の思惑や男としての生き様が現れていてグッとくる。

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    2026年02月19日
  • シェエラザード(下)

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    金塊と2300人を載せたまま海に沈んだ弥勒丸。第二次世界大戦下ではあるが、赤十字の物資を運ぶ目的で絶対的な安全が確保されていた弥勒丸が何故沈まなければいけなかったのか。
    現在と過去の双方の視点から描かれる物語で、謎の人物が誰なのか気になり、一気読みするほど面白かったです。

    「白い物も黒」と言わなければいけなかった戦争の時代。私達は平和に慣れているので、その時代に正義を語れなかった人々の辛さは想像すらできないと思いました。

    先日、ぽっぽやで大泣きしましたが、全く違って骨太な一冊でした。
    浅田次郎さん、すごい作家さんですね。

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    2026年02月15日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    鉄道員はもちろん昔から知っていて、映画は見たことはないけれど、高倉健さんのイメージでした。
    浅田次郎さん作品を読む機会が多く、ずっとこれを読みたいと思っていました。
    短編8つがおさめられていて、それぞれが違うテイスト。私は、「オリオン座からの招待状」と「ぽっぽや」が好きです。
    お医者さんの待ち時間に読みましたが、涙が出てきて困りました。家で読んだほうがいいですね。
    ずっと気になっていたので、取り寄せしてまで読めて良かったです。

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    2026年02月08日
  • 夕映え天使

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    六篇の短編集。
    どれも浅田さん節爆発なんですが、
    やっぱり一編目「夕映え天使」がいいなあ。
    天使は夕映えの向こうに消えていってしまったんですね…。

    ※新潮文庫307ページ

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    2026年01月31日
  • 蒼穹の昴(2)

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    再読。春児があらゆる事を体得し、瞬く間に出世していく。このあたりの場面は本当に好き。春児の奇跡的な出会いの数々は天佑だなぁと思う。

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    2026年01月27日
  • 王妃の館 下

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    浅田次郎さんのこの手の小説、大好きです。語り口と言うか、節回し(?)がとても心地よく、壮大なストーリーでも、スイスイと漕ぎ進むような心地良さ。

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    2026年01月24日
  • 日輪の遺産 新装版

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    浅田次郎さんの本を読み漁ってる随分前に読みました。浅田次郎さんの作品の中で一番好き…と言うか大切な本です。

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    2026年01月22日
  • シェエラザード(下)

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    ネタバレ

    生存者は中島吾一唯一人……に捉われて宋英明の正体を探れなかった。彼が日本人だと明かされた時の驚きはなかなかのもの。
    あの人好きのする正木中尉の行き着く先と思うと悲しく、「人殺し」で「嫌い」と面と向かって伝えられる律子に心地よさを感じた。

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    2026年01月19日
  • 天子蒙塵 4

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    ラストエンペラーのその後、対戦後の彼の人生。国共合作がなされた背景などにも言及があったら更に面白かった。関東軍の独善的な動きを統制出来なかったことが、結果的に現在に至るまでの対中関係につながっているのは、奥が深い。

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    2026年01月18日
  • 蒼穹の昴(3)

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    1 2巻に続けて読むことが出来ている。
    春雲がいい。この時代に救いになる人。
    「肌の色がちがう、ふしぎな風土と習慣で彩られたこの国の民を、同じ人間として、心の底から愛して下さい」
    心を揺さぶられた。

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    2026年01月18日
  • 蒼穹の昴(1)

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    2年ほど前に単行本で読んだ作品を久しぶりに再読。娘に勧めて読み始めてくれたので、一緒に楽しもうと思って。先の運命は分かっているんだけど、場面ごとにいちいち心を動かされます。しばらくはこのシリーズをゆっくり読んでいくつもり。娘もハマって、今は『中原の虹』に突入。やっぱり感動を分かち合える相手がいるのはいい。今年はついにシリーズ完結編の作品が発表されるそうなのでワクワクしてます。

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    2026年01月17日
  • 蒼穹の昴(2)

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    面白い。
    慣れない中国名や役職名があり、混乱しそうになるが、浅田先生が本の中に連れ戻してくれるので、読めている。
    春雲が母や兄が亡くなったことを知るところは、切なかった。
    「百両の銀が、何になるってんだよ」

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    2026年01月16日
  • 蒼穹の昴(2)

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    1/3 すごい小説
    これを中国の人も面白く読めるのだろうか

    1/5
    日中合作でドラマ化されてました
    見たいなあ

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    2026年01月05日