浅田次郎のレビュー一覧

  • 一路 (上)

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    やはり浅田次郎の人情話は面白い

    参勤行列に参加している人々のやさしさが身に沁みる。表面上は無愛想な態度でも、言動や行動の奥に真心がうかがえる。

    上巻はこれからさらに面白くなりそうなところで終わった。下巻が楽しみ。

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    2026年05月30日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    天切り松の語りが沁みる。目細の安と、安を心から慕い、支える人達。そしてまだ幼い松。何が幸せでなにが不幸か、少なくともこの人たちは、とても良い気持ちでこの時代を生きてるんだろうな。

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    2026年05月29日
  • アジフライの正しい食べ方

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    面白く読みやすい
    本のタイトルに惹かれて手にしたが
    アジフライについては何処か他の本で
    読んだことを思い出した

    醤油かソースかタルタルか
    子どもの頃はソースだった
    今はタルタル
    人それぞれなのが面白い

    コロナの頃の著者がいかに生活したか
    とても明るく前向きで
    1951年生まれはラッキージェネレーションと豪語する
    確かに日本の発展とともに生きてきたかな
    この陽気さが好き

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    2026年05月28日
  • おもかげ

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    浅田次郎氏は大沢たかおブームのときに見た映画、『地下鉄に乗って』
    ほか高倉健主演の『汽車や』しか知らずに、

    読書体験としては初の浅田次郎。

    映画は好きな役者が4名も出てて、
    ちょっと良いメガネで見て甘口評価だったのか!てくらい
    映画のメトロに関しては巷の評価は低かった。
    (わたしは満足だったが)

    けど、こちらの“おもかげ”
    メトロに乗ってとセットなのでは?と言うような話らしく

    2017年刊行早く読めば良かったてくらい
    むっちゃ良かったので“地下鉄に乗って”も読みたくなった。

    わたしはこの世界観が好きなのかもしれない。
    (タイムリープ✖︎昭和)

    いっぱい引用してしまった。おじいさんな

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    2026年05月26日
  • 珍妃の井戸

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    ネタバレ

    蒼穹の昴シリーズの後日譚。前作が完結した戊戌の変時点よりすぐ後の出来事、珍妃の死を題材にしたミステリー風小説。
    蒼穹の昴のような歴史のうねりや壮大な物語はないが、大河ミステリーとしてこの上なく面白い。

    珍妃の死は史実においても謎が多く残されてるそうだが、本作はその新解釈を投げかけるわけでも、本格推理を展開するわけでもない。

    結局、ミセス・チャンという魅力的な創作キャラクターによって、提督や大佐、我々読者をも史実の上で転がし、「珍妃を殺したのは列強諸国でした、ちゃんと気づいた?じゃあ光緒帝は亡命させてよね」と結ぶ物語だったのではないか......

    清のため世界のため、珍妃の死の謎を解き明か

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    2026年05月23日
  • 天子蒙塵 2

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    溥儀、馬占山らの視点で語られるパート。梁文秀が久しぶりに活躍していて嬉しい。特に、吉永大佐宛ての親書で、当時の世界情勢や満洲国から見た日本観が、梁文秀の主観的な視点で解説がなされているのが面白かった。

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    2026年05月22日
  • 夕映え天使

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    普通の日…という意味が最後に、わかった時。
    あぁ、こんなふうな人生いいなって思いました。

    全体的に浅田ワールド炸裂。
    何回も泣きました

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    2026年05月22日
  • 珍妃の井戸

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    大好きなシリーズの再読。本作は『蒼穹の昴』と『中原の虹』に挟まれた短めの作品。立場の違う人たちの言い分を聞いていく形で物語が進む。清朝末期の複雑な時代を感じることができた気がします。

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    2026年05月19日
  • 壬生義士伝(下)

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    全ての日本人に読んでほしい作品。

    武士道とは、大和魂とは、お題目なんかではない。それは、その人その人の内面にある哲学や信念、またはそれらが滲み出た行動であるということを痛感した。

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    2026年05月17日
  • 蒼穹の昴(1)

