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〈家臣も商人も(神様も?)必死の金策。奇跡の大逆転、なるか!?〉
美しい故郷とお家を守りたい――。
天下一の塩引鮭が名産の御領国・越後丹生山へ初入りした
若殿・小四郎。そのなりふり構わぬ姿に、
国家老が、商人と民が、そして金が動き始める。
人の世を眺めている七福神まで巻き込んで、
奇跡の「経営再建」は成るか?
笑いと涙がてんこ盛りの超豪華エンターテインメント。
巻末対談 浅田次郎×磯田道史「改革をなし得る人とは」
2023年、映画化決定!
※この電子書籍は2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2024年01月19日
時代小説ならではの奥行き深い文章に浸れる一方、吹き出してしまうような笑いもあり、極上の楽しさありです。神様の登場が笑えました。親と子の情愛にほろっとくる場面もありました。
最後に載せられていた浅田さんと磯田さんの対談で理解がさらに深まります。世代間の考え方の違いが、現代と照らし合わせて考えられ面白...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月24日
一番印象が強かったのは、旗本の番頭頭、小池越中守の塩引鮭への恋焦がれ。和泉守の兄の岳父となった経緯から、越後丹生山に同行。
面白可笑しい文章だけど、下卑た処がない。不思議な品がある。こういう文を浅田先生以上に書ける人がいるだろうか。
その他の登場人物では異母兄のきさぶ様、異父兄の平家琵琶の名手の正...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月21日
藩祖から代々積み重ねた借金を、思いもよらぬ経緯から家督相続した当代藩主が返済するために尽力する。前半、度重なる不幸が襲うも本巻からは幸運が舞い込んでくる。が、それでも返済には遠く及ばない。
登場人物には悪人も多くいるが、その人たちだって見方を変えれば善人である。浅田次郎の人を見る視点や切り取り方は本...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月22日
読み終わって気づく。
あぁファンタジーなのねコレ。
序盤主人公っぽく登場し大名を継がされた小四郎さんは主役ではなく 25万両という桁外れの借金を中心に描かれる群像劇 (神様成分多し)
特にギャグメイカーの鮭狂いの旗本さんが大好き。
筋肉はすべてを解決するよね。
「それにしても何故此奴はこんなに鮭...続きを読む
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