浅田次郎のレビュー一覧

  • 壬生義士伝(上)

    Posted by ブクログ

    まだまだ始まったばかり。

    浅田次郎の描く幕末武士は、武士道たるものに疑問を持ち、人間生来の道徳を重んじているような人物が多い。現代に生きる私にとって、そちらのほうがわかりやすく、感情移入しやすい。

    0
    2026年05月13日
  • おもかげ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「死後の魂は、人生のうちで最も幸福だったころの肉体をふたたび獲得する、」

    だいぶ前に古本で購入して、長らく積読だった本。
    表紙の裏に前の持ち主が書いた登場人物の関係図のメモが挟んであった。

    竹脇の自分を律した生活・仕事と自分を比べて
    恵まれた環境にもかかわらず全く自堕落な自分が恥ずかしいと思った。

    子は親を選べず、また親がいない子もいるなかで、
    なお、自分の娘を大切にしようと思えた。

    けっこう感情を揺さぶる本でした。

    0
    2026年05月10日
  • 壬生義士伝(上)

    Posted by ブクログ

    宝塚をきっかけに手に取った。

    元々斎藤一が好きだったが、もっと好きになる話。斎藤一の冷酷なように見えて、自分でも気づいていない情に熱い部分がすごく心に残った。
    主人公の貫一郎は勿論だが、彼について語る人々の人生にも胸を打たれる作品だった。

    0
    2026年05月08日
  • プリズンホテル 4 春

    Posted by ブクログ

    本当に最高。

    木戸孝之介が主人公で良かった。
    悲しい生い立ちから来る愛着障害を、周りの人の暖かさもあり克服することができて本当に良かった。

    たくさんの人の人生を追体験できたと思えるほどの充実感。

    0
    2026年05月03日
  • 天子蒙塵 1

    Posted by ブクログ

    清のラストエンペラー溥儀が紫禁城を追われて満州へ行くまでを主に側妃の語りによって進められます。とても読み応えがありました。

    0
    2026年05月01日
  • 兵諫

    Posted by ブクログ

    2026年、10冊目です。

    解説文を、保阪正康氏が書いている。1930年代に大きく国の進路を踏み違えていく日本とその脅威に立ちはだかるために生きた人達が活写されている作品です。

    0
    2026年04月28日
  • プリズンホテル 3 冬

    Posted by ブクログ

    やはり人情に篤い作品。

    正直、今回はそこまで刺さらなかった。
    というより、いつもよりもどう読んでよいかわからず、文章を読み解くのに自分の飯の数が追いついていない感じ。

    0
    2026年04月26日
  • プリズンホテル 2 秋

    Posted by ブクログ

    きれいな人情話。

    ゲラゲラ笑いながら読むことができる小説が、この世にどれくらいあるか。このゲラゲラがあるからこそ、メインの人情話が湿っぽくならず、人情の本質は快さであると思わせてくれる。

    0
    2026年04月25日
  • 輪違屋糸里(上)

    Posted by ブクログ

    輪違屋糸里を読んで、芹沢鴨や平山五郎ら男たちが暗殺によって凄惨な最期を迎える一方で、その裏で糸里や吉栄といった女性たちが命を繋いでいく姿が印象に残りました。男たちの「死」と女たちの「生」が対照的に描かれていて、幕末の厳しさと、それでも続いていく命の流れが自然と感じられます。

    0
    2026年04月25日
  • 蒼穹の昴(1)

    Posted by ブクログ

    清朝末期が舞台。
    貧しい境遇から出世していく少年の物語だったり、末期の王朝内で繰り広げられる政治劇だったり、西太后が思わぬ一面を見せていたりしつつ、清朝の歴史を描いていて、そしてそれはもちろん日本も大きく関わっていて日本の歴史上の人物も登場し、物凄く壮大な大河ドラマが繰り広がっていきます。

    0
    2026年04月23日
  • プリズンホテル 1 夏

    Posted by ブクログ

    心が洗われる作品。

    任侠団体が取り仕切るホテルを利用するさまざまな人の心を動かしていく。
    素っ頓狂なことばかりだが、人情にあふれ、心がすっと軽くなるようなストーリー展開がとても面白い。

