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難しかったけど、おもしろかった。
第1巻はまだしも、2巻、3巻、4巻と、とても感動。あついものがこみ上げてきました。
「蒼穹の昴」の続編で、「珍妃の井戸」ではちょっといまいちでしたが、本作はすばらしい物語
清の始まりと終わりが交錯しながら語られるストーリー展開です。
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第3巻では西太后亡き後の物語となります。
袁世凱が自ら皇帝となるべく、活動を進めます。
そしてテロリストの姿も..
ここでの袁世凱はかなりいやな人で描かれていると思います。
一方で東北では王永江とともに張作霖がますます力をつけていきます。
そして、その東北を監督する趙総督の引き際。かっこういい
しかし、正直、3巻は展開がいまいち..
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白虎張や雷哥、秀哥に会いたい。
銀花になりたい。
2巻までは、『蒼穹の昴』の方が面白いと思ってたけど、彼らがかっこよくて『中原の虹』も大好きになった。
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ラストエンペラー溥儀が即位、孫文の中華民国が興り、北方から張作霖が咆哮を上げる。ところどころで挿入される清の勃興が良いアクセントになっていて、前作で描かれた栄光の乾隆時代の様子を合わせると、清朝のなんたるかが浮かび上がってくる描写も秀逸。いよいよ次で完結を迎えるけど、どういう盛り上がりを見せてくれるのでしょうか。
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中原の虹 1,2 を読み
日本から 買ってきてもらった 中原の虹 3,4。
待ち遠しいほどに 待った本だった。
中国を 外国の植民地にしない という 西太后の決意。
明治維新のような 禅譲。
中国の大きさから 一筋縄では まとめられぬ。
清が滅び 新たな時代が どう確立するのか。
それにしても 清が 漢族の王朝でないことが 新鮮だった。
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清の開祖世代にストーリーをもどしながら、清王朝末期の複雑な歴史のなかを読者にイメージさせる。張作林が、王永江をむかえ、新たな展開をみせる。
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大いなる母・西太后を喪い、清王朝の混迷は極まる。国内の革命勢力の蜂起と諸外国の圧力に対処するため、一度は追放された袁世凱が北京に呼び戻される。一方、満洲を支配する張作霖は有能なブレーン・王永江を得て、名実ともに「東北王」となる。幼き皇帝溥儀に襲いかかる革命の嵐の中、ついに清朝は滅亡する。
今回のシリーズでは袁世凱が大きなカギを握る人物だと描かれており、人々から憎まれ、役人たちからも目をつけられている。それでも本人は表向きは「人々のため」に政治を執り行うことに執着を持っているあたりが、人間の様々な面を見ているようで興味深い。
作中では、平和な町を張作霖らが滅ぼすという悲しいシーンが描かれているが、自分自身の気持ちとしては、吉永中尉と同じように感じた。
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3巻。新たな登場人物がたくさん出てきて物語を追うのに必死です。
蒼穹ではただの面白キャラかなと思ってた戴沢殿下が案外真面目に国の行く末を案じている人で意外だった。ミセスチャンこと寿安との対話が物悲しくて、印象的だった。
日本で暮らす文秀のもとへやってきた蒋介石。教科書で見た名前だ。何した人なのかは覚えてないけど。きっと小説オリジナルのキャラクターと史実の人物をうまく混ぜて物語を作ってるんだろうなぁ。
アヘン窟にて珍妃の井戸に出てきたプージュンが登場。順番に読んでてよかった。
張作霖はただの暴君にしか思えなくてで好きじゃなかったけど、子供と動物に優しいところはちょっと見直しました。
時代遅れの人物や物を「ロートル」というけど、それの語源が中国語の老人を表す「老頭児」という言葉だったのを初めて知った。勉強になります。
4巻に続く。
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西太后は中国三大悪女と評される。しかし、『中原の虹』では西太后の悪辣なエピソードはロンドンの出版物によって作られたものとなっている。清朝の高官は出版関係者に怒りをぶつける。
「わが国にはこんな嘘っぱちよりももっと興味深い、もっと面白おかしい事実がいくらでもあるではないか。君たちの国がわが国にいったい何をしたか」(『中原の虹 3』講談社文庫、2010年、89頁)。これは阿片戦争が念頭にあるだろう。依存性薬物を販売して、それを没収したら、戦争を始めることは、考えられる中で最も非道徳的な侵略戦争である。
『蒼穹の昴』で毛沢東が登場したことに驚かされたが、『中原の虹 3』では蒋介石が登場する。それも『蒼穹の昴』で毛沢東と接点を持った人物が関係する。
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~感想~~~~~~~~~~~~~~~~
読んでから時間が空いてしまいました。いつかあらすじ書く…!
~登場人物~~~~~~~~~~~~~~
・王永江(ワンヨンジャン
~ネタバレ覚え書きあらすじ~~~~~~~~~~~
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時は宣統帝即位から、辛亥革命に至る、激動の時期。
だから、この小説の主人公は、いったい誰なんだろう?と思うほど、たくさんの人物が入り乱れる。
主人公は一人ではない小説なのだろうけれど、この巻の主人公は袁世凱なのではないか、と思うほど。
革命軍と清朝遺臣の官僚たち、そして軍閥の三つどもえの状況で、駆け引き、謀略がうずまき、目まぐるしく変わっていく。
ここに明末清初の戦乱、天命と、それを具現化した龍玉を巡る物語も重ねられていくから、読むほうも大変だ。
もう一回、丁寧に読み直さないといけないかな。
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西太后亡き後の清朝は、西太后の思い通りに列強の侵略は受けずに政権交替が進む。清朝というおおきな枠組みを失った中国はいよいよ混迷を深めるのか。袁世凱、孫文、張作霖、それぞれの思惑が交錯するなか事態は複雑に展開する。
歴史を知っているからなんとか意味を理解しながら読み進められるが、知らないと唐突かもしれない。あっこれ辛亥革命のことねって、分からないと厳しいかもしれない。
さて最終巻はいかなる展開を迎えるか。
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この巻では、愛新覚羅が長城を越える、明が滅びる、清が滅びるという時代の大きく変わる時代が巧みに描かれている。
どの時代にしても、一貫しているのは民の平安のために立ち上がるということ。わが勲は民の平安。そして、どこまでも中立の人が影で活躍するということ。
かっこいいわ!
個人的には東北を一つの平安の地としようとした、趙総督がよかった。引き際のかっこよすぎる。その意思を受け継ぎ、超えていく張作霖の今後が描かれてるだろう最終巻も楽しみ。
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レビューは4巻にて
しかし、袁世凱の俗物さはいいなぁ。
この人の行動を読んでいると、安部や鳩山や管なんかが総理大臣やっても、国はどないかなるんかなぁとか思ってしまうわ
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ほぼマイナスのイメージしかなかった袁世凱の心情が細かく描かれていて
蒼穹の昴の時の西太后と同様に新鮮で面白い。
このかんでは袁世凱がほぼ主役。
虚実織り交ぜた小説ではあるが、
歴史を動かす人物にはやはり一面的な評価で判断はできないと思った。
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読んだきっかけ:連れが買った。蒼穹の昴の続き。
かかった時間:1/17-1/27(11日くらい)
あらすじ(裏表紙より):
~大いなる母・西太后を喪い、新王朝の混迷はきわまる。国内の革命勢力の蜂起と諸外国の圧力に対処するため、一度は追放された袁世凱が北京に呼び戻される。一方、満州を支配する張作霖は有能なブレーン・王永江を得て、名実ともに「東北王」となる。幼き皇帝溥儀に襲い掛かる革命の嵐の中、ついに新王朝は滅亡する~
内容:
新王朝末期。3巻は、袁世凱の放逐、そして復帰。張作霖の台頭。蒋介石の登場。溥儀、袁世凱を内閣総理大臣に任ずる。ダイシャンは、フーリンを擁し、とうとう明王朝を滅ぼす。溥儀、退位する。新王朝は滅亡し、革命勢力「中華民国」の建国。袁世凱、暗殺未遂。張作霖、奉天都督を追い出し、事実上の満州王に。(続く)
といった具合。
この分野で、浅田次郎は司馬遼太郎ほどの権威を得ることができるのか!? ちょっと期待が高まってきた。
奉天の地に日本が侵攻したそのきっかけ、そして敬意には、満鉄と外務省の思惑が強く、軍はその暴走を見ているしかできない…といった解釈は面白い。ほんとかよ~。
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主題というかテーマというか物語のゴールがみえず、なんだか軸がずれてしまった気がします・・・
主役もチャンヅオリンとチュンルのお兄さん達馬賊だったはずなのにやっぱり西太后に戻り、そのうち袁世凱に??よくわからない。
大体、清朝が終わるその時の溥儀のコトバを、西太后の亡霊が言わせてるなんて随分でしょう本気でがっかりしました。
肝心なところでファンタジーが過ぎるんですよね。1巻でも占師のパイタイタイが何度も登場するし・・・
全体としては面白いので、最終巻に期待して☆4つにしときます!
頼むよ~
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ダイシャン、ドルゴン、徐世昌、王永江、趙爾巽に、もちろん張作霖。天命を知り、もしくは自分の敵や為すべきことを知った人物たちが懸命にことを為すのは、胸が熱くなる。徐世昌、王永江、趙爾巽は、その智で自分の為すことを知り、ダイシャンやドルゴンは家族に教えられ、満州の風を感じた。張作霖は、子どもの頃からの貧乏への憎しみから、自分の敵を知っていた。自分の全能力を注ぐことも難しいが、自分の天命を知ることはもっと難しく、しかもそこが取っ掛かりなのだ。できるならば、見逃さぬ冷静さと見極める知恵を持っていよう。
白太々のシーンもいつも通りいいけれど、春雷の愛馬との別れのシーンは最高だ。張作霖の業なき者への労りの心と、悲しみに打ちのめされつつも新しい相棒との出会いで、少しだけ立ち直る春雷の、なんとも言えない馬賊の魅力が香ってくる。
それにしても、中国の名前は美しい。
張作霖はもう日本語読みでは呼びたくない。チャン・ヅォ・リン!
萬人喜!(ワンレンシー!)
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清帝国は終焉を迎え、袁世凱が姑息にも、中華民国の初代大統領にならんとする。張作霖は東北に独立国を立ち上げようとする。まさに歴史の転換点である。
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歴史が大きく動いた本作。でも今まで出てこなかった登場人物がたくさん出てきて、しかも時代が違う。ひらがなだけ、漢字とカタカナだけの文章出てきて、また心挫けそうになる。吉永さんの手記出てくる時、恨めしくさえ思う。だから、結構物語大きな分岐点を迎えてるんだけど、内容あんまり覚えてない。笑
とりあえず先に進んでみよう!
この物語の西太后はほんとに素晴らしい人だった。いなくなってしまった今、歴史がどう動いていくのか。そして西太后がいなくなってしまって、誰が歴史の中心人物になっていくのかも見どころ。春児も頑張ってて、嬉しくなる。
そして春雷と銀花夫婦を、ほんと心から祝福したい。幸せになって欲しい!春雷に、ちゃんと嫁さんの話に相槌うっといた方がいいよと助言したい。
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清が滅んで人民共和国が成立。
どこまでも西太后がこの人民国土をなくしてはならないと働いている。
忠義の人が国を支えながら激動の地代を向かえてる。
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西太后、光緒帝亡き後、一度は失脚した袁世凱が返り咲き、宣統帝よりの勅諚を受けて清国総理大臣につく。孫文を中心とする革命勢力と東三省を支配する張作霖の三つ巴のなかで愛新覚羅の末裔と大清帝国の行く末はどうなるのか。
宗・元・金・明から続く中華大陸の異民族による支配の歴史は高校の世界史の授業を思い出させる内容で懐かしいが、時折り混ざる浅田次郎特有の幻想シーンなどはエンタメ要素が強すぎてややげんなり。
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清王朝滅亡、そして中華民国が樹立する迄の闇鍋のような混迷を極めた時期が描かれていた。視点が変わる度に物語もぐるりと変わってしまう位、立つ位置によって物事の見え方がガラリと変わったように思う。次で最終巻。どんな幕引きをするか気になる。
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もっと中国史を理解してから読みたい、と思った。
ウィキペディアで検索した際、馬賊の登場人物の写真がある=実在する というのに驚き。
もっと架空の人物が多いと思っていたので。
玉を巡る過去の話
日本に亡命した梁文秀の話も間に挟まり
なかなか理解するのは大変。
それでも張作霖の存在は圧倒的。
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大いなる母・西太后(シータイホウ)を喪い、清王朝の混迷は極まる。国内の革命勢力の蜂起と諸外国の圧力に対処するため、一度は追放された袁世凱(ユアンシイカイ)が北京に呼び戻される。一方、満洲を支配する張作霖(チャンヅォリン)は有能なブレーン・王永江(ワンヨンジャン)を得て、名実ともに「東北王(トンペイワン)」となる。幼き皇帝溥儀(プーイー)に襲い掛かる革命の嵐の中、ついに清朝は滅亡する。
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清が終わった。
袁世凱が好きになれない。
視点が変わって、までは良いが、だれだっけ?ってなってついていくのが辛かった。
混沌とした世の中になったからかな?
今まではいっても西太后が締めてくれてたような気がする。
最後盛り上げ直してくれるかな?
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清国が倒れて行く様子が混沌と描かれているのだけれど、歴史の基礎知識のない私は、広げられた大きな風呂敷の中で、増えてしまった登場人物とコロコロと変わる視点に度々迷子になりながら、何とか読みました。難しいので、せっかくの浅田節も見つけられないような、そんな感じ。最終巻、私はちゃんと理解しながら読み終えられるのかな?心配になってきました。