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    中国清朝末期、西太后の院政下を舞台に、登場人物や歴史的出来事は史実ベースながら、主要人物はフィクションで物語に脚色を加えた、新解釈とも言える歴史小説。
    文庫版は全4冊で、1冊目に当たる本作は成り上がりの導入編。ファンタジー色が最も強く、物語が進むと面白さの中心は政治や人間関係へと移っていく。

    ファンタジー好きにとっては何気に1冊目が1番好き。文秀の成り上がり、春児の覚悟、胸を熱くさせられる。この頃の文秀はまだ良い人、この頃から春児は素直で聡い子。

    中国史はからっきしだけど、小説エッセンスが面白すぎるのであっという間に読めてしまう。

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    2026年05月17日
  • 天子蒙塵 2

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    満州国ができるまでを日本軍や張作霖の仲間を中心に語られていて面白かった。
    最後の李家のパートは過去作のことを思い出したりして感動しました。

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    2026年05月15日
  • 壬生義士伝(上)

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    まだまだ始まったばかり。

    浅田次郎の描く幕末武士は、武士道たるものに疑問を持ち、人間生来の道徳を重んじているような人物が多い。現代に生きる私にとって、そちらのほうがわかりやすく、感情移入しやすい。

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    2026年05月13日
  • おもかげ

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    ネタバレ

    「死後の魂は、人生のうちで最も幸福だったころの肉体をふたたび獲得する、」

    だいぶ前に古本で購入して、長らく積読だった本。
    表紙の裏に前の持ち主が書いた登場人物の関係図のメモが挟んであった。

    竹脇の自分を律した生活・仕事と自分を比べて
    恵まれた環境にもかかわらず全く自堕落な自分が恥ずかしいと思った。

    子は親を選べず、また親がいない子もいるなかで、
    なお、自分の娘を大切にしようと思えた。

    けっこう感情を揺さぶる本でした。

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    2026年05月10日
  • 壬生義士伝(上)

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    宝塚をきっかけに手に取った。

    元々斎藤一が好きだったが、もっと好きになる話。斎藤一の冷酷なように見えて、自分でも気づいていない情に熱い部分がすごく心に残った。
    主人公の貫一郎は勿論だが、彼について語る人々の人生にも胸を打たれる作品だった。

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    2026年05月08日
  • プリズンホテル 4 春

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    本当に最高。

    木戸孝之介が主人公で良かった。
    悲しい生い立ちから来る愛着障害を、周りの人の暖かさもあり克服することができて本当に良かった。

    たくさんの人の人生を追体験できたと思えるほどの充実感。

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    2026年05月03日
  • 天子蒙塵 1

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    清のラストエンペラー溥儀が紫禁城を追われて満州へ行くまでを主に側妃の語りによって進められます。とても読み応えがありました。

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    2026年05月01日
  • 兵諫

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    2026年、10冊目です。

    解説文を、保阪正康氏が書いている。1930年代に大きく国の進路を踏み違えていく日本とその脅威に立ちはだかるために生きた人達が活写されている作品です。

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    2026年04月28日
  • プリズンホテル 3 冬

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    やはり人情に篤い作品。

    正直、今回はそこまで刺さらなかった。
    というより、いつもよりもどう読んでよいかわからず、文章を読み解くのに自分の飯の数が追いついていない感じ。

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    2026年04月26日
  • プリズンホテル 2 秋

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    きれいな人情話。

    ゲラゲラ笑いながら読むことができる小説が、この世にどれくらいあるか。このゲラゲラがあるからこそ、メインの人情話が湿っぽくならず、人情の本質は快さであると思わせてくれる。

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    2026年04月25日
  • 輪違屋糸里(上)

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    輪違屋糸里を読んで、芹沢鴨や平山五郎ら男たちが暗殺によって凄惨な最期を迎える一方で、その裏で糸里や吉栄といった女性たちが命を繋いでいく姿が印象に残りました。男たちの「死」と女たちの「生」が対照的に描かれていて、幕末の厳しさと、それでも続いていく命の流れが自然と感じられます。

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    2026年04月25日