    暴力的な描写が多く、令和の世では嫌厭する人が多いかもしれない。

    0
    2026年04月21日
  • 兵諫

    Posted by ブクログ

    もはや史実と言っても過言ではないと思える作品。

    蒼穹の昴から続く本シリーズでは、大枠は史実通りに進むものの、清朝末期から現代中国にかけて、史実ではどうにも説明しきれないところを、人間の営みで説明してくれている。

    浅田次郎の筆の上手さに万歳。

    0
    2026年04月19日
  • 天子蒙塵 4

    Posted by ブクログ

    満洲国の皇帝に溥儀が即位し、堂々たる完結を迎える。

    張学良や馬占山、張景惠、蒋介石、関東軍にいたるまで、各々が最善であると判断して行動しており、その行動には首肯せざるおえない大義があったことがわかった。

    ただ、各々の大義に沿って動いた結果、このような悲しい現実をもたらしたことはとても残念であり、このことこそ、私たちが歴史学習で学ぶべきことなのではないかと思った。

    0
    2026年04月18日
  • 薔薇盗人

    Posted by ブクログ

    全体的に哀切、哀愁がきれいな、まさに大人の物語。
    浅田次郎作品特有の、濃密なノスタルジーと奥深い人物描写、そして切なさを存分に味わえる短編集だった。

    浅田次郎さんは若い頃に、どハマりして読み漁ったことがある。
    年齢を重ねた今、感じるノスタルジーの色合いが当時と明らかに変わっている事に気づく。

    読み返す機会は、新しい友人と共に思いがけずやってきた。
    感性豊かな読書家の友人に感謝。

    0
    2026年04月18日
  • おもかげ

    Posted by ブクログ

    浅田次郎さんの作品は、読みやすい、わかりやすい文章で気持ちよく読み進み、気が付くと暖かい気持ちになっている。登場人物と読者が優しさを共有する瞬間が気持ちいい。いつもそう思います。
    浅田さんの地下鉄ものは、「地下鉄に乗って」でもそうでしたが、地下鉄という地上からは見えない空間で、地上とは違う「時間の流れ」「人の気持ち」等の不思議を見せてくれる。この不思議さ、大好きです。

    0
    2026年04月17日
  • 天子蒙塵 3

    Posted by ブクログ

    宣統帝溥儀の復辟間近。

    ここにきて新しいキャラクターが続々と登場し、それらがまたとても魅力的。満洲国を巡る国際情勢もかなりリアルなものとなっていき、目が離せない。

    張学良が帰国後、どのように活躍するかがとても楽しみ。

    0
    2026年04月14日
  • 天子蒙塵 2

    Posted by ブクログ

    人間の営みの尊さが前面に出ている作品。

    蒼穹の昴から続くこのシリーズは、私たちが受けた歴史教育とは違う視点に気づかせてくれる。
    関東軍について、良心を無くし暴虐を尽くす団体であるとし、国際情勢を鑑みた時、その行動には一定の正当性があるともする。やはり人間の営みには、画一的な「正義」は存在しないのだろう。

    0
    2026年04月11日
  • 一刀斎夢録 下

    Posted by ブクログ

    寡黙な人斬りというイメージながら幕末の動乱を生き抜き、維新後に名前を変えながら警察官として奉職後に天寿を全うしたという不思議な人生を歩んだ斎藤一。
    恐らく殆どが創作にも関わらず彼の語りは真に迫るものがあり、かつ冷徹な印象が変わる心情の描写が秀逸です。
    新撰組三部作はいずれ劣らぬ素晴らしいもので、浅田さんの筆力に脱帽です。

    0
    2026年04月08日
  • 新装版 五郎治殿御始末

    Posted by ブクログ

    江戸から明治へ。士農工商から四民平等へ。藩から県へ。
    変わったのは名称や身分だけではない。
    西暦、時刻の概念など、本作を読まなければ「そういえば」とすら気づけなかった怒涛の変化。
    そんな目まぐるしい変化に置き去りにされた侍の苦悩や適応が、短編ながらも読み応えたっぷりで描かれています。

    0
    2026年04月08日
  • 天子蒙塵 1

    Posted by ブクログ

    満洲国が建国され、溥儀が東北へ逃れた時期から物語が再開する。

    溥儀と離婚した妃・文繍の語りが中心で物語が進む。
    共感できるところもあれば、共感できないところもあり、、、。

    とにかく、物語の土壌が整った。これからどうなるか楽しみ。

    0
    2026年04月05日