浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ下巻。
五稜郭に霧がたちこめる晩、若侍は参陣した。あってはならない“まさか"が起こった―義士・吉村の一生と、命に替えても守りたかった子供たちの物語が、関係者の“語り"で紡ぎだされる。吉村の真摯な一生に関わった人々の人生が見事に結実する壮大なクライマックス。(あらすじより引用)
うーわーーーん(´;ω;`)
なんてこと。なんてことなの。
「死ぬな吉村」
だし、
「死ぬな嘉一郎」
だし、
なんで二人とも生きる道を選んでくれなかったんやー!病身で寝たきりのところを、帰還したと聞いて起きて迎えた母の気持ちを思うとね…つらすぎです。あたら若い命を。
死に方を考えるのは、生き方を考 -
Posted by ブクログ
「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」に続く清朝末期の小説第三弾。
西太后、袁世凱、張作霖‥
歴史の教科書で名前と事件くらいしか知らず、イメージもわかなかった時代と人物たちのストーリーに引き込まれ、心動かされました。
「記事は都合よく書き変えられてしまう。真実はことごとく、歴史の闇に葬られてゆく。」
今史実として伝えられている人物評も、その人の本当の心はわからなくて、事実の裏にある真実は誰もわからなくて‥歴史は切なく、奥が深いなと思いました。
志半ばで倒れる人もいるのに、
何度も危機を乗り越えていく人もいて、
その人その人の運命というものについて考えさせられます。 -
Posted by ブクログ
粋でいなせ。男という商売、職人としての意地という言葉。そして、道化の恋文に涙咽ぶ。
心意気というものをふんだんに感じるダンディズムの宝庫。されどそれは、生物学上の男性にあるものでは無く、おこん姐さんも体現している。それを考えると、任侠も簡単なジェンダーでは無く、ここでいうダンディズムも、ジェンダーに阻まれるものでもないのかと思う。
多様性時代だからこそ、逆にこうした男気という価値観もあって良いのではないか。そしてそれを残していくことも大事ではないか。
本当の男気は、ジェンダー差別を作るものでも何でもないのかも知れない。
ただ、その流儀を押し付けてしまったら、単純なパワハラになるのだろう。